「FX取引でインジケーターを使ってみたいけど、どれを選んだらいいの?おすすめは?」とお悩みではないでしょうか。
FX取引を行う上で、インジケーターは相場分析に必須のツールです。
複数のインジケーターを上手く使いこなせば、トレンドや売買タイミングの判断がしやすくなり、勝率を上げることが可能になります。
しかし種類が多いため、どれを選べばいいのか悩む方も少なくないでしょう。
今回はおすすめのインジケーターと、最強の組み合わせ、使いこなすコツをご紹介します。
インジケーターが豊富なチャート「MT4」や「TradingView」が無料で使えるおすすめFX会社も紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
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FXのインジケーターとは
FXでお金を稼ぐためには、相場の動きを把握し、その中でうまく取引をすることが重要ですよね。
そのための一つのツールが、「インジケーター」です。
インジケーターとは、チャート上に表示させることで、相場の分析を助けてくれるツールのこと。
たとえば「ボリンジャーバンド」や「一目均衡表」などが有名です。
インジケーターを使えば、チャートの詳細な分析が可能になります。
エントリー・利確・損切のタイミング判断に役立つでしょう。
投資家の中には、インジケーターを活用したテクニカル分析だけを根拠に取引をする人もいます。
つまり、インジケーターを活用した分析方法を覚えれば、それだけで利益を狙うことも可能です。
最初は見方を覚えるのが大変かもしれませんが、ぜひ活用しましょう。
FXのインジケーターはなぜ重要?
なぜインジケーターは重要なのでしょうか。
それはインジケーターを使用すると、ローソク足だけでチャートだけを見るよりも、相場のトレンドの強さや方向がよりはっきりと理解できるからです。
チャートの節目は多くの人が注目するため、そのポイントが利益確定や損切りの目安になりやすいという特徴があります。
その節目を知っておかないと、取引で損をする可能性があるのです。
インジケーターを使えば、それらのポイントを把握できます。
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FXでインジケーターを使用する際の注意点5つ
FXでインジケーターを使用する際の注意点は、以下の5つです。
- インジケーターに頼りすぎない
- 複数のインジケーターを組み合わせる
- インジケーターの特性を理解する
- インジケーターを使いこなす
- インジケーターはあくまでもツールということを忘れない
それぞれどんな注意点があるのか、どんな穴があるのかを見ていきましょう。
①インジケーターに頼りすぎない
FXでインジケーターを使用する際の注意点として、最も重要なのがインジケーターに頼りすぎないことです。
インジケーターはあくまでも参考指標であり、必ず正しい予測をしてくれるわけではありません。
そのため、インジケーターに頼りすぎず、自分の判断もしっかりと行うことが大切です。
インジケーターに頼りすぎると、以下のようなデメリットがあります。
- ダマシを食らう可能性が高くなる
- 損失が発生するリスクが高くなる
- トレードスキルが向上しない
インジケーターは、あくまでも自分の判断を補助するためのツールです。
インジケーターに頼りすぎず、自分の判断もしっかりと行うことにより、より正確なトレードを行うことができるでしょう。
インジケーターを上手に活用するためには、インジケーターに頼りすぎないことが大切です。
インジケーターは、あくまでも自分の判断を補助するためのツールであることを忘れないようにしましょう。
②複数のインジケーターを組み合わせる
FXでインジケーターを使用する際の注意点として、複数のインジケーターを組み合わせることも大切です。
インジケーターは、それぞれ特性があり、得意な領域と苦手な領域があるため、複数のインジケーターを組み合わせることで、それぞれの特性を補完し合い、より正確な予測を行うことができます。
例えば、トレンド系のインジケーターとオシレーター系のインジケーターを組み合わせると、トレンドの方向性と売られすぎや買われすぎの状態を判断しやすくなります。
