つみたてNISAはやめたほうがいいといわれているところを見たことがある方もいるかもしれません。
つみたてNISAは老後2000万円時代に適した投資ではありますが、やめたほうがいいといわれる理由やデメリットなどを知りたいと思う方も多いですよね。
そこで今回の記事では、つみたてNISAがやめたほうがいいといわれる理由やメリット・デメリットについて解説します。
これからつみたてNISAを始めようか検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
つみたてNISAとは?投資をするメリット・デメリットについて解説!
つみたてNISAはやめたほうがいい?やめたほうがいいといわれる理由
ではさっそくつみたてNISAがやめたほうがいいといわれる理由について解説します。
具体的には以下の通りです。
- 資産が増えにくい
- 年間の投資上限がある
- 元本割れしても税金がかかる
- 長期保有前提で投資する必要がある
これらについてそれぞれ解説します。
資産が増えにくい
つみたてNISAは最高でも月に33,333円しか投資することはできません。
それに加えて、長期投資が前提となっているのですぐに資産が増える投資方法ではないのです。
FXやバイナリーオプションの場合には、すぐに資産を増やせるので、それらと比較すると即金性はないと覚えておきましょう。
また最初の数年から数十年感は投資額が少ないため、そもそも複利効果も実感しにくいです。
そのため、資産が増えている実感を持てないのがやめたほうがいいといわれる理由です。
あくまでもつみたてNISAは長期投資で資産を増やす方法だと覚えておいてくださいね。
年間の投資上限がある
先ほども言いましたがつみたてNISAは年間40万円までしか投資できません。
少額投資で将来的には資産を増やせるといわれていますが、短期的にみると増やせないのが現実です。
そもそも年間40万円しか投資できないので、大幅な資産増加は見込めません。
資産を少しでも増やしたいと考えている方にはおすすめですが、それ以外の方にはおすすめできないのがつみたてNISAです。
元本割れしても税金がかかる
つみたてNISAは元本割れをしていても税金を取られる可能性があります。
そもそもつみたてNISAは20年間であれば非課税で利益を得られる投資方法です。
20年後に投資していた金額が元本割れしていたとして、そのまま投資を続けようと考える方もいますよね。
その次の年に資産が上昇してしまったら、税金がかかります。
あくまでも非課税期間は20年間だけで、それ以降は20年経った時点の資産金額から増えたら税金がかかると覚えておいてくださいね。
長期保有前提で投資する必要がある
つみたてNISAは短期でトレードするような投資形態ではありません。
長期保有が前提となっているので、すぐに儲けたいと考えている方は、ほかの投資を利用しましょう。
つみたてNISAで最大限メリットを得るためには20年間投資をし続ける必要があります。
途中で確定することもできますが、つみたてNISAは20年間で1度のみ非課税になるため、基本的には1度投資を始めたら20年間寝かせます。
長期保有ができるのであれば、つみたてNISAはおすすめですよ。
つみたてNISAをやめたほうがいい人に当てはまること
ここまでつみたてNISAをやめたほうがいいといわれる理由について解説しました。
では具体的に、つみたてNISAを利用しないほうがいい方の特徴について解説します。
具体的には以下の当てはまっている方は、つみたてNISAを利用しないほうがいいですね。
- 短期的に利益を得たいと考えている人
- 余剰資金がない人
- 元本割れは絶対にしたくない人
これらについてそれぞれ解説します。
短期的に利益を得たいと考えている人
つみたてNISAは毎月33,333円までの金額を投資し、長期的に運用することになります。
そのため、短期的に利益を得たいと考えている方には向いていません。
基本的に短期で利益を得られるような投資はハイリスクハイリターンです。
一方でつみたてNISAはローリスクでリターンを得られます。
しかしその分、長い年月投資を続けなければなりません。
少しでも資産を増やしたい方には向いていますが、短期で爆発的に資産を増やしたい方はには向いていないと覚えておいてくださいね。
余剰資金がない人
現在、生活することすら厳しい場合にはつみたてNISAに投資をすることはおすすめできません。
そもそも投資は生活にかかわらない、余剰資金でするものだからですね。
日々の生活が苦しいのに、数十年後のことを考えても仕方ありません。
まずは目の前の生活をどうにかしましょう。
家計の見直しをして、余剰資金を作ってからつみたてNISAに挑戦してみてくださいね。
またつみたてNISAは20年間非課税ではありますが、1度利確してしまうとその後非課税での利用はできなくなります。
生活が苦しいけどつみたてNISAをやってみて、生活費が足りなくなり利確してしまうと、その後一生非課税での投資ができなくなります。
大きなデメリットを背負うことになるため、生活が苦しい方にはおすすめできません!
元本割れは絶対にしたくない人
つみたてNISAは長期的に運用することで、利益を得られると思っている方が多いです。
しかし、つみたてNISAを使えば絶対に資産が増えるわけではありません。
つみたてNISAは比較的安全な投資方法とはされていますが、元本割れしてしまうこともあります。
元本割れとは、投資した金額よりも資産よりも減ってしまうということですね。
絶対に損をしたくないと考えているのであれば、投資はするべきではありません。
最悪の場合、つみたてNISAに投資したお金すべてを失ってもいいと考えて投資をするようにしましょう!
