「FX積立に興味があるけど、どのFX会社がおすすめ?」
「FX積立でどの通貨ペアを選べばいいか分からない」
とお悩みの方も多いでしょう。
そこで今回は、FX積立におすすめのFX会社と通貨ペアをご紹介します。
低コストで少額から始められるFX会社や、人気の通貨ペアを厳選したので、参考にしてください。
また、何円の投資で将来的に何円分のスワップポイントが期待できるか、人気の通貨ペアで少額投資すると仮定してシミュレーションした結果も公開しています。
FX積立で失敗する可能性や、注意すべき点についてもご紹介していますよ。
関連記事:FXおすすめチャート10選!無料の高機能チャートや見やすいスマホアプリを紹介
FX積立におすすめのFX会社3選
FX積立ができるのは、「外為どっとコム」「SBI FXトレード」「SBI証券」の3社です。
積立FXサービスは提供するFX会社が限られますが、あらかじめ設定した通りに自動で購入がおこなわれるため、自分で定期的に取引をする必要が無く非常に便利です。
各社のおすすめポイントをご紹介します。
FX会社 | 対応通貨ペア | 購入額 | 購入頻度 | レバレッジ |
---|---|---|---|---|
SBI FXトレード 「積立FX」 | 9種類 | 外貨:1通貨単位 円貨:100円以上1円単位 | 3通り(毎日・毎週水曜日・毎月26日) | 最大3倍(1倍・2倍・3倍) |
外為どっとコム 「らくらくFX積立」 | 10種類 ※露ルーブル/円は新規注文受付停止中 | 外貨:1通貨単位 円貨:100円以上1円単位 | 3通り(毎日・毎週水曜日・毎月26日) | 最大3倍(1倍・2倍・3倍) |
SBI証券 「積立FX」 | 6種類 | 1通貨単位 | 3通り(毎日・毎週水曜日・毎月26日) | 最大3倍(1倍・2倍・3倍) |
①SBI FXトレードの「積立FX」
対応通貨ペア | 9種類 |
---|---|
購入額 | 外貨:1通貨単位 円貨:100円以上1円単位 |
購入頻度 | 3通り(毎日・毎週水曜日・毎月26日) |
レバレッジ | 最大3倍(1倍・2倍・3倍) |
- 低コスト・高金利!
- 積立FX専用のスマホアプリがある!
- 1通貨から少額で積立できる!
- 米ドルのスワップポイントが高め!
SBI FXトレードの「積立FX」は、低コスト・高金利が魅力です。
外貨預金と比較して、優位性があるサービスといえます。
また積立FX専用のスマホアプリがあるため運用状況を手軽に管理可能です。
さらに1通貨から少額で積立できるのも、大きな魅力。
米ドル/円のスワップポイントが高めなのもメリットですね。
「まずは手軽に積立FXを始めてみたい」という方にもおすすめです。
取り扱い通貨は9種類
SBI FXトレードの「積立FX」では、9種類の通貨に積み立て投資できます。
- 米ドル/円
- 豪ドル/円
- ポンド/円
- NZドル/円
- カナダ/円
- 南アフリカランド/円
- トルコリラ/円
- 人民元/円
- 香港ドル/円
人気の米ドルはもちろん、高金利の南アフリカランドやトルコリラも取り扱っています。
ただし高金利通貨として有名なメキシコペソでは、FX積立ができません。
購入頻度は3種類
SBI FXトレードの「積立FX」では、購入頻度を毎月・毎週・毎日の3つから選択します。
購入頻度 | 購入タイミング |
---|---|
毎月 | 毎月26日(土日や営業日でない場合は翌営業日) |
毎週 | 毎週水曜日(営業日でない場合は翌営業日) |
毎日 | 毎営業日 |
いずれの購入頻度でも、午前9時55分が購入時間です。
なお、好きな曜日や好きな日付に変更することはできません。
毎月なら26日、毎週なら水曜日で固定です。
購入方法は2種類
SBI FXトレードの「積立FX」では、金額を指定して購入する方法と、量を指定して購入する方法があります。
金額を指定して購入する方法は、1カ月間で何円分の外貨を積み立てるか指定して、その金額で買える分だけ投資する方法です。
たとえば「1カ月間で1万円分買う」と指定して、購入頻度を毎週にすると、1万円を1週間で割った金額が毎週積み立てされます。
1日単位や週単位での金額指定はできません。
また、「1カ月で1,000通貨分買う」と量を指定することも可能です。
こちらも「1日で○通貨買う」という指定はできません。
指定した外貨量が、指定した頻度で割った分だけ購入されます。
②外為どっとコムの「らくらくFX積立」
対応通貨ペア | 10種類 ※露ルーブル/円は新規注文受付停止中 |
---|---|
購入額 | 外貨:1通貨単位 円貨:100円以上1円単位 |
購入頻度 | 3通り(毎日・毎週水曜日・毎月26日) |
レバレッジ | 最大3倍(1倍・2倍・3倍) |
- 投資情報が充実!