また、複数のインジケーターを組み合わせることで、ダマシを回避する効果も期待できます。
ただし、インジケーターの数を増やすと、判断が複雑になってしまうため、注意が必要です。
インジケーターの数は、3~5個程度を目安にしましょう。
インジケーターを組み合わせることで、より正確な予測を行うことができます。
しかし、インジケーターの数を増やすと、判断が複雑になってしまうため、注意が必要です。
③インジケーターの特性を理解する
FXでインジケーターを使用する際の注意点として、インジケーターの特性を理解することも大切です。
インジケーターには、トレンド系、オシレーター系、ボリューム系、心理指標系など、さまざまな種類があります。
それぞれのインジケーターには、得意な領域と苦手な領域があります。
そのため、インジケーターを使用する場合、まずはそれぞれの特性を理解することが大切です。
特性を理解することで、インジケーターがどのようなシグナルを出しているのか、正しく判断することができます。
例えば、トレンド系のインジケーターは、トレンドの方向性や強弱を判断するのに適しています。
一方、オシレーター系のインジケーターは、相場の過熱感や売られすぎ、買われすぎの状態を判断するのに適しています。
インジケーターの特性を理解することで、より適切なタイミングでエントリー・エグジットを判断することができます。
④インジケーターを使いこなす
FXでインジケーターを使用する際の注意点として、インジケーターを使いこなすことも大切です。
インジケーターは、単に表示するだけでは意味がありません。インジケーターを使いこなすためには、実際に使ってみて、自分のトレードスタイルに合った使い方を見つけることが大切です。
インジケーターを使いこなすためには、以下の点に注意しましょう。
- インジケーターをさまざまな時間軸で試す
- さまざまな通貨ペアで試す
- さまざまなマーケット状況で試す
インジケーターをさまざまな時間軸で試すことで、その特性をより深く理解することができます。
また、さまざまな通貨ペアで試すことで、相場の影響を受けやすいかどうかを判断することができ、さらに、さまざまなマーケット状況で試すことで、ダマシに遭いやすいかどうかを判断することができるのです。
インジケーターを使いこなすことができれば、より正確なトレードを行うことができます。
⑤インジケーターはあくまでもツールということを忘れない
FXでインジケーターを使用する際の注意点として、インジケーターはあくまでもツールであることを忘れないことも大切です。
インジケーターは、あくまでも自分の判断を補助するためのツールです。
そのためインジケーターだけに頼りすぎると、以下のようなデメリットがあります。
- ダマシを食らう可能性が高くなる
- 損失が発生するリスクが高くなる
- トレードスキルが向上しない
インジケーターは、あくまでも自分の判断を補助するためのツールです。
上記より、インジケーターに頼りすぎず、自分の判断もしっかりと行うことで、より正確なトレードを行うことができます。
FXのインジケーターは2種類
FXのインジケーターは、大きく分けて「トレンド系インジケーター」と「オシレーター系インジケーター」の2種類です。
- トレンド系
- オシレーター系
それぞれどんな特徴があるのか、そして、どんなインジケーターがあるのかを見ていきましょう。
①順張りにおすすめの「トレンド系インジケーター」とは
- SMA(単純移動平均線)
- EMA(指数移動平均線)
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
まず、「トレンド系インジケーター」についてです。
このタイプのインジケーターは、相場の流れや方向性、つまり「トレンド」を見るのに役立ちます。
具体的には、「SMA(単純移動平均線)」や「EMA(指数移動平均線)」、「ボリンジャーバンド」、「一目均衡表」などです。
トレンド系インジケーターは、チャート上に直接表示されるので、トレンドの状態をひと目で把握できます。
そのため、FX初心者でも使いやすいのが特徴です。
主に相場の動きに沿った「順張り」のトレード手法に使われます。