つみたてNISAに向いている人に当てはまること
ここまでつみたてNISAに向いていない人について解説しました。
逆につみたてNISAの利用に向いている方についても気になりますよね。
具体的には以下の通りです。
- 20年後の資金が欲しい人
- 貯金以外していない人
これらについてそれぞれ解説します。
20年後の資金が欲しい人
20年後の将来を考えて、その時にまとまった資金が欲しいと考えている方にはおすすめです。
基本的につみたてNISAをするということは、20年間投資し続けることになります。
そのため、20年後にまとまった金額が手に入ります。
定期預金のような感覚で考えるとわかりやすいですね!
また20年間つみたてNISAで投資をおこなうことによって、数十万円~数百万円のプラスが見込めます。
それらをまとめて老後の資金にするというのもいいですね。
現在は老後2000万円時代ともいわれているので、非常にお金がかかります。
サラリーマンとして給料をもらっている場合、老後の資金をしっかりと貯蓄できる方は少ないはずです。
将来の自分のために取っておくのもおすすめですよ。
貯金以外していない人
貯金以外に何もしていない人にもおすすめです。
日本の銀行に貯金をしていたとしても、年利0.2%が良いところです。
余剰資金として寝かしておくのは非常にもったいないですよね。
つみたてNISAで20年間運用した場合、年利1.0%から7%程度で運用できるといわれています。
日本の銀行に預けておくよりも、絶対にメリットが大きいですね。
たまに銀行に預けておけばマイナスになることはないという方もいますが、そんなことはありません。
預けている銀行が倒産してしまった場合、預けているお金がなくなってしまうことも考えられます。
どちらにしても多少のリスクはあるので、どうせならメリットが大きいほうを利用するのがおすすめです。
つみたてNISAのメリット・デメリット
続いては、つみたてNISAをするメリット・デメリットについて解説します。
つみたてNISAをするメリット
まずはつみたてNISAをするメリットから解説します。
具体的には以下の通りです。
- 20年間の運用利益が非課税になる
- 少額からでも始められる
- 自動的に積立ててもらえる
- 長期的に運用できる
これらについてそれぞれ解説します。
20年間の運用利益が非課税になる
つみたてNISAは最大20年間の運用利益が非課税になります。
基本的に、投資をして得られた利益には20.315%の税金が課せられます。
100万円の利益があった場合には20万円の税金を支払わなければいけないということです。
しかしつみたてNISAであれば、いくらプラスになっていたとしても20年間であれば非課税で利益を受け取ることができます。
もちろん利益が少ない可能性もありますが、非課税で投資できることに越したことはありません。
ほかの投資に手を出そうか考えているのであれば、とりあえずつみたてNISAから利用するのがおすすめですよ!
少額からでも始められる
つみたてNISAは少額から始められるのもメリットです。
短期でトレードをしたい方からしたら、メリットの少ない投資方法だと思うかもしれません。
しかし少額からでも将来のために投資したいと思う方も多いですよね。
そんな方たちからすると、つみたてNISAの少額から投資できるのはメリットといえます。
つみたてNISAの口座を開設する証券口座にもよりますが、最小で100円から投資できるところもあります。
月に100円~33,333円の幅で投資できると考えれば、どんな人でも利用できますよね。
生活資金に余裕があるわけではないけど、投資はしておきたいという方はぜひ利用してみてくださいね。
自動的に積立ててもらえる
つみたてNISAは毎月自動的に投資をしてもらえます。
最初に購入する銘柄さえ選んでおけば、あとは自動で購入してもらえるので非常に楽です。
また最近では、おすすめの銘柄もまとめられていることが多いので、簡単に購入する銘柄を決められます。
簡単に投資を始められて、途中でやることもないので20年間放置しているだけでも資産が増える可能性が高いです!
時間がとられることもないのでメリットが大きいですね。
長期的に運用できる
貯金が苦手な方で、すぐにお金を使ってしまう方もいるのではないでしょうか。
定期預金という手段もありますが、自分でわざわざ定期預金を利用する方は少ないですよね。
そこで貯金のように使えるのがつみたてNISAです。
毎月数百円から数万円まで選べるので、生活がきつくならない程度に投資できます。
貯金感覚で投資を始められるのも大きなメリットですね!
長期的に運用してもらえることで、20年間は引き落とせない状態を作れると覚えておきましょう。
つみたてNISAをするデメリット
続いては、つみたてNISAを利用するデメリットについて解説します。
具体的には以下の通りです。
- 金融商品に縛りがある
- 絶対に資産が増えるとは言えない
金融商品に縛りがある
つみたてNISAで購入できる金融商品には縛りがあります。
ある程度投資に知識がある場合には、国内外の個別株式やREITに投資したいと考える方もいますよね。
しかしつみたてNISAでは、TOPIXや日経平均株価、S&P500に連動するインデックスファンドしか取り扱われていません。
自由に投資先を選べるわけではないので注意しましょう!
