2022年2月からのウクライナ侵攻で混乱が続いているロシア。
経済制裁など不安要素はありますが、豊富な天然資源など投資対象として魅力的な国でもあります。
ロシア株式に投資をしたいけど、どこの証券会社で購入できるのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。
ロシア株式が買えるおすすめの証券会社と、ロシア株式投資のメリット・デメリットなど詳しく紹介します。
ネット証券口座おすすめランキングTOP10!初心者に人気の証券会社を紹介
ロシア株式とは
ロシア株式の特徴をお伝えします。
ロシア株式は新興国株式
ロシア株式は新興国株式に分類されます。
今後の大きな経済成長が期待されている国のひとつです。
ロシアの状況
2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後から、米国を中心とした世界各国から経済制裁を受けています。
不安定な状況が続いているため、ロシア株式の売買を停止している証券会社も多数あります。
関連記事:ベトナム株式の特徴は?おすすめ銘柄3選と証券会社一覧を紹介!
ロシア株式投資におすすめの証券会社はSBI証券
総合評価 | |
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コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 2,632件 |
株式以外 | 債券 FX CFD 金/銀/プラチナ 先物・オプション 保険 |
口座開設・取引までの日数 | 最短翌営業日 |
特徴 | 圧倒的口座数 100万円まで手数料0円 充実のサービス |
ロシア株式投資におすすめの証券会社は、SBI証券です。
SBI証券は唯一、ロシア株式の個別銘柄に投資可能な証券会社です。
個別銘柄の他にも、投資信託やETFの取り扱いもあり、豊富な種類の投資対象から選択できるのが大きな魅力。
業界最低水準の手数料設定で、資産形成のコストを抑えられるでしょう。
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関連記事:SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説
投資信託・ETFでロシア株式投資ができるおすすめの証券会社
投資信託やETFでロシア株式投資ができるおすすめの証券会社を4社紹介します。
それぞれの特徴や魅力的なサービスを詳しく紹介します。
- SBI証券
- マネックス証券
- 楽天証券
- SMBC日興証券
SBI証券
ネット証券口座開設数No.1の実績を誇るSBI証券。
550万人のユーザーから選ばれているネット証券最大手の証券会社です。
外国株式の取り扱いが豊富で、唯一ロシア株式個別銘柄に投資が可能。
SBI証券の特徴とサービス内容を紹介します。
取引できる銘柄 | モスクワ証券取引所(MICEX)上場の厳選された銘柄 |
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投資対象 | ロシア株式個別銘柄・投資信託・ETF |
注文方法 | インターネットまたは注文専用デスクにて電話注文 |
取引時間 | 16:00~翌0:59:59 (現地時間10:00~18:59:59) |
注文受付時間 | ・インターネット取引 月曜日:0:00~14:00 火曜日~金曜日:3:45~14:00 土曜日/日曜日:一部の時間を除いて、翌営業日に発注する予約注文を受け付けている ・電話注文 営業日:11:00~14:00 |
取引手数料 | インターネットコース ・インターネット取引手数料:約定代金の1.2%(税込1.32%) 最低手数料:500ロシアルーブル(税込550ロシアルーブル) ・電話注文取引手数料:約定代金の1.48%(税込1.628%) 最低手数料:700ロシアルーブル(税込770ロシアルーブル) |
NISA口座 | 選択可能(NISA投資可能額の範囲内で買付可能) ・NISAでの買付可能な銘柄は個別銘柄詳細画面に「NISA対象銘柄」と表示される ・つみたてNISAでの取引不可 |
特定口座 | 選択可能 |
取引単位 | 銘柄によって異なる 1注文の上限数量:10,000単位 |
注文の種類 | 指値のみ(成行注文不可) |
