FXでスキャルピングに挑戦したいと思っても、「通貨ペアはどれを選べばいいの?おすすめは?」と悩んでしまいますよね。
どんな通貨ペアでもスキャルピングに適しているわけではありません。
スプレッドが狭く、取引量が多い通貨ペアを選ぶことが大切となります。
本記事では、スキャルピングにおすすめな通貨ペアと、スキャルピングに向いている通貨ペアの条件を詳しくご紹介します。
- ユーロ/米ドル
- 米ドル/円
- 英ポンド/米ドル
さらにスキャルピングにおすすめの時間帯もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
関連記事:【FX会社比較】FX口座おすすめランキングTOP10!初心者向けにわかりやすく解説
スキャルピングにおすすめな通貨ペアの選び方
スキャルピングで成功するためには、適切な通貨ペアを選ぶことが重要です。
ここではスキャルピングにおすすめの通貨ペアの選び方について、詳しく解説します。
- 流動性が高いメジャー通貨である
- ボラティリティがある
- スプレッドが狭い
- 話題性が高い
- 経済指標の発表が多い
流動性が高いメジャー通貨である
まず一つ目のポイントは、マイナー通貨ではなくメジャー通貨を選ぶことです。
メジャー通貨とは、世界的に取引量が多い通貨ペアのことを指します。
メジャー通貨の例 | マイナー通貨の例 |
---|---|
米ドル(USD) | トルコリラ(TRY) |
ユーロ(EUR) | 南アフリカランド(ZAR) |
英ポンド(GBP) | メキシコペソ(MXN) |
豪ドル(AUD) | ノルウェークローネ(NOK) |
日本円(JPY) | ポーランドズロチ(PLN) |
メジャー通貨は流動性が高く、値動きが安定しており、予想外の値動きをすることは少ないです。
メジャー通貨のなかでも、米ドル、ユーロ、日本円は取引量が多く、「世界三大通貨」と呼ばれています。
まずは世界三大通貨絡みの通貨ペアでスキャルピングを始めてみるのもおすすめです。
一方、取引量が少ない通貨を、マイナー通貨と呼びます。
マイナー通貨は流動性が低く、上がったり下がったり相場が不規則に変動しやすいです。
スキャルピング初心者は特に、マイナー通貨は避けたほうが無難でしょう。
関連記事:【初心者必見】FXの賢いやり方をわかりやすく解説!稼ぐまでの流れ
ボラティリティがある
次に、ボラティリティがある通貨ペアかどうかを確認します。
ボラティリティとは、価格変動の幅のことです。
ボラティリティがある通貨ペアで取引を行うことで、短時間でも利益を上げやすくなります。
なおボラティリティは、同じ通貨ペアでも時間帯によって高くなったり低くなったりします。
特にボラティリティが高くなりやすい時間帯は、ロンドン時間やニューヨーク時間です。
- ロンドン時間:17時~翌3時頃
- ニューヨーク時間:22時~翌7時頃(夏時間21時~翌6時)
多くのトレーダーが注文を行なっているロンドン時間・ニューヨーク時間は、買いか売りのどちらかに注文が集中しやすくなります。
つまり、この時間帯はトレンドが発生しやすいです。
一方、日本時間の9時~16時は、日本やオセアニアのトレーダーしか取引に参加していないことが多いので、ボラティリティが低くなります。
この時間帯はエントリーのチャンスが発生しにくく、「スキャルピングはボラティリティが小さい時間帯だと不利」と言われることが多いです。
とはいえ予想外の価格変動が起きにくい時間帯でもあるので、まずFXに慣れたいという初心者にはおすすめの時間帯となっています。
スプレッドが狭い
スキャルピングでは、数秒から数分以内の短期間で取引を行い、小さな価格差を利益として積み重ねていきます。
長期投資と違って、取引の回数が多くなるので、毎回発生する取引コストであるスプレッドの狭さが重要です。
スプレッドが広いと、利益が削られ、効率的に稼げません。
スプレッドが低水準なFX会社で、スプレッドが狭い通貨ペアを選びましょう。
メジャー通貨はスプレッドが狭いのでおすすめです。
いっぽう流動性が低いマイナー通貨は、スプレッドが広めなので、スキャルピングに不向きといえます。
注目度が高い
また、そのとき注目度が高い通貨ペアを選ぶのも、おすすめの方法です。
注目度が高ければ取引量が増え、注文のチャンスを見つけやすくなる可能性が高まります。
注目度が高い通貨ペアを探すには、ネットニュース、SNS、FX会社が提供する情報などをチェックしましょう。
また、勢いのある通貨が一目瞭然の通貨強弱も活用してください。
経済指標の発表頻度が高い
経済指標の発表が多い通貨ペアも、スキャルピングにおすすめです。
経済指標の発表直後は、市場が急激に動き、ボラティリティが大きくなる傾向があります。
FX会社で確認できる経済指標カレンダーや、ネットの情報を確認して、いつ重要な経済指標が発表されるのか確認しておきましょう。
米国の雇用統計や日本のGDPなどは、特に注目度が高い経済指標です。
また、経済指標が発表される前から、その通貨ペアの値動きの特徴を把握しておくようにしましょう。
関連記事:FX専業トレーダーになるために必要な年収と方法を公開!最低でも○万円必要!?