②レンジ相場でおすすめの「オシレーター系インジケーター」とは
- MACD
- RSI
- DMI
- RCI
- ストキャスティクス
次に、「オシレーター系インジケーター」についてです。
オシレーター系インジケーターは、相場の「過熱感」を分析するために使います。
つまり買われすぎているのか、売られすぎているのかを判断することができますよ。
主要なツールとしては、「MACD」、「RSI」、「DMI」、「RCI」、「ストキャスティクス」などがあります。
トレンド系インジケーターがトレンド相場で有効なのに対して、オシレーター系インジケーターは、一定の値幅で上下動を繰り返す「レンジ相場」で活用できます。
FXのトレンド系インジケーターおすすめ5選
多くの投資家が利用している、定番のおすすめインジケーターをご紹介します。
トレンドを見るのに役立つ「トレンド系インジケーター」のおすすめは、次の通りです。
- SMA(単純移動平均線)
- EMA(指数平滑移動平均線)
- WMA(加重移動平均線)
- ボリンジャーハンド
- 一目均衡表
①SMA(単純移動平均線)
「SMA(単純移動平均線)」は、一定期間の終値を平均した値を、線でつなげたものです。
この移動平均線は、最も基本的なインジケーターとも言えます。
SMAの利点は、上昇トレンドであれば線が上向き、レンジ相場ならば横ばい、下降トレンドであれば下向きとなるため、一目でトレンドが判断できることです。
- ゴールデンクロス
- デッドクロス
- サポートライン
- レジスタンスライン
ゴールデンクロスとは、短期移動平均線が長期移動平均線を上抜けたとき、2本の線がクロスするポイントのことです。
ゴールデンクロスが発生すると、相場が上昇していく可能性が高くなります。
反対に短期移動平均線が長期移動平均線を下抜けてクロスしたポイントが、デッドクロスです。
デッドクロスが起ると、相場が下落していくと考えられます。
② EMA(指数平滑移動平均線)
「EMA(指数移動平均線)」は、SMA(単純移動平均線)の問題点である、直近の値動きに対する反応の遅さを改善するために生まれたインジケーターです。
EMAは直近の価格ほど重視する形で平均値が計算されているため、トレンドの転換を早く捉えられます。
そのため、EMAはSMAよりも、トレンドの発生を素早く把握するのにおすすめです。
③WMA(加重移動平均線)
続いて「WMA(加重移動平均線)」について見てみましょう。
WMAは直近の価格を重視して計算されるので、緩やかに上昇したり下降したりする局面で、特に効果的です。
ただし相場が急激に動く時は、SMAと比べて「ダマシ」が起こりやすい点に注意してください。
④ボリンジャーバンド
「ボリンジャーバンド」はトレンドの強弱を分析するためのインジケーターです。
統計学を用いて、値動きの幅を予測することができます。
バンドの中心線から、標準偏差で上下に線が表示されていて、おもに±1σ(σ=シグマ)、±2σ、±3σの標準偏差の線を表示させることが多いです。
統計学上は99.73%の確立で、3σの内側に値動きが収まります。
- バンドウォーク
- エクスパンション
- スクイーズ
ボリンジャーバンドの幅が広がりだすとトレンド発生の合図、逆に狭くなると値動きが横ばいの展開になります。
バンドの方向や幅を見ることで、トレンドを視覚的に確認しやすいのが特徴です。
ボリンジャーバンドは順張りにも逆張りにも使えて、さまざまな手法と組み合わせることができます。
おすすめのインジケーターのひとつです。
⑤一目均衡表
「一目均衡表」は、基準線、転換線、先行スパン、遅行スパン、雲という5つの要素から成るインジケーターです。
売り手と買い手の均衡が崩れたときに市場が動きやすいという考えに基づき、価格よりもトレンドの転換点を分析するために特化しています。
ローソク足が雲を抜けたら、トレンドの変化の合図と判断できますよ。
一目で買いと売りの均衡値がわかるのが大きな利点です。
しかし構成要素が多いため、使いこなすまでには慣れが必要となります。
関連記事:FXは長期保有がおすすめって本当?長期保有なら負けない?短期投資との比較やリスクを解説
FXのオシレーター系インジケーターおすすめ5選
