「株の買い方・売り方がよく分からない…」
「株を売るおすすめのタイミングは?」
株式投資では、株を安いときに買って、値上がりしたタイミングで売ると利益になります。
しかし株取引初心者の方にとっては、このタイミング判断が難しく感じられますよね。
特に「株をいつ売ればいいかわからない」と悩んでいる方は多いでしょう。
今回は、株の買い方・売り方と、おすすめの売却タイミングをご紹介します。
「株は売りたい時に売れる?」「株を売るときに手数料はかかる?」といったよくある疑問にも回答しているので、ぜひ参考にしてください。
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株のおすすめの買い方・売り方
株のおすすめの買い方・売り方を解説します。
株を売るおすすめのタイミングも詳しく解説しているので、参考にしてください!
- 証券会社を選ぶ
- 口座の種類を選ぶ
- 証券会社で口座開設する
- 買いたい株を選ぶ
- 株を買う
- タイミングを判断して株を売る
STEP1.証券会社を選ぶ
株式投資を始めるには、まず証券会社の選択が必要となります。
証券会社を通して株の売買が行われるため、自身に合った会社を選ぶことが大切です。
- 少額投資ができる
- 手数料が安いネット証券
- スマホアプリやPC向けツールが使いやすい
少額投資ができる
通常、株式の取引は100株単位で行うため、おおよそ10万円以上の資金が必要となります。
しかし、SBI証券の「S株」のように単元未満株の取引に対応している会社では、1株から取引が可能です。
このような制度は、資金をあまり用意できない方や低リスクで投資を始めたい方に適しています。
大金を運用すると、取引に負けた際の損失も大きくなるため、初めての投資では少額投資ができる会社がおすすめです。
少額投資を通じて、徐々に株取引の知識を身に付けるのが良いでしょう。
手数料が安いネット証券
投資の利益を上げるためには、取引手数料も考慮する必要があります。
手数料が低い証券会社を選ぶと、長期間の取引でもコストを抑えられるでしょう。
近年のネット証券会社は、対面での取引を提供している証券会社に比べて、手数料が格段に安いことが一般的です。
オンライン取引によってコストを削減しているため、その分、投資家にも手数料の軽減が反映されます。
スマホアプリやPC向けツールが使いやすい
多くの証券会社では、スマホアプリで株の売買ができます。
外出先であっても、スマートフォン1台あれば取引ができるため、場所に縛られず気軽に投資活動を行うことができるのです。
また、PC向けのツールも多くの証券会社が提供しているため、スマホでもPCでも好きなスタイルで取引可能ですよ。
証券会社によってツールの使い勝手は異なります。
初心者には、「見やすい」「使いやすい」と直感的に思えるアプリやツールがおすすめです。
STEP2.口座の種類を選ぶ
株取引を行うときは、口座タイプを選ぶ必要があります。
- 特定口座
- 一般口座
基本的には、自分で投資の利益を確定申告する必要がない、特定口座がおすすめです。
特定口座
特定口座は証券会社が売買の損益を自動計算し、税金を納付するシステムが整っている口座タイプです。
1年間の利益の計算から、取引報告書の作成まで、証券会社が一手に行います。
特定口座で「源泉徴収あり」を選べば、自分で投資の利益を確定申告する必要がありません。
「源泉徴収なし」を選べば、自分で確定申告をすることもできます。
手間をかけずに投資活動を行いたい方、投資初心者におすすめの選択肢といえるでしょう。
一般口座
一般口座の場合、1年間の売買の損益計算は個人で行います。
計算後、自分で確定申告を行う必要がある口座です。
確定申告が不要な学生や主婦などに利用されています。
STEP3.証券会社で口座開設する
株取引を始めるには、証券会社の口座を開設する必要があります。
SBI証券などの主要証券会社では、オンラインで簡単に口座開設の手続きができ、手順も非常にシンプルです。
ここでは、特に初心者に人気のSBI証券の口座開設方法について説明します。
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関連記事:SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説
①ホームページから口座開設
最初にSBI証券のホームページへ移動します。
パソコンやスマホからアクセスし、「口座開設」をクリック。
メールアドレスを登録すると、認証コードが送られるので、それを入力し手続きを進めていきます。
②個人情報の入力
次に個人情報の入力が必要です。
この際、後で提出する本人確認書類と同じ情報を正確に入力することが大切です。
入力に不備があると後で問題が発生することがあるので、確認作業を怠らないようにしましょう。
③本人確認書類の提出
入力後、本人確認書類の提出を行います。
SBI証券では、さまざまな書類の組み合わせが可能です。
スマートフォンで撮影して提出する方法もあります。
提出した本人確認書類や入力した情報に問題がなければ、最短翌営業日から株取引が可能になります。
影や文字の隠れがあると審査に通らないことがあるため、その点には注意が必要です。
関連記事:楽天証券の口座開設|取引開始までの流れを分かりやすく解説!