- 1通貨から少額で積立できる!
- 新興国通貨のスワップポイントが高め!
- FXポイントがたまる・使える!
FX会社の外為どっとコムは「らくらくFX積立」という名称で、FX積立サービスを提供しています。
2021年5月からスタートした注目サービスです。
1通貨単位から少額でFX積立が始められます。
また、新興国通貨のスワップポイントが高めに設定されているのも特徴。
積極的にリターンを狙っていきたい方へおすすめです。
さらにFXポイントというオリジナルのポイントサービスがあり、ためたポイントを1ポイント1円として利用できます。
取り扱い通貨は10種類
外為どっとコムでは、10種類の通貨ペアでFX積立ができます。
- 米ドル/円
- 豪ドル/円
- ポンド/円
- NZドル/円
- カナダ/円
- 南アフリカランド/円
- トルコリラ/円
- 人民元/円
- メキシコペソ/円
- 露ルーブル/円
※露ルーブル/円は新規注文受付停止中
SBI FXトレードの「積立FX」より1種類多いですが、露ルーブル/円は新規注文受付停止中なので、実質的にはSBI FXトレードと取り扱い数が同じです。
SBI FXトレードとの違いは、香港ドル/円の取り扱いがない代わりに、高金利通貨として有名なメキシコペソでFX積立ができる点。
他のラインナップはSBI FXトレードと同じです。
購入頻度は3種類
外為どっとコムの「らくらくFX積立」では、購入頻度を毎月・毎週・毎日の3つから選択します。
購入頻度 | 購入タイミング |
---|---|
毎月 | 毎月26日(土日や営業日でない場合は翌営業日) |
毎週 | 毎週水曜日(営業日でない場合は翌営業日) |
毎日 | 毎営業日 |
毎月だと26日、毎週だと水曜日に購入が実行される点は、SBI FXトレードの「積立FX」と同じです。
③SBI証券の「積立FX」
対応通貨ペア | 6種類 |
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購入額 | 1通貨単位 |
購入頻度 | 3通り(毎日・毎週水曜日・毎月26日) |
レバレッジ | 最大3倍(1倍・2倍・3倍) |
- 1通貨から少額で積立できる!
- 低スプレッド!
ネット証券大手のSBI証券も、「積立FX」サービスを提供しています。
1通貨から少額で積み立てが可能で、低スプレッドを実現しています。
- 米ドル円 0.05円
- 英ポンド円 0.3円
- 豪ドル円 0.2円
- NZドル円 0.3円
- 中国人民元円(CNH) 0.1円
- 南アフリカランド円 0.05円
SBI FXトレードとSBI証券は同じ系列ですが、違う会社です。
SBI証券のFXサービスは「SBI FXα」という名称。
一方SBI FXトレードのFXサービスは、そのまま「SBI FXトレード」という名称です。
SBI証券とSBI FXトレードは、それぞれ別に口座開設する必要があります。
2社のFX積立の大きな違いは、取り扱っている通貨ペアの種類です。
取り扱い通貨は6種類
- 米ドル/円
- 豪ドル/円
- ポンド/円
- NZドル/円
- 南アフリカランド/円
- 人民元/円
SBI証券の「積立FX」は、積み立て対象の通貨ペアが6種類と少なめです。
購入頻度は3種類
SBI証券の「積立FX」では、購入頻度を毎月・毎週・毎日の3つから選択します。
購入頻度 | 購入タイミング |
---|---|
毎月 | 毎月26日(土日や営業日でない場合は翌営業日) |
毎週 | 毎週水曜日(営業日でない場合は翌営業日) |
毎日 | 毎営業日 |
毎月だと26日、毎週だと水曜日に購入が実行される点は、SBI FXトレードの「積立FX」や、外為どっとコムの「らくらくFX積立」と同じです。
関連記事:FXおすすめアプリ12選!スマホで稼げる最強ツールはこれ|PCレベルの機能と使いやすさが魅力
手動でのFX積立におすすめのFX会社2選
FX積立は、通常のFX取引と比べると、スプレッドがかなり広いです。
そこで、通常のFXを利用して、手動で外貨をコツコツ買う方法も考えられます。
この方法なら、FX積立よりスプレッドがずっと狭く、選べる通貨ペアも積立FXに比べて豊富です。
そのため、手軽に積立FXをしたい場合は積立FXサービスを利用し、取引コストにこだわりたい場合は通常のFXで積立をしていくのがおすすめですよ。
- MATSUI FX
- DMM FX
①MATSUI FX
総合評価 | |
---|---|
口座数 | 121,155口座 |
取引単位 | 1通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | トルコリラ/円:28円/日 メキシコペソ/円:220円/日 南アフリカランド/円:110円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 20通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短即日 |
サポート | 月~金7:00-24:00 |
MATSUI FXは、松井証券が提供するFX取引サービスです。
このサービスの最大の特徴は、1通貨からの取引が可能である点。
