

世界の主要企業が数多く上場しているNASDAQ(ナスダック)。
そのナスダックの株価指数であるナスダック100指数には、トレーダーだけでなくたくさんの人々が投資を行っています。
しかし、投資をはじめたばかりの人の中には、どのようにしてナスダック100指数に投資したらいいのか、わからない人もいるのではないでしょうか。
本記事の内容:
ナスダック100指数に投資してみたい初心者の方向け
- ナスダック100指数とは?
- ナスダック100指数CFD取引のメリット・デメリット
- ナスダック100指数CFD取引おすすめの証券会社
ナスダック100指数に投資する方法はいくつかありますが、その中でもCFD取引は投資初心者の方でもスタートしやすい投資方法だといわれています。


NASDAQ(ナスダック)とは?
画像出典:NASDAQ
NASDAQ(ナスダック)は、アメリカにある時価総額ランキング世界2位の証券取引所です。
正式名称は、National Association of Securities Dealers Automated Quotationsで、それぞれの頭文字をとってNASDAQ(ナスダック)とよばれています。
ナスダックは1971年に全米証券業協会が世界ではじめて作った電子証券取引所です。
当初は新興企業(ベンチャー)向けの取引所でしたが、それぞれの企業が大きく業績を伸ばしたため、世界でも有数の証券取引所となりました。
ナスダックの主な上場企業は以下のとおり。
- Amazon
- Apple
- Google(アルファベット)
- マイクロソフト
- フェイスブック


また、ナスダックに上場しているのはアメリカ企業だけではありません。
世界各国のおよそ3000企業がナスダックに上場しています。
日本企業では、日産自動車や任天堂などがナスダックに上場しているんですよ。
ナスダックに関連した株価指数は以下のふたつ。
- ナスダック総合指数
- ナスダック100指数
株価指数とは?
取引されている株全体の値動きなどが一目でわかるように、さまざまな株価をまとめ合わせて計算したもの。
どちらも「NYダウ」「S&P500」と同じようにアメリカを代表する株価指数として重要視されています。


ナスダック総合指数
ナスダック総合指数とは、ナスダックに上場しているすべての企業の銘柄を「時価総額加重平均」で算出したものです。
ナスダック総合指数の単位は、ドルではなく「ポイント」になります。
これは、ナスダック総合指数が株価全体の平均ではなく、::1971年2月5日(要確認)::の数値を100ポイントとして比較しているからです。


ナスダック100指数
ナスダック100指数は、ナスダックに上場している企業のうち、金融機関を除く時価総額上位100社で構成されている株価指数のことです。
企業の時価総額は、その時々で変動するため、ナスダック100指数を構成する企業は定期的に入れ替えが行われています。
ナスダック100指数でわかることは、以下の2つです。
- 世界的な企業の動向
- IT企業の動向
時価総額ランキングが世界2位のナスダックには、世界有数の企業が多く上場しています。
つまり、ナスダック100指数を見れば、世界の代表的な企業の動向が確認できるのです。
また、多くのIT企業がナスダックに上場しているため、IT企業の動向も見えてくるでしょう。


ナスダック100指数に連動した金融商品には、以下の方法で投資が可能です。
- 投資信託
- ETF
- CFD取引
- 先物取引


CFD取引とは
CFD取引とは、差金決済取引のことで、売値と買値の価格差を取引する方法です。
実際に株や金などの原資産を取引するわけはないので、取引をしても株券や金などは所有しません。
株や金などの原資産を買った(もしくは売った)ことにするという架空の取引を行い、買ったときよりも高く売れれば利益になり、安くしか売れなければ損失になります。
FXも差金決済取引のひとつなので、なじみのある方もいるかもしれませんね。
CFD取引の特徴は、レバレッジをかけた取引ができることです。
レバレッジとは、テコの原理を利用して少ない資金で大きな金額の取引ができるシステムのこと。
手持ちの資金が少なくても大きな利益を狙えるため、多くのトレーダーに人気のある投資方法です。
ナスダック100指数のCFD取引ができる業者は、以下の4社になります。
- IG証券
- サクソバンク証券
- GMOクリック証券
- DMM.com証券
ナスダック100指数ならCFD取引!メリット・デメリット
メリット
- ナスダック100指数の安定した上昇率
- レバレッジがかけられる
- 少額から投資がはじめられる
- 保有期限がない
- 売りからでも投資をはじめられる
デメリット
- 追証はある
- 日をまたぐと金利が発生する
メリット①ナスダック100指数は比較的安定して上昇している
ナスダック100指数は、1985年1月31日を100として算出がはじまっています。
ナスダック100指数のすごいところは、なんといっても成長率。
2020年11月末時点で、なんと99.3倍になっています。
ちなみに、アメリカを代表する株価指数であるS&P500は、同じ期間で20倍ほどしか成長していません。
ナスダック100指数は一時期暴落したこともありましたが、それ以降は安定した上昇をみせています。


IT企業は、世界的なデジタル化の影響を受け、大きく業績を伸ばしてきました。
最近では、新型コロナウイルスによる自粛生活やテレワークなどの生活スタイルの変更によって、AppleやAmazonなど主要企業のニーズが高まっているため、株価指数はさらに上昇しています。
メリット②レバレッジがかけられる
CFD取引は最大10倍までレバレッジがかけられます。
たとえば、100万円分の取引をしたい場合、CFD以外の投資方法では100万円の資金を用意しなければいけません。
しかし、CFD取引なら10万円の資金を用意するだけで100万円分の取引が可能になります。
メリット③小額から投資がはじめられる
ナスダック100指数をCFDできる4社の最小取引単位は、すべて株価指数の1倍です。
たとえば、ナスダック100の株価指数が13,000ポイントのとき、日本円が100円なら、ひとつのポジションを購入するためにはおよそ130万円の資金が必要になります。
しかし、CFD取引でレバレッジを10倍かけるなら、130,000円で同じ取引できるのです。