オシレーター系インジケーターについて、今回は定番人気でおすすめの5つをご紹介しますね。
先述した通り、オシレーター系インジケーターは相場の「過熱感」を分析するのに役立ちます。
買われすぎているか、売られすぎているか判断するのに役立つでしょう。
- MACD
- RSI
- RCI
- DMI
- ストキャスティクス
それぞれについて詳しく解説していきます。
①MACD
まず、「MACD」についてです。
これは「Moving Average Convergence Divergence」の略で、「移動平均収束拡散」を意味します。
このインジケーターは2本の期間が異なるEMA(指数平滑移動平均線)を使って、トレンドの方向や勢いを分析します。
MACDの要素としては、「MACD線」、「シグナル」、「ヒストグラム」、「ゼロライン」の4つがあります。
MACD線の傾き・長さ、MACD線とシグナル線の交差などを分析することで、売買のタイミングを探ることができますよ。
②RSI
「RSI」は「相対力指数」を意味しており、値動きの勢いの強さを数値化したものです。
相場の反転タイミングを探るのに役立ちます。
RSIが70を超えたら買われすぎなので売り、逆に30を下回ったら売られすぎなので買いと判断することができますよ。
ただし、すぐに買いや売りに踏み切るのはリスキーでもあります。
相場がトレンドの初期・中盤・終盤のどこにあるかも考慮することが大切です。
③RCI
「RCI」は「順位相関関数」とも呼ばれるオシレーター系インジケーターです。
RCIでは「時間」と「価格」の2つに順位をつけ、2つの相関をあらわします。
RCIが+80%を上回ったら買われすぎなので売り、逆に-80%を下回ったら売られすぎなので買う、というのが一般的な使い方です。
さらに、RCIが0%のラインを上抜けしたら上昇トレンド、下回ったら下降トレンドと判断できます。
±80%に達しなくても、RCIが転換すれば逆張りでエントリーも狙える点が特徴です。
④DMI
DMIは「方向性指数」を意味します。
DMIは上昇トレンドの強さを示す+DI、下降トレンドの強さを示す-DI、そしてどちらの相場状況でもトレンドそのものの強さを表すADXという3つの線から成り立っているインジケーターです。
トレンドの方向と強弱を分析することができます。
- +DIが40以上…強い上昇トレンドが発生
- -DIが40以上…強い下降トレンドが発生
- ADXが40以上で、+DIが-DIよりも上にある場合、強い上昇トレンド
- ADXが40以上で、-DIが+DIよりも上にある場合、弱い上昇トレンド
特に、ADXは近年注目されているので、ぜひ一度使ってみてくださいね。
⑤ストキャスティクス
「ストキャスティクス」は「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断するオシレーター系インジケーターです。
特に、2本の線のクロスから、売買シグナルを確認できる点が特徴的。
ストキャスティクスには、3本の線のうち%Kと%Dを利用する「ファーストストキャス」と%Dとスロー%Dを使う「スローストキャス」の2つがあります。
スローストキャスのほうがダマシを回避しやすいといわれているので、よりおすすめです。
関連記事:FXのスキャルピングとはどんな手法?勝つためのコツと失敗しないための注意点を解説
FXでインジケーターを使いこなす5つのコツ
おすすめのインジケーターをご紹介してきましたが、「どうやったら使いこなせるのか分からない」という方も多いでしょう。
FXでインジケーターを使いこなすコツをご紹介します。
- 多くのトレーダーが使っているインジケーターと数値を用いる
- 複数のインジケーターを組み合わせる
- インジケーターをたくさん表示させすぎない
- インジケーターの過信は禁物
- ファンダメンタルズ分析と併用する
①多くのトレーダーが使っているインジケーターと数値を用いる
基本的には、よく知られている有名なインジケーターを使うのがおすすめです。
なぜなら、有名なインジケーターは多くの人が使っているため、そのラインを参考にして多くの取引が行われます。
その結果、実際の価格の動きに直接影響を与えるんです。
それに対して、あまり知られていないマイナーなインジケーターは、人々に注目されていません。
