テスラは電気自動車メーカーであり、AIを駆使した自動運転技術の開発にも力を入れている企業です。
近年では納車台数も過去最高を記録しており、さらなる成長が見込まれます。
テスラの株は買い時なのか、業績とともに今後の株価の予測をします。
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テスラの基本情報
テスラはアメリカ合衆国に本社を置く、電気自動車メーカーです。
代表者はTwitterを買収して話題になったイーロン・マスクです。
会社概要
社名 | Tesla Inc |
---|---|
本社所在地 | アメリカ合衆国テキサス州オースティン |
設立年月 | 2003年7月 |
代表者 | イーロン・マスク |
業種 | 電気自動車メーカー |
Webサイト | https://www.tesla.com/ |
テスラはアメリカ合衆国テキサス州に本社を置く自動車メーカーです。
自動車以外にもエネルギー貯蔵システム、太陽光発電システムの製造・販売を手掛ける企業です。
テスラは2003年に設立され、当初は電気自動車の開発に焦点を当てていましたが、その後高性能な電気自動車の製造・販売を開始しました。
さらにテスラは、太陽光発電システム、バッテリー貯蔵システム、充電インフラを提供することで、再生可能エネルギーの普及に取り組んでいます。
持続可能な社会を実現するため、革新的な技術開発に力を入れており、EV(電気自動車)技術や自動運転技術など、最先端技術の開発に取り組んでいます。
日本では東京・大阪・愛知などの都市部にテスラストアがあります。
事業内容
テスラの事業内容は以下の通りです。
- 自動車の設計・製造・販売
- 電気自動車インフラの整備
- 自動運転技術の開発
- 太陽光発電システムの販売
- エネルギー貯蔵システムの販売
現在では、大型セダン「Model S」、中型SUV「Model X」、コンパクトSUV「Model Y」、新型セダン「Model 3」などのパッセンジャーカー、「Cybertruck」などのピックアップトラックをラインナップに持ち、世界中で販売しています。
長距離トラックの「Tesla Semi」も発表されています。
世界中に充電インフラを拡充し、EVを使用するために必要なインフラ整備を行っています。
自動運転技術の開発にも取り組んでおり、テスラの車に搭載される「Autopilot」などの自動運転システムの開発もしています。
自動車関連事業以外に、持続可能なエネルギー開発もテスラの事業の1つです。
屋根に設置して太陽光発電を得る「Solar Roof」を販売し、電力自立型の住宅やビルなどの設立を支援しています。
さらに、住宅やビジネスなどで使用するバッテリー貯蔵システム「Powerwall」「Powerpack」などを提供し、再生可能エネルギーの利用を促進しています。
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テスラの業績
テスラの2022年12月期業績と過去の業績データを以下に示します。
2022年3月期業績
車種 | 生産台数 | 納車台数 |
---|---|---|
Model S/X | 71,177 | 66,705 |
Model 3/Y | 1,298,434 | 1,247,146 |
合計 | 1,369,611 | 1,313,851 |
項目 | 2022年12月期業績 | 前年同期比 |
---|---|---|
売上高 | 814億6200万ドル | +51.4% |
純利益 | 125億5600万ドル | +127.5% |
2022年3月期の業績は、生産台数が136万9611台、納車台数が131万3851台と過去最多になりました。
前年同期比では生産台数が約47%増、納車台数は約40%増という結果になりました。
CEOのイーロン・マスクは前年比50%超えを掲げていましたが、昨年に続き2022年も予想を下回る結果となります。
生産台数の伸びに比べて納車台数が少なくなっているのは、前期同様、生産量に対して物流のルートが確保できていない影響があると思われます。
それでも前期に続いて大幅な伸びを維持できたのは、各地域での車両製造をより均等にすることで物流への負担を減らすことができたためと、テスラ社はコメントしています。
2022年12月期の売上高は、814億6200万ドルと前年の538億2300万ドルに対して、51.4%増加しました。
また、純利益は、125億5600万ドルと前年の55億1900万ドルに対して、約2.3倍の増益を達成しました。
テスラは通期決算で、3年連続の黒字を記録しています。
ロイター通信によると、売上高は市場予測を上回ったとされています。
過去の業績データ
決算期 | 売上高 | 純利益 |