つまり、少ない金額からでもFX取引を始めることが可能です。
これはFX初心者の方や、まずは少額から始めてみたいと考えている方には、特に魅力的なポイントとなります。
ただし、MATSUI FXでは積立FXの取扱いはない点には注意が必要です。
つまり、定期的に一定の金額を投資し続けるには、都度自分で手動の購入が必要となります。
とはいえ1通貨から手動取引ができるFX会社はかなり数が少なく、MATSUI FXはスプレッドも狭いです。
「低コストで少額投資したい」という方におすすめできます。
\100円から取引できる!/
関連記事:松井証券FXの評判・口コミを調査!100円から少額投資できて初心者におすすめ
②DMM FX
総合評価 | |
---|---|
口座数 | 80万口座以上 |
取引単位 | 10,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | 米ドル/円:24円/日 メキシコペソ/円:24円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ポンド/円:1.0銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 21通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短当日 |
DMM FXは、DMM.com証券が提供する大手FX取引サービスです。
初心者から上級者まで、幅広い投資家が利用しています。
DMM FXでもMATSUI FXと同様に、積立FXの取扱いはない点に注意が必要です。
自分で都度、手動で外貨を購入する必要があります。
とはいえ多機能で使いやすい取引ツールと、業界トップクラスの狭いスプレッドで人気です。
取引コストを低く抑えることができるため、投資効果を高める要素となるでしょう。
\最大200,000円キャッシュバック!/
関連記事:【一覧表】FX会社をスワップポイントで比較!高金利通貨で稼ぐコツやおすすめ通貨ペアを紹介
FX積立におすすめの通貨ペア3選
FX積立の通貨選択は、投資成果を左右する大切なポイントです。
FX積立におすすめの通貨ペアは、次の条件をもとに選ぶのがベスト。
- スワップポイントが多い
- スプレッド幅が狭い
- 上昇トレンドにある
しかし為替相場は常に変動しているので、ベストな通貨ペアを選択し続けるのは難しいかもしれません。
そこで、異なる通貨ペアに分散投資するのもひとつの方法です。
たとえば高金利通貨ペアの「メキシコペソ/円」と、取引コストが安く安定している「米ドル/円」に分散投資すると、リスクを抑える効果が期待できるでしょう。
今回は、FX積立におすすめの通貨として米ドル、南アフリカランド、トルコリラをご紹介します。
米ドルは比較的ローリスクですが、南アフリカランドやトルコリラはハイリスク・ハイリターンな傾向です。
- 米ドル/円
- トルコリラ/円
- 南アフリカランド/円
おすすめ①米ドル/円
米ドルは、FXの世界で最もポピュラーな通貨と言ってもいいでしょう。
スワップポイントはそれほど高くありませんが、信頼性と安定性が特徴です。
なぜなら、米ドルは世界中で最も多く使われている通貨だからです。
これはつまり、米ドルが破綻するリスクが非常に低いということを意味します。
価格の変動も比較的安定していて、突然の価格暴落のリスクが少ないのも魅力的です。
なので、米ドルは長期的に保有していくことで利益を生むことが期待できます。
このような特性から、米ドルはリスクをあまり取りたくない方や、着実に利益を増やしていきたい方におすすめです。
そして、FXの初心者さんにも手を出しやすい通貨と言えます。
おすすめ②トルコリラ/円
トルコリラは、特にスワップポイントが高いという特徴を持っています。
その金利は約11%と、他の通貨と比べてもかなり高いレベルです。
このため、スワップポイントが高い外貨に投資する戦略をとる場合、トルコリラは魅力的な選択肢となります。
ただし、トルコリラには大きなリスクも潜んでいます。
その一つが価格下落のリスクです。
過去を見ても、2013年には約50円だったトルコリラが、今では約13円まで下落しています。
さらに、世界の政治や経済状況も非常に複雑で、今後のトルコリラの動きを予想するのは難しいです。
スワップポイントは高いですが、価格の下落リスクや未来予想の難しさを考えると、トルコリラは「ハイリスク・ハイリターン」な通貨といえます。
おすすめ③南アフリカランド/円
最後に、南アフリカランドについてお話します。
南アフリカランドは、南アフリカ共和国で使われている通貨です。
新興国の通貨ということで、金利が高い=もらえるスワップポイントが多いというメリットがあります。
なので、スワップポイントを重視して積立を行いたい方には、南アフリカランドはぴったりの通貨かもしれません。
ただ、南アフリカランドも新興国通貨なので、価格が急激に変動することもあります。
価格下落のリスクを考慮して、レバレッジは控えめに設定するのがおすすめですよ。
関連記事:FX初心者におすすめの通貨ペアはどれ?定番人気ペアの特徴や違いを解説
FX積立とは?
