「iサイクル2取引に興味があるけど、最低資金はどれくらい必要なんだろう?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、外為オンラインの自動売買「iサイクル2取引」は最低資金何円から始められるのか、丁寧に解説します。
通貨ペアやレバレッジによって、最低資金がどのように変わるのか、一緒に見ていきましょう。
また、最低資金ギリギリで投資を始めることによって生じるリスクについてもご紹介。
FX初心者の方も、経験者の方も、ぜひ参考にしてください。
関連記事:外為オンラインの評判は?FX自動売買「iサイクル2取引」の口コミとメリット・デメリット
iサイクル2取引は最低資金約4,400円から
※為替レートを米ドル円が110円、トルコリラ円が6円と仮定した場合【1,000通貨の取引】
- 米ドル円で25倍のレバレッジをかけた場合…4,400円
- 米ドル円でレバレッジをかけない場合…11万円
- トルコリラ円で25倍のレバレッジをかけた場合…240円
- トルコリラ円でレバレッジをかけない場合…6,000円
結論から言うと、iサイクル2取引は人気通貨ペアの米ドル円でminiコース(最小取引単位1,000通貨)を選択した場合、4,400円程度から始められます。
トルコリラ円のようなレートが低い通貨ペアなら、最低資金240円程度から取引可能です。
ただしこれらは最大レバレッジ25倍を適用した場合であり、ハイリスクな運用となります。
レバレッジは2~3倍程度までに留め、最低でも11万円程度+余裕のある追加資金を用意しておきたいところです。
ではiサイクル2取引の最低資金について、もう少し詳しく見ていきましょう。
iサイクル2取引を最低資金いくらから始められるかは、次の3つの要素によって変わります。
- コース
- 取引する通貨ペア
- その時の為替レート
コース
コースの種類 | 最小取引単位 | レバレッジ | 最低資金(米ドル円) |
---|---|---|---|
miniコース (L25mini・L25Rminiコース) | 1,000通貨 | 1倍 | 11万円 |
25倍 | 4,400円 | ||
通常コース (L25・L25Rコース) | 1万通貨 | 1倍 | 110万円 |
25倍 | 4万4,000円 |
iサイクル2取引には、最小取引単位が1,000通貨の「miniコース」と、1万通貨の「通常コース」があります。
同じ米ドル円でも、コースによって最低資金が変化します。
より少ない資金で始められるのはminiコースです。
少額からiサイクル2取引を始めたい人には、miniコースをおすすめします。
一度に売買できる通貨の最小量を指すものです。
多くのFX会社では、1,000通貨か1万通貨が最小取引単位となっていて、つまり最低でも1回1,000ドル・1万ドルからの取引となっています。
iサイクル2取引では、最小取引単位が1,000通貨なので、最低でも1回1,000ドルの取引が必要です。
iサイクル2取引は、どちらかというと少額から始められるFX自動売買です。
取引する通貨ペア
外為オンラインはドル円、ユーロドルといった26種類の通貨ペアを取り扱っています。
この中でもより少ない資金で始められる通貨ペアは、トルコリラ円、南アフリカランド円、メキシコペソ円などの新興国通貨です。
しかしiサイクル2取引初心者の方は、まず米ドル円から始めることをおすすめします。
- 情報収集しやすい
- 米ドル円の相場を見慣れている投資家にとって、想定変動幅の予想がしやすい
米ドル円でiサイクル2取引に慣れてきたら、値動きが大きい他の通貨ペアの運用も考えてみてください。
なお、外為オンラインの通貨ペア一覧は以下の通りです。
米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、カナダドル/円、スイスフラン/円、豪ドル/スイスフラン、豪ドル/NZドル、豪ドル/米ドル、ユーロ/豪ドル、ユーロ/カナダドル、ユーロ/スイスフラン、ユーロ/英ポンド、ユーロ/NZドル、ユーロ/米ドル、英ポンド/豪ドル、英ポンド/スイスフラン、英ポンド/NZドル、英ポンド/米ドル、NZドル/米ドル、米ドル/カナダドル、米ドル/スイスフラン、南アフリカランド/円、トルコリラ/円、メキシコペソ/円
