金は経済が不安定な時期でも、価値を保持する可能性が高い資産です。
「普遍的な価値がある」「今後値上がりする可能性もある」と言われています。
そのような金ならではの魅力に惹かれ、投資先として金を検討している、という方も多いのでは?
しかし「本当に金投資はおすすめなの?」と迷ってしまいますよね。
今回は「金への投資はおすすめしないって聞いたけど…」と気になっている方に向けて、金投資の方法ごとのメリット・デメリットをご紹介します。
金に投資できるおすすめの証券会社や、おすすめの銘柄も解説しています。
金は純金積立・投資信託など、さまざまな方法で少額から投資できるので、自分に合った金融機関と方法を見つけてください。
関連記事:金(ゴールド)CFD取引におすすめの国内証券5選を徹底比較!本当に優秀な業者が見つかる
金投資は本当におすすめ?メリット・おすすめな人の特徴
「そもそも金に投資するのって、おすすめなの?」「どうして金に投資するの?」と、疑問に思っている人も多いはず。
結論から言うと金は、資産の保全を重視する投資家や、経済の不安定な状況においても安定した資産を求める人にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
- 資産を守りたい人
- リスク分散をしたい人
- 長期投資したい人
資産を守りたい人
個人投資家が金に投資する際の主な目的は、長期的に保有し、資産を守ることです。
金は希少価値と実在する資産としての特性から、多くの投資家にとって信頼性の高い選択肢とされています。
まず、金には発行する機関がありません。
通貨は特定の国、株は特定の企業によって発行され、その発行元によって価値が保証されていますよね。
しかし金は株や債券と違い、発行する会社が倒産した場合でも、価値が認められる世界共通の資産です。
信用リスクを心配することなく、資産としての価値が確保される特徴があります。
例えば、株や債券は、国や企業の経済状況に左右されることから、経済危機や企業の破綻などが起こると価値が失われるリスクが存在します。
日本円も、日本が破綻した場合、無価値になるリスクがあるのです。
これに対して、金は実体資産であるため、そのような信用リスクから比較的自由です。
このような性質から、世界的な経済危機や恐慌が発生した際でも、金は安定した資産として取引される傾向にあります。
つまり、経済の不安定な時期においても、金はその価値を一定に保つことが期待されるのです。
リスク分散をしたい人
金は、株や債券と異なる値動きをします。
そのため、「すでに株や債券に投資していて、さらに違う資産も持つことで、リスクを分散させたい」という投資家におすすめです。
金を他の資産クラスと組み合わせて、ポートフォリオ全体のリスクを分散させることにより、市場の不確実性に対応しつつ、安定したリターンを期待することができるでしょう。
長期投資したい人
さらに、埋蔵量に限りがある金は、長期的に希少価値が上がっていくかもしれないと期待されます。
しかし、金の価格が今後も絶えず上昇するとは断言できません。
確かに、金は安全資産として知られ、大きな価格暴落のリスクは低いとされていますが、価格上昇が鈍化する時期や一時的な価格低下の可能性も存在します。
そのため、金への投資に際しては、短期的な利益を追求するのではなく、長期の視点を持つことが重要です。
関連記事:金券・ギフト券がもらえるおすすめのふるさと納税3選!還元率が高くてお得なのはどれ?
