

資産運用でセミリタイアを目指すサトです。Follow @SATO80304694
- 投資歴:2014年~
- 投資額:940万円
【得意ジャンル】
- 株価指数CFD「FTSE100」
- FX自動売買
- スワップ投資
今回はイギリス株に投資するうえで欠かせないテーマ。〈EU離脱(ブレグジット)でFTSE100は暴落するのか?〉を考察しました。
[cat_box01 title=”本記事の内容”]- EU離脱(ブレグジット)の基本知識を解説
- EU離脱の最新情報をお知らせ。
- 結論:EU離脱で株価暴落は起きない【3つの理由】[/cat_box01]
結論をいうと、EU離脱でも株価はそれほど落ちないと予想します。
記事の中でくわしく解説しますのでぜひ最後までじっくりご覧ください。
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EU離脱(ブレグジット)ってなに?


原因はイギリスへの移民増大。
2016年6月23日の国民投票でEU離脱の意思が示されました。
現在はEU連合とイギリスが離脱条件の交渉中。
【補足】EUとは「ヨーロッパ連合」のこと


EUができたのは1993年。
イギリス・ベルギー・ドイツ・フランスをはじめ28か国が加盟しています。
EUができたことで、ヨーロッパは「人、モノ、資本、サービス」を自由に移動できるようになりました。

FTSE100はEU発足以降で、「2800pt⇒7400ptと約2.5倍上昇」しています。
結果だけ見ると、イギリス経済はEU連合の恩恵をしっかり受けて成長したといえるでしょう。
イギリスがEU離脱したい理由は?


原因は、イギリスへの労働移民が急増したこと。
- ヨーロッパ連合の拡大にともない移民が増大
- 英国民の不満が高まる
- EU離脱派が急速に増えた
2004~2015年の10年間で労働移民の数は100万人→300万人に増加!

政策面でもイギリス国民の税負担、社会保障制度が悪化ので反発が大きいようです。
EU離脱(ブレグジット)FTSE100への影響は?長期的には右肩上がりと予想!


以下の理由から、EU離脱でも下落は限定的だと判断しています。
- イギリスの主要産業は「金融サービス業」
- FTSE100はグローバル企業ばかり
- ポンド安で株価が上昇する
理由①:イギリス主要産業は「金融サービス業」
最大の理由はイギリスのメイン産業が「金融サービス業」であること。
- 金融サービス業の取引先はアメリカや中国。(ヨーロッパはむしろ赤字)
- お金の取引はEU離脱後も変化しない。(もともと制約がない)
上記のとおり。

ドイツやフランスに対しては、イギリスの貿易収支は赤字になっている。このため、例えばドイツから見れば、イギリスは重要な市場だということになる。だから、ドイツやフランスはイギリスを手放したくない。つまり、貿易関係を緊密にしたいのは、イギリスというよりは、むしろヨーロッパ大陸諸国だと言うことができる。
なお、イギリスは、アメリカと中国に対しては、貿易黒字を計上している。したがって、イギリスが貿易関係をより緊密にしたいと考える相手国は、アメリカと中国であるはずだ。
引用:ダイヤモンドザイ
理由②:FTSE100構成銘柄はグローバル企業がメイン
FTSE100はアメリカや中国を相手にするグローバル企業がメイン。
つまりヨーロッパ圏内の利益は多少下がるでしょうが、経営に深刻なダメージは受けません。
仮に業績が悪化すると、優良企業と入れ替わるのでFTSE100が極端に低下することはないはずです。

このリスク分散力がインデックス投資の魅力です。
理由②:ポンド安で株価が上昇する
次に、EU離脱でポンド安になるので、株価は上昇します。
自国通貨が安くなると株価は上昇します。

