SBIネオトレード証券は2024年3月に、「ネオトレ API for Excel」の提供を開始しました。
ネオトレ API for Excelとは、Excel上で使用できるツールです。
刻一刻と変化する株価の自動取得や、株の発注ができます。
今回はネオトレ API for Excelとはどんなツールで何ができるのか、使用するメリットは何か、詳しく徹底解説しました。
- ネオトレ API for Excelとは、Excel上で銘柄の自動情報取得や株の発注がおこなえるツール。
- 複数の銘柄の一括発注や、自動売買なども実現できる。
- サンプルシートや入力補助機能があり、使いやすいよう配慮されている。
また記事の後半では、ネオトレ API for Excelを使い始める方法も解説しています。
関連記事:SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)の評判・口コミは?手数料やSBI証券との違いを比較
\手数料が格安!/
ネオトレ API for Excelとは
証券会社 | SBIネオトレード証券 | |
---|---|---|
利用料金 | 無料 | |
推奨環境 | OS | Windows 10, 11 |
Excel | Excel 2016, 2019, 2021の64bit、Office 365 | |
CPU | Intel i7-3770 3.40GHz(4コア)以上 | |
メモリ | 8GB以上 | |
HDD | 5GB以上の空き容量 | |
通信速度 | 10Mbps以上 |
- 情報取得(株価情報、ランキング情報、資産状況等)
- 発注(自動売買等の高度な注文も可能)
ネオトレ API for Excelとは、Excelを用いたトレーディングツールです。
Excel上で取引きに関する各種情報の取得や、発注ができます。
関数やマクロを使って、既存のSBIネオトレード証券の取引ツールでは提供されていない注文方法も実現可能です。
ネオトレ API for Excelのメリット
トレードにネオトレ API for Excelを導入するメリットは、次の通りです。
- カスタマイズが簡単
- Excel関数が苦手な人向けの入力補助機能がある
- サンプルシートが提供されている
- 自動売買などの高度な注文が可能
- Excel単独で起動できる
カスタマイズが簡単
ネオトレ API for Excelのひとつめのメリットは、Excelを使い慣れている人にとって、カスタマイズが簡単なことです。
Excel上いつも仕事やプライベートでExcelを使っているときと同じ感覚で、デザインのカスタマイズができます。
また、関数を使って独自の取引手法を実現することもできます。
Excel関数が苦手な人向けの入力補助機能がある
Excelを用いたトレーディングツールの大きなメリットは、カスタマイズ性が高く自動売買も実現可能なことですが、「Excel関数の知識がないから、使いこなすのが難しい」と感じる人も多いです。
しかしネオトレ API for Excelのには、入力補助機能があります。
これは、取得したい項目やソート順、表示数などを選択すると、株価情報・ランキング情報・注文照会などを呼び出すことができる機能です。
Excel関数が苦手な人でも、手軽にチャレンジしやすくなっています。
サンプルシートが提供されている
ネオトレ API for Excelでは、5種類のサンプルシートが提供されています。
すでにフォーマット化されているサンプルシートを活用すれば、Excelに詳しくない人でも、Excel上から情報を確認したり発注したりすることが可能です。
- 日経225サンプルシート:日経225構成銘柄の現値と情報を確認できる
- TOPIXサンプルシート:TOPIX構成銘柄の現値と情報を確認できる
- ランキングシート:「値上がり率」「値下がり率」などの豊富なランキングを確認できる。タブでランキングの切り替えが可能
- チャートサンプルシート:指定銘柄の過去の4本値・日足チャートを確認できる
- 発注サンプルシート:指定した項目を入力するだけで、現物買・現物売・信用新規建の発注ができる
自動売買などの高度な注文が可能
ネオトレ API for Excelでは、発注機能とVBA、マクロなどの機能を組み合わせれば、トレール注文や連続注文なども再現できます。
複数の銘柄の一括発注や、自動売買も可能です。
さらに、OCO注文やIFD注文ができる関数も標準装備。
理想的な取引環境を実現したい投資家のニーズに応えてくれるツールです。
Excel単独で起動できる
ネオトレ API for Excelは、異なるアプリやソフトウェア同士を繋げる仕組み「API」を用いたルーツです。
しかし使うときにPCツールを起動させる必要はなく、Excel単独で起動できます。
取引を開始する際の立ち上げがスムーズです。
関連記事:SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)にログインできない?原因と対処法を解説
ネオトレ API for Excelがおすすめな人
ネオトレ API for Excelを使ってみるか迷っている、という人も多いでしょう。
ネオトレ API for Excelは特に、次のような人へおすすめです。
- マクロや関数の知識に自信がない人
- 岡三RSSや楽天RSSを使っている人
マクロや関数の知識に自信がない人
データを効率的に取得して発注したいが、マクロやExcel関数の知識に自信がないという人に、ネオトレ API for Excelはおすすめです。
一般的に「Excelを使用した投資ツールは難しい」という印象を持たれることが多いです。
確かにネオトレ API for Excelの利用には、高度なPCスキルを要求される場合もありますが、サンプルシートや入力補助機能を活用できます。
マクロやExcel関数の知識に自信がない人でも、株の銘柄情報をリアルタイムで一括管理したり、Excel上で注文を出したりすることが可能です。