スキャルピングにおすすめの通貨ペア3選
スキャルピングにおすすめの通貨ペア3選は、次の通りです。
- EUR/USD(ユーロ/米ドル):世界で最も取引量が多い通貨ペア。流動性が非常に高く、スプレッドも狭い。
- USD/JPY(米ドル/円):高い流動性を持つ通貨ペアの一つです。特に日本の市場時間中には動きが活発になります。
- GBP/USD(英ポンド/米ドル):流動性が高い通貨ペアの一つで、ボラティリティ(価格変動の激しさ)も比較的高い。そのため、スキャルピングで短期間の価格変動から利益を得ることが可能です。
特にスキャルピングに適しているのは、取引量が世界1位のユーロ/米ドルと、世界2位の米ドル/円でしょう。
大きな値動きを利用して稼ぎたいなら、英ポンド/米ドルもおすすめです。
①ユーロ/米ドル
世界の2大通貨である米ドルとユーロがペアになっているユーロ/米ドルは、世界でもっとも取引量が多い通貨ペアです。
特に海外のスキャルピングトレーダーたちから人気があります。
流動性が非常に高く、スプレッドも狭いです。
スキャルピングに最適な条件が揃っています。
また、変則的な値動きが少ない、テクニカル分析と相性がいいといった点も、この通貨ペアのメリットです。
なおユーロ/米ドルはロンドン市場が開く16時前後と、米国のトレーダーが参加してくる21時以降に、大きな値動きを見せます。
②米ドル/円
米ドル/円は日本でもっとも取引量が多い通貨ペアで、流動性が非常に高いです。
世界的に見ても、第2位の取引量を誇ります。
また、国内の各FX会社における米ドル/円のスプレッドは、数ある通貨ペアの中で最も狭いです。
取引コストを抑える上で、大きな利点となります。
加えてアメリカと日本の雇用統計や金利政策などの経済情報は、比較的容易に入手でき、その動向を予測しやすいのもメリットです。
初めてのスキャルピングにもおすすめの、人気通貨ペアとなっています。
なお東京時間でも値動きが多い通貨ペアなので、夜間以外にスキャルピングしたいという人にもおすすめです。
③英ポンド/米ドル
英ポンド/米ドルの取引量は、米ドル/円に次ぐ世界第3位で、高い流動性を誇ります。
ユーロ/米ドルや米ドル/円と比較して、値動きが激しく、ボラティリティが高いです。
1日に100pips以上動くことも珍しくありません。
独特の値動きを見せることもあります。
チャンスが多く、うまくいけば高い利益を得られる一方で、リスク管理を徹底しないと損失も大きくなってしまいます。
また英国と米国はもちろん、ユーロ圏の経済動向の影響も受けます。
さらに英ポンドは原油価格とも関係している通貨です。
情報収集がユーロ/米ドルや米ドル/円より大変だと感じるかもしれません。
初心者の方はユーロ/米ドルや米ドル/円のスキャルピングで勝てるようになってから、英ポンド/米ドルに挑戦してみるといいでしょう。
なお英ポンド/米ドルは、特にロンドン市場が開く時間帯に活発に取引されます。
アジア市場がメインの時間帯は、値動きが穏やかです。
関連記事:FX自動売買は危険?メリット・デメリットとおすすめ口座12選紹介
スキャルピングの通貨ペアは臨機応変に変えよう
いつも同じ通貨ペアでスキャルピングするのではなく、臨機応変に取引する通貨ペアを変えるのがおすすめです。
詳しく解説していきます。
- 時間帯ごとに稼ぎやすい通貨ペアを選ぶ
- 通貨強弱を見て勢いのある通貨を選ぶ
- 同時に複数の通貨ペアのチャートを見る
