GMOクリック証券のみが扱っているVIX連動ベア型ETF。
名前が仰々しくむずかしそうですが、ロスカットさえ気をつけていれば基本的に値が上がっていく優良商品です!
本記事の内容:
投資しておくだけいいVIX連動ベア型ETFが知りたい方向け
- VIX連動ベア型ETFを初心者でもわかりやすく解説
- 米国VIベアETFの人気の理由がわかる
- 投資する際の注意点がわかる
商品名は「米国VIベアETF」といい、VIX指数とは逆の動きをするのが特徴。
レバレッジをかけられるCFD商品のひとつのため、資金は少なく投資ができます。
今回はVIX連動ベア型ETFのついて解説しますよ!
VIX連動ベア型ETFとは?
まとめていうと、S&P500種指数の変動幅で上がるVIX指数が「下がれば」価値が上がる金融商品です。
ブル型と比べると多少複雑なので、一つずつ見ていきましょう。
VIX指数とは?
VIX指数とは、アメリカのシカゴ・オプション取引所がS&P500種指数の値動きに合わせて算出している指数です。
VIX指数はS&P500種指数の変動幅が大きくなることで数値を上げる特徴があり、一般的に「経済において先行きが不透明・混乱している」ときに高くなります。
S&P500種指数とは
アメリカを代表する株値指数で、証券会社に上場している4000社中500銘柄を基にして算出。
アメリカ経済を客観的にありままを示している指数で、投資の規模に関わらず多くの投資家が利用しています。
VIX 指数は急速に低下してる
市場はもうこれから大きな混乱はないと判断したもよう
今日で一旦区切りってことか
— 氷。 (@admire159) January 7, 2021
VIX指数上がってきたなぁー。
— ❄️ChiBi❄️ (@chibikoba313) January 11, 2021
VIX指数24.27 +2.71 (12.57%)
ブチ上がりました。
気をつけましょう。#ブログ初心者 #米国株式 #株 #VIX
— セキシゲ@ブログ/米国株 (@sekishige8) January 11, 2021
VIXを原資産として投資できるのが米国VIです。
詳しくは下記記事をご覧ください。
ベア型とは?
ベア型とは連動している指数と「逆の値動きをして」利益を目指すものです。
投資市場が不安定になりVIX指数がぐんぐん上がればベア型ETFは価値を下げ、世の中が安定してきてVIX指数が下がればベア型ETFの値が上がっていきます。
対して、ブル型は連動している指数が上がればブル型ETFの価値も上がるというわかりやすいもの。
つまり、VIX指数は上がると思えばブル型を、下がると思えばベア型に投資をするのですね。
【補足】ブル型もあります
VIX連動ブル型ETFはベア型の逆、連動している指数が上がると利益になる金融商品です。
通常の投資ならば投資家の売り買いで値が動きますが、ETFは証券会社が加わり、指数とつねに連動するようにしています。
連動している指数が右に上がっていけば同時に利益になるというわかりやすい金融商品です。
米国VIベアETFとは?
VIX連動ベア型ETFを扱っているのはGMOクリック証券のみで、米国VIベアETFと名前がつけられています。
これはニューヨーク証券取引所で取引されているプロシューズ・ショートVIX短期先物ETFをCFD商品にしたもの。
米国VIベアETFのチャートは基本的に急落するまで上がり続ける銘柄です。
なぜ、米国VIベアETFは上がり続けるのかというと、先物取引のロールオーバーコストが関わってきます。
ロールオーバーコストとは期日が近くなり価格が下がってしまった先物取引を処分し、新しい先物取引を買いなおす際にかかるコストのこと。
ロールオーバーの意味は「乗り越える」、そしてそれにかかるコストであり、そのままですね。
この期日が近いものが価格が安く、期日が遠いものの方が価格が高いのをコンタンゴといいます(逆はバックワーデーション)
このコンタンゴが積み重なっていくことで、米国VIベアETFは上がり続けるのです。
2020年コロナショックにより急落してしまった!
2020年から本格的に猛威をふるいはじめたコロナ・ウイルスにより、米国VIベアETFは半値以下に急落!