岡三RSSや楽天RSSを使っている人
楽天証券の「マーケットスピード II RSS(楽天RSS)」や、岡三オンラインの「岡三RSS」を使っている人にも、ネオトレ API for Excelはおすすめです。
岡三RSSや楽天RSSも、ネオトレ API for Excelと同じように、株価を自動でエクセルに取り込んで高度な発注ができます。
ネオトレ API for Excelは、岡三RSSや楽天RSSと比較検討してほしいツールです。
関連記事:SBIネオトレード証券のCFD取引の評判・口コミ!銘柄一覧・CFD取引口座開設のやり方も紹介
ネオトレ API for Excelの始め方
ネオトレAPI for Excelを使うには、利用申し込みが必要です。
SBIネオトレード証券で口座開設を完了させている人も、審査を再度受ける必要があります。
自分のExcelでネオトレAPI for Excelを使用するまでの流れは、次の通りです。
- 利用申し込み
- 利用同意書への同意
- 審査の結果通知
- アドインをダウンロード
- Excelでアドインの管理画面を開く
- 解凍したファイルを選択
- 「ネオトレAPI」のタブが生成されたことを確認
①利用申し込み
まず、PCブラウザ版のNEOTRADE Wにログインします。
画面上部のメニュー右下にある「お問合せ」をクリックしてください。
次に、「ネオトレAPI申込」を選択します。
申し込みでは、利用目的を回答する必要があるので、「株価データを効率的に取得したい」等の理由を記入して申請しましょう。
なお、利用目的はマーケティングのために聞かれる質問です。
利用目的の回答内容は審査結果に影響を与えないので、安心してください。
②利用同意書への同意
ネオトレ API for Excelの利用申し込みをすると、利用同意書がメールで送られてきます。
利用同意書に必要事項を入力し、メールに記載されている専用フォームからアップロードしてください。
③審査の結果通知
利用同意書のアップロードが完了すると、審査が行われます。
審査が完了すると、ネオトレAPI for ExcelのアドインをダウンロードできるURLがメールで届くので、確認しましょう。
なお、審査に落ちてしまった場合もメールで通知されます。
④アドインをダウンロード
続いてアドイン登録を行ないましょう。
まずは届いたメールに記載されているURLから、ネオトレAPI for Excelのアドインをダウンロードできるページに飛びます。
このページでファイルを取得し、解凍してください。
⑤Excelでアドインの管理画面を開く
次に、Excelを起動します。
Excelの画面左上にある「ファイル」をクリックしてください。
このメニューの中から「オプション」を選びます。
「Excelのオプション」が表示されたら、「アドイン」をクリックしましょう。
⑥解凍したファイルを選択
するとアドインの表示と管理をおこなう画面が表示されます。
画面下部の「管理(A)」の部分がExcelアドインになっていることを確認し、「設定(G)」をクリックしてください。
「アドイン」のメニューが表示されます。
この画面で「参照(B)」のボタンをクリックし、最初に解凍したファイルのフォルダをダブルクリックしましょう。
最後が「.xll」で終わっている「SBINT.API-Addin」のファイルをクリックし、「OK」ボタンを押します。
先ほどの「アドイン」のメニューに戻るので、「有効なアドイン(A)」内の「SBINT.API.Addin」にチェックが入っていることを確認したら、「OK」ボタンを押します。
⑦「ネオトレAPI」のタブが生成されたことを確認
これでアドイン登録は完了です。
無事に登録できていれば、「ネオトレAPI」というタブがExcelの画面上部に生成されています。
関連記事:SBIネオトレード証券の信用取引のメリット!デメリットや手数料も詳しく解説
ネオトレ API for Excelを提供するSBIネオトレード証券とは
スマホ取引対応 | 〇 |
---|---|
取引サービス |
|
手数料プラン(現物株) | 一律プラン、定額プラン |
現物取引手数料 | 100万円以下まで0円 ※定額プラン |
信用取引手数料 | 無料 |
NISA | 対応 |
- 手数料が安い
- 豊富な取引ツールを無料で提供
- NISA口座に対応
ネオトレ API for Excelは、SBIネオトレード証券が提供しています。
手数料が安い
手数料が安い!
男性/40代
★★★★★
5点
SBIネオトレード証券は、手数料が安いことで評判のネット証券です。
特に株取引・信用取引に強く、信用取引手数料はいつでも無料。
さらに買方金利も標準2.30%と、業界最安水準です。
ツールが豊富
SBIネオトレード証券は、ネオトレ API for Excel以外にも、次の通り豊富な無料ツールを提供しています。
ブラウザ版ツール | NEOTRADE W カブ板 ネオトレードCFD |
---|---|
ダウンロード版ツール | NEOTRADER |
スマホ版ツール | NEOTRADER ネオトレードCFD |
\手数料が格安!/
関連記事:SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)は手数料が安い!SBI証券・他社との違いを比較して解説
ネオトレ API for Excelを使ってみよう
最後に、ネオトレ API for Excelの特徴をまとめます。
- ネオトレ API for Excelは、Excel上で銘柄の情報取得や株の発注がおこなえるツール。
- 各種データの自動取り込みができる。
- 複数の銘柄の一括発注や、自動売買なども実現できる。
- サンプルシートや入力補助機能があり、使いやすいよう配慮されている。
気になった人は、ぜひSBIネオトレード証券のネオトレ API for Excelを試してみてください。
コメント