金投資をおすすめしない人
次の条件に当てはまる場合、金への投資はおすすめできないと言えます。
- アメリカの経済情勢や為替に詳しくない人
- 高い手数料を払いたくない人
- 短期間で稼ぎたい人
アメリカの経済情勢や為替に詳しくない人
金の価格動向は、しばしば米ドルの動きと逆行する特徴があります。
つまり、米ドルが高くなると、金の価格は下がる傾向がある一方、米ドルが安くなると、金の価格は上昇します。
また、金の取引は米ドルベースで行われます。
為替変動によって損をするリスクも、無視できません。
アメリカの経済情勢や為替の動きに詳しくない、これから勉強するのは面倒くさいと感じる人が金に投資を行うのは、慎重になるべきです。
高い手数料を払いたくない人
金の現物投資には、買付、売却、保管の際にさまざまな手数料が発生します。
たとえば田中貴金属工業では、金の重さに応じて、買付や売却の手数料が設定されています。
また、購入した金を預ける場合、保管手数料がかかることも。
これらのコストは他の投資と比べて高めです。
手数料を最小限に抑えたいと考える人に、金の現物投資は、必ずしも最適とは言えません。
金関連の投資信託やETFなら手数料を節約できる
しかし金の現物を買わない「金関連の投資信託やETFへの投資」なら、コストを節約することができます。
とはいえこの場合、「金そのものを保有したい!」という欲求は満たされない可能性があるので、注意したいところです。
短期間で稼ぎたい人
金の価格変動を利用して、短期間での取引を繰り返し、利益を追求するようなやり方を検討している方もいるかもしれません。
しかしこのような方法は、プロの投機家向けであり、一般の個人投資家には適していないことが多いです。
個人投資家が金に投資する際の主な目的は、資産を長期的に保有し、資産を守ることにあります。
金に投資するなら、短期投資ではなく長期投資がおすすめです。
「短期間で稼ぎたい」という人に、金への投資は向いていない可能性があります。
関連記事:【ダイヤモンド・金】ふるさと納税で貴金属の返礼品をゲットしよう!資産価値の高さが魅力
金に投資する6つの方法とメリット・デメリット
金に投資する代表的な方法は、金を直接保有することです。
一方、金そのものは保有せず、金関連の投資信託やETFに投資する方法も人気があります。
- 金の現物投資
- 純金積立
- 投資信託
- 金ETF
- 金CFD
- 金先物
金そのものを保有しない方法では、SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券を通じて、手軽に投資できるのが魅力です。
これらのネット証券を使用すれば、株や債券、その他の金融商品と同時に管理が可能となります。
投資全体のポートフォリオを簡単に把握できるという意味でも、一考の価値があるでしょう。
①金の現物投資
- 現物を手元に置いておきたい方
- 資産を分散させたい方
金の現物投資は、金貨や金地金を手元に置く手法です。
現物投資の利点は、いざという時にすぐに換金できる点。
また、宝飾品としての価値を楽しみながら、資産の一部として保有することができる点も、この方法の大きな魅力と言えるでしょう。
しかし、紛失や盗難のリスクがあるため、保管には注意が必要となります。
自宅での保管が心配な場合は、銀行の貸金庫を利用すると良いでしょう。
金貨
金貨(地金型金貨)にはさまざまなデザインが施されています。
購入は宝飾店や貴金属店で可能です。
代表例として、カナダ王室造幣局が発行する「メイプルリーフ金貨」が挙げられます。
このような金貨はデザインによるプレミアムが加わるため、金地金に比べて価格は高めです。
金地金
一方、金地金は「金の延べ棒」や「ゴールドバー」「インゴッド」とも呼ばれ、平らな板状で存在します。
購入は貴金属メーカーや地金商で行うことができ、取引量は1,000グラムからが一般的です。
500グラム未満の取引の際は「バーチャージ」という手数料が発生することも。
業者ごとの手数料を確認しましょう。
②純金積立
- 少額から金に投資したい人
純金積立は、毎月少額ずつ積み立てて、金を購入する方法です。
貴金属メーカーや銀行など、様々な機関で取り扱われています。
定額積立と定量積立
- 定額積立…一定の「金額」で毎月買う
- 定量積立…一定の「量」で毎月買う
定額積立は、一定の金額を毎月積み立てるスタイルです。
通常は1,000円単位で開始できます。
この方式では、長期的な投資を通じて、平均買付価格を安定させることが可能です。
一方定量積立では、購入する金の量を毎月固定し、その月の金価格に応じて投資額が変われます。
どの方式でも、一時的にたくさん投資することも選べますよ。
投資した金額は、手数料を支払って金の現物やジュエリーなどと交換するか、現金として受け取ることができます。
少ない金額からスタートできる点や、紛失や盗難のリスクが伴わない点では投資信託に似ていますが、取引ごとの手数料は高い傾向です。
証券会社名 | おすすめポイント | 公式サイト |
楽天証券 | 購入単位: 1,000円以上1,000円単位または1g以上1g単位 買付手数料: 買付代金の1.65% | 公式 |
SBI証券 | 購入単位: 1,000円以上1,000円単位または1g以上1g単位 買付手数料: 買付代金の1.65% | 公式 |
