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つみたてNISAの利益をシミュレーション!将来いくらになる?

積立NISA,シミュレーション

つみたて(積立)NISAの利益が将来どのくらいになるか、きちんとシミュレーションしておきたいですよね。

目標金額を達成するには毎月どのくらい積み立てればいいか、一緒にシミュレーションしていきましょう!

また、「本当にシミュレーション通りの利益が出るの?」「損をしてしまいそうなときは、どうしたらいい?」といった疑問にもお答えします。

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目次

つみたてNISAのシミュレーション方法

積立NISA,シミュレーション

つみたてNISAの利益は、次のようにシミュレーションしましょう。

  1. 目標金額を設定する
  2. 欲しい銘柄を探す
  3. 利回りを想定する
  4. 予算と相談しながら、毎月いくら積み立てるか決める

また、つみたてNISAのシミュレーションでは、手数料や信託報酬も考えに入れておく必要があります。

1.目標金額を設定する

つみたてNISAに限らず、長期の資産運用では、将来的にどのくらいのお金を確保しておきたいのか目標設定をすることがとても大切です。

目標金額が明確になることで、「達成のためには、毎月何円積み立てればいいのか」が見えてきます。

将来の生活や、今後やりたいことを想像しながら考えてみてください。

大きなリターンを狙いたいなら、毎月積み立てる資金も多めに確保する必要があるでしょう。

反対にリターンはそれほど狙わず安定重視なら、毎月積み立てるお金は少なめでいいと言えます。

2.欲しい銘柄を探す

どの銘柄を買うか定まっていなくてもシミュレーションはできますが、ある程度目星をつけておいたほうが、具体的に利益を想像できます。

大きなリターンが狙える銘柄は、基本的に損をしてしまうリスクも高いです。

「アクティブ型」と呼ばれる銘柄や、新興国・海外に投資する商品は、このような傾向があります。

反対に高額なリターンが期待できない銘柄は、リスクも低く、初心者向けである場合が多いです。

たとえば「インデックス型」と呼ばれる銘柄や、国内債券は、リスクが低いとされています。

ひとつの銘柄で投資先を分散できる商品も、リスク分散の効果が得られるのでおすすめです。

また過去の運用成績は良さそうか、信託報酬は安いかどうかもチェックしましょう。

関連記事:つみたて(積立)NISAおすすめの銘柄10選&ネット証券3社を紹介!選ぶポイントも分かりやすく解説

3.利回りを想定する

利回りとは、投資金額に対する収益の割合のことです。

利回りの計算方法

利回り=収益(分配金+売却益)÷運用年数÷投資金額×100

ちょっとややこしいので、例を見ていきましょう。

たとえば、100万円で投資信託を買ったと仮定します。

2年後に分配金1万円を受け取って、103万円で売却した場合、2年間で4万円の利益が出ていますよね。

このケースでは、1年間で2万円の利益が出ているので、ファンドの利回りは2%になります。

どのくらいの利回りが期待できる?

つみたてNISAの利回りは、おおよそ1%~7%の範囲に収まることが多いです。

商品ごとに過去の利回りをチェックできるので、それを参考に選ぶといいでしょう。

積極的なリターンを狙うなら、利回りの高い商品を選ぶことになりますが、その分リスクも高くなりがちです。

投資先を分散する・インデックスファンドとアクティブファンドのバランスを考えるといった、リスク管理を怠らないようにしましょう。

  • 安定運用したい…利回り3%
  • しっかりリターンを確保したい…利回り5%
  • 積極的にリターンを狙いたい…利回り7%

注意!信託報酬や手数料は計算外

各証券会社・金融機関が提供しているつみたてNISAのシミュレーションツールでは、信託報酬や手数料を計算に入れていない場合が多いです。

信託報酬とは、自分の代わりに資産運用してもらう対価として金融機関に払う、手数料のようなもの。

ほかの手数料は無料にしている金融機関が多いので、基本的にかからないものと考えてOKです。

つみたてNISAの手数料
  1. 信託報酬
    どの投資信託を選んでも、必ずかかる
  2. 口座開設手数料
    口座開設費。大半の金融機関が無料
  3. 口座維持管理手数料
    毎月の口座維持費。大半の金融機関が無料
  4. 買付手数料
    つみたてNISAで投資信託を購入する際の手数料。政府で無料と定められている。
  5. 売却手数料
    つみたてNISAで投資信託を売却する際の手数料。大半の金融機関が無料

口座維持管理手数料や売却手数料が有料の金融機関でつみたてNISAをすると、損をすることになってしまいます。

積立投資を始める前に、利用する金融機関では上記の費用がどうなっているか、チェックしておきましょう。

信託報酬の目安

つみたてNISAで投資信託を保有している間は、信託報酬が継続的にかかります。

信託報酬は政府によって、次のように上限が定められています。

  • 国内資産が対象…年率0.5%以下(税抜)
  • 海外資産が対象…年率0.75%以下(税抜)

中には信託報酬が0.1%の、非常にローコストな銘柄もあります。

信託報酬は銘柄ごとに異なるので、できるだけ信託報酬の安い銘柄を選ぶのがおすすめです。

つみたてNISAなら税金は無料

課税口座の場合、積立投資で得た利益には、20.315%の税金がかかります。

しかしつみたてNISAの口座では、年間40万円までの金融商品を非課税で保有できますよ。

ただしすでに一般NISAや新NISAをやっている人は、つみたてNISAも同時におこなうことはできません。

つみたてNISAの利益を運用金額ごとにシミュレーション

積立NISA,シミュレーション

20年後に毎月積み立てたお金がいくらになるのか、金額ごとにシミュレーションしていきましょう。

毎月5,000円×20年

想定利回り3%5%7%
投資元本
(20年分)
120万円
運用利益+44.2万円+85.5万円+140.5万円
最終評価金額1,641,5102,055,1682,604,633

