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日本生まれの仮想通貨ジャスミーコインとは?チャートから将来性を予想

ジャスミー,仮想通貨

ジャスミーコインは日本生まれの仮想通貨です。

ビットポイントに上場したことで注目を集めたものの、それは一時的なもので、価格の下落が続いています。

ジャスミーコインに将来性はあるのか分析し、今後を予想しました。

ジャスミーコインがどんな仮想通貨で、何を目指しているのかについてもやさしく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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目次

ジャスミーコインとは?日本生まれの仮想通貨

ジャスミー,仮想通貨

ジャスミーコインとは、最近日本で誕生した仮想通貨です。

2016年にソニー株式会社のCOO安藤国威氏が設立した、ジャスミー株式会社によって開発されています。

日本で唯一の仮想通貨取引所である、ビットポイントで購入可能です。

仮想通貨は海外で作られたものが多く、情報収集にあたって英語で書かれたサイトを読むのに苦労します。

しかしジャスミーコインは日本生まれなため、公式サイトも日本語で書かれており、理念やビジョンを理解した上で投資しやすいのが特徴です。

通貨名ジャスミー
シンボルJasmyCoin
仮想通貨ランキング
(2022年10月)
552位
購入できる取引所ビットポイント
フォビジャパン

関連記事:IG証券が仮想通貨(ビットコイン)に参入!?ノックアウトオプションの可能性もあり!?

仮想通貨ジャスミーコインの仕組み

ジャスミー株式会社は何を目指しているのか、どんな仕組みの仮想通貨なのか解説します。

個人情報の民主化がコンセプト

ジャスミーは個人情報の民主化を目的としています。

しかし個人情報の民主化といっても、ピンとこない人も多いでしょう。

わかりやすく説明していきます。

ジャスミーの目的をわかりやすく解説

現在個人情報は、Amazon、Facebook、Googleといった一部の大企業が独占的に管理しています。

しかし大企業は個人情報を大量に取り扱っている分、ハッキングやアカウント盗難の被害に遭いやすいのが課題です。

ジャスミーは、個人情報を取り扱う主権を、個人の元に戻すことを目指しています。

ジャスミーの考え方
  • 個人情報には価値がある
  • 企業に個人情報を提出する際、報酬が受け取れる社会を目指す

個人情報をブロックチェーン(情報を記録するデータベース技術の一種)に記録・管理することで、企業ではなく各自が、個人情報取り扱いの主権を握れるようにします。

さらにジャスミーは、個人のデータに経済的価値があると考えています。

たとえばユーザーの検索履歴が分かれば、興味がありそうな広告を表示し、商品購入を効果的に促すことが可能です。

そこでジャスミーは、個人情報提供を受け取った企業が、対価として個人にジャスミーコインを支払う仕組みを整備。

ジャスミーは個人情報の提供で報酬が得られるプラットフォームなのです。

2つのコアサービス「SKC」と「SG」

個人による個人情報の管理を目指しているジャスミー。

コアとなっているのは、次の2種類のサービスです。

ジャスミーのコアサービス
  • SKC(セキュアナレッジコミュニケーター)
  • SG(スマートガーディアン)

SKCとは

SKC(セキュアナレッジコミュニケーター)は、ブロックチェーン上で自分の個人情報を管理できるプラットフォームです。

個人情報を企業に提供するかどうかは、自分で決められます。

個人情報を提出する場合は、仮想通貨ジャスミーが受け取れる仕組みです。

SGとは

SG(スマートガーディアン)は、強固なセキュリティを有するジャスミーのブロックチェーンに、IoTデバイスを登録できるサービスです。

IoTとは?