「FX積立」とは、あらかじめ設定しておいた金額と頻度で、定期的にドルやユーロなどの外貨を自動的に購入し続ける投資方法のこと。
長い時間をかけて、コツコツと少しずつ投資額を増やしていくことで、長期的な利益を狙っていくのが特徴です。
FX積立が儲かる仕組み
外貨預金やFX未経験の方は、「なぜドルやユーロを定期的に買うと利益になるの?」と、FX積立の仕組みを不思議に思うかもしれません。
外貨を定期的に買うと利益が狙える理由は、「スワップポイント」がもらえるからです。
そもそもFX取引とはわかりやすく言うと、円でドルを買ったり、反対にドルで円を買ったりする取引のことをいいます。
ドルや円の価値は毎日変動しているので、ドルが安いときに買って、ドルが値上がりしたときに売れば、利益になるというわけです。
このようにFXでは為替差益を狙うのが基本ですが、もうひとつ稼ぐ方法があります。
それが「スワップポイント」です。
スワップポイントとは?
スワップポイントとは、低金利の通貨で高金利の通貨を買うと、毎日もらえる利息のようなもの。
日本が超低金利であることは、銀行に貯金していてもほとんど利息がつかないことから、なんとなく想像できる方も多いでしょう。
しかし世界には、かなり金利が高い国もあります。
たとえばトルコリラや、メキシコペソは、高金利通貨として有名です。
このような高金利通貨を、低金利通貨の円で買うと、2国の金利差に応じて毎日「スワップポイント」がもらえます。
FX積立は、為替の価格変動によって稼ぐというより、この「スワップポイント」を積み重ねていくことを狙った投資方法です。
定期的に金利が高い外貨を買って、投資額を増やしていけば、もらえるスワップポイントも増えていきます。
感覚としては銀行に定期預金すると利息がもらえることに似ていますが、FX積立は定期預金より高利回りで運用できる可能性があるので、「手間をかけずに効率よく資産を増やしたい」という方にとっては選択肢のひとつとなるでしょう。
関連記事:FX自動売買は危険?メリット・デメリットとおすすめ口座12選紹介
FX積立の特徴5選
FX積立は、少額を定期的に積み立てていくFX取引手法です。
従来のFX取引とは異なり、短期間の値動きを追うのではなく、長期的な資産形成を目的としているのが特徴です。
- 長期的な資産形成に適している
- リスクが比較的低め
- 自動積立で手間がかからない
- スワップポイントで複利効果を狙える
- 流動性リスクが考慮必要
ここで紹介された特徴に留意して、今後の選択に活かしてみてください!