マイナーなインジケーターを基にした取引も少なく、売買の判断に使いづらいと言えるでしょう。
また、インジケーターの数値を設定するときも、他の投資家が使っている数値を参考にしましょう。
他の投資家が設定していない数値でインジケーターを活用しようとすると、機能しづらくなってしまっています。
たとえば短期のSMA(単純移動平均線)の期間は、5日が一般的です。
この設定に合わせるのがおすすめですよ。
スキャルピングやデイトレードなど、トレードスタイルによっても、おすすめのインジケーターや数値は異なります。
自分のトレードスタイルにあわせて設定してください。
②複数のインジケーターを組み合わせる
インジケーターはそれぞれ特徴がありますので、複数のインジケーターを組み合わせて使うことが大切です。
1つのインジケーターだけに頼るのではなく、複数のインジケーターを使うことで、チャート分析の精度が一段と上がるでしょう。
より正確な分析が可能になり、効果的なトレードができます。
その際は、トレンド系インジケーターとオシレーター系インジケーターの違いを理解することが大切です。
トレンド系はトレンド相場で力を発揮します。
一方、オシレーター系はある一定の範囲で価格が揺れ動くレンジ相場において有効です。
それぞれのインジケーターは状況により、最大の効果を引き出すことが可能です。
トレンド系とオシレーター系の二つを組み合わせて使うと、さらにチャート分析の精度が上がります。
また、同じ系統のインジケーターでも、その特性が異なるものを組み合わせることで、さらに深い分析が可能です。
③インジケーターをたくさん表示させすぎない
チャート分析でインジケーターを使う時、多ければいいというものではありません。
インジケーターをたくさん使うと、むしろチャートが見づらくなってしまい、大事な情報を見逃してしまうこともあります。
FXの取引でインジケーターを使う場合は、自分の取引スタイルにぴったりの2~3個程度に絞って使うことがおすすめです。
それがちょうどいいバランスで、重要な情報を見落とさず、かつチャートを見やすく保つことができます。
特にトレンド系のインジケーターは、何個も重ねて表示すると、必要な情報が見えにくくなってしまうので注意してください。
大事なのは、自分が本当に必要とする情報だけに絞り込むことです。
インジケーターから必要な情報だけをうまく取り出すことで、より精度の高いチャート分析が可能になるでしょう。
④インジケーターの過信は禁物
経済活動の大きな動きを示す指標、例えば雇用統計や失業率が発表された時、市場は急変しやすいです。
そのような急な価格の変動に、インジケーターは対応しづらいという欠点があります。
また、FXでは「ダマシ」と呼ばれる現象に注意が必要です。
これは、インジケーターが示す理論通りの動きとは逆の動きを市場がすることを指します。
FXのインジケーターは、トレンドを理解したり、取引のタイミングを見つけるのに役立つツールです。
しかし、それは万能ではありません。
最も重要なことは、市場の状況に自分がどう適応するか、という点です。
⑤ファンダメンタルズ分析と併用する
また、チャート分析だけではなく、ファンダメンタルズ分析も取り入れて、相場を全体的に理解する視点を持つことが大切です。
これによって、より正確に市場の動きを読み取り、効果的な取引が可能になるでしょう。
FXでは、相場を読み解くために二つの分析方法があります。
一つ目は、チャートやインジケーターを使って値動きを予想する「テクニカル分析」。
二つ目は、各国の経済のキーとなる指標や金融政策を見て市場を理解する「ファンダメンタルズ分析」です。
インジケーターを使った分析は「テクニカル分析」ですが、同時に「ファンダメンタルズ分析」も利用することで、より深い市場理解と相場の予測が可能になります。
また、ファンダメンタルズ分析を取り入れることで、インジケーターだけでは対応しきれない急な価格変動にも対応することが可能です。
市場は予測しづらい動きをすることもありますが、両方の分析を組み合わせることで、そのリスクを抑えられます。
関連記事:テクニカル分析におすすめの指標6選&覚えやすいチャートパターン3選!初心者にも人気のやり方は?