初心者におすすめな米ドル円
米ドル円のiサイクル2取引で必要な最低資金は、以下の通りです。
コースの種類 | 最小取引単位 | レバレッジ | 最低資金 (米ドル円) |
---|---|---|---|
miniコース (L25mini・L25Rminiコース) | 1,000通貨 | 1倍 | 4,400円 |
25倍 | 11万円 | ||
通常コース (L25・L25Rコース) | 1万通貨 | 1倍 | 110万円 |
25倍 | 4万4,000円 |
米ドル円の為替相場が110円のときに、miniコースで最大25倍のレバレッジをかけた場合、最低資金約4,400円で始められます。
ただし最初にもご紹介した通り、レバレッジ25倍での運用はかなりハイリスクです。
レバレッジ1倍の場合、最低資金は11万円必要となります。
少額投資しやすい新興国通貨
トルコリラ円、南アフリカランド円、メキシコペソ円などの通貨ペアはレートが数円~数十円で推移しているため、少ない資金で投資できます。
ただし南アフリカランド円とメキシコペソ円は、通常コースなら最低10万通貨単位、miniコースなら最低1万通貨単位から取引しなければなりません。
よってiサイクル2取引で狙い目な新興国通貨は、トルコリラ円でしょう。
トルコリラ円なら、他の通貨ペアと同じ1,000通貨単位・1万通貨単位で取引できます。
為替レートが6円だと仮定すると、トルコリラ円の取引で必要な最低資金は、次の通りです。
コースの種類 | 最小取引単位 | レバレッジ | 最低資金 (トルコリラ円) |
---|---|---|---|
miniコース (L25mini・L25Rminiコース) | 1,000通貨 | 1倍 | 6,000円 |
25倍 | 240円 | ||
通常コース (L25・L25Rコース) | 1万通貨 | 1倍 | 6万円 |
25倍 | 2,400円 |
miniコースでトルコリラ円を取引する場合、レバレッジ1倍では6,000円、レバレッジ25倍なら240円から取引ができます。
ただしレバレッジ25倍での運用はハイリスクですので、初心者のうちは特に、選択肢に入れないほうが賢明です。
その時の為替レート
iサイクル2取引で必要な最低資金は、その時の為替レートによって異なります。
今回は1ドル110円という前提でお話してきましたが、為替レートは24時間変動しているので、取引前に最新のレートを確認することが重要です。
たとえば1ドル110円のときは最低資金4,400円から始められますが、1ドル150円のときは最低資金6,000円からとなります。※
※レバレッジ25倍の場合。
関連記事:FXプライムbyGMOの評判・口コミは?メリット・デメリットを解説
最低資金でiサイクル2取引を始める場合の注意点
iサイクル2取引を最低資金で始める場合には、いくつか留意点があります。
- ロスカットのリスクが高まる
- 運用資金は多い方が利益を期待しやすい
- 最低資金が少ない通貨ペアで利益を狙いやすいとは限らない
- スプレッドは広め
- スプレッドとは別に手数料がかかる
ロスカットのリスクが高まる
iサイクル2取引はコースによってロスカットルールが異なります。
- L25Rコース、L25R miniコース:取引証拠金×100%
- L25コース、L25 miniコース:取引証拠金×20%
ロスカットとは、資金が一定額以下になった時に、自動的に取引が終了する仕組み(強制決済)のことです。
少ない資金で取引を始めるとレバレッジが高くなり、価格が少し変動しただけで証拠金が不足し、ロスカットされる危険性が高まります。
ロスカットによって強制的に取引が終わると、その時点で損失が確定するため、注意が必要です。
ロスカットを防ぐためには、できるだけギリギリの資金でiサイクル2取引を始めようと考えるのではなく、余裕をもって資金を用意したほうがいいでしょう。
FX初心者の方は、高くてもレバレッジ2~3倍に収まるように、FX口座の資金と取引量を調整するのがおすすめです。
運用資金は多い方が利益を期待しやすい
できるだけ少額からiサイクル2取引を始めたい、と考えている人も多いでしょう。
しかし外為オンライン公式サイトでは、1万通貨コースなら100万円以上、miniコース(1000通貨)なら30万円以上の運用資産をおすすめしています。