事実、EU離脱が決まった2016年は、ポンドは対ドル-16%、FTSE100は年間14%上昇。
EU離脱を実行するときも、ポンド安→FTSE100上昇の動きがみられると予想します。
ということでEU離脱の影響を検討しましたが、結論としてイギリス株への投資は継続でOKです。
なお、ぼくの実績・運用方法・始め方は関連記事をご覧ください。
関連記事:【損失あり】FTSE100で配当生活!実績・運用方法・メリット・デメリットをゼロから徹底解説!
EU離脱の見通し|イギリスとEU連合で離脱交渉中…。

2019年4月現在は、イギリス政府とEU連合の間で離脱交渉が行われている状況です。
イギリスの主張は「移民は自分たちで管理する。でも自由市場は維持したい!」
それに対してEUは「移民規制は許さない。やるならEUから出ていけ!」という姿勢で難航しています。
EUからすれば1つの国で自由を認めたら連合の意味がなくなってしまいますもんね。
EU離脱がいつ行われるかはまだわかりません。現在はイギリスが2019年6月30日までの延期申請を出しています・・・。
4月11日:EU臨時首脳会議でEU離脱を2019年10月31日まで延期することにEU側が合意!

【更新情報】2019年6月7日:メイ首相、辞任
2019年5月24日にメイ首相が辞任…。
理由は「EU離脱を分裂をまとめるコトができなかったから」
史上2人目の女性首相で、責任感が強く期待が高かった方ですが、EU離脱は大きな難問だったようです。

次期首相は果たして誰に?今後も注視しておきましょう。
【更新情報】2019年7月23日:ポリスジョンソン氏が新首相に…!
新首相はポリスジョンソン氏(前イギリス外相)。(サムネの髪型ヤバいですね。)
早速「ブレグジットを実現し、イギリスを一致させる」との発言があったようです。

期限は2019年10月31日。どんな進展があるか注視しつつ、期待しましょう。
【更新情報】2019年10月29日:EU離脱日の延期が決定…。
合意なき離脱を回避する為に、EU離脱の再々延期が決まりました…。
EUは10月28日、離脱の3カ月延長を求めるイギリスの要請に同意。これで次の期限は1月31日ということになる。
引用:NEWSWEEK
イギリス政府とEUはEU離脱の条件についてほぼ合意に至っていましたが、イギリス議会がその内容を否決し続けており、なかなか進まないという状況です。

この状況を打破する為に、12月12日にイギリス総選挙を行うことになりました。
【更新情報】2019年12月12日:ボリスジョンソン首相率いる保守党が勝利!!
イギリス総選挙はEU離脱推進派の保守党圧勝で終わりました。
これで、EU離脱期限の2020年1月31日に向けて、大きく前進しましたね。
ジョンソン首相は、「やった、膠着(こうちゃく)を破った」と宣言。「議論の余地のない国民の決定」として「ブレグジットを実現する」と強調し、支持者の「信頼を裏切らない」と約束した。
引用:BBC

まとめ:EU離脱(ブレグジット)とFTSE100の影響は?

簡単におさらいしておきましょう。
[cat_box01 title=”本記事の内容”]- EU離脱は移民問題によるもの
- 現在は離脱交渉中。
- メイン産業からいって経済ダメージは限定的。
- 結論:FTSE100は投資継続![/cat_box01]
イギリスは有望な投資先であり、FTSE100は配当利回りも高く、50年以上右肩上がりのチャートと文句なし。
人口増加やGDP成長率から見ても、ハッキリいって日本の将来よりも断然明るいです。
関連記事:【FTSE100】今後の見通しは?過去の暴落から将来の値動きを徹底予想!

ただし、いつ決行されるかは見通し不透明なので投資準備(運用プランや口座開設など)は早めに済ませておくことをオススメします。
なお、証券口座は「GMOクリック証券」がオススメ。
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FTSE100で配当収入を作り、将来に備えましょう。
なお、ぼくの運用実績・方法については関連記事をご覧ください。
関連記事:【損失あり】FTSE100で配当生活!実績・運用方法・メリット・デメリットをゼロから徹底解説!
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以上
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