メリット④保有期限がない
先物取引には限月があり、決済日があらかじめ決められています。
そのため、保有しているポジションの価格が上昇していて、ここからさらに伸びそうだと思った時でも、期日が来たら決済しなければなりません。
しかし、CFD取引には取引期限がないため、自分の好きなタイミングで決済が行えます。
メリット⑤売りからでも投資をはじめられる
CFD取引は価格差を利用した架空取引であるため、売りからもポジションを持てます。
そのため、保有するポジションが暴落したとき、「売り」から入る取引を新たに行うことで、リスクヘッジができるのです。
デメリット①追証はある
追証とは追加証拠金のことで、口座の時価評価損額が必要証拠金よりも少なくなったとき、不足分の必要証拠金を入金しなければなりません。
CFD取引はレバレッジをかけた取引のため、値動きによって損失が発生した場合は追証を求められることがあります。


デメリット②CFDは日をまたぐと金利が発生する
CFD取引では日をまたいでポジションを保有すると、取引している金額に対して金利が発生します。
金利はそれぞれの証券会社によって設定されているため、CFD取引を行う際は、金利がどれだけかかるかも確認しておきましょう。
金利の呼び方は、それぞれの証券会社によって異なります。
- IG証券…ファンディングコスト
- サクソバンク証券…オーバナイト金利
- GMOクリック証券…価格調整額
- DMM.com証券…スワップポイント
保有するポジションによって、金利の支払いを求められたり、逆に金利を受け取れたりする場合があります。
ちなみにGMOクリック証券は、売りと買いの価格調整額がプラスマイナスゼロになるため、同じ頻度で両方のポジションをもつと金利がほとんどかからない仕組みになっています。
ナスダック100指数のリスク
躍進を遂げているナスダック100指数ですが、これまでずっと上昇しているわけではありません。
2000年に起きたITバブル崩壊で暴落したあと、2003年にかけて大暴落を起こした事例もあります。
最近では、新型コロナウイルス影響により、大きく値を下げた時期もありました。
つまり、社会情勢によってナスダック100指数も変動するため、投資する際は最低限のリスク管理を行う必要があるといえるでしょう。
ナスダック100CFDでおすすめの証券会社


GMOクリック証券
GMOクリック証券は、国内でもトップクラスの人気を誇るネット証券会社です。
スプレッドは0.5pips〜と狭く、初心者でも稼ぎやすい設定になっています。
また、ナスダック100指数のCFD取引はドル建て商品のため、決済する際は円に戻さなければなりません。
そのため、取引で得た利益から為替手数料が引かれてしまうのですが、GMOクリック証券では為替手数料がかからないため、利益を減らすことなく手元に残せるでしょう。
さらに、口座に預けた資金は分別管理され、GMOクリック証券に万一のことが起きた場合でも、信託保全で資金は全額補償されるため安心して取引ができます。
>>GMOクリック証券 公式サイトはこちら (https://www.click-sec.com/)IG証券
IG証券は取扱銘柄が豊富で、ナスダック100指数だけでなく世界各国の金融商品へ投資可能です。
また、2021年1月〜3月末日まで「0.1ロット〜」取引できるキャンペーンを実施しているため、通常よりも気軽に投資をはじめられるでしょう。
>>IG証券 公式サイトはこちら (https://www.ig.com/)ナスダック100指数の口コミ
画像出典:NASDAQ
ネット上にある、ナスダック100指数CFD取引の評判を集めてみました!
IG証券にはやられましたが、ナスダックのおかげでしっかり利確できました。全てに感謝。ALLロングでした
— Still_Life (@I_StillLife_I) January 27, 2021
IGアプリもPCもまともに動かなくて、もうって感じ。
なんとかナスダック少し買えて、2千円ほどゲットした♪ヘッジで、指値入れてたS &Pショートが刺さってしまって、少し下がった時に手放した。 pic.twitter.com/o3u7BKxOvU
— 派遣女子 (@challenge_trade) January 27, 2021
米株価指数は今日も重い
逆に一番懸念の出そうなナスダックは硬め
CFD by IG証券 pic.twitter.com/Yodad0CYZe— 羊飼いFX &CFD★🐰メイン (@hitsuzikai) October 27, 2020
DMMは09:00スタートで、NASDAQの📈は取りようがない。
GMOが最強かも?!— pochi3712 (@pochi3712) November 16, 2020
わかりみがすごい!笑
私もGMOクリック証券でNASDAQ様にはお世話になってます笑— はるさめ (@ShinagawaO) October 4, 2020
GMOのCFDがスプレッド小さくて、継続上昇指数のナスダック100売買できて、大暴落時はVIXもあるので、ずっと使ってます。
— 赤上 (@akagami_kei) August 14, 2020

まとめ
世界2位の時価総額を誇る証券取引所であるナスダック。
ナスダック総合指数やナスダック100指数は、「NYダウ」「S&P500」と同じように、アメリカ経済の動向を判断する材料として注目を集めています。
ナスダック100指数に投資するなら、少額資金からスタートできるCFD取引がおすすめです。
ぜひこの記事を参考にして、ナスダック100指数への投資をはじめてみてください!
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