IoTとは、昔はインターネットに接続されていなかった物が、インターネットを通じてお互いに情報交換をする仕組み。

“Internet of Things”の略で、日本語訳は「モノのインターネット」。

たとえばエアコンや洗濯機は、従来インターネットに繋がっていなかったが、最近のモデルは家の外からでもスマホで操作できる。

【IoTデバイスの例】…スマホ、家電、照明、スマートウォッチなど

持っているIoTデバイスが外部からアクセスされず、持ち主しか使用できない環境を整えます。

ジャスミーコインはまだ成長段階

仮想通貨に詳しくない方も、ビットコインという名前は聞いたことがあるでしょう。

ビットコインは時価総額ランキング1位(約81兆円)の仮想通貨です。

対するジャスミーコインは、時価総額ランキング552位(約33億)

まだまだこれから発展していく段階にあります。

今後のロードマップ

ジャスミー株式会社は、次のような流れで個人情報の民主化を目指すと掲げています。

  • 第1期(普及期)
  • 第2期(価値成長期)
  • 第3期(エコシステム拡大期)
  • 第4期(データマーケットプレイス)

第1期はまず、ジャスミーを普及させ、より多くのユーザーの獲得を目指します。

企業はジャスミーによって人件費やサーバー利用費を削減でき、個人は安心してサービスを利用できるようになる、というメリットを広めるのが目標です。

第2期は以下の数の増加を目指します。

  • 交換可能な個人データ
  • データロッカー
  • プラットフォーム上のサービス

第3期は、データと報酬の交換が可能になる予定です。

さらに第4期は、ジャスミーデータマーケットプレイスで、安心安全に個人データの許諾がおこなえる環境を整備します。

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    仮想通貨ジャスミーコインのチャート動向

    2022年10月現在、ジャスミーコインは1JMYあたり1円~0.7円前後で推移しています。

    今までの値動きをまとめました。

    【2021年】初上場で一気に値上がり

    ジャスミーは2021年に、MEXCという取引所に上場しました。

    多くの投資家の注目を集めたジャスミーは、一気に値上がり。

    最高で664円台に上昇しました。

    その後も複数の取引所に次々と上場したことや、仮想通貨市場全体が高騰していたことなどから、好調な滑り出しとなります。

    【2021年5~6月】100円台に暴落

    仮想通貨自体の人気が下火になっていたことや、ビットコインの暴落を受けて、上場後はじわじわと価格が下落。

    200~100円台を彷徨うようになります。

    特に悪影響を受けたのは、2021年5月の出来事です。

    中国で仮想通貨が禁止になり、仮想通貨が全体的に値下がりします。

    ジャスミーも例外ではなく、2021年6月初旬には、100円台まで大幅に暴落しました。

    その後も値下がりは止まらず、ついに1円を切るようになってしまいます。

    2021年10月に日本の仮想通貨取引所BITPOINT(ビットポイント)に上場したことで、一時は30円台まで回復したものの、再度元の価格に戻っています。

    上場時の最高値は更新できていません。

    しかし上場時に最高値を更新し、その後ずっと下落が続くのは、仮想通貨の世界においてよくあることです。

    ジャスミーのチャートは、仮想通貨の値動きの典型的な例と言えます。

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    仮想通貨ジャスミーコインの将来性は?

    ジャスミー,仮想通貨

    ジャスミーコインは買うべき仮想通貨か否か判断するために、今後の不安要素と期待要素をチェックしていきましょう。

    今後の不安要素

    ジャスミーの不安要素は、おもに次の2点です。

    • 利益の目処が立っていない
    • 情報不足で開発がどの段階まで進んでいるか分からない

    利益の目処が立っていない

    ジャスミーはまだスタートしたばかりであり、利益の目処が立っていません。

    プロジェクトがうまくいくかどうか、利益になるかどうかわからない段階です。

    個人情報の民主化を掲げてはいるものの、その考えがネット社会に浸透していく保証もありません。

    「IoT技術の発展に伴って値上がりするのではないか?」と予想している投資家もいますが、仮想通貨市場全体が下火になっていることもあり、不安は大きいです。

    情報不足で開発がどの段階まで進んでいるか分からない

    さらに、ジャスミーは投資家に対して提供している情報が物足りず、今後を予想したり現状を分析したりするのが難しいです。

    「日本の仮想通貨だから応援したいけど、情報が少なくてよくわからない」「開発の進捗を知るのが難しい」とクチコミで言われています。

    投資において情報収集はすべての基本です。

    自分がどんな企業に投資しているのか、なぜその銘柄なのか、はっきりさせておく必要があります。

    しかし、そもそもそれが難しいというのは、かなり大きなデメリットです。

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    今後の期待要素

    ジャスミーの期待要素は、おもに次の2点です。

    • Web3.0関連銘柄
    • 海外展開を目指している

    Web3.0関連銘柄

    ジャスミーはWeb3.0関連銘柄のひとつです。

    Web3.0とは、企業による管理がない民主的なインターネットを目指す、次世代のインターネット概念です。

    多くの場合、ブロックチェーン技術を取り入れたウェブ構造のことを指します。

    Web3.0関連銘柄
    • JASMY(ジャスミー)
    • BAT(ベーシックアテンショントークン)
    • DOT(ポルカドット)
    • FIL(ファイルコイン)
    • ICP(インターネットコンピュータ)
    • BTT(ビットトレント)
    • GRT(グラフ)
    • ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)