時間帯ごとに稼ぎやすい通貨ペアを選ぶ
スキャルピングでは、取引きをする時間帯に応じて、稼ぎやすい通貨ペアを選びましょう。
スキャルピングで効率よく利益を出すためには、その通貨ペアの値動きが活発になる時間帯を見計らって取引を行うことが必要となります。
通貨ペアごとの値動きが活発になる時間帯とは、その国が取引を開始する時間帯です。
特に、東京・ロンドン・ニューヨーク市場それぞれのオープンから1〜2時間程度は、狙い目となっています。
例えば米ドル/円は、日本時間の21時〜翌1時の値動きが活発です。
ユーロ/円は日本時間の16時〜18時、ユーロ/米ドルは16時〜18時と21時〜翌1時が稼ぎやすい時間帯とされています。
通貨強弱を見て勢いのある通貨を選ぶ
通貨強弱ツールを見れば、現在最も勢いがある通貨が一目瞭然です。
売り手が多い通貨と買い手が多い通貨を組み合わせることで、大きな値動きのチャンスを見つけやすくなります。
市場の動向を把握しやすくなり、スキャルピングの成功率を高めることができるでしょう。
同時に複数の通貨ペアのチャートを見る
スキャルピングをするときは、複数の通貨ペアのチャートを同時に表示してチェックするようにしましょう。
通貨ペアごとのチャートでは、テクニカル指標に基づいた値動きをチェックできます。
通貨強弱だけに頼るよりも、チャンスを見つけやすくなります。
関連記事:FX初心者におすすめの通貨ペアはどれ?定番人気ペアの特徴や違いを解説
スキャルピングを成功させるためのコツ
スキャルピングを成功させるためには、次のようなコツを覚えておくとよいでしょう。
- 損切りのルールを明確にする
- 心理的な負担に注意する
- 市場動向を把握しやすい通貨ペアで取引する
- 大きな値幅を狙いすぎない
損切りのルールを明確にする
1つ目のコツは、損切りのルールを明確にしておくことです。
スキャルピングは1回の取引ごとのリスクが少なそうに思えますが、取引の回数が多いため、小さな損が積み重なると大きな損失となります。
そのため、損切りのルールを明確にして、必要な時には即座に取引を終了できるようにしておくことが重要です。
迷っている間にどんどん相場は変わっていくので、スピーディな判断が求められます。
心理的な負担に注意する
2つ目のコツは、心理的な負担に注意することです。
スキャルピングでは、短期間のうちに大きな損失を出してしまい、心理的な負担が大きくなることもあります。
さらに、取引を続けることで疲労が溜まり、判断力が鈍るケースも珍しくありません。
適切な休憩を取るとともに、ストレス管理をしっかりと行うことが必要です。
冷静な判断ができていないと思ったら、一度相場から離れて頭を冷やしましょう。
市場動向を把握しやすい通貨ペアで取引する
3つ目のコツは、最新の市場動向を把握しやすい通貨ペアで取引することです。
スキャルピングでは、短期間の値動きを利用するため、常に最新の情報をチェックし、その動向に対応する必要があります。
日本円絡みの通貨ペアは、情報を入手しやすいという点で、スキャルピング初心者にもおすすめです。
大きな値幅を狙いすぎない
4つ目のコツは、大きな値幅を狙いすぎないことです。
スキャルピングでは、コツコツ小さな利益を積み重ねていくことが重要となります。
特に初心者は、利益確定と損切りのポイントを浅くしておくといいでしょう。
関連記事:DMM FXのポイントランク制度を完全解説!ポイントの使い道や確認方法は?