---|---|---|
2018年12月 | 214億6126万ドル | -9億7609万ドル |
2019年12月 | 245億7800万ドル | -8億6200万ドル |
2020年12月 | 315億3600万ドル | 7億2100万ドル |
2021年12月 | 538億2300万ドル | 55億1900万ドル |
2022年12月 | 814億6200万ドル | 125億5600万ドル |
テスラは2019年まで純利益がマイナスでしたが、2020年から大きく回復しています。
「Model 3」の量産への投資による部分が大きいといわれていました。
Model 3に関しては、度重なる生産障害が起きており、その解消により大きな損失が出たとされています。
2020年には創業以来、初の黒字となりました。
半導体不足といわれながらも、米国と中国の工場では9割近い稼働率で生産性を高めていました。
EVはガソリン車の3〜5倍もの半導体を使うとされていますが、テスラは欠品した半導体はソフトウエアを書き換えることで代替品に代えて生産への影響を抑えました。
新型コロナウイルスが感染拡大した際も、生産計画を下方修正しなかったことが部品メーカーからの安定調達につながったとされています。
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テスラの株価は買い時?
テスラは3年間連続で黒字を出しており、今後さらに成長する企業として注目されています。
すぐに株価が上がることはないかもしれませんが、テスラの株は買い時といえるでしょう。
以下に株価が上がる期待要素と不安要素について説明します。
テスラの株価が上がる期待要素
テスラの株価が上昇する期待要素には、次のようなものがあります。
電気自動車(EV)市場の拡大
米国の自動車メーカーは、ゼロエミッションの車を一定数販売するよう義務付けられています。
販売台数が基準に満たない場合、違約金または他のメーカーからクレジットを購入しなければなりません。
これを「規制クレジット」と呼びます。
自動車関連事業において規制クレジットは重要な収入源の1つになります。
テスラの車はすべてゼロエミッションのため、規制クレジットの収入は年々増加しており、今後EV市場がさらに拡大すれば収益が増大することが見込まれます。
自動運転技術の進化
テスラは、FSD(Full Self Driving)と呼ばれる、自動運転ソフトウェアを開発しており、高性能のAIが搭載されています。
完全自動運転を目指すには、さまざまな場面に対応する能力が必要とされるため、車を使用するたびにデータが収集される仕組みをとっています。
走れば走るほどデータが集められ、システムにフィードバックを行うことによりAIが学習を続け機能が改善されるように作られています。
世界的に自動運転に向けた取り組みが続けられているので、自動運転の市場が広がればテスラにとって大きな利益になることでしょう。
テスラの株価が下がる不安要素
テスラの株価が下落する不安要素には、次のようなものがあります。
電気自動車(EV)市場の混雑
テスラは当初、電気自動車の最先端を担う企業として注目を浴びていましたが、EV市場は競争が激しくなってきています。
当時のような企業価値は低くなってきており、一般の自動車メーカーとして位置づけられているのが現状です。
他の大手自動車メーカーや新興企業が参入してきているため、市場のシェアを維持することが難しくなっているのが株価が下がる不安要素の1つといえます。
自動運転技術のリスク
自動運転技術はまだ未熟であり、開発途中で事故が起きたりセキュリティの問題が発生したりすると法的責任を問われることになりかねません。
最先端を走る場合、企業価値が高くなるメリットがある反面、大きなリスクが伴うことは仕方がないといえるでしょう。
販売不振
10〜12月期の市場予想は約42万台とされていましたが、実際の納車台数は40万5278台と予想を下回る結果になりました。
納車台数は過去最高であったものの、3四半期連続で市場予想を上回ることができませんでした。
また、テスラは世界中で値下げを実施しています。
納車台数を上げられないことや、値下げに踏み切ったことから、成長が減速しているのではと株価下落の懸念が強まっています。
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テスラ株の買い時まとめ
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テスラ株は急激な価格上昇は期待できないかもしれませんが、今後もまだまだ成長が見込まれるでしょう。
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