最強はこれ!インジケーターのおすすめ組み合わせ3選
インジケーターは2~3種類を組み合わせて使うのがおすすめだとご紹介してきました。
具体的なおすすめの組み合わせを、3つご紹介します。
①移動平均線+RSI
移動平均線とRSIの組み合わせは、見た目がすっきりしているので、初心者にもおすすめです。
移動平均線は、相場の大きな流れ、つまりトレンドを見るのに使いましょう。
一方、RSIは、その相場が行き過ぎていないかをチェックするのに役立ちます。
移動平均線が「ゴールデンクロス」を描く時、つまり短期の平均線が長期の平均線を上から下へと交差する時と、RSIが20%以下になった時を見つけて、そのタイミングで買いを入れると良いでしょう。
これはとてもシンプルな組み合わせですが、多くのトレーダーがこれらの指標を見ているので、参考にしやすいです。
②ボリンジャーバンド+MACD
ボリンジャーバンドとMACDの組み合わせは非常に便利です。
ボリンジャーバンドは統計学の確率を視覚的に示してくれます。
一方のMACDは、相場の動きを敏感に捉えることが可能。
この二つを組み合わせて、売りや買いのタイミングを見つけることができます。
具体的には、MACDを使ってエントリー(売買を始める)タイミングを探し、ボリンジャーバンドの2σ(シグマ)が触れたところで決済(売買を終える)するという方法です。
ボリンジャーバンドは、相場が逆の方向に動きそうなタイミングを見つける逆張りの手法としてよく使われます。
しかし初心者には順張り、つまり相場の流れに乗る方がおすすめです。
なぜなら逆張りの場合、損切り(損を抑えるための売買)のタイミングが難しく、間違えると大きな損失を出してしまう可能性があるからです。
ボリンジャーバンドの開発者であるジョン・ボリンジャー自身も、順張りのトレードを推奨しています。
③RSI+MACD
RSIとMACDを一緒に使う方法も、FXの初心者におすすめです。
RSIは相場がどれだけ過熱しているかを確認するのに使われます。
それと一緒にMACDを使うと、相場の流れやトレンドを予測することが可能です。
MACDは一般的に「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断するのが難しいとされていますが、RSIを併用することでその欠点を補うことができます。
RSIとMACDが同じタイミングで動いた時には、買い・売りを判断することができます。
インジケーターが豊富なおすすめチャート4選
さっそくインジケーターを使った取引にチャレンジしてみましょう。
チャートに表示させられるインジケーターの種類は、FX会社によって異なります。
豊富なインジケーターを提供しているFX会社がおすすめです。
FX会社 | チャート名 | インジケーターの数 |
---|---|---|
GMOクリック証券 | プラチナチャート | 38種類 |
LIGHT FX | TradingView | 80種類以上 |
みんなのFX | TradingView | 87種類 |
楽天証券 | 楽天MT4 | 50種類以上 |
特にFX業界大手のGMOクリック証券が提供している「プラチナチャート」や、プロも愛用している本格仕様の「TradingView」や「MT4」は、人気があります。
①GMOクリック証券【プラチナチャート】
- 38種類のインジケーターを搭載
- 業界最狭水準のスプレッド
- デモ口座が無料
GMOクリック証券の「プラチナチャート」は、GMOクリック証券で口座を開設するだけで、無料で利用できるツールです。
38種類のインジケーターを搭載しています。
これだけのインジケーターが使えると、相場の分析がとてもしやすくなりますね。
また、プラチナチャートから直接取引の注文を出すことができます。
相場分析をした後に、取引のタイミングを逃すことがなくなりますね。
さらに、初心者の方でも安心して取引を始めることができるよう、デモ口座も利用できます。
このデモ口座で、自分に合ったインジケーターを探す時間を確保することができますよ。
さらにGMOクリック証券は、業界最狭水準のスプレッドも提供しています。
②LIGHT FX【TradingView】