決済方法 | ロシアルーブルに外貨決済 日本円による円貨決済 |
ロシア株式の個別銘柄に投資できるのは、SBI証券のみです。
少額から始められたり、ポイントを利用して投資できたり、様々なサービスを提供しています。
シンプルな画面のスマホアプリは、取引しやすいと評判です。
個別銘柄の他にも、投資信託とETFの取り扱いもあります。
インターネットは注文約定代金1.32%(税込)、電話注文は約定代金1.628%の業界最低水準の取引手数料が大きな魅力のひとつ。
ロシア株式投資でも、NISA口座・特定口座に対応しています。
NISA口座では、一定期間非課税でお得に運用できます。
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マネックス証券
資産運用のベストパートナーとして、多くのユーザーから選ばれ続けているマネックス証券。
マネックス証券の特徴を紹介します。
投資対象 | 投資信託 |
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申込手数料 | 無料(ノーロード) |
信託報酬率 | 純資産総額の1.7235~2.145% 銘柄によって異なる |
信託財産保留額 | 基準価額の0.3~0.5% 銘柄によって異なる |
マネックス証券の投資信託は100円から積立できたり、気軽に分散投資できたり、などの充実したサービスが魅力です。
ロシア株式への投資は、投資信託のみで、個別銘柄・ETFの取り扱いはありません。
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関連記事:マネックス証券の評判・口コミまとめ!米国株やIPOの人気についても解説
楽天証券
満足度の高いサービスを提供している楽天証券。
ライフスタイルに最適な方法で資産形成ができると評判です。
楽天証券の特徴を紹介します。
投資対象 | 投資信託・ETF |
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申込手数料 | 無料 |
管理費用 | 純資産総額の1.661~2.145% 銘柄によって異なる |
楽天証券では、投資信託とETFでロシア株式に投資できます。
少額から始められたり、楽天ポイントで投資できたりなどの魅力があり、低リスクで投資を始められると人気を集めています。
関連記事:楽天証券の評判・口コミまとめ!ポイント投資や手数料も解説
SMBC日興証券
SMBC日興証券の特徴を紹介します。
投資対象 | 投資信託 |
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申込手数料 | ダイレクトコース 無料 |
SMBC日興証券では、投資信託でロシア株式への投資ができます。
サポート体制が充実しているため、投資初心者の方でも安心して資産形成を始められるでしょう。
関連記事:SMBC日興証券の評判・口コミまとめ!手数料やメリット・デメリットも徹底解説
ロシア株投資ができる証券会社の選び方
ロシア株式投資ができる証券会社を選ぶ際、チェックすべきポイントを詳しく解説します。
ロシア株式を購入できるか
ロシア株式を購入できるのか確認しましょう。
ロシア株式の場合、個別銘柄の取り扱いがあるのは、SBI証券のみです。
投資信託やETFを取り扱っている証券会社も限られています。
ロシア株式は限られた証券会社のみで投資が可能なので、確認することが大切です。
取引手数料は安いか
取引手数料が安いかどうかは、重要なポイントです。
取引手数料の設定は、証券会社によって異なるため、比較検討することが大切。
できるだけ取引手数料が安い証券会社を選んで、取引コストを抑えて投資できると良いでしょう。
関連記事:分散投資とは?リスクをおさえるには分散投資がおすすめ!方法と銘柄を紹介
ロシア株式と日本株式の違い
ロシア株式と日本株式との違いを紹介します。
新興国株式に分類される
ロシア株式は新興国株式に分類されます。
日本株式は先進国株式です。
先進国とは
産業が発達していて経済的に豊かな国々を指します。
具体的には、米国、イギリス、日本などが先進国と呼ばれています。
新興国とは
新興国とは先進国と比較すると経済発展が遅れているものの、今後の高い成長が見込まれる国々のことを指します。
ロシアは、今後の著しい成長が見込まれるとされる新興国の代表国でもあります。