STEP4.買いたい株を選ぶ
口座開設が完了したら次のステップとして、購入する株を選ぶ作業に入ります。
この過程は非常に重要で、投資戦略に大きく影響を与える部分です。
以下の要素を考慮して選びましょう。
- 日本株か外国株か
- インカムゲインとキャピタルゲイン
株選びの基準①日本株か米国株か
日本株は情報収集がしやすく、身近な企業に投資できるメリットがあります。
米国株は世界をリードする企業が多く、1株から取引できる銘柄が多いのが特徴です。
株選びの基準②インカムゲインとキャピタルゲイン
インカムゲイン重視の投資方法では、配当金や株主優待を主な利益源とし、長期で安定した収益を目指します。
大きな利益を追求するよりも、安全性を重視する投資スタイルです。
キャピタルゲイン重視の投資方法では、売買差益を追求します。
株価の変動を利用して、利益を上げることを目指す投資スタイルです。
リスクが高い反面、リターンも大きい可能性があります。
初心者の方は、インカムゲイン重視で、身近な企業の株や配当利回りが良い銘柄から始めるのがおすすめです。
徐々に経験を積み、市場の動きを理解した上で、キャピタルゲイン重視の投資にも挑戦すると良いでしょう。
STEP5.株を買う
株の購入は、以下の具体的な手順で進められます。
株数の選定、入金、そして注文方法の選択の3つのステップです。
1. 購入する株数を決める
日本株の購入単位は、通常100株単位が基本です。
しかしSBI証券の「S株」のように、1株から購入可能な単元未満株取引サービスを提供している証券会社もあります。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券 など
2. 入金する
購入に必要な金額を、証券会社に入金します。
手数料分も考慮して、多めに入金しておくのがおすすめです。
入金手数料は証券会社や入金方法によって異なるため、確認しておきましょう。
3. 指値か成行かを選ぶ
注文方法を選びます。
株取引でもっとも基本的な注文方法は、「指値注文」や「成行注文」です。
- 成行注文:リアルタイムで注文し、その時の価格で即購入します。
- 指値注文:特定の価格に達したら購入する、事前に設定する予約型の注文方法です。
忙しい方や、特定の価格で購入したい方には、指値注文が適しています。
STEP6.タイミングを判断して株を売る
株の売却は投資プロセスの最終段階であり、購入した株の利益確定や損切りに用います。
以下のポイントに注意しながら、最適なタイミングで株の売却を行うとよいでしょう。
- 最初に決めておいた利益目標を達成したら売る
- 損切りのラインを超えたら売る
- 決算期を過ぎたら売る
- 株価が割高になったら売る
1. 最初に決めておいた利益目標を達成したら売る
株価が購入時より上昇していれば、利益を得られます。
欲張り過ぎず、適切なタイミングで売却するのがおすすめです。
「1万円の利益が出た時に売る」「株価が100円上がったら売る」など、利益目標を最初から決めておき、それを達成したら売ると利益を確保しやすいです。
指値注文をあらかじめ発注しておけば、目標金額になったタイミングを逃しません。
「もっと株価が上がるかも」と期待して利益を確定させないでいると、結局値下がりしてしまい、売るタイミングを逃して損する場合もあります。
2. 損切りのラインを超えたら売る
損失が出ている場合、損切りの意識が重要です。
損切りとは、自身の定めたルールに基づいて、損失が出ていても売却を行うこと。
「まだこれから上がるかもしれない」という期待を持ち過ぎると、更なる下落によって大きな損失を出す危険があります。
具体的な損切りのルール(例: 〇〇円損失が出たら売却)を定めておき、損失を抑えることが大切です。
購入から売却までの一連の取引が終了すれば、投資のサイクルが完成します。
反省点や改善点を振り返り、次回の投資に生かすことも肝心です。
3.決算期を過ぎたら売る
決算期を売却のタイミングとする戦略は、多くの投資家に用いられています。
決算期に発表される業績が市場の期待を上回る場合、株価が上昇する可能性が高くなりますよ。
そのようなポジティブな動きを見極め、売却するタイミングを狙うことがこの戦略のキーです。
ポイントは、決算発表の内容をしっかりと確認し、企業の業績が予想より良い場合や下方修正された場合などの異変をキャッチすること。
決算内容に基づいて、売却するタイミングを見極めましょう。
業績が予想を下回った場合、株価が急落する可能性もあるため、損切りルールの設定や早めの対応が必要です。
市場の反応は予測が難しいので、慎重に分析し、素早い対応が求められることもあります。
4.株価が割高になったら売る
株価が割高になったと判断された際に売却を検討する戦略は、投資家にとって重要な判断の一つです。
PERやPBRといった指標を使うことで、株価が企業の実態に対して高すぎると判断された場合、売却のタイミングとして考えることができます。
PERやPBRだけでなく、負債比率、ROE、キャッシュフローなどのその他の財務指標も併せて分析すると、より精緻な判断ができるでしょう。
関連記事:株式投資の始め方!必要資金や買い方・売り方を初心者向けにわかりやすく解説
株のおすすめの売り方に関するよくある質問
株のおすすめの売り方に関する、よくある質問に回答します。
- 株は売りたい時に売れる?