運用資産が多いと、たくさんポジションを保有でき、注文間隔が狭くなります。
取引回数が増えることによって、利益を積み重ねやすくなるのです。
最低資金が少ない通貨ペアで利益を狙いやすいとは限らない
iサイクル2取引は買いの場合、上昇トレンドが出ているときだけではなく、レンジ相場で利益を出すことが得意です。
iサイクル2取引の中でも、トルコリラ円は必要な最低資金が少ない通貨ペアだとご紹介してきましたが、トルコリラ円のような新興国通貨は値動きが大きくレンジ相場になりにくいという特徴があります。
iサイクル2取引では、最低資金が少ない新興国通貨より、他の通貨を選んだほうが利益を狙いやすい可能性もあるでしょう。
なお地理的に近い国の通貨ペアは、経済環境が似ているため、レンジ相場になりやすいです。
- 豪ドル/NZドル
- ユーロ/ポンド
スプレッドが広め
iサイクル2取引をする際には、売りと買いの価格差、すなわちスプレッド(取引コスト)にも注意が必要です。
iサイクル2取引のスプレッドは、一般的な裁量取引よりも、少し広め(=コストが高め)に設定されています。
スプレッドとは別に手数料がかかる
iサイクル2取引では、1,000通貨毎の取引で、スプレットとは別に片道20円の手数料がかかります。
1万通貨の取引をした場合は、片道200円の手数料が必要です。
取引を始める時だけでなく、終える時にも手数料が必要になります。
miniコースでは取引を始めるのに20円、終えるのに20円、往復でひとつの取引につき40円が必要です。
もし通常コースを選んだら、取引を始めるのに200円・終えるのにも200円、つまりひとつの取引で400円かかる計算となります。
一度だけの取引なら、手数料はそれほど気にならないかもしれません。
しかし、iサイクル2取引は、何度も取引を繰り返し利益を増やすスタイルの自動売買です。
手数料がかさみがちなので、結果として、その分だけ利益が減少してしまいます。
特に最低資金で始めると、期待できる利益が少なくなる分、相対的に手数料が高く感じるでしょう。
関連記事:DMMFXでセルフバックするやり方をわかりやすく解説!1回最低何円から取引できる?
iサイクル2取引のメリット
iサイクル2取引を最低資金で始める場合、いくつか注意しなければならない点はあるものの、iサイクル2取引そのものは評判が良好な自動売買です。
iサイクル2取引のメリットをご紹介します。
- 利益を出しているトレーダーが多い
- デモ口座でiサイクル2取引を体験できる
- 比較的少ない最低資金で自動売買できる
- トレンド相場に対応できる
利益を出しているトレーダーが多い
外為オンラインが公表しているデータによると、iサイクル2取引の利用者のうち、運用資金100万円以上で利益を出している人の割合は90.75%※です。
100%稼げる保証はありませんが、多くの投資家が良い実績を残しているとわかります。
※2017年1月1日~2021年4月30日の期間に設定されたすべてのiサイクル2取引において、利益が発生した設定の実績
デモ口座でiサイクル2取引を体験できる
iサイクル2取引では、実際のお金を使わずに、デモ口座で取引を体験できます。
デモ口座の開設は無料です。
取引の流れを把握したい人や、自分が考えている設定で利益が出せそうか試したい人は、ぜひデモ口座を活用してください。
関連記事:GMOクリック証券のデモトレードのやり方は?デモ口座開設から取引完了まで丁寧に解説
比較的少ない最低資金で自動売買できる
iサイクル2取引はminiコースなら、1,000通貨単位から取引できます。
最低1万通貨単位で取引しなければならないFX会社と比較して、必要な最低資金が少ないです。
大きな資金を用意しなくても、FXの世界に足を踏み入れることができます。
トレンド相場に対応できる
一般的に、リピート系の自動売買は、レンジ相場に強くトレンド相場に弱い傾向があります。
しかしiサイクル2取引は、レートの追尾機能が付いているので、価格が一方向に動くトレンド相場になった場合でも利益を狙い続けやすいです。
買いの場合、もしレートが下がってもレンジ部分が多い・下げ方が緩やかといった展開なら、大きく負けにくいという特徴があります。
関連記事:外為どっとコムの安全度が高いレバレッジ設定とは?1~25倍のうちどれがいい?
