「楽天証券で投資を始めてみようかな…」と思っても、手数料が高いのか安いのかよく分からない、という方は多いのでは?
楽天といえば誰もが知っているサービスなのでとっつきやすいですが、やはり証券会社選びで気になるのは、取引の手数料ですよね。
楽天証券の手数料がいくらなのか、他社と比較してお得なのか、徹底的に情報を網羅しました!
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楽天証券とは?手数料は高い?
楽天証券は、1999年にスタートした楽天グループのネット証券会社です。
特徴は何といっても、「楽天ポイント」が貯まること。
手数料が楽天ポイントで還元される仕組みです。
また、楽天証券で貯めたポイントはもちろん、楽天ショッピングや楽天ブックスなど、そのほかの楽天サービスで獲得したポイントを使って投資ができます。
気軽に投資を始めたい人にはぴったりの証券会社です。
楽天証券のメリット
楽天証券のメリットを3つご紹介します。
楽天ポイントがたまる
楽天証券では、国内株取引や外国株式の取引手数料が、1〜2%ポイントバックされます。
入手した楽天ポイントは、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービス全般で利用可能です。
日頃から楽天サービスをよく利用している人は、恩恵を受けやすくなっています。
楽天ポイントで投資ができる
最近、楽天ポイントで投資できるサービスが始まりました。
先述した通り、楽天ショッピングや楽天ブックスなど、証券以外の楽天サービスで入手したポイントも投資に使えます。
まさに楽天証券ならではのサービスです。
「現金を投資するのは抵抗がある…」という人も、ポイントなら気軽に始められます。
情報収集機能が充実
楽天証券は、アプリの情報収集コンテンツが充実しており、媒体数はなんと750以上。
中でも人気なのが、日経テレコンを利用できるサービスです。
投資の情報収集がしやすいのは、楽天証券の大きな魅力でしょう。
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楽天証券の手数料コース
楽天証券には、「ゼロコース」「超割コース」「いちにち定額コース」があります。
「ゼロコース」なら、国内株式(現物/信用)取引手数料が0円なので、おすすめです。
超割コースは、「1回」ごとの取引金額で手数料が決まるプランです。
一方いちにち定額コースでは、「1日」ごとの取引金額で手数料が決まります。
自分の投資スタイルに合っているコースを選択しましょう。
ゼロコース
国内株式(現物/信用)取引手数料が0円のおすすめコースです。
ゼロコースを選択すれば、誰でも手数料無料になります。
超割コース
「1回」の取引金額で手数料が決まる、超割コース。
手数料の1%分のポイントがつきます。
後述する「いちにち定額コース」ではポイントがつかないので、「楽天ポイントを貯めながら投資したい!」という人におすすめです。
【現物取引手数料】
約定代金 | 取引手数料(税込) |
---|---|
5万円まで | 55円 |
10万円まで | 99円 |
20万円まで | 115円 |
50万円まで | 275円 |
100万円まで | 535円 |
150万円まで | 640円 |
3,000万円まで | 1,013円 |
3,000万円超 | 1,070円 |
【信用取引手数料】
約定代金 | 取引手数料(税込) |
---|---|
5万円まで | 99円 |
20万円まで | 148円 |
50万円まで | 198円 |
50万円超 | 385円 |
大口優遇でさらにお得
また楽天証券の超割コースでは、「大口優遇」があります。
一定の条件を達成し、大口の顧客として認定されると、手数料の割引が3ヶ月間受けられる仕組みです。
通常は「現物取引手数料55円〜、信用取引手数料99円〜」のところ、大口優遇では国内株式(現物/信用)取引手数料が0円です。
ポイント還元率も2%と、一般顧客と比較して少しだけアップします。
大口優遇の達成条件
【信用取引】
- 1日の新規建約定金額の合計が3000万円以上
- 1ヶ月の新規建約定金額の合計が3億円以上
- 信用建玉残高が15:30時点で3000万円以上
【貸株、投資信託】
- 1ヶ月の平均残高が3000万円以上
いちにち定額コース
いちにち定額コースでは、1日の取引金額が100万円までなら、手数料無料です。
1日の取引金額が100万円より高くならない方や、「楽天ポイントを貯めるより、少額の取引を安く行いたい」という方におすすめですよ。
1日の約定代金合計 | 取引手数料(税込) |
---|---|
100万円まで | 0円 |
200万円まで | 2,200円 |
300万円まで | 3,300円 |
※以降、100万円増えるごとに1,100円を追加