マネックス証券 | 購入単位: 1,000円以上1,000円単位または1g以上1g単位 買付手数料: 買付代金の1.65% | 公式 |
③投資信託
- 手軽に金へ投資したい人
プロのファンドマネージャーに運用をおまかせできるのが、投資信託です。
投資家は銀行や証券会社を通じて、金価格そのものに連動する投資信託や、金鉱山会社の株に投資するタイプの投資信託を選び、購入します。
金の現物は保有しません。
日々の運用結果と投資した金額に応じて、利益を受け取れる金融商品です。
少額から始められて手軽なので、「投資は初めて」という初心者でも取り組みやすいでしょう。
なお、金鉱山会社の株に投資するタイプの投資信託は、金価格だけでなく株式市場の動きにも影響されます。
④金ETF
- リアルタイムで金を売買したい人
ETFとは、「上場投資信託」のことです。
具体的には、金の市場価格に連動して価格が変動するETFを指します。
こちらも、金の現物は保有しません。
- ETFは株式と同じようにリアルタイムで取引が可能(投資信託は基準価格での売買なので、注文時点では約定価格が分からない)
- ETFは投資信託と比較して保有中のコストが低い
⑤金CFD
- 少ない資金で大きな利益を狙いたい人
CFD取引(差金決済取引)でも、金の現物は保有しません。
CFD取引とは、特定の商品や指標の価格差を利用した取引方法です。
取引を開始したときの価格と、終了したときの価格の差額を決済し、その差額が利益または損失となります。
例えば金CFD取引の場合、買値が6,500円で65,000円分の取引を開始し、後に売値が6,600円になれば、1,000円の利益が生じます。
金CFDのメリット・デメリット
この取引はレバレッジを使用して行うため、最大で20倍までの取引が可能です。
これにより、少ない資金で大きな取引を実現できるのが特徴的です。
さらにメリットとして、相場が上がる場面でも下がる場面でも取引を開始でき、ほぼ24時間取引が可能な点が挙げられます。
時間を有効に使いながら、さまざまな相場状況で利益を狙うことができますよ。
一方で、リスクも高くなるため、経験の浅い初心者には向いていないかもしれません。
金CFD取引の場合、金の価格変動に基づいて取引が行われますので、金の市場動向に注意が必要です。
⑥金先物
- 投資経験がある中~上級者
先物取引は、将来の特定の日に、設定された価格で金を売買することを約束する取引形態です。
金だけではなく、原油・大豆など、多岐にわたる商品が先物取引の対象となっています。
金の価格は日々変動するため、期日時点の価格が約束価格より高い場合、差額分の利益を得られるのが特徴です。
しかしこの逆の場面では、損失が発生するリスクも。
また、金の現物購入とは異なり、限られた資金で大きな取引が可能です。
「証拠金」を預け入れると、その資金に対して、何倍もの取引ができます。
ただし短期間で大きな利益を出すチャンスがある一方で、同時に大きな損失のリスクも伴うため、投資経験が浅い初心者は注意してください。
関連記事:仮想通貨は本当に儲かる?稼げる仕組みや初心者におすすめの方法を解説
金に投資できるおすすめの証券会社3選を比較
金に投資できるおすすめの金融機関は、楽天証券・SBI証券・マネックス証券です。
証券会社 | 現物 購入 | 純金 積立 | 金関連 投資信託 | 金 ETF | 金先物 取引 | 金CFD |
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楽天証券 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SBI証券 | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ○ |
マネックス証券 | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ |
- 金に投資する方法が豊富!
- 手数料が安い!
- 株をはじめとした他の投資でも、手数料が安く銘柄数も豊富!
- これから資産形成を始めたい人にぴったり!
各社の違いやおすすめポイントを、詳しくご紹介します。
おすすめ①楽天証券
総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 2,634件 |
株式以外 | FX CFD ETF 金/銀/プラチナ 先物・オプション 保険 |
口座開設・取引までの日数 | 最短2営業日後 |
特徴 | 手数料が安い! 取扱商品が豊富! 初心者にも使いやすい! |
- おすすめな理由:
- 業界最低水準の現物・積立の購入手数料
- 6種類の金投資商品ラインナップ
- 手数料の1%・クレカ積立の投資金額の0.5%が楽天ポイントで還元
- 取引内容:
- 全6種類の金取引が可能
- 7銘柄の金関連投資信託
- 大手ネット証券では唯一、商品先物取引の取り扱いがある(国内3銘柄、海外3銘柄)
楽天証券の金取り扱い商品
金取扱商品 | 購入単位 | 買付手数料 | 銘柄数または取り扱い情報 |
---|---|---|---|
現物購入 | 1,000円以上1,000円単位または1g以上1g単位 | 買付代金の1.65% | – |
