「投資に興味はあるけど、上手に運用する自信がない」
「手軽に資産形成を始めたい」
このように思っている人におすすめなのが、ほったらかし投資です。
ほったらかし投資では、プロやシステムの力を借りて、資産の自動運用をおこないます。
初心者でも手間をかけずに、一定の成果を得やすいといえる投資方法です。
しかしほったらかし投資には、投信積立(つみたてNISA)、iDeCo、ロボアドバイザーなど、さまざまな方法があります。
どれを選べばいいか分からない、という人も多いでしょう。
そこで、ほったらかし投資をするならどの方法がおすすめか、ランキング形式でご紹介します。
ほったらかし投資におすすめの銘柄も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
また、ほったらかし投資で失敗しないためのポイントも解説しています。
関連記事:スマホ証券最新比較ランキング!初心者が株式投資やNISAを始めるのにおすすめなのはどこ?
ほったらかし投資とは?
ほったらかし投資とは、一度投資の設定をおこなえば、その後は特に手を加えることなく、自動で資産を増やしてくれる投資方法のことを指します。
多くの人が投資と聞くと、「複雑なチャート分析が必要」「大量の資金が必要」といったイメージを抱きがちです。
しかしほったらかし投資では、その名の通り「ほったらかし」で運用できるのが魅力。
投資先となる商品や銘柄を選んだら、あとは一定期間ごとに自動で積み立てが行われ、資産が増えていく仕組みとなっています。
手間をかけることなく、計画的に資産を積み立てることができるので、初心者や忙しいビジネスパーソンにもおすすめです。
将来に向けた資産形成ができる
ほったらかし投資は、短期間で大きなリターンを目指すのではなく、長期にわたって着実に資産を増やしていくのが基本です。
最近では「老後2000万円問題」というキーワードが注目され、多くの人が将来にわたる資産形成に頭を悩ませています。
そんな中でほったらかし投資は、少額から始められる低リスクな資産形成の手段として注目を集めているのです。
ほったらかし投資は少額から始められる?
ほったらかし投資は、少額でも始められます。
方法にもよりますが、100円~数千円程度の資金があれば始められるので、たくさんの資金を用意できなくても問題ありません。
投資初心者でも気軽にスタートできます。
まずは少額から始めて、徐々に投資する金額を増やしていき、時間をかけて資産を増やしていくやり方がおすすめです。
関連記事:お金を増やす方法は3通り!具体的な16個の増やし方を解説【仕事・節約・投資】
ほったらかし投資おすすめランキング
今回は、ほったらかし投資の中でも特におすすめの方法を、ランキング形式でご紹介します。
投資方法 | こんな人におすすめ |
---|---|
投信積立(つみたてNISA) |
|
iDeCo |
|
ロボアドバイザー |
|
不動産クラウドファンディング |
|
ソーシャルレンディング |
|
FXの自動売買 |
|
1位:投信積立(つみたてNISA)
投資信託とは、多数の投資家から集めた資金を専門家が株式・債券・不動産などのさまざまな資産に投資し、資産増加を目指す金融商品です。
投資家はまず、投資先がそれぞれ異なる銘柄を選びます。
「1カ月に1回、5,000円」のように金額とタイミングを設定しておけば、あとは選んだ投資信託に自動で定期的な投資がおこなわれます。
投資信託は好きなタイミングで都度買うこともできますが、このように積立の設定をしておけば、ほったらかし投資が可能です。
なお、投資信託の積立投資は、「投信積立」と呼ばれます。
つみたてNISAとは?