- 口座開設でTradingViewの有料機能が無料(一部の機能は搭載されていない)
- 3つの取引ツールで柔軟な取引が可能
- 業界最狭水準のスプレッド
- 業界最高水準のスワップポイント
LIGHT FXは、トレーダー証券が運営するFXサービスです。
特に業界最高水準のスワップポイントが魅力的で、みんかぶFX年間ランキング「スワップ部門」では、3年連続1位を獲得しています。
また、それだけではありません。
LIGHT FXの取引ツールには、「TradingView」が搭載されています。
口座を開設するだけで、通常は有料版でしか利用できない機能が無料で使えるんです。
一部の機能は搭載されていませんが、大きな魅力といえるでしょう。
また、LIGHT FXの「TradingView」はアプリでも利用可能です。
忙しくても隙間時間を活用してチャート分析ができます。
③みんなのFX【TradingView】
- TradingViewの有料機能が無料(一部の機能は搭載されていない)
- 87種類のテクニカル指標
- 業界最狭水準のスプレッド
- 業界最高水準のスワップポイント
- 視覚的にわかりやすい分析ツールをスマホアプリに搭載
みんなのFXは、2022年に「みんかぶFX年間ランキング」の総合部門で第1位に輝いたFX会社で、その人気と信頼性は折り紙つきです。
取引条件も優れていて、業界最狭水準のスプレッドと業界最高水準のスワップポイントを提供しています。
取引コストを抑えつつ、より多くの利益を獲得することが可能です。
みんなのFXで口座を開設すると、「TradingView」が使えます。
「TradingView」にはなんと87種類のテクニカル指標が搭載されおり、自分の取引スタイルに合わせた細かい分析が可能です。
通常は有料でしか利用できないTradingViewの機能も、無料で使えます。
一部の有料機能は搭載されていませんが、大きなメリットといえますね。
さらに、スマホアプリでは「通貨強弱」や「ヒートマップ」などの分析ツールも提供しています。
これらのツールは直感的に理解しやすく、初心者でもすぐにトレードに活用できるでしょう。
④楽天証券「楽天MT4」
- MT4が無料で使える貴重な大手ネット証券!
- インストール不要
- Mac環境でも利用できる
大手ネット証券の楽天証券では、上級者も愛用するメタトレーダー4(MT4)が無料で使えます。
メタトレーダー4を提供しているFX会社は他にもありますが、よく知られている大手会社がメタトレーダー4を提供しているケースは、非常に珍しいです。
日々のショッピングでおなじみの楽天市場の会社ということで、大手ならではの信頼感や、なじみやすさがあるでしょう。
楽天証券が提供しているのは、MT4のWeb版で、インストールが不要なのがポイントです。
Windowsだけでなく、Macの環境でも利用できるため、使いやすさが増しています。
MT4 Webでは、FXだけでなく日経225や金、原油などのCFD取引も可能になります。
さらに、50種類以上の豊富なインジケーターを活用して、チャート分析が可能です。
ただしEAによる自動売買や、オリジナルインジケーターの利用はできません。
とはいえブラウザ環境でサクサク動く楽天証券のMT4を使いたい方や、MacでもMT4を利用したい方には、ぴったりのツールと言えるでしょう。
関連記事:FXおすすめアプリ12選!スマホで稼げる最強ツールはこれ|PCレベルの機能と使いやすさが魅力
まとめ~FXではみんなが使ってる王道インジケーターがおすすめ!~
これらのインジケーターを理解し、適切に活用すれば、FXでの投資戦略をより明確にして利益を出す可能性を高めることができます。
ただし、各インジケーターの特性や動きをしっかりと理解してから活用することが重要です。
ときにはダマシが起ることもあるので、どのインジケーターも完璧に相場を予測するものではないと理解した上で、慎重に取引を行ってください。
もしインジケーター選びで迷ったら、王道とされるインジケーターを使ってみるのがおすすめです。
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