①長期的な資産形成に適している
FX積立は、少額を定期的に積み立てていくFX取引手法です。
従来のFX取引とは異なり、短期間の値動きを追うのではなく、長期的な資産形成を目的としているのが特徴です。
FX積立の特徴として、長期的な資産形成に適している点が挙げられます。
FX積立は、少額をコツコツと積み立てていくことで、長期的に資産形成を目指す手法のため、為替レートの短期的な変動に惑わされず、長期的なトレンドを捉えることを重視します。
このように、FX積立は、長期的な視点を持って、少額からコツコツと積み立てていくのがポイントです。
また、リスクゼロではないため、十分な理解と自己責任での投資が求められます。
②リスクが比較的低め
FX積立の特徴として、リスクが比較的低めである点が挙げられます。
FX積立では、レバレッジをかけずに少ない資金で積み立てていくため、従来のFX取引と比べるとリスクが低く抑えられるのです。
FX積立では、レバレッジをかけずに取引を行うことが特徴です。
レバレッジとは、少ない資金で大きな取引ができる仕組みのことで、レバレッジをかけると、利益も大きくなりますが、損失も大きくなります。
そのため、レバレッジをかけないことで、リスクを抑えることができます。
また、積立金は自動的に投資されるため、感情的な判断によるロスカットのリスクを抑えることができます。
ただし、FX積立はリスクゼロではありません。
為替レートの変動によって損失が発生する可能性があるため、十分な理解と自己責任での投資が求められます。
③自動積立で手間がかからない
FX積立の特徴として、自動積立で手間がかからない点が挙げられます。FX積立では、多くの会社で指定金額を自動的に積み立てられる機能が提供されています。そのため、投資タイミングを自分で判断する必要がなく、忙しい方でも手軽に始められます。
積立金は自動的に投資されるため、投資タイミングを自分で判断する必要がありません。
そのため、忙しい方でも手軽に始められます。
また、多くの会社で積立金額を簡単に変更できる機能が提供されているため、ライフスタイルの変化に合わせて、積立金額を調整しやすいです。
さらに、FX積立では、積立金は自動的に投資されるため、感情的な判断によるロスカットのリスクを抑えることができます。
ただし、FX積立は手間がかからない分、自分で投資タイミングを判断しないため、為替レートの変動によって損失が発生するリスクがあります。
そのため、十分な理解と自己責任での投資が求められます。
④スワップポイントで複利効果を狙える
FX積立の特徴として、スワップポイントで複利効果を狙える点が挙げられます。
FX積立では、ポジションを保有しているだけで金利差額としてスワップポイントが受け取れるため、スワップポイントを再投資することで、複利効果を狙うことができます。
複利効果とは、元本に利息が加算され、その利息にも利息が加算されるという仕組みです。
そのため、長期的に積み立てることで、資産を効率的に増やすことができます。
FX積立では、ポジションを保有しているだけでスワップポイントが受け取れるため、元本に加算され、資産が効率的に増加していきます。
また、スワップポイントを再投資することで、利息にも利息が加算されます。
そのため、複利効果によって、資産がさらに効率的に増加していきます。
ただし、FX積立はスワップポイントを狙った取引であるため、スワップポイントがマイナスになる可能性もあります。
そのため、スワップポイントのリスクを理解した上で、積立を行うことが大切です。
⑤流動性リスクが考慮必要
FX積立には、流動性リスクという注意点があります。
流動性リスクとは、取引したい通貨の売買量が少なく、自分の希望通りの価格で売買できないリスクのことです。
FX積立では、少額から始められるというメリットがある一方で、積立金額も少額になるため、流動性リスクが発生する可能性は高くなります。
流動性リスクが発生した場合、希望通りの価格で売買できず、損失が発生する可能性があります。
そのため、FX積立を行う際には、流動性リスクを理解した上で、対策を講じることが大切です。
また、流動性が高い通貨ペアは、売買量が多く、希望通りの価格で売買しやすいため、流動性リスクを抑えるためには、流動性が高い通貨ペアを選ぶことが大切です。
さらに、為替レートや経済状況は、常に変化しています。
そのため、定期的に取引状況を確認し、必要に応じて積立金額や通貨ペアなどを調整することが大切です。
FX積立の6つのメリット
FX積立には、次の魅力があります。
- 少額から始められる
- 時間を分散することでリスクを軽減できる
- スワップポイントが毎日もらえる
- 適度なレバレッジを活用できる
- 円安対策に役立つ
- 好きなときにやめられる
①少額から始められる
FX積立は1通貨単位から、つまり毎月1ドルの投資から始められます。