投資信託では、つみたてNISAという国の制度を利用できます。
つみたてNISAとは、投資で得た利益が、「1人につき年間投資額40万円・最大20年間」の範囲内で非課税となる制度です。
つみたてNISAの範囲内で投資した利益に対しては、税金がかからないので、利益を最大化できます。
投信積立(つみたてNISA)のメリット
投信積立(つみたてNISA)は、金融投資を始めてみたいが大きな資金を一度に投じるのは怖い、または、手間をかけずに長期で資産を増やしたいという人におすすめです。
つみたてNISAで投資できる投資信託の銘柄は、金融庁の認可を受けたものに限られています。
運用手数料が非常に高い銘柄や、ハイリスクな銘柄は除外されているため、初心者でも安心してスタートできるのが魅力です。
また、ひとつの投資信託を買うだけで、数十~数千社の株に間接的な投資ができます。
投資先が1社に集中するリスクを分散しながら、堅実に資産を増やすことが可能です。
投資信託の運用は、専門的な知識と経験を持つファンドマネージャーがおこなってくれるので、投資家は自分の裁量で個々の株を買う必要がありません。
もちろん株だけではなく、債券・不動産などさまざまな資産クラスに投資ができるので、自分にぴったりのポートフォリオを少額から構築できます。
2位:iDeCo
iDeCoは、所得控除のメリットがある私的年金制度です。
毎月一定の金額を積み立て、60歳以降に年金として受け取ることができます。
掛金は全額所得控除になり、運用益も非課税なので、節税効果が大きいです。
iDeCoがおすすめな人
iDeCoは、「年金だけでは老後の資金が心配」という人や、「老後の資金準備をゆっくりとでも確実に進めたい」という人におすすめです。
また、税制優遇を最大限に活用して資産形成をしたい人に向いています。
iDeCoの毎月の積み立て額は5,000円からと手頃なため、長期間にわたってコンスタントに積み立てを行い、安定した資産形成を目指す人に最適です。
3位:ロボアドバイザー
ロボアドバイザーは、投資先の選定からポートフォリオのバランス調整までを、AIが自動で行ってくれる投資方法です。
専門の知識や時間を必要とせず、手間をかけずに資産運用ができます。
なお、ロボアドバイザーはいくつかの質問に答えるだけでおすすめの銘柄を提案してくれるタイプと、実際の運用までおまかせできるタイプの2通りがあります。
おすすめの銘柄を提案してもらうだけのロボアドバイザーなら、手数料はかからないことが多いです。
ロボアドバイザーがおすすめな人
ロボアドバイザーは銘柄選びができない初心者や、投資に時間をかけたくない忙しいビジネスパーソンに最適です。
特に実際の運用までおまかせできる「投資一任型」のロボアドバイザーは、手軽に資産運用を開始できます。
具体的な投資方針をAIが決定してくれるため、知識や経験が少ない初心者や、手間をかけたくない人でも取り組みやすいです。
関連記事:ロボアドバイザーのおすすめ20選を徹底比較!運用手数料が安く好成績なのはどこ?
4位:不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不動産投資を行う投資方法で、少額から参加できるのが特徴です。
投資家は事業者の不動産投資プロジェクトに資金を提供し、そのリターンを享受することができます。
不動産クラウドファンディングがおすすめな人
不動産クラウドファンディングは、少額から不動産投資を始めたい方や、大きな資金を用意することなく不動産投資を体験したい方におすすめです。
また、元本割れリスクを軽減したい方にも向いています。
もっとも、元本割れしない保証はありません。
ただ出資した不動産そのものが担保となるほか、不動産は株と比較して日々の価格変動が少ないため、リスクヘッジが比較的容易です。
関連記事:不動産投資クラウドファンディングおすすめ22選!儲かるって本当?
5位:ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい企業と投資家をマッチングするサービスです。
企業はオンライン上で資金を集め、投資家は提供した資金に対して利息を得ます。
まだ新しいほったらかし投資ですが、安定した利回りと手軽さが魅力です。
ソーシャルレンディングがおすすめな人
ソーシャルレンディングはその手軽さから、投資初心者や忙しいビジネスパーソンにおすすめです。
平均5~7%の利回りが期待でき、少額から始められる点もソーシャルレンディングの魅力。
ただし、投資先企業の倒産リスクには注意が必要です。
関連記事:新たな投資方法「ソーシャルレンディング」とは?危ないって本当?仕組みを解説
6位:FXの自動売買
FXの自動売買は、決められた条件に基づいて自動的に外国為替取引を行うシステムです。
投資家は自ら取引する手間を省き、24時間取引が行われる外国為替市場でチャンスを逃すことなく、効率的に資産を増やすことが可能です。