新興国の代表国は5カ国で、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)の頭文字をとってBRICs(ブリックス)と呼ばれています。
もともとは南アフリカを除く4カ国で構成されていましたが、その後南アフリカが追加されました。
取引所の違い
ロシア株式の証券取引所は「モスクワ証券取引所(MICEX)」、日本株式の証券取引所は「東京証券取引所」「名古屋証券取引所」「福岡証券取引所」「札幌証券取引所」の4ヶ所です。
ロシア株式の証券取引所は「モスクワ証券取引所(MICEX)」、
投資対象の違い
ロシア株式投資をするには、個別銘柄・投資信託・ETFなどの投資商品を購入します。
ロシアの個別銘柄に投資できるのは、SBI証券のみです。
証券会社によって、投資信託やETFの取扱銘柄は異なります。
投資信託とは
投資信託とは、プロが運用することにより得られた利益を、投資家に分配する金融商品です。
投資信託では、たくさんの投資家から集めた資金を投資のプロであるファンドマネージャーが投資先と運用方針を決定して運用します。
プロによる運用が安心できたり、少額投資が可能だったりなどのメリットがあります。
投資信託は複数の銘柄が組み込まれているため、分散投資でリスクが抑えられるのも魅力のひとつ。
初心者でも始めやすいと人気の投資商品です。
ETFとは
ETFとは、海外の取引所に上場している投資信託を指します。
取引時間の違い
取引時間は、時差を考慮する必要があります。
日本とモスクワの時差は、6時間です。
取引時間は証券会社によって異なります。
手数料の違い
証券会社によって手数料設定に違いがあります。
日本株式の取引と比べると、手数料は高くなる傾向があります。
取扱銘柄数の違い
日本株式と比較すると、ロシア株式の取扱銘柄数は非常に少なくなります。
これはロシア株式を取り扱っている証券会社が限られているためです。
決済方法の違い
決済方法には、日本円による円貨決済とロシアルーブルによる外貨決済があります。
外貨決済を選択した場合は、日本円をロシアルーブルに両替する為替取引によって、購入資金を用意する必要があります。
円貨決済を選択した場合は、日本円の買付余力でロシア株式の購入ができるため、為替取引は不要です。
すぐに取引が始められるメリットがあります。
関連記事:韓国株式の買い方は?おすすめ証券会社一覧とメリット・デメリットを紹介!
ロシア株式投資のメリット
ロシア株式投資のメリットを紹介します。
新興国投資によるリターンが期待できる
ロシア株式は新興国株式に分類されるため、新興国投資による大きなリターンが期待できます。
新興国は先進国と比較すると経済発展が遅れていますが、今後の大きな成長が見込まれる国々です。
ロシア株式に投資することで、今後の高い成長が期待できる新興国に投資できます。
将来高いリターンを得られる可能性もあります。
割安な銘柄が多い
ロシアは現在経済制裁を受けているため、割安銘柄が多くあります。
しかし将来的には解除される可能性もあるため、ロシア経済が安定し株式市場の上昇が期待できます。
天然資源が豊富
ロシアには鉱物や森林、水産、穀物などの天然資源が豊富にあります。
特にロシアの石油や天然ガスなどのエネルギー資源や広大な土地を利用した穀物生産は、世界でもトップクラスです。
今後経済状況が良くなれば、豊富な天然資源を活かして株式市場の成長が期待できるでしょう。
コロナショックによって落ち込んでいた原油価格も、現在回復傾向にあります。
関連記事:中国株・ETFのおすすめ!投資での注意点や人気銘柄をわかりやすく解説
ロシア株式投資のデメリット・注意点
ロシア株式投資のデメリットと注意点を紹介します。
あらかじめデメリットを理解することで、ロシア株式投資についての不安が軽減されるでしょう。
経済制裁を受けている
ロシアは米国などから、厳しい経済制裁を受けています。
具体的には、ロシアへの侵略物質の輸出禁止やロシア産資源の輸入禁止、ロシアの個人や企業、銀行の資産凍結など、様々な厳しい経済制裁を受けている状況です。
地政学的リスクを抱えている
2022年2月から続いているウクライナ侵攻は、未だ終わりが見えない状況です。
長期化が予想されているため、状況によっては株式市場に大きな影響が出る恐れもあります。
今後の動向に注目する必要があります。
新興国への投資はリスクが高い