iサイクル2取引を最低資金で始めるやり方
Iサイクル2取引を最低資金でスタートするやり方は、次の通りです。
- miniコースを選ぶ
- 通貨ペアを選ぶ
- 必要な証拠金を入金する
それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
【Step1】miniコースを選ぶ
iサイクル2取引では、初めて口座開設を申し込む際に、コースを選びます。
通常コース(L25・L25Rコース)は最小取引単位が10,000通貨から、miniコース(L25mini・L25Rminiコース)は1,000通貨単位からです。
どのコースを選択するかで、必要な最低資金は大きく異なります。
少額投資を考えている人には、miniコースがおすすめです。
【Step2】通貨ペアを選ぶ
少ない資金で取引したい場合、証拠金が少なくて済む通貨ペアを選ぶことがポイントです。
証拠金が比較的少なくて済む通貨ペアとしては、低価格な新興国通貨であるトリコリラ円が挙げられます。
しかし初心者は新興国通貨よりも、日本円を軸とした「クロス円」の通貨ペアで始めたほうがよいという意見が一般的です。
中でも人気が高い米ドル円は、相場も安定しており、初心者におすすめできます。
またiサイクル2取引はレンジ相場に強いため、レンジ相場になりやすい通貨ペアもおすすめです。
【Step3】証拠金を入金する
外為オンラインで開設した口座に証拠金を入金し、実際の取引を開始します。
iサイクル2取引では数百円~数千円から取引を開始できますが、最低資金でスタートする場合、リスクが高まることを意識しておきましょう。
なぜなら、最低限の資金で取引を開始するということは、高レバレッジを利用するリスキーな取引となるからです。
そのため、最低資金ギリギリではなく、余裕をもって入金しておくことをおすすめします。
関連記事:IG証券の評判・口コミは?スプレッドやノックアウトオプションの評価を解説
1通貨単位で取引可能なおすすめFX会社
国内FX業者のレバレッジは、最大で25倍までと国によって定められています。
しかしご説明してきた通り、高いレバレッジをかけることによって少ない資金でFXを始めようとすると、リスクも高まります。
MATSUI FXなら1通貨単位で取引可能です。
「無理に高いレバレッジをかけたくないけど、少額からFXを始めたい」という方は、MATSUI FXの利用も検討してみてください。
MATSUI FX
総合評価 | |
---|---|
口座数 | 121,155口座 |
取引単位 | 1通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | トルコリラ/円:28円/日 メキシコペソ/円:220円/日 南アフリカランド/円:110円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 20通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短即日 |
サポート | 月~金7:00-24:00 |
MATSUI FXは、少額からの投資を可能にするFXサービスです。
その特徴は、なんといっても1通貨単位から取引が可能という点。
たとえば1,000円あれば、レバレッジをかけなくても、1ドル100円の時に10ドルを購入することができます。
必要な最低資金が少ない分、損失が出た場合でも、全資産に対する影響を抑えられます。
iサイクル2取引のような自動売買サービスはなく裁量トレードのみ、少額投資だと利益も限定的になるというデメリットもありますが、初心者にもおすすめなFXサービスです。
\100円から取引できる!/
関連記事:松井証券FXの評判・口コミを調査!100円から少額投資できて初心者におすすめ
【まとめ】iサイクル2取引は最低資金約4,400円から
iサイクル2取引で必要な最低資金を、最後にもう一度まとめます。
※為替レートを米ドル円が110円、トルコリラ円が6円と仮定した場合【1,000通貨の取引】
- 米ドル円で25倍のレバレッジをかけた場合…4,400円
- 米ドル円でレバレッジをかけない場合…11万円
- トルコリラ円で25倍のレバレッジをかけた場合…240円
- トルコリラ円でレバレッジをかけない場合…6,000円
米ドル円の場合は、25倍のレバレッジを活用すると4,400円、レバレッジなしでは11万円からの取引が可能です(為替レートを1ドル110円とした場合)。
ただし必要証拠金ギリギリで取引すると、少しの値動きでロスカットされるリスクが高まるので、資金は余裕をもって用意しておくことが大切となります。
自身のリスク許容度や投資目的に合わせて、適切な取引方法を選びましょう。
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