例えば100円からでも、少額投資が可能です。
一般的なFX取引では、取引単位が1,000~1万通貨なので、数万円単位の資金が必要となることが多くなっています。
②時間の分散でリスク軽減ができる
FX積立では、同じ通貨ペアを一定の条件で継続して購入します。
これにより、購入価格を平均化し、為替変動リスクを軽減できる可能性が。
例えばドル/円を毎月1万円、レバレッジ1倍で購入するとします。
そうすると同じ1万円の資金でも、円の価格が高くなったとき(つまり円高時)には、円で多くのドルを買えるようになりますよね。
反対に円の価格が安くなったとき(円安時)には、少ないドルを買うことになるので、買付け価格が均等化されます。
FXの経験がない方でも、購入タイミングに迷わないだけではなく、高値掴みを避けるのに役立つのです。
③スワップポイントが毎日もらえる
FX積立の投資家は継続的に投資を行っている限り、基本的には毎日スワップポイントを受け取ることができます。
スワップポイントとは、通貨の金利差から生じる損益のこと。
金利が高い国の通貨を購入して保有し続けることで、ポジションを決済するまで、毎日一定の金額を得ることが可能です。
また、外貨預金の利息が発生するのは年に数回ですが、スワップポイントは基本的に毎日受け取れます。
利息が発生するタイミングを待つ必要はありません。
④適度なレバレッジを活用できる
FX積立の利点の一つとして、自己資金以上の金額を「レバレッジ」を用いて運用できることが挙げられます。
これは外貨預金にはない特徴です。
通常のFX取引では、最大25倍のレバレッジをかけることも可能ですが、レバレッジが高くなればなるほど大きなリスクが伴います。
一方、FX積立でかけられるレバレッジは、最大3倍までです。
この範囲内であれば、リスクを抑えつつ効率的な運用が可能となります。
⑤円安対策になる
世界の通貨の中で、絶対に安全なものは存在しません。
日本円の貯金だけでは、有事の際にもし円の価値が下がると、資産を大きく減らしてしまうリスクがあります。
FX積立はそのような状況に備え、円安対策として活用可能です。
ドルをはじめとした海外の通貨を積み立てることで、通貨価値の変動リスクを分散させることができます。
また、毎日、毎週、毎月という買い付けのタイミングを選べるため、自分に合った金額と頻度で外貨運用を始めることができます。
⑥好きなときにやめられる
FX積立で購入した外貨は、いつでも売却が可能です。
市場状況に応じて、手元の資金を円に戻すことができます。
外貨預金とは異なり、特定の満期を待つ必要はありません。
為替レートは24時間変動しているので、1分1秒を争うような状況でも柔軟に対応することができるというのは、FX積立のメリットです。
関連記事:FXは稼げる副業?副業禁止の会社でもできる?会社にバレないで低リスク運用する方法
FX積立と外貨預金の違い
外貨への投資というと、銀行の外貨預金を思い浮かべる方も多いでしょう。
外貨預金とは、円を外国通貨に替えて預ける預金のことです。
日本の超低金利ではなく、海外の金利での運用となるため、多くの利息がつきます。
ただしFXのように、為替レート変動の影響を受ける点が特徴です。
たとえば円をドルで預けた場合、払戻時にドルの価値が上がっていれば得をしますが、下がっていれば利息がもらえても損をする可能性があります。
投資方法 | FX積立 | 外貨定期預金 |
---|---|---|
レバレッジ | 最大3倍 | 利用できない |
リスク | 低〜中 | 低い |
必要資金 | 少ない(100円程度) | 多め(10万円単位など) |
引き出しタイミング | 自由 | 満期まで引き出せない場合が多い |
スプレッド(手数料) | 比較的安い | 高い |
利益 | スワップポイントとしてもらえる | 預け入れ金利としてもらえる |
元本保証 | なし | なし |
FX積立と外貨預金はどちらも外貨に投資する方法ですが、その違いを3つの観点から詳しく見ていきましょう。
- FX積立は外貨預金より取引コストが安い
- FX積立は外貨預金より金利の受け取り頻度が高い
- FX積立はレバレッジがかけられる
①FX積立は外貨預金より取引コストが安い
まず第一に、取引コストの違いです。
銀行で外貨預金をする場合も、FX会社でFX積立をする場合も、取引コストが発生します。
FX積立の場合、取引コストは外貨預金よりも安いのが特徴です。
例えば同じSBIグループ内でも、米ドルの外貨預金より米ドルのFX積立の方が、取引コストは低いというデータがあります。
会社・サービス | 取引コスト |
---|---|
住信SBIネット銀行の 米ドル外貨預金 | 6.0銭 |
SBI FXトレードの 手動取引 (米ドル/円スプレッド) | 0.19銭 |
SBI FXトレードの FX積立 | 5.0銭 |