新興国投資は高いリターンが期待できる一方で、ハイリスクな投資だと言われています。
必ず高いリターンが得られるとは限りませんので、投資する際にはリスクを考慮し、慎重に判断する必要があります。
為替リスクがある
ロシア株式はロシアルーブルで購入するため、為替の影響を受けます。
為替リスクは為替相場の変動により、外貨建てで投資した資産の円評価額が上下する可能性のことを指します。
購入時より円安になると円の価値が下がるため、外貨建て資産の円評価額が上がります。
反対に購入時より円高になると円の価値が下がるため、外貨建て資産の円評価額が下がります。
このように為替相場の変動によっても損益が発生します。
ロシア株式投資をする際には、ロシア株式の価格だけでなく、為替変動のリスクを考慮する必要があります。
関連記事:新興市場のおすすめ銘柄!投資のポイントや注意点を解説
ロシア株式の買い方
ロシア株式の買い方を紹介します。
- ロシア株式が購入できる証券会社を選ぶ
- ロシア株式が購入できる証券会社で口座を開設する
- 外国株式口座を開設する
- 購入資金を用意する
- 注文する
それぞれ詳しく解説します。
ロシア株式が購入できる証券会社を選ぶ
ロシア株式が購入できる証券会社を選びます。
ロシア株式の取り扱いがない証券会社も多いため、注意が必要です。
ロシア株投資が可能な証券会社の手数料や取扱銘柄などを、比較検討することが重要。
投資スタイルに最適な証券会社を選びましょう。
ロシア株式が購入できる証券会社で口座を開設する
ロシア株が購入できる証券会社を選んだら、証券口座を開設します。
証券口座の開設には、運転免許証、パスポートなどの本人確認書類やマイナンバーカード、マイナンバー通知書などのマイナンバー証明書が必要になります。
最近ではオンラインで申し込みが完結する証券会社が増えているため、手軽に口座を開設できます。
オンライン申し込みの場合は、必要書類を撮影するだけで手続きが完了するので手軽で便利。
証券会社によっては、最短1日で口座が開設できます。
希望があれば、郵送での申し込みも可能です。
外国株式口座を開設する
ロシア株式に投資する場合は、外国株式口座の開設が必要です。
証券口座開設後、証券会社のホームページからログインし、外国株式口座の開設申し込みをします。
オンライン申し込みが可能で、口座開設料は無料です。
ボタンをクリックするだけの簡単な作業で取引を始められます。
購入資金を用意する
購入資金を用意します。
決済方法は、日本円による円貨決済とロシアルーブルによる外貨決済が選択できます。
外貨決済を選択した場合は、日本円をロシアルーブルに両替する為替取引で、購入資金を用意する必要があります。
円貨決済の場合は、日本円の買付余力の範囲内でロシア株式を購入するため、為替取引は不要です。
日本円の買付余力があれば、すぐに投資が始められます。
為替取引の方法
為替取引の方法を、SBI証券を例にして紹介します。
1.ログイン後、メインサイトの「取引」>「為替取引」に進む。
外貨か円のどちらかを指定します。
取引する外国株式の現地通貨を選択し「買付」に進む。
2.買付注文画面で、外貨数量、取引パスワードを入力し「ご注文へ>」をクリックし注文画面へ。
この際、買付単価に注意しましょう。
3.注文確認画面で注文内容を確認して「注文発注」をクリックして注文完了です。
注文する
購入する商品が決まったら注文します。
ネット注文が主流になっているため、日本株式の注文と大きな違いはありません。
関連記事:中国株のおすすめ銘柄10選!業績拡大が見込める優良企業を厳選
SBI証券ならロシアの個別株式を購入できる
この記事では、ロシア株式投資についてお伝えしました。
ロシア株式は、新興国株式に分類されており、今後の成長が期待されている国のひとつです。
新興国投資によって高いリターンが期待できる一方で、経済制裁や地政学的リスクなどでリスクが高いというデメリットがあります。
ロシア株式投資におすすめの証券会社は、SBI証券。
証券会社の中で唯一、ロシア個別銘柄への投資が可能です。
投資信託やETFの取り扱いもあるため、豊富な投資対象の中から投資スタイルに最適な商品が見つかるでしょう。
業界最低水準の手数料設定で、コストを抑えながら資産形成できます。
興味がある方は、SBI証券でロシア株式投資を始めてみてはいかがでしょうか。
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