純金積立 | 1,000円以上1,000円単位または1g以上1g単位 | 買付代金の1.65% | – |
金関連投資信託 | 100円以上~ | 無料 | 7銘柄 |
金ETF | 1株~ | 0円~ ※取引コースによる | 国内上場3銘柄 |
金先物取引 | 1枚~ | 国内1枚当たり77円/海外2.75米ドル~ | 国内3銘柄/海外3銘柄 |
CFD | 1枚~ | 無料 | 海外1銘柄 |
楽天証券は金に関する取引方法として6つの主要なラインナップを提供。
現物購入から金関連の投資信託、金先物取引まで、幅広く取り扱っています。
現物や積立の購入手数料は、業界最低水準です。
投資家は余計なコストを気にせず、投資活動に専念できます。
さらに楽天証券は、取引手数料が楽天ポイントで還元されるサービスが特徴的です。
取引を活発に行うほど、楽天の各種サービスで利用可能なポイントが貯まる仕組みとなっています。
金関連投資信託も計7銘柄用意されていますよ。
\新規口座開設数No.1!/
関連記事:楽天証券の評判・口コミまとめ!ポイント投資や手数料も解説
おすすめ②SBI証券
総合評価 | |
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コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 2,632件 |
株式以外 | 債券 FX CFD 金/銀/プラチナ 先物・オプション 保険 |
口座開設・取引までの日数 | 最短翌営業日 |
特徴 | 圧倒的口座数 100万円まで手数料0円 充実のサービス |
- 理由:
- 業界最低水準の現物・積立の購入手数料
- 手数料の1%をTポイントまたはPontaポイントで還元
- 金は顧客名義で保管する「特定保管」
- 取引内容:
- 5種類の金取引が可能(金先物取引除く)
- 豊富な13銘柄の金関連投資信託
- くりっく株365による金ETFリセット付き証拠金取引(CFD)
SBI証券の金取り扱い商品
金取扱商品 | 購入単位 | 買付手数料 | 銘柄数または取り扱い情報 |
---|---|---|---|
現物購入 | 1,000円以上1,000円単位または1g以上1g単位 | 買付代金の1.65% | – |
純金積立 | 1,000円以上1,000円単位または1g以上1g単位 | 買付代金の1.65% | – |
金関連投資信託 | 100円以上~ | 無料 | 13銘柄 |
金ETF | 1株~ | 0円~ ※取引コースによる | 国内上場3銘柄 |
金先物取引 | – | – | 取り扱いなし |
CFD | 1枚~ | 330円~ | 国内1銘柄 |
SBI証券は、日本のオンライン証券の中でもトップクラスの取引量と顧客数を誇る、大手証券会社です。
金投資の分野でも、5つの異なるタイプの取引方法を提供しています。
金関連の投資信託は、合計13銘柄用意されています。
これは業界の中でも多いです。
投資でTポイントやPontaポイントがたまるサービスもあります。
初心者から上級者まで、幅広い投資家が自分の投資スタイルに合わせて取引を楽しめる環境が整っていますよ。
\口座数&総合力No.1!/
関連記事:SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説
おすすめ③マネックス証券
総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 1,235件 |
株式以外 | 債券 FX 先物・オプション 金・プラチナ |
口座開設・取引までの日数 | 最短翌営業日 |
特徴 | 100円から始められる 米国株に強い お得なマネックスポイント |
- 理由:
- 業界最低水準の現物・積立の購入手数料
- 目標重量までの期間シミュレーション機能
- 取引内容:
- 現物、積立、金関連投資信託、金ETFの取り扱い
- 8銘柄の金関連投資信託
マネックス証券の金取り扱い商品
金取扱商品 | 購入単位 | 買付手数料 | 銘柄数または取り扱い情報 |
---|---|---|---|
現物購入 | 1,000円以上1,000円単位または1g以上1g単位 | 買付代金の1.65% | – |
純金積立 | 1,000円以上1,000円単位または1g以上1g単位 | 買付代金の1.65% | – |
金関連投資信託 | 100円以上~ | 無料 | 8銘柄 |
金ETF | 1株~ | 0円~ ※取引コースによる | 国内上場3銘柄 |
金先物取引 | – | – | 取り扱いなし |
CFD | – | – | 取り扱いなし |
マネックス証券では、金の現物、純金積立、金関連の投資信託、金ETFを取り扱っています。
自分の目標とする重量までの期間や投資計画をシミュレーションできるので、具体的な投資計画を立てやすいですよ。
金関連の投資信託は、計8銘柄がラインナップされています。
なお、金先物取引やCFDの取り扱いはありません。
そのため、レバレッジを利用した取引を希望する投資家には向かないかもしれませんが、投資家にとってはリスクを抑える要因ともなっています。