一般的にFX積立は、自分で通常のX取引をするより手数料が高いと言われますが、それでも外貨預金よりコストを抑えられます。
②FX積立は外貨預金より金利の受け取り頻度が高い
次に、「金利の受け取り頻度」の違いです。
外貨預金では、金利は年に数回しか付与されません。
しかしFX積立ではほぼ毎日、スワップポイントとして金利が付与されます。
つまりFX積立では、短期間でも効率的に複利で資産を増やすことが可能です。
投資や預金などで得られた利益を、さらに投資へ回したときに得られる利益のこと。
利益を再投資して、どんどん運用額を増やしていくと、それに伴って利益も膨らんでいくことが期待できる。
さらにFX積立は外貨預金と比較して、金利自体も高いケースが多いです。
加えて日々入金されるスワップポイントは、早期に一部を出金し、利益を確定させることもできます。
③FX積立はレバレッジがかけられる
そして最後に、「レバレッジ」の観点です。
外貨預金では、10万円の資金で投資できるのは10万円まで。
一方FX積立では、少ない資金で大きな投資ができる「レバレッジ」というシステムを利用できます。
FX積立の最大レバレッジは、一般的に3倍までです。
つまりFX積立ではレバレッジを活用すると、10万円の資金しかなくても、30万円の投資を行えます。
例えば、金利が3%の場合を考えてみましょう。
3倍のレバレッジをかけることで、実質的な金利を9%まで高めることが可能です。
関連記事:iサイクル2取引は最低資金○円から取引できる!通貨ペア・レバレッジごとに解説
FX積立の3つのデメリット
FX積立のデメリットについてご紹介します。
- 最終的に損をするリスクがある
- 長期投資が前提
- 通常のFX取引よりスプレッド(手数料)は高め
①最終的に損をするリスクがある
FX積立を始める際には、最終的に損をする可能性があるというリスクを忘れてはいけません。
円のまま銀行へ貯金する場合と違って、元本保証がないからです。
為替レートや金利の変化によっては、損失で終わってしまう可能性もあります。
FX積立のレバレッジは最大3倍までに制限されているとはいえ、ロスカット(含み損が一定まで拡大したとき、FX会社によって強制的に損切りされること)の危険性をなくしてくれるわけではありません。
安全に運用したい方は、レバレッジは1倍、つまりレバレッジを使わずにFX積立を始めることを考えてみてください。
また積立FXは、莫大なリターンを狙う金融商品ではない点にも注意が必要です。
銀行預金のように、少ない利益を長期間に渡ってコツコツと積み重ねていくタイプの投資方法といえます。
②長期投資が前提
FX投資と言えば、「短期投資」のイメージが強いかもしれません。
しかしFX積立は、長期投資が前提です。
気軽に始めることができますが、スワップポイントは日数の経過に応じて付与されるものなので、短期間で結果を求めるのは難しいかもしれません。
③通常のFX取引よりスプレッド(手数料)は高め
FX積立は自動で投資がおこなわれるため、手動で投資するより便利です。
ただしその便利さには、コストがついてきます。
通常のFX取引と比べて、スプレッド、つまり手数料がだいぶ高めです。
たとえば米ドル/円の取引だと、FX積立ではスプレッドが約5.0銭前後なのに対し、通常のFX取引では0.2銭〜1.0銭となります。
これは通常のFX取引経験者からすると、かなり高いコストです。
とはいえ外貨預金と比べれば、FX積立の方がコストをおさえられるのも事実。
自動で積み立ててくれる手間を考えれば、ちょっと高いスプレッドでも、試してみる価値はあるかもしれません。
「手間はかかってもいいから、コストをおさえたい」という場合、手動で定期的に外貨の購入をおこなう方法もあります。
関連記事:DMM FXのポイントランク制度を完全解説!ポイントの使い道や確認方法は?
FX積立は危険?
「FX積立は危険だからやめたほうがいい」という意見を聞くと、不安に思う方も多いでしょう。
通常のFX取引はハイリスク・ハイリターンな投資方法ですが、FX積立は通常のFX取引より、ローリスクだといえます。
- レバレッジの上限が低い
- 購入タイミングの分散ができる
- FX会社が倒産しても資産は守られる
ただし長い時間をかけて投資したにも関わらず、損失で終わってしまう可能性もあるので、その点は注意すべきです。
FX会社が倒産しても資産は守られる
FX取引には「信託保全」が付随しています。
それは積立FXも例外ではありません。
信託保全というのは、投資家から預かった証拠金をFX会社が自己の資産と混ぜることなく、「信託銀行」等に保管するというシステムです。
これによって、たとえFX会社が倒産したとしても、投資家の大切な資産の安全が保障されます。
関連記事:外為どっとコムのスワップポイント一覧!出金・振替ルールや稼げる通貨ペアは?