FXの自動売買がおすすめな人
FXの自動売買は、FXに興味があるものの、市場の動向を24時間監視する時間や技術がない人に向いています。
感情に左右されずに取引を行うことができるため、冷静な投資判断が求められる外国為替市場での利益を最大化できる可能性があります。
ただし自動売買の設定を決める際に、ある程度FXの知識が必要とされるFX自動売買も。
初心者は「設定を選ぶだけ」の自動売買を選ぶと始めやすいでしょう。
関連記事:FX自動売買おすすめランキング!大損しない本当に稼げるツールを通貨ペア別に紹介
ほったらかし投資のメリット
ほったらかし投資は、その名の通り、日々の株価の動きを気にすることなく、自動的に資産が増えていく投資スタイルとして注目を集めています。
では、この投資スタイルがどうして多くの人々に支持されているのか、そのメリットを詳しく探っていきましょう。
- 初心者でも始めやすい
- 時間をかけずに投資ができる
- 感情の影響を受けにくい
これらのメリットを考慮すると、ほったらかし投資は投資をこれから始める人・忙しくて時間がない人・また感情に左右されやすい人にとって、非常に魅力的な投資手法であると言えます。
1.初心者でも始めやすい
ほったらかし投資の一番の魅力は、誰でも簡単に始めることができる点です。
従来の投資手法では、投資家自身が市場の動向を見ながら適切な銘柄を選定し、タイミングを見極めて売買を行うスキルが求められました。
しかし、この手法は初心者にとってハードルが高く、入口でつまずくケースが少なくありません。
そこで注目されるのがほったらかし投資です。
専門知識や経験がない初心者でも、専門家やAIが選定と管理を行ってくれるため、安心して投資を始めることができます。
これにより、投資の敷居が大幅に下がり、多くの人が資産形成の一環として投資に手を出しやすくなっています。
2.時間をかけずに投資ができる
ほったらかし投資のもう一つのメリットは、投資にかける時間を削減できることです。
日常的に市場の動向をチェックしたり、銘柄の分析をおこなったりする必要がありません。
忙しいビジネスパーソンや主婦でも、手軽に投資を楽しむことが可能です。
自動で運用が進むため、自身のライフスタイルに影響を与えることなく、資産の増加を実現できます。
3.感情の影響を受けにくい
投資において、感情は大きなリスクとなることがあります。
たとえば、市場の変動にパニックになってしまったり、欲にかられてリスキーな投資を行ってしまうなどです。
ほったらかし投資では、自動での運用がメインなので、感情的な判断が介入しにくいのが大きなメリットと言えます。
関連記事:日本株・米国株の個別銘柄おすすめ12選!優良企業の安定・高配当株を厳選
ほったらかし投資のデメリット
ほったらかし投資は、その利便性と手軽さから多くの投資初心者に愛されています。
しかし、当然ながらほったらかし投資にもいくつかのデメリットが存在します。
投資はリスクとリターンの関係が密接に結びついているため、メリットだけでなく、これらのデメリットもしっかりと把握しておくことが大切です。
- 短期間で資金を増やせない
- 一攫千金を狙うのは難しい
- 退屈に感じる人もいる
1.短期間で資金を増やせない
ほったらかし投資のおもな手法は、NISAやiDeCoなどの積立投資であり、これらは長期的な資産形成を目指すものです。
複利の効果を最大限に享受するには、一定の時間をかけ、コンスタントに積立を続けなければなりません。
短期間で大きな利益を期待するのは難しい側面があります。
短期で大幅な利益を狙いたい場合、他の投資手法を検討する必要があるでしょう。
2.一攫千金を狙うのは難しい
ほったらかし投資は安定性がありますが、それと引き換えに、大金を獲得するチャンスは限られます。
リスクを抑えて安定したリターンを目指す手法なので、一攫千金を狙うような投資には向いていません。
リスクを取って大きなリターンを狙いたい投資家は、より積極的な投資手法を採る必要があるでしょう。
とはいえ莫大なリターンを狙っているわけではなく、たとえば「毎月の生活に1万円程度の余裕が欲しい」と考えている場合、ほったらかし投資でも満足な成果が得られる可能性は高いです。
3.退屈に感じる人もいる
また、ほったらかし投資は、日々の市場の動きを追う必要がないため、ある意味で退屈に感じる人もいます。
投資の醍醐味は、市場の動きを予測して利益を出すスリルにあるとも言えるでしょう。
その点、ほったらかし投資はプロやAIが主導する形になるため、市場と一緒に動く刺激や興奮を求める投資家には物足りないかもしれません。
ただ一方で、ギャンブルになりにくいのはほったらかし投資のメリットです。
先ほどもご説明した通り、感情が介入しないので、つい熱くなって失敗してしまうリスクが低いといえます。
関連記事:海外ETFおすすめ人気ランキング!利回りが高い長期保有向けの銘柄を厳選
ほったらかし投資はどんな人におすすめ?