個別株式にも投資をしたいのであれば、つみたてNISAではなく一般NISAを利用して投資する必要があります。
ただし、つみたてNISAのように20年間非課税になることはないので気をつけてくださいね。
ただ金融庁が長期投資に適した投資先を選んでくれているので、安心して利用できるメリットもあります。
初心者からすると、投資できる金融商品に縛りがあるのはメリットともとらえられますね!
絶対に資産が増えるとは言えない
つみたてNISAは金融庁が推奨している投資方法ではありますが、絶対に資産が増えるとは言えません。
投資である以上、元本割れしてしまうことも考えられます。
つみたてNISAも元本保証はないので、あくまでも自己責任で投資をおこなう必要があります。
もちろん、つみたてNISAはできる限り元本割れのないような投資信託を選んでくれているため、そこまで不安に思う必要はありません。
それでも元本割れしてしまう可能性があると考えて投資をしてくださいね。
つみたてNISAにおすすめの証券口座
ここまでつみたてNISAのやめたほうがいいといわれる理由やメリット・デメリットについて解説しました。
短期的に利益を得たい方や生活に余裕がない方以外は、基本的につみたてNISAをやったほうがいいです。
そこで、つみたてNISAをするのにおすすめの証券口座について解説します。
これからつみたてNISAをやってみたい方は、ぜひ下記の証券口座を開設してみてくダサいね!
- 松井証券
- マネックス証券
- SBI証券
これらの証券口座についてそれぞれ解説します。
つみたて(積立)NISAの楽天証券での始め方をやさしく解説!おすすめ銘柄10選も紹介!
松井証券
総合評価 | |
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コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 1,580件 |
株式以外 | FX 先物・オプション |
口座開設・取引までの日数 | 最短3日 |
特徴 | 使い勝手の良いツール お得な手数料 手厚いサービス |
松井証券には取り扱っている商品数が多かったり、現金還元サービスがあったりと、特徴的なことが多いです。
毎月100円からでも投資できるので、少しずつでも投資をしたい方にもおすすめ。
定期的に口座開設キャンペーンをおこなっているので、そのタイミングを見計らって口座開設するのもおすすめです!
もちろん、口座開設は完全無料でできるので安心してください。
ただクレジットカードで積立ができなくなっているので、クレカのポイントを稼ぎつつ松井証券のポイントも稼ぎたいと考えている方にはおすすめできません。
ほかにもつみたてNISAにおすすめの口座はあるので、そちらも利用を検討してみてください。
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関連記事:松井証券の評判・口コミまとめ!手数料や投資信託についても解説
マネックス証券
総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 1,235件 |
株式以外 | 債券 FX 先物・オプション 金・プラチナ |
口座開設・取引までの日数 | 最短翌営業日 |
特徴 | 100円から始められる 米国株に強い お得なマネックスポイント |
マネックス証券では松井証券でできなかったクレカ積立ができます!
年間で4000ポイントほどたまるので、非常におすすめです。
それ以外にもつみたてNISAの保有残高によってポイントがたまる制度もあります。
毎月購入していけばいくほど、ポイントもたまっていくのでお得ですね。
ただSBI証券と比較すると、取り扱っている商品数は少ないので気をつけましょう。
投資したい商品が決まっている場合には、対応しているかどうかを事前に確認してから口座開設に進んでくださいね。
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関連記事:マネックス証券の評判・口コミまとめ!米国株やIPOの人気についても解説
SBI証券
総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 2,632件 |
株式以外 | 債券 FX CFD 金/銀/プラチナ 先物・オプション 保険 |
口座開設・取引までの日数 | 最短翌営業日 |
特徴 | 圧倒的口座数 100万円まで手数料0円 充実のサービス |
SBI証券のメリットは、ほかのネット証券と比較して手数料が安かったり、たまるポイントの種類が豊富だったりする点です。
具体的には以下のポイントを貯められます。
- Tポイント
- Pontaポイント
- dポイント
- Vポイント
汎用性の高いポイントを貯められるので、利用者からすると非常にありがたいですよね!
日常的に利用できるので、上記のポイントをためている方は、ぜひSBI証券でつみたてNISAをしてみてくださいね。
\口座数&総合力No.1!/
関連記事:SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説
【まとめ】つみたてNISAは長期投資としては最高!
この記事ではつみたてNISAのやめたほうがいいといわれる理由やメリット・デメリットについて解説しました。
もう一度、つみたてNISAがやめたほうがいいといわれる理由についてまとめます。
- 資産が増えにくい
- 年間の投資上限がある
- 元本割れしても税金がかかる
- 長期保有前提で投資する必要がある
基本的には、つみたてNISAをすることで将来的な資産を増やせるのでメリットが大きい投資方法です。
短期的に利益を得たい方や生活に余裕がない方以外は、ぜひつみたてNISAを利用してみてくださいね。
現在は老後2000万円時代ともいわれているので、労働収入以外にも資産を増やせる方法を模索するのがおすすめです。
その中でもつみたてNISAは比較的安全に資産を増やせる方法なので、将来に不安がある方はぜひ利用してみてくださいね!
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