FX積立は儲かる?利益をシミュレーション
FX積立の利益は、外為どっとコムの「外貨積立(らくつむ)シミュレータ」等のツールで簡単にシミュレーションできます。
将来の為替変動は予想が難しく、スワップポイントも日々変動するため、利益を保証するものではありません。
しかし「何円くらい積み立てれば目標額に届きそうか」「通貨ペアごとにどのくらい利益に差が出そうか」などの感覚を掴むには、とても有用です。
※外貨積立(らくつむ)は『らくらくFX積立』の愛称です。
※下記の内容は、2023年7月6日時点のスワップポイントで運用した場合のシミュレーション結果です。
①米ドル/円を毎月5,000円で2年運用
まず、米ドル/円を毎月5,000円で2年運用した場合の利益をシミュレーションしてみましょう。
総合金額 | 126,645円 |
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買付金額合計 | 120,000円 |
スワップ金額合計 | 6,645円 |
この場合、合計で120,000円を投資することになります。
2年間で得られたスワップポイントだけの利益は、6,645円です。
ただしこのシミュレーションでは為替相場の変動を考慮していません。
為替相場次第では損をすることもあります。
ただFX積立では購入のタイミングを分散できるので、120,000円を一度に投資した場合より、相場変動による損失リスクを軽減することが可能です。
②トルコリラ/円を毎月5,000円で2年運用
今度は投資額・運用年数はそのままに、通貨ペアを高金利通貨のトルコリラ/円に変更してシミュレーションします。
総合金額 | 128,052円 |
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買付金額合計 | 120,000円 |
スワップ金額合計 | 8,052円 |
米ドル/円で得られたスワップ金額は6,645円でしたが、トルコリラ/円では8,052円です。
トルコリラ/円のほうが、多くのスワップポイントを受け取れる可能性があります。
ただしトルコリラ/円のような新興国通貨は、価値が安定している米ドルより、為替レートの変動リスクが高いです。
スワップポイントで稼げても、相場変動による損失額は大きくなる可能性があります。
③米ドル/円を毎月5,000円で5年運用
今度は投資額は変えずに、運用年数を5年に延長してシミュレーションします。
まずは米ドル/円の場合です。
総合金額 | 340,523円 |
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買付金額合計 | 300,000円 |
スワップ金額合計 | 40,523円 |
300,000円の投資に対して、40,523円のスワップポイントが得られました。
④トルコリラ/円を毎月5,000円で5年運用
次に、トルコリラ/円で毎月5,000円・5年運用のシミュレーションをします。
総合金額 | 349,103円 |
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買付金額合計 | 300,000円 |
スワップ金額合計 | 49,103円 |
タイトル | テキスト |
タイトル | テキスト |
米ドル/円では40,523円のスワップポイントが得られましたが、トルコリラ/円なら同じ投資額で、49,103円のスワップポイントが受け取れる計算です。
⑤米ドル/円を毎月1万円で10年運用
投資額を1万円に増やし、期間を10年に延長してシミュレーションします。
まずは米ドル/円です。
総合金額 | 1,521,443円 |
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買付金額合計 | 1,200,000円 |
スワップ金額合計 | 321,443円 |
スワップ金額合計は321,443円となります。
⑥トルコリラ/円を毎月1万円で10年運用
続いて、トルコリラ/円で同じ条件のシミュレーションをしてみましょう。
総合金額 | 1,589,504円 |
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買付金額合計 | 1,200,000円 |
スワップ金額合計 | 389,504円 |
スワップ金額合計は389,504円です。
米ドル/円では321,443円だったので、為替レートの変動による損失リスクは高くなるものの、より多くのスワップポイントが期待できるかもしれません。
関連記事:FXは儲かる?儲かる人の特徴や儲かる仕組みについて解説!
まとめ~おすすめの会社でFX積立に挑戦しよう~
以上、FX積立におすすめのFX会社・通貨ペアについて解説してきました。
各FX会社と通貨ペアの特徴を参考に、あなた自身にとって最適な投資先を見つけていただければと思います。
また具体的なシミュレーション結果も公開しましたので、FX積立のリスクとリターンを理解し、慎重な投資判断を行ってください。
FX積立は一見複雑に思えるかもしれませんが、良いFX会社と適切な通貨ペアを選べば、長期的な資産形成に役立つ可能性があります。
ただし、それぞれの通貨ペアには異なるリスクが伴いますので、自分自身のリスク許容度と目標をしっかりと見極めることが重要です。
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