また、デイトレード専用の信用取引「いちにち信用」は、手数料0円で利用できます。
さらに金利や貸株料も年率0%なので、デイトレーダーは利用を検討してみましょう。
【超割コース】楽天証券と他大手の手数料を比較
楽天証券の手数料は割高なのか、それとも安いのか、他の証券会社と比較しました。
まずは「超割コース」を利用した場合の手数料を比較してみましょう。
証券会社 | 手数料(取引5万円) | 手数料(取引50万円) |
---|---|---|
楽天証券(超割コース) | 55円 | 275円 |
立花証券 | 55円 | 264円 |
岡三オンライン | 108円 | 385円 |
GMOクリック証券 | 50円 | 260円 |
SBI証券 | 55円 | 275円 |
SBIネオトレード証券 | 50円 | 198円 |
DMM株 | 55円 | 198円 |
auカブコム証券 | 55円 | 275円 |
ご覧のように、楽天証券の手数料は平均的です。
SBIネオトレード証券やDMM株と比べて高額に設定されていますが、突出して手数料が高いわけではありません。
【いちにち定額コース】楽天証券と他大手の手数料を比較
次に、「いちにち定額コース」の場合を比較してみましょう。
楽天証券の「いちにち定額コース」と同様のプラン(1日の約定代金によって手数料が決まる「1日定額制」)で、1日200万円の売買をしたと仮定します。
証券会社 | 手数料(取引200万円) |
---|---|
楽天証券(いちにち定額コース) | 2,200円 |
松井証券 | 2,200円 |
立花証券 | 1,760円 |
岡三オンライン | 1,430円 |
GMOクリック証券 | 1,238円 |
SBI証券 | 1,238円 |
SBIネオトレード証券 | 1,100円 |
楽天証券の手数料は割高であることが分かります。
対するSBIネオトレード証券やSBI証券は、手数料が安く、低コストで投資できるのが魅力です。
SBIネオトレード証券の評判・口コミまとめ!手数料の安さが人気って本当?
ただ、楽天証券のいちにち定額コースでは、1日100万円までなら手数料が0円です。
そもそも1日に100万、200万と売買しない場合は、あまり気にする必要がないでしょう。
日経テレコンや四季報など、利用できる情報サービスの多さを考えると、むしろお得という考え方もできます。
楽天証券とSBI証券の手数料を徹底比較
単純に手数料を抑えたいなら、おすすめなのが「SBI証券」です。
楽天証券のゼロコースとSBI証券は、どちらも国内株の取引手数料が無料となっています。
単元未満株取引の手数料も、楽天証券・SBI証券ともに無料です。
ただし、楽天証券の単元未満株取引では、別途スプレッドが発生します。
そのため、どちらかというとSBI証券のほうが、少しだけ手数料がお得といえます。
SBI証券はネット証券口座開設数No.1を誇る人気証券会社で、楽天証券と同様に情報サービスが充実しています。
また会社四季報も、楽天証券と同じく、無料でチェック可能です。
SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説
楽天証券の手数料に関してよくある質問
楽天証券の口座を作るのに手数料はかかるのか、手数料は無料にできるのかなど、役立つ情報をまとめました。
Q.楽天証券で手数料を無料にする条件は?
A.「ゼロコース」なら、国内株現物・信用取引の手数料は無料です。
まずは始めてみたいという人も、気軽に利用できるでしょう。
Q.楽天証券の手数料はいつ引かれる?
A.取引時間中は、PCサイトにログインし、「国内株式>現物取引または、信用取引>注文照会・訂正・取消」で手数料を確認できます。
「いちにち定額コース」や、複数の内出来があった場合、手数料が確定するのは翌朝6時以降です。
また、楽天証券の手数料は、買い注文を出したときに仮拘束されます。
そのため、株価と手数料分の残金がなければ、買い注文はできません。
買い注文を出しても注文が成立しなかった場合、手数料の拘束は解除されます。
まとめ~楽天証券の手数料コースを要チェック~
楽天証券はポイントが貯まるため、楽しくお得に投資できるのが魅力です。
さらに楽天ポイントで投資ができ、楽天サービスとの併用でポイントがより貯まる・使えるため、楽天ユーザーにとっては利用しやすいでしょう。
しかしポイント還元があるからといって、「結果的に一番手数料が安くなる!」というわけではありません。
SBI証券のような、楽天証券より手数料が安い会社もあるため、ぜひそちらも選択肢に入れてみてください。
とはいえ、日経テレコンをはじめとしたコンテンツは非常に魅力的です。
投資情報収集のために口座開設するのもありですよ。
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