「信用取引手数料ってどれくらいなの?」
「信用取引手数料が安い証券会社を知りたい」
このような考えを持っている人は多いです。
本記事では、信用取引手数料が安いおすすめの証券会社を紹介していきます。
ぜひ、ご参考になってください。
ネット証券口座おすすめランキングTOP10!初心者に人気の証券会社を紹介
信用取引では売買手数料がかかる
信用取引では、通常の現物取引では発生しないコストがかかってきます。
そのうちの1つが信用取引手数料です。
この信用取引手数料は、信用取引の売買が成立した時に発生します。
買建(信用買い)・売建(信用売り)にかかわらずかかってくるコストであるため、デイトレーダーのような取引を頻繁にするタイプの人にとっては、トータルの取引成績に大きく影響してくる要因の1つです。
そのため、どの証券会社でどういった条件のもと信用取引をしていくのかは、非常に重要になってくるといえます。
各証券会社によって、信用取引手数料の金額は違ってくるからです。
なるべく、安い証券会社を利用したほうが良いといえるでしょう。
幸運なことに、信用取引手数料については、多くの証券会社で通常の現物取引の手数料より割安に設定されていることが多いです。
頻繁な売買をしていく人にはメリットであるといえます。
また、各証券会社や取引する金額などによっては無料となる場合もあるため、どの証券会社のどういった条件ならば信用取引手数料を安くできるのか、口座を作る前に良く確認してください。
少額でも確実にかかってしまうコストを押さえることができれば、それだけ利益を増やしていくことができます。
コツコツと利益を積み上げていきましょう。
関連記事:信用取引とは?危険って本当?手数料やメリットを初心者にもわかりやすく解説
信用取引手数料が安いおすすめの証券会社4選
ここでは、信用取引手数料が安いおすすめの証券会社を4つ紹介します。
各証券会社の特徴も詳しく解説していきますので、ぜひご参考ください。
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)
1つ目におすすめの証券会社は、SBIネオトレード証券です。
以前はライブスター証券という名称で有名でしたが、SBIグループの中に入ったこともあり、2021年1月から現在の名称に変更しました。
信用取引手数料が0円という点が最も魅力的です。
信用取引手数料が0円であれば、何回も取引をする人や高額な取引をする人にとってはかなりメリットであるといえます。
手数料を全く気にする必要がないため、ストレスフリーにトレードができるということです。
また、金利は制度信用取引が2.30%、一般信用取引が2.75%と、どちらも業界最低水準となっていて、運用コストがかなり抑えられます。
その他にも、SBIネオトレード証券は、使い勝手の良いトレードツールが全て無料で利用できます。
例えば、NEOTRADE Wというツールは、初心者でも操作しやすいようシンプルな設計になっています。
反対に、NEOTRADE Rというツールは、本格的なトレードに向いていて、チャートデータなどの出力もできるため、トレード分析が容易に行えます。
自分のレベルに合わせて柔軟にトレードしていくことができるでしょう。
関連記事:SBIネオトレード証券の評判・口コミまとめ!手数料の安さが人気って本当?