- 株を売るときに手数料はかかる?
- 株を売るときのコツは?
Q.株は売りたい時に売れる?
株式市場が開いている時間帯でも、株は売りたい時に売れるとは限りません。
株の売り注文は、買い注文を出している人と条件が一致しなければ、成立しないからです。
特に指値注文の場合は、指定した価格になるまで待つ必要があるため、すぐに売れないこともあります。
また、非常に少量しか売買されないマイナーな銘柄や、市場の状況が不安定な場合などは、売りたい時にすぐに売ることが困難な場合があります。
一方、市場の流動性が高い銘柄は、一般的にすぐ売ることが可能です。
主要な株式市場や有名企業の株などは多くの人々が取引しているため、売買の相手が見つかりやすいですよ。
Q.株を売るときに手数料はかかる?
株を売るときには、取引手数料がかかります。
取引が成立しなかった場合、手数料はかかりません。
手数料の金額は、証券会社によって異なりますが、約定代金が100万円をオーバーするまでは無料としている大手ネット証券が多いです。
手数料を節約したい場合は、証券会社を比較して、手数料が低い証券会社を選ぶとよいでしょう。
Q.株を売るときのコツは?
投資初心者の場合、感情に流されやすいことがあるため、あらかじめ損切りラインや利益確定ラインを設定すると良いでしょう。
このルールに従うことで、感情に左右されず冷静な判断が可能になります。
また、投資ポートフォリオ全体のリスクバランスを考慮して、売り時を考えることも重要です。
特定の銘柄に依存しないように、リスク分散を図りながら売買を行うと良いでしょう。
株を売るタイミング判断のテクニック
初心者のうちは難しく感じられるかもしれませんが、下記も意識してみてください。
- 市場状況の分析
- 企業のファンダメンタル分析
- テクニカル分析の活用
市場全体のトレンドや経済指標、政治的な動きなども、売り時の判断に影響を与える可能性があります。
また、投資している企業の業績、将来の成長見込み、経営体質などをしっかりと分析することも大切です。
企業の本質的な価値を理解することで、株価の適正価値を判断しやすくなります。
さらに、株価チャートなどのテクニカル分析も売り時の判断に役立つことがあります。
トレンドの転換点やサポートライン、抵抗ラインなどをうまく活用すると、売り時を見極める助けになるでしょう。
これらの情報をリアルタイムで分析し、市場の先行きを予測する能力が重要です。
関連記事:テクニカル分析におすすめの指標6選&覚えやすいチャートパターン3選!初心者にも人気のやり方は?
まとめ~株の売り方では利益確定と損切りの意識が大切~
今回は株の株の買い方・売り方と、おすすめの売却タイミングをご紹介してきました。
株の売り方において、利益確定と損切りの意識は投資戦略の核心となります。
欲張り過ぎず、計画的に利益を確保する利益確定と、損失を最小限に抑える損切りは、投資家としての健全なマインドセットを形成する基盤です。
市場の動向や自身の投資方針を冷静に評価し、感情に流されずに戦略的に行動することで、長期的な成功が可能になります。
初心者からベテランまで、この原則は常に念頭に置くべき重要なポイントです。
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