FXのスプレッドとは、売値と買値の差額のことを指します。
FX会社や通貨ペアによってスプレッドの幅は異なっているため、事前に確認しておくのがおすすめです。
またスプレッドが大きければ大きいほど、利益も減ってしまうためできれば小さいスプレッドを提供しているFX会社を利用しましょう。
今回の記事では、スプレッドやスプレッドが狭いFX会社を紹介します。
これからFXを始めたいと思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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FXのスプレッドとは?
ではまずスプレッドについて解説します。
スプレッドとは、通貨の売値と買値の差額のことを指します。
たとえば、1ドル110円で購入したとしましょう。
ただ購入してそのまま売却しようとすると、110円よりも低くなってしまいます。
このように通貨を買う際と売る際に生じる差額のことをスプレッドといいます。
ではスプレッドを埋めるためにはどうすればいいのか、気になりますよね。
スプレッドを埋めるためには、買値が売値よりも高くなればいいのです。
買値が上昇することによって、FXでの利益が発生します。
つまり、スプレッドが小さければ小さいほど、出せる利益が大きくなるということですね。
スプレッドはFX会社によって異なる
スプレッドはFX会社によっても異なっています。
FX会社はスプレッドが小さければ利益を出しやすくなっているので、FX会社を選ぶ際にスプレッドの値を気にする方も多いです。
そのため競合のFX会社と差別化するために、スプレッドの値を下げる会社もあります。
もちろんスプレッドだけでFX会社を選ぶのはよくありませんが、選び方の一つとしてスプレッドの値があると覚えておきましょう。
スプレッドは通過ペアによって異なる
FXではさまざまな通貨ペアでトレードをすることができます。
実はそれぞれの通貨ペアによって、スプレッドは異なっています。
「米ドル/円」や「ユーロ/円」などの有名な通貨ペアほどスプレッドが小さくなる傾向もあると覚えておくといいですね。
取引する通過ペアを選ぶ際には、スプレッドの値から選ぶこともおすすめなので、確認してみましょう。
スプレッドの計算方法
続いては、スプレッドの計算方法について解説します。
例として、スプレッド計算の条件を下記の通りにします。
- 1万通貨の取引
- スプレッドが0.2銭
この場合の計算式は以下の通りです。
10000通貨×0.2銭=2000銭=20円
実際にはたったの20円程度の差額しかないのです!
ただFXは10000通貨、1回のみの取引ではありません。
そのため、塵も積もれば山となっていきます。
だからこそ、できるだけスプレッドの狭いFX会社を利用するのがおすすめです。
FXのスプレッドが広がりやすいタイミングや時間帯
FXのスプレッドには広がりやすいタイミングや時間帯があります。
具体的には以下の通りです。
- 経済指数の発表タイミング
- 急な報道や経済のイベントがあるタイミング
- 早朝や年末年始
これらについてそれぞれ解説します。
経済指数の発表タイミング
経済指数の発表タイミングには相場に大きな変動が起きることが多いですよね。
たとえば、米雇用統計のような重要視されている指標が発表するタイミングには、スプレッドも拡大されることがあります。
米ドルで取引しているのであれば、米国で発表される経済指数の発表タイミングには要注意です。
ほかの通貨で取引をしている場合、米国ほどニュースにならない可能性が高いです。
そのため自分でしっかりと情報を仕入れられるようにしておきましょう!
急な報道や経済のイベントがあるタイミング
急な報道や経済のイベントがあるタイミングも要注意です。
たとえば災害やテロ行為があった際には、相場も大きく変動することがあります。
相場が大きく変動するタイミングには、スプレッドも拡大することがあるので気をつけましょう。
最近だとコロナウイルスの拡大によって相場の変動があった際に、スプレッドが拡大された例がありますね。
またそれ以外にも国のトップの発言や行動も相場を動かす力を持っています。
そうなると相場が動き始めて、スプレッドも拡大してしまう可能性がありますね。
急な報道や経済のイベントがあるタイミングは狙って予測するのは難しいですが、このようなタイミングには気をつけましょう。
早朝や年末年始
早朝や年末年始のような取引に参加する人が少ないタイミングでもスプレッドが拡大しやすくなります。
参加する人が少ないタイミングだと、相場が急変しやすいので、初心者には向いていません。
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FXでスプレッドが設定されている理由
スプレッドが設定されている理由について気になるかもしれません。
スプレッドは手数料のようなもので、スプレッドをもらうことでFX会社が提供しています。
ユーザーがFXで注文すると、FX会社で反対方向にリスクが発生します。
FX会社ではこのリスクを削減するために、同じ方向の取引をおこなっています。
これをするためにスプレッドが必要になると覚えておきましょう。
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スプレッドの狭いFX口座3選!