毎月5,000円を20年間積み立てた場合、利益は以下の通りです。

  • 利回り3%…44.2万円
  • 利回り5%…85.5万円
  • 利回り7%…140.5万円

実際には信託報酬をはじめとした運用コストが引かれてしまうものの、月5,000円の積立でも、数十万~百数十万の利益を出すことができます。

毎月1万円×20年

想定利回り3%5%7%
投資元本
(20年分)
240万円
運用利益+88.3万円+171万円+280.9万円
最終評価金額3,283,020円4,110,337円5,209,267円

毎月1万円を20年間積み立てた場合、利益は以下の通りです。

  • 利回り3%…88.3万円
  • 利回り5%…171万円
  • 利回り7%…280.9万円

毎月1万円を積み立てた場合は、当たり前ですが、利益は毎月5,000円を積み立てたときの倍に膨れ上がります。

利回り7%と高水準で運用できた場合、約300万近い儲けが出るというのは、かなり大きいですよね。

毎月2万円×20年

想定利回り3%5%7%
投資元本
(20年分)
480万円
運用利益+176.6万円+342.1万円+561.9万円
最終評価金額6,566,040円8,220,673円10,418,533円

毎月2万円を20年間積み立てた場合、利益は以下の通りです。

  • 利回り3%…176.6万円
  • 利回り5%…342.1万円
  • 利回り7%…561.9万円

毎月2万円で運用した場合は複利の効果が高くなり、500万円台の利益を生むことも可能です。

ここまでくると、かなり夢がありますよね。

毎月3万3,333円×20年(上限)

想定利回り3%5%7%
投資元本
(20年分)
800万円
運用利益+294.3万円+570.1万円+936.4万円
最終評価金額10,943,291円13,700,985円17,364,048円

つみたてNISAで1カ月に積立できる金額の上限は、約3万3,333円です。

(つみたてNISAの積立上限額が年間40万円までなので、40万÷12カ月=約3万3,333円となります。)

この場合、20年後に得られる利益は以下の通りです。

  • 利回り3%…294.3万円
  • 利回り5%…570.1万円
  • 利回り7%…936.4万円

「投資に使えるお金に余裕がある」「最大限リターンを狙いたい!」という人は、上限額いっぱいまで積み立ててもいいでしょう。

うまくいけば、1千万近い利益になるかもしれません。

関連記事:NISAとは?株初心者でもゼロから圧倒的にわかりやすく解説!

つみたてNISAはシミュレーション通りに利益が出る?

たくさん積み立てるほど利益が膨れ上がり、お得になる可能性が上がるつみたてNISA。

しかしこれは、あくまで上手くいった場合の話。

シミュレーション通りに利益が出るとは限りません。

投入した資金よりも受け取る金額が減ってしまう、元本割れのリスクもあります。

積立NISAの投資信託はプロが運用してくれるので、基本的に自分は何もしなくて大丈夫ですが、運用成績はこまめにチェックしたほうが安心です。

関連記事:iDeCoのおすすめ銘柄と金融機関!リスクやおすすめしない理由も

つみたてNISAの価格が下がったときの対処法

では、もしつみたてNISAで保有している商品の運用成績が悪化していたら、どうすればいいのでしょうか?

投資家にできることは、商品を売るか、運用を続けるかの2択です。

  1. 運用を続ける
  2. 売却する

基本的には運用を続けたほうがよい

長期保有が前提のつみたてNISAでは、基本的に損切りは悪手であるとされています。

一時的に価格が下落していても、時間が経てば損失分を帳消しにできる可能性があります。

今後価格が上昇し、利益を獲得できるかもしれませんよ。

またつみたてNISAは非課税なので、損した分の金額で別の投資の利益にかかる税金を帳消しにする、「損益通算」や「繰越控除」ができません。

このことからも、安易に売るべきではないでしょう。

売却する場合は元本の回復を待つのが理想

売却するのであれば、できるだけ元本が回復したタイミングまで待つのがおすすめです。

また積立NISAの非課税期間は20年間なので、売却する順番は、非課税期間が過ぎた分からがいいでしょう。

出口戦略も考えておき、可能な限り損が出ないように運用しましょう。

関連記事:つみたて(積立)NISAの楽天証券での始め方をやさしく解説!おすすめ銘柄10選も紹介!

つみたてNISAにおすすめの証券会社3選

つみたてNISAにおすすめの人気証券会社をご紹介します。

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関連記事:SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説

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関連記事:松井証券の評判・口コミまとめ!手数料や投資信託についても解説

マネックス証券

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関連記事:マネックス証券の評判・口コミまとめ!米国株やIPOの人気についても解説

積立NISAのシミュレーションをして計画的に資産運用

つみたてNISAは高利回りで運用できた場合、1,000万近い利益を非課税で出すことも可能な、夢のある投資です。

しかし、必ずシミュレーション通りに利益が出るわけではありません。

時には運用成績が悪くなったり、元本割れしてしまったりする可能性もあります。

うまくいかなかったときに焦らないよう、出口対策も練っておくといいでしょう。

また、最初の銘柄選びや、手数料がかからない証券会社選びも重要です。

リスクとリターンのバランスを考えて、計画的な投資をおこないましょう。

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関連記事:SBI証券でつみたてNISA!始め方からおすすめの銘柄までわかりやすく解説

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