    Web3.0を活用したサービスは2020年から増えてきています。

    今後さらにWeb3.0が普及・浸透した場合、ジャスミーの価値も上がっていくでしょう。

    海外展開を目指している

    ジャスミー株式会社は2022年1月28日に、海外での事業展開の推進を決定しました。

    日本だけではなく海外にも複数の拠点を設け、データの民主化を広めていく予定です。

    海外展開に向けた取り組み
    • 2022年2月25日…アジア太平洋地域でのビジネス展開に向けて、香港のNEXSTGO社と事業業務提携に合意
    • 2022年3月22日…アメリカでのビジネス開拓を目指し、Kentaro Miura氏が「Jasmy Business / Relationship Development」に就任
    • シリコンバレーを拠点とするゼロ知識証明技術のMystiko.Networkと、技術協力を開始

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    ジャスミーの最近の動き

    ジャスミー株式会社の最近の動きを紹介します。

    Jasmy Secure PC

    Jasmy Secure PCとは、快適・安全な作業環境を整えられる、テレワークやモバイルワーク向けのサービスです。

    • ドライブレコーダーでPC操作を記録
    • 情報漏洩の防止
    • 管理者が社員のPC機能を遠隔でリアルタイムに管理

    2022年4月1日から、PC本体との同時貸与も月額利用料金でおこなっています。

    プラチナデータ幸福発見プロジェクト

    プラチナデータ幸福発見プロジェクトとは、簡単に言うと、AI開発プロジェクトです。

    Jasmy Personal Data Locker経由で提供したユーザーの行動内容やアンケート結果から、「幸福指標」を可視化。

    その人にとって周りの各種データがどの程度価値があるものなのか判別するAIを開発します。

    ファントークン

    ジャスミー株式会社は2022年9月9日に、公式スポンサーのサッカークラブ「サガン鳥栖」のファントークンを販売開始しました。

    ファントークンを持っていると、いろいろな情報や参加の権利が与えられ、さらに収益の一部は選手獲得や育成に充てられます。

    サガン鳥栖を応援している人は、ファントークンの購入を検討してみてください。

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    仮想通貨ジャスミーコインの値動きを予想

    今のところ、ジャスミーの価格が上昇しそうな気配はありません。

    個人情報の民主化という基本理念が浸透し、期待できる戦略が提示されれば、値上がりの可能性はあるでしょう。

    しかし簡単に値上がりしそうにないのが現状です。

    現段階では将来性への期待値が低く、リスクが高い仮想通貨となっています。

    ジャスミーコインを購入するなら、他の仮想通貨や、株・債券などに分散投資し、リスク管理に力を入れるのがおすすめです。

    またジャスミーは、新しい仮想通貨取引所に上場するタイミングで値上がりする傾向があります。

    売るならこのタイミングを狙ってみてもいいでしょう。

    関連記事:【2022年最新】世界のGDPランキングTOP100!1人あたりのGDPも

    仮想通貨ジャスミーコインは現状脱出の目処が立っていない

    ジャスミーは2021年に上場したばかりですが、年内のうちに暴落。

    2022年頃以降も、ずっと価格が低迷しています。

    原因のひとつは、仮想通貨が全体的に下火になっていることですが、ジャスミーコインそのものに対する投資家からの期待値も低いと言わざるを得ません。

    2022年に入ってからは、プラチナデータ幸福発見プロジェクトやファントークンなどが始動しましたが、ジャスミーコインは値上がりしていない=利益に繋がると思っていない投資家が多いのでしょう。

    公開されているロードマップ通りにプロジェクトがうまくいくとも限らないので、ジャスミーコインを買うならリスク管理を徹底するようにしてください。

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