では実際にスプレッドの狭いFX口座について解説します。
スプレッドは取引手数料のようなものなので、できるだけ幅が狭いほうがおすすめです。
取引を重ねるごとにスプレッドが発生してしまうため、長い目で見れば狭いほうがいいですよね。
具体的におすすめのFX口座は以下の通りです。
- トライオートFX
- DMM FX
- LIGHT FX
これらについてそれぞれ解説します。
FX初心者におすすめの口座20選!人気のある口座をまとめて紹介
トライオートFX
総合評価 | |
---|---|
口座数 | 430,694口座 |
取引単位 | 1,000通貨 |
取引手数料 | 1万通貨未満:片道20円 |
スワップポイント | 米ドル/円:36円/日 南アランド/円:36円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.3銭 豪ドル/円:0.6銭 ユーロ/円:0.5銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 17通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短当日 |
トライオートFXのスプレッドは米ドル/円:0.3銭となっています。
0.2銭のFX口座もあるため、一番安いとはいえません。
ただ初心者にとってはありがたい、自動売買機能がおすすめなので、ぜひ開設してみてほしいです。
初心者の場合、どの通貨でどのくらいの期間取引をすればいいのかわかりませんよね。
そこでおすすめなのが、自動売買です。
通貨ペアを選ぶだけで、後は放置しておくだけでいいので非常に楽ですね。
ぜひトライオートFXの口座開設をしてみてください!
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関連記事:【実績公開】トライオートFXのメリット・デメリット・評判を徹底解説!
DMM FX
総合評価 | |
---|---|
口座数 | 80万口座以上 |
取引単位 | 10,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | 米ドル/円:24円/日 メキシコペソ/円:24円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ポンド/円:1.0銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 21通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短当日 |
DMM FXは米ドル/円:0.2銭で提供しているFX口座です。
10,000通貨からしか取引はできませんが、DMMが運営している点もあり、非常に信頼できるところがおすすめ。
口座開設数は驚異の80万口座以上で、国内最大級の口座開設数を誇っています。
ユーロ/円:0.5銭やポンド/円:1.0銭も比較的安いので、ぜひDMM FXの口座開設をしてみてくださいね!
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LIGHT FX
総合評価 | |
---|---|
口座数 | 4万口座以上 |
取引単位 | 1,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | 南アランド/円:91円/日 メキシコペソ/円:81円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 英ポンド/円:0.9銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 29通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短翌日 |
LIGHT FXも米ドル/円:0.2銭で取引できるFX口座です。
ユーロ/円:0.4銭や英ポンド/円:0.9銭はDMMよりも安いため、米ドル以外にも投資をしていきたいと考えている方には非常におすすめ!
通貨ペアも29種類と豊富に用意されているため、いろいろな通貨ペアを試せますね。
1,000通貨から取引を始められるので、初心者で投資資金が少ない方にもおすすめ!
初心者におすすめできるFX口座なので、ぜひ利用してみてくださいね。
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関連記事:【評判・口コミ】ライトFX(LIGFT FX)のメリット・デメリットを解説!トレイダーズ証券のFX
FXのスプレッドについてよくある質問
最後にFXのスプレッドについてよくある質問についてまとめます。
これからFXを始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
具体的には以下の質問をまとめます。
- Q.手数料とスプレッドの違いは?
- Q.スプレッド(手数料)が安いFX会社は?
- Q.スプレッドが広がりやすい時間は?
- Q.スプレッドが広がる理由は?
これらについてそれぞれ解説します。
Q.手数料とスプレッドの違いは?
A.トレーダーからすれば手数料もスプレッドも変わりません。
取引ごとに支払わなければならないのがスプレッドなので、実質的には取引手数料のようなものになります。
多くのFX会社では手数料無料というキャッチコピーを出していますが、手数料がない分スプレッドを支払っています。
スプレッドが運用利益につながっているため、実質的にスプレッド=手数料だと覚えておきましょう。
Q.スプレッド(手数料)が安いFX会社は?
A.スプレッドの狭さだけでいえば「SBI FXトレード」がおすすめです。
ただし取引量によって、スプレッドが変わってくることもあるので一概に狭いと言えるFX会社はありません。
SBI FXトレードでいえば、一回の取引で1,000通貨までであればスプレッドが小さくなります。
しかし1,001通貨以上の取引をしてしまうと、段階的にスプレッドが高くなる方式をとっています。
そのため1,000通貨までの取引であれば、SBI FXトレードが非常におすすめですよ!
Q.スプレッドが広がりやすい時間は?
A.スプレッドが広がりやすい時間は3つあります。
- 早朝などの流動性が低い時間帯
- 重要経済指標の発表時
- 急な経済ニュースの発表時
上記の時間帯に関しては、スプレッドが広がりやすくなるので、トレードを控えるのもおすすめです。
Q.スプレッドが広がる理由は?
A.FXトレーダーの中で「買い手」と「売り手」のバランスが悪くなった時に広がりやすいです。
米ドル/円やユーロ/円のような流動性の多い通貨であれば、そこまで影響が出ることはありません。
しかし南アフリカランド/円やトルコリラ/円のような流動性の低い通貨の場合には、スプレッドが広がりやすくなると覚えておきましょう。
【まとめ】FXのスプレッドは収支に直結する!できるだけ狭い口座がおすすめ
この記事ではFXのスプレッドについて解説しました。
FXのスプレッドはFX会社によって異なったり、取引する通貨によって異なったりしています。
スプレッドは取引手数料のようなものなので、できるだけ幅が狭いFX会社を選ぶのがおすすめです。
何度も取引をしていると、それだけ収益を減らしていることになるからですね。
この記事で紹介しているFX口座えはどれもおすすめなので、ぜひ開設を検討してみてください!
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