以上のように、ほったらかし投資はメリットもあれば、デメリットもあります。
それでは、具体的にどんな人におすすめなのでしょうか。
- 老後や将来に向けてコツコツ資産形成したい人
- 知識や経験が少なくても一定の成果を上げたい人
- 忙しい人や無駄遣いを減らしたい人
老後や将来に向けてコツコツ資産形成したい人
ほったらかし投資は、長期的な視点で資産を増やしていくスタイルが基本です。
そのため、老後の生活資金や子供の教育資金、将来的なライフイベントに備えて無理なく資産形成をしたいと考えている人に最適です。
毎月一定の金額を自動で投資する積立投資スタイルなので、無理なくコンスタントに資産を増やすことができます。
知識や経験が少なくても一定の成果を上げたい人
ほったらかし投資の大きな特徴は、投資に関する知識や経験が少ない人でも簡単に始められる点です。
ロボアドバイザーや自動売買ツールが、銘柄の選定から運用までをサポートしてくれるため、初心者でも安心して投資を始めることができます。
また専門家やAI、設定に基づいて運用されるため、感情に左右されず、一定の成果を期待できます。
忙しい人や無駄遣いを減らしたい人
日々の業務で忙しい人も、ほったらかし投資の利便性からメリットを享受できます。
チャートの分析や売買のタイミングを気にする必要がないため、時間を有効に使いながら資産形成が可能です。
また、投資に一定の資金を自動で割り当てるスタイルは、無駄遣いを抑制し、計画的な資産形成をサポートします。
お金があるとつい無駄遣いしてしまう、貯金できない、という人にもおすすめです。
関連記事:ほったらかし投資とは?失敗する可能性は?初心者にも本当におすすめの方法を厳選
ほったらかし投資で失敗しないための6つのポイント
投資というと、危険、怖いというイメージを抱いている人も少なくありません。
ほったらかし投資は魅力的ですが、初心者は誰でも「失敗したらどうしよう」と不安に思うものです。
そこで、ほったらかし投資で失敗しないためのポイントを紹介します。
これらのポイントを押さえて、失敗するリスクを最小限に抑えましょう。
- 定期的に資産状況を確認する
- ポートフォリオ全体のバランスを意識する
- 想定利回りをシミュレーションしておく
- 余剰資金を使って投資する
- 短期の値動きに振り回されない
- 自身で情報収集して判断する
1.定期的に資産状況を確認する
ほったらかし投資は、設定後はあまり手をかけなくても良い投資法ですが、定期的なチェックは必要です。
資産の状況を確認し、必要に応じてポートフォリオの調整を行うことで、リスクを最小限に抑えつつ、投資のパフォーマンスを向上させられます。
特に市場の大きな変動があった場合や、自身のライフスタイルに変化があった際には、資産配分の見直しを考えましょう。
2.ポートフォリオ全体のバランスを意識する
ほったらかし投資で最も大切なのは、ポートフォリオ全体のバランスを保つことです。
各資産のパフォーマンスだけでなく、リスクの分散という観点から、バランスは重要となります。
たとえば、特定の業界に投資が集中すると、それに伴うリスクも増大します。
多様な業界や資産クラスに分散投資を行い、リスクをコントロールするのがおすすめです。
3.想定利回りをシミュレーションしておく
投資の目標を明確にし、それに見合ったポートフォリオを構築するためには、想定利回りのシミュレーションが不可欠です。
具体的な数字や目標を設定することで、投資の方向性や目的がハッキリとし、適切な資産配分やリスク管理が可能になります。
各証券会社や金融庁がシミュレーションツールを提供しているので、活用してください。
4.余剰資金を使って投資する
ほったらかし投資で重要なのは、余剰資金を用いて投資を行うことです。
これは、投資に使う資金が生活費や急な支出に影響を与えないようにするためです。
資金の計画をしっかりと立て、生活を圧迫しない範囲で投資を行うことが、安定した資産形成につながります。
5.短期の値動きに振り回されない
ほったらかし投資は、長期で取り組むものです。
短期間での価格の変動に一喜一憂する必要はありません。
市場価格の変動にパニックにならず、冷静に対応することが大切です。
自身が設定した投資戦略と目標に焦点を合わせ、短期の値動きに振り回されない姿勢が、安定したリターンをもたらします。
6.自身で情報収集して判断する
ほったらかし投資なら、完全におまかせでも資産運用できます。
しかし成果を上げたいなら、完全に他人やツールに依存せず、自身でも情報収集をおこなうといいでしょう。
市場の動向や投資商品の詳細を理解し、適切な判断を行う能力を身につけることが、成功への第一歩です。
ほったらかし投資におすすめな投資信託の銘柄3選【つみたてNISA対応】
ほったらかし投資におすすめな、つみたてNISA対応の人気投資信託をご紹介します。
銘柄名 | 資産クラス | 連動する指数 | 基準価額 | 純資産額 | 信託報酬(税込) | 1年トータルリターン |
---|---|---|---|---|---|---|