2021年1月現在もこれまでにないぐらい地を這うような安値で推移しています。
通常は投資をしたら放っておいても価値が上がった米国VIベアETFですが、インデックス投資のように積立続けようと思っていると痛い目を見る銘柄です。
もちろん、これから少しづつ回復していくので持ち続けることもできますが、半値以下になてしまった今は一度手放して様子を見るのが良いとは思います。
米国VIベアETFの人気の理由
宝くじ銘柄と呼ばれていますが、実際はハズレたら終わりの宝くじよりずっと優秀です。
理由は、
- 急落リスクは数年に1回
- 下がりきっても事態が落ち着けば回復することがわかっている
以上の2点。
急落するのは数年に1度程度
かつてないほどの落ちっぷりを見せている米国VIベアETFですが、急落するのは数年に1度程度。
株式や通貨のように今後の展開は完全にわからない、という銘柄でもないためとても優秀です。
コロナ禍にあり、回復の兆しはまだ見えませんが、落ち着いたら真っ先に投資をしておくと将来は利益がガッポガポかもしれません。
たとえ下がっても回復する銘柄である
米国VIベアETFはこれまでにも急落することがありました。
- 1997年 アジア通貨危機(タイからはじまった通貨の下落現象)
- 2001年 アメリカ同時多発テロ、エンロン事件
- 2003年 イラク戦争
- 2008年 リーマン・ショック
- 2010年 ギリシャ危機
- 2015年 中国経済の減速懸念
- 2018年 米国の景気悪化懸念
- 2020年 コロナショック
短くて2年、長くて5年で急落しています。
そして、そのたびに回復!
日本経済のように悪い状態を数十年間引きずるようなことはありません。
落ちても必ず回復するという点で投資家から人気があります。
米国VIベアETFを売買する際の注意点
米国VIベアETFに投資をするにあたって気を付けることは、
- 取引制限
- ロスカット
この2つだけです。
投資が初めての方でもシンプルでわかりやすいですね!
注意点①場合によっては取引制限がかかる
相場が乱れると一時的に制限がかかり取引ができなくなる可能性があります。
CFDの原資産が上場している取引所に何かしらのトラブルがあった場合、もしくは起こりそうだと判断された場合においてCFD取引がストップ!
注意点②ロスカットされないように資金管理を徹底する
ロスカットとは抱えている含み損が大きくなりすぎて証拠金が足りなくなり、投資家本人の意志に関わらず強制決済されることです。
基本的に投資したらほったらかしでも利益が出る売国VIベア型ですが、このロスカットだけは注意しておきましょう!
米国VIベアETFに投資をしている方の評判・口コミ
米国VIベアETFに投資をしている方の口コミを集めてみました。
急ですが、米国VIベア黒字早期撤退します😊
この2ヶ月間で資金200万円利益20万円ぐらい稼がせてもらいました🙌
今回の暴落で資金管理の重要性を改めて知ったので、レバレッジかかる商品は早めに切り上げて現物投資に切り替えです🙆♂️
レバレッジ型ETFは今後も買い続けますけどね✨ pic.twitter.com/6t5PFpnqJF
— みそ🦔@兼業投資家ブロガー (@misomiso_m) June 3, 2020
米国VIベアETF ボラ結構あるな
来週から注目して行こう pic.twitter.com/evMyIcg2nJ— ポルター (@poruta48) May 9, 2020
#米国VI
米国VIベアETFは大きく上昇したな。 pic.twitter.com/2sTvzgHLb2— 抜け髪あきら (@ErSn8th) September 11, 2020
クリック証券CFDの原油ベア2倍ETFとか米国VIブルETFとか、どう考えても売れば儲かるような銘柄には取引規制がかかっているんですね
客を簡単に儲けさせたくないようです— pripri.xyz (@PripriXyz) April 7, 2020
#米国VI
GMOの米国VIベアETFを50枚ロングしてましたが、コロナショックで未だ含み損14万5,000円。ロスカットレートを目一杯引き下げて耐えました。ようやく少しずつ上がって来て取引余力がプラスになり、その都度買えるだけ買い増し。元の水準に戻る頃には結構利益出る感じ。— 抜け髪あきら (@ErSn8th) May 9, 2020
コロナショックで損をしちゃった方もいれば、黒字のまま逃げ切った方もいますね。
規制がかかるのは煩わしいですが、そのほかを見ると投資対象として優秀でしょう!
まとめ
コロナショックにより利益が減った方はいるものの、通常の投資リスクは低く、大損しにくいVIX連動ベア型ETF。
初心者でも投資がしやすくおすすめの銘柄です。
注意をする点は、
- 取引制限
- ロスカット
この2つだけ。
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