SMBC日興証券
2つ目におすすめの証券会社は、SMBC日興証券です。
日本3大証券会社のうちの1つで、ネット証券としての機能だけでなく、窓口やコールセンターなどのサービスも提供しています。
SMBC日興証券で信用取引をする場合は、日興イージートレード信用取引の「ダイレクトコース」を選択するようにしましょう。
このコースでは、信用取引手数料が0円となっています。
もう1つのコースである対面取引の「総合コース」は丁寧なサポートが受けられますが、その分、手数料がかかってきます。
「ダイレクトコース」なら、約定代金や取引期限に関係なく、0円で信用取引ができるためおすすめです。
取扱銘柄数は約2000銘柄で業界の中でもかなり多いといえます。
貸株料も1.4%と低水準です。
IPO(新規公開株)の取扱数もかなり多く、IPO投資に興味を持っている人は、口座を開いておいたほうが良いでしょう。
また、SMBC日興証券はdocomoとの関係が深いです。
そのため、dポイントを貯めている人は相性が良いといえます。
様々な取引でdポイントが獲得できますし、「日興フロッギー」というサービスではdポイントでの投資が可能です。
dポイントを日常生活で利用している人や、dポイントを投資にまわしたい人は、ぜひ、 SMBC日興証券で口座を開設してみてください。
関連記事:SMBC日興証券の評判・口コミまとめ!手数料やメリット・デメリットも徹底解説
STREAM
3つ目におすすめの証券会社は、STREAMです。
STREAMは、株式会社スマートプラスが運営する若年層向けのスマホ証券となります。
現物取引・信用取引の手数料が取引回数や約定代金にかかわらず全て0円となっているため、ストレスフリーに取引をしていくことが可能です。
専用の株取引のアプリの操作性は良く、誰にでも手軽に扱えるように設計されています。
また、STREAMには、口座開設者限定で参加できるSNSサービスがある点も非常に魅力的です。
このSNSサービスでは、個別株など株取引全般の話ができ、様々な年代の投資家と情報交換ができます。
そのため他の証券会社のサービスとは違い、投資仲間と様々なコミュニケーションをとることができるので、投資家同士で成長しあえる環境が作られているといえるでしょう。
その他にもSTREAMは、「SMART取引」という「ダークプール」を利用した取引が可能となっています。
「ダークプール」とは東証立会外取引のことで、株式の売買を東京証券取引所で行わず、証券会社のシステム上で売買を成立させる取引方法のことです。
このダークプールを利用すれば、通常より株が安く購入できる可能性があるため、ユーザーにとっては非常に魅力的な取引となっています。
なぜ、通常より安く買えるのかというと、ダークプールでは、機関投資家が多少割安な値段だとしても売却することを優先させるからです。
これは、機関投資家の場合、扱う金融商品の規模が大きいためダークプールでは売買を成立させるのが難しいという事情があります。
こういった独自の背景から、STREAMはおすすめできる証券会社の1つです。
立花証券
4つ目におすすめの証券会社は、立花証券です。
立花証券は、1950年代から続く日本の老舗の証券会社で、「ストックハウス」というネットトレードサービスを提供しています。
現物取引の売買手数料が「1約定ごと」のランキングで業界最安値水準となっていて、売買手数料の安さが最大の魅力です。
とくに、信用取引の手数料は全てのコースで0円となっています。
そのため、取引回数にかかわらず、ストレスフリーに信用取引をしていくことが可能です。
現引や現渡による手数料もかからないので、信用取引にはもってこいの証券会社といえます。
また、立花証券といえば、1958年から続く独自の顧客向けの情報報誌「立花月報」が有名です。
60年以上続く立花証券ならではの情報が詰まっている雑誌ですので、投資戦略の参考にできるでしょう。
無料で閲覧することができます。
関連記事:立花証券の評判・口コミまとめ!手数料やアプリも紹介
信用取引の手数料以外のコスト
信用取引にかかるコストは信用取引手数料だけではありません。
この他にも、信用取引では通常の現物取引で発生しないコストがかかってきます。
金利
信用取引で発生する1つ目のコストは金利です。
金利は、買建(信用買い)をする時に発生します。
買建(信用買い)をすると、取引が決済されるまでは、証券会社から資金を借りている状況が続きます。
資金を借りると、そこには通常「金利」が発生しますから、証券会社にはその金利分を支払わなければなりません。