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 全世界株式 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス | 20,099円 | 1.537兆円 | 0.10% | 25.74% |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 米国株式 | S&P500種指数 | 23,314円 | 2.706兆円 | 0.10% | 26.24% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 米国株式 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス | 23,743円 | 1.123兆円 | 0.12% | 24.56% |
※2023年10月12日のデータを記載。
①eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
資産クラス | 全世界株式 |
---|---|
連動する指数 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
基準価額 | 20,099円 |
純資産額 | 1.537兆円 |
信託報酬(税込) | 0.10% |
1年トータルリターン | 25.74% |
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、全世界の株式に幅広く投資する、つみたてNISA対応の投資信託です。
投資家からは「オルカン」の愛称で親しまれています。
これからほったらかし投資を始めるなら、まず選択肢に入れたい人気銘柄です。
この銘柄の値動きは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスという株価指数に連動します。
全世界の先進国と新興国の両方が投資対象です。
この銘柄のメリットは、全世界の多種多様な銘柄への自動的な投資によって、特定の国や企業のリスクを軽減できる点にあります。
世界経済の成長に期待したいという投資家におすすめです。
②eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
資産クラス | 米国株式 |
---|---|
連動する指数 | S&P500種指数 |
基準価額 | 23,314円 |
純資産額 | 2.706兆円 |
信託報酬(税込) | 0.10% |
1年トータルリターン | 26.24% |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、米国の大手企業500社に投資する銘柄です。
米国という世界最大の経済大国での投資を、手軽に安定して行うことができます。
米国株式市場は成熟しており、このファンドに投資することで、米国の大手企業の業績に連動したパフォーマンスを期待することができるでしょう。
信託報酬(運用手数料)が安いことも特徴で、効率的に米国株式市場へのアクセスが可能です。
米国企業はグローバルにビジネスを展開しているため、間接的には世界経済の動向も反映していると言えます。
③楽天・全米株式インデックス・ファンド
資産クラス | 米国株式 |
---|---|
連動する指数 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
基準価額 | 23,743円 |
純資産額 | 1.123兆円 |
信託報酬(税込) | 0.12% |
1年トータルリターン | 24.56% |
楽天・全米株式インデックス・ファンドも、米国株式に投資する人気銘柄です。
米国のほぼすべての上場企業をカバーしています。
大手企業だけではなく、中小企業も幅広く投資対象としたい方へおすすめです。
関連記事:松井証券の人気投資信託ランキングとおすすめ銘柄を紹介!NISAでのやり方・評判は?
ほったらかし投資におすすめな証券会社3選
ほったらかし投資を行うなら、手数料が安い「ネット証券」を利用しましょう。
総合証券や銀行よりも手数料が断然お得です。
ここでは、ほったらかし投資に特におすすめなネット証券3社をピックアップし、その魅力について詳しくご紹介します。
- 楽天証券
- SBI証券
- 松井証券
1.楽天証券
総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 2,634件 |
株式以外 | FX CFD ETF 金/銀/プラチナ 先物・オプション 保険 |
口座開設・取引までの日数 | 最短2営業日後 |
特徴 | 国内株・単元未満株の手数料が無料! 取扱商品が豊富! 初心者にも使いやすい! |
NISAやiDeCo、ロボアドバイザーを通じてほったらかし投資ができる楽天証券。
使いやすさと豊富な情報提供によって、初心者から経験豊富な投資家まで幅広い層に支持されています。
楽天証券の特徴は、手数料の安さと楽天ポイントです。
「ゼロコース」を選べば、国内株・単元未満株の手数料が無料となります。
さらに、楽天グループのサービスと連携しており、楽天ポイントを利用しての投資も可能です。
この点は特に投資初心者から支持されています。
投資のコストを抑えつつ、リターンの最大化を目指すことができるネット証券なので、ぜひ口座開設してください!
\新規口座開設数No.1!/
関連記事:楽天証券の評判・口コミまとめ!ポイント投資や手数料も解説
2.SBI証券
総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 2,632件 |
株式以外 | 債券 FX CFD 金/銀/プラチナ 先物・オプション 保険 |
口座開設・取引までの日数 | 最短翌営業日 |
特徴 | 圧倒的口座数 国内株