初心者から中級者まで、計画的に金の投資を行いたい投資家に特に向いている証券会社と言えるでしょう。
\無料ではじめる!/
関連記事:マネックス証券の評判・口コミまとめ!米国株やIPOの人気についても解説
金の投資におすすめの銘柄
「金貨を買おう!」「金関連の投資信託に投資しよう」と思っても、具体的に何を買えばいいのか、迷ってしまいますよね。
ここでは、おすすめ銘柄の一例をご紹介します。
おすすめの金貨・ゴールドバー
金貨・ゴールドバーは、金を保有することの満足感・達成感が得られます。
商品名 | おすすめポイント |
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メイプルリーフ金貨 | カナダ王室造幣局製造 品位:99.99% |
カンガルー金貨 | オーストラリア・パース造幣局製造 品位:99.99% |
ウイーン金貨 ハーモニー | オーストリア造幣局製造 品位:99.99% |
金地金 | 5g~1kg 品位:99.99% |
おすすめの金関連投資信託
金関連の投資信託は、手軽に分散投資できる点が魅力です。
「ブラックロック・ゴールド・ファンド」や「ブラックロック・ゴールド・メタル・ファンド」では、金価格の上昇だけではなく、株式市場の上昇も享受できます。
商品名 | おすすめポイント |
---|---|
三菱UFJ純金ファンド | 国内の金価格に連動する商品 金価格の上昇の恩恵を受けたい人におすすめ |
ブラックロック・ゴールド・ファンド | 海外の金鉱企業を中心とした鉱業株式に投資する商品 |
ブラックロック・ゴールド・メタル・ファンド | 海外の金鉱企業を中心とした鉱業株式に投資する商品 |
おすすめの金ETF
金ETFは、投資信託より運用コストが低い傾向です。
好きなタイミングで売買しやすいのも魅力といえます。
商品名 | おすすめポイント |
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SPDRゴールド・シェア(1326) | 金価格に連動する商品 売買単位:1株~ 価格:20,345円 |
NeXY FUNDS 金価格連動型上場投信 | 金価格に連動する商品 売買単位:1株~ 価格:5,514円 |
純金上場信託(現物国内保管型)(1540) | 金価格に連動する商品 売買単位:1株~ 価格:6,663円 |
関連記事:株とFXどっちがいい?違いを比較しながらリスクや難易度について解説
投資するなら金・銀・プラチナのどれがおすすめ?違いを比較
金ではなく、銀・プラチナといったその他の貴金属に投資する方法もあります。
金・銀・プラチナの違いを比較しました。
貴金属 | 特徴 | 値動きの傾向 | 市場 | 値動き |
---|---|---|---|---|
金 | もしもの場合の備えになる | 株式と反対 | 大きい | 安定 |
銀 | 金より希少価値が高い | 金と似ているが景気動向の影響も受ける | 小さい | 乱高下しやすい |
プラチナ | 価格が手ごろ | 株式と同じ動き・景気に左右される | 小さい | 乱高下しやすい |
金
世界共通の資産として認識されており、古くから権力や富の象徴として尊重されてきた金。
紙幣が存在する前は、主要な通貨として広く利用されていました。
その普遍的な価値は経済危機や戦争、自然災害といった不測の事態においても維持されるため、金は安定した資産としての側面を持ちます。
この特性が、金投資の最大のメリットとして認識されていますよ。
銀
銀は金に比べて価格が安く、小口の投資がしやすいため、多くの投資家に人気です。
金との価格差は大きく、銀の価格は金の約66分の1とされています。
これは銀の鉱山生産量が、非常に多いことが主な要因です。
需要の面では、約6割が工業用として利用され、電子材料や太陽光発電などの新しい用途が増えています。
銀の価格動向は金に似ていますが、実用的な用途が多い分、プラチナのように景気の影響を受けやすい側面も持っていますよ。
関連記事:銀(シルバー)のCFD取引におすすめな証券会社5選!低コストで少額投資できるのはここ
プラチナ
プラチナは金や銀とは異なり、通貨としての性質は弱いものの、希少性の高さから高い価値を持つ貴金属です。
主な需要は工業用であり、中でもディーゼル車の排ガス触媒としての需要が最も大きいとされています。
このため、プラチナの価格は、次のような動向に強く影響される傾向です。
- 自動車の市場動向や経済状況(特にディーゼル車の普及が進むヨーロッパ)
- 宝飾品の需要が大きい中国
さらに、プラチナの供給の大部分は南アフリカに集中しています。
この地域の経済や社会的な動きが、プラチナ価格に影響を及ぼすことも。
金は資産を守りたい人におすすめの投資先
金は株や債券と違い、発行する会社や国が倒産した場合でも価値が認められる、世界共通の資産です。
そのため、金は資産保全を目指しつつ、リスクを分散する手段として選択されることが多くなっています。
おすすめの証券会社や銘柄を通じて、金への投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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