通常の現物取引ではこのような金利は発生しませんが、買建(信用買い)の場合は、金利が発生しますので、通常の現物取引よりも金利分だけ損をしているという意識を持っておいたほうが良いでしょう。
ただ、信用取引には、「制度信用取引」と「一般信用取引」の2種類があり、設定されている金利の利率も違うため注意が必要です。
「制度信用取引」とは、品貸料や返済期限などの規則が、証券取引所によって決められている信用取引のことです。
証券会社は、信用取引をする際、顧客にお金や株式を貸し出す必要がありますが、該当する株式等がなかった場合、「証券金融会社」という金融機関からお金や株式を借りて信用取引に対応します。
品貸料はその時に発生する料金のことです。
品貸料は、そのまま顧客の信用取引の手数料として反映されるため、信用取引全体の手数料は増えることになります。
「一般信用取引」とは、品貸料や返済期限などの規則を、証券会社が自由に決めることができる信用取引のことです。
この一般信用取引は、証券会社が保有している資産だけで貸し出しをしているため、取引の自由度は高いですが、その代わり制度信用取引よりも高い金利に設定されていることが多いです。
金利についてもしっかり考慮に入れ、証券会社を選んでいく必要があります。
貸株料
信用取引で発生する2つ目のコストは貸株料です。
買建(信用買い)では信用取引における「金利」がかかってきましたが、売建(信用売り)では、金利の代わりに「貸株料」がかかってきます。
売建(信用売り)をすると、取引が決済されるまでは、証券会社から株式を借りている状況が続きます。
株式を借りている以上、その借りた分の手数料は証券会社に支払わなければなりません。
この株式を借りている時にかかるコストを貸株料といいます。
貸株料も信用取引の金利と同じで、通常の現物取引では発生しません。
現物取引では、株式を証券会社から借りることができないからです。
そのため、売建(信用売り)から信用取引をする際も、取引した直後は、損した状態から始まってしまうといえるでしょう。
信用取引をする際は、貸株料についてもしっかりと考慮し、証券会社を選んでいく必要があります。
関連記事:信用取引の金利が安いおすすめの証券会社10選を比較!金利の計算方法も解説
おすすめ証券会社の信用取引手数料を比較
ここでは、先ほど紹介した4つのおすすめ証券会社を比較してみましょう。
4つのおすすめ証券会社を一覧表で比較すると、以下のようになります。
証券会社 | 現物取引手数料 | 信用取引手数料 | 制度信用取引の金利 | 一般信用取引の金利 | 貸株料 |
---|---|---|---|---|---|
SBIネオトレード証券 | 50円 | 0円 | 2.75% | 2.30% | 1.10% |
SMBC日興証券 | 55円 | 0円 | 3.00% | 2.50% | 1.15% (一般1.40) |
STREAM | 0円 | 0円 | 2.29% | 2.24% | 1.15% |
立花証券 | 55円 | 0円 | 2.60% | 3.90% | 1.15% |
比較をしてみると、改めてどの証券会社も信用取引に最適な証券会社であることがわかります。
4つ全ての証券会社で信用取引手数料が0円です。
信用取引をする上では、コスト面だけ見るとあまり遜色はないということになります。
しかし、金利や貸株料についてみると、SBIネオトレード証券が全体的には割安です。
STREAMも割安ですが、取扱銘柄が少なかったり、高性能な取引ツールがなかったりするデメリットがあります。
そのため、とくに希望の証券会社がない場合は、SBIネオトレード証券を中心的に利用していくことをおすすめします。
手数料が安い証券会社で信用取引を始めよう
いかがだったでしょうか。
本記事では、信用取引手数料が安いおすすめの証券会社を紹介してきました。
各証券会社の信用取引手数料やそれぞれの特徴について、ご理解いただけたかと思います。
信用取引は、レバレッジが活用できる反面、手持ちの資金以上の損失が発生したり追証が発生したりするハイリスクハイリターンな取引方法です。
通常の現物取引よりもコストや手数料がかかってしまうデメリットもあります。
しかし、それでも信用取引を活用するメリットは大きいです。
とくに、日々の投資戦略に「空売り」という選択肢を追加できることは、非常に魅力的なのではないでしょうか。
ぜひ、これを機に信用取引を始めてみてください。
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