スキャルピングにおすすめのFX会社2選
スキャルピングでは、次のような条件を満たすFX会社がおすすめです。
- スキャルピングを公認している
- スプレッドが狭い
- 約定率が高い
- 取引ツールが充実している
中にはスキャルピングを公認していないFX会社もあります。
はっきりスキャルピング公認だと書かれているFX会社を選ぶことで、安心して取引ができます。
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総合評価 | |
---|---|
スワップ/日 | 13.0円 |
スプレッド | 1.9銭 |
スワップ税金 | 未決済ポジション非課税 |
最小通貨単位 | 1000通貨 |
特徴 | スワップ投資に強い! スプレッドが広い…。 |
FXプライムbyGMOは、約定力が高く、スキャルピングが公認されているFX会社です。
約定力とは、投資家が出した注文が希望通りに成立する確率のこと。
FXプライムbyGMOの約定力は99.9%と非常に高く、希望通りの取引を実行できる確率が高いです。
さらにFXプライムbyGMOはスキャルピングを公認しており、スキャルピングに適した取引ツールやサービスを提供しています。
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総合評価 | |
---|---|
口座数 | 9万口座以上 |
取引単位 | 1,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | 米ドル/円:8円/日 南アランド/円:106円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:2.0銭 豪ドル/円:4.0銭 ユーロ/円:3.0銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 24通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短2日後 |
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関連記事:【評判・口コミ】アイネット証券のメリット・デメリットを解説!リスクはどうなのか
スキャルピングにおすすめの通貨ペアに関するよくある質問
スキャルピングにおすすめの通貨ペアに関する、よくある質問に回答します。
- スキャルピングにおすすめの時間帯は?
- 値動きが激しい通貨ペアはどれ?
Q.スキャルピングにおすすめの時間帯は?
スキャルピングは価格の小さな変動から利益を得る戦略であるため、活発な取引が行われている時間帯がおすすめです。
21時以降(冬時間は22時以降)はロンドン市場とニューヨーク市場と重なるので、1日の中で最も取引が活発な時間帯となります。
ヨーロッパ圏の通貨や米ドルでスキャルピングをするなら、これらの時間帯が特に狙い目です。
また米ドル円でスキャルピングをするなら、東京時間でも取引のチャンスを見つけられます。
主な市場と、その開場時間(日本時間)をまとめました。
- ロンドン市場:16時~26時頃(冬時間では17時~27時)。ロンドン市場は世界最大のFX市場であり、国際決済銀行(BIS)によると、その取引量は全体の約38%を占めています。そのため、この時間帯は高い流動性を享受することが可能です。
- ニューヨーク市場:21時~早朝6時(冬時間では22時~早朝7時)。ニューヨーク市場も大規模な市場であり、全体の取引量の約19%を占めています。また、ロンドン市場とニューヨーク市場の時間が重なる部分は特に流動性が高く、取引活動が活発です。スキャルピングにおけるチャンスが多く見られます。
- 東京市場:8時から17時頃。日本の東京市場は香港に次ぐアジアで2番目のFX市場であり、全体の取引の約4%を占めています。かつてはロンドン・ニューヨーク・東京の3つが世界三大市場であると言われていました。
これらの時間帯は、価格の動きが大きく、取引のスリッページ(注文価格と実際の約定価格との差)が小さくなる可能性が高いです。
関連記事:ノックアウトオプションでスキャできるの?スキャルピング方法完全まとめ
Q.値動きが激しい通貨ペアはどれ?
「英ポンド/円」「英ポンド/米ドル」「トルコリラ/円」などは、値動きが激しい傾向がある通貨ペアです。
特に英ポンドは値動きが大きいことで有名で、英ポンド絡みの通貨ペアは、タイミング次第で大きな利益を狙いやすいとされています。
ただし大きな損失を被るリスクもその分高くなるので、まずは米ドル/円のような比較的ボラティリティが低い通貨ペアから取り組むのがおすすめです。
慣れてきたら英ポンド/円や英ポンド/米ドルにも挑戦してみるといいでしょう。
関連記事:外為どっとコムの安全度が高いレバレッジ設定とは?1~25倍のうちどれがいい?
まとめ~スキャルピングには米ドル/円やユーロ/米ドルがおすすめ~
FXのスキャルピングにおいては、通貨ペアの選択が重要となります。
その中でも特におすすめな通貨ペアは、米ドル/円やユーロ/米ドル、そして英ポンド/米ドルです。
米ドル/円やユーロ/米ドルは流動性が高く、スプレッド(売買価格の差)が狭いため、取引コストを最小限に抑えることが可能です。
また、英ポンド/米ドルは価格の変動幅が大きく、スキャルピングによる利益を最大化するチャンスがあります。
これらの通貨ペアをうまく利用することで、スキャルピングをより効果的に行うことが可能です。
ただし、スキャルピングはリスクも伴うため、十分なリスク管理とマーケット分析が必要です。
そして、通貨ペアの選択だけでなく、取引の時間帯の選択も重要。
ロンドン市場やニューヨーク市場の開場時間、それらが重複する時間帯は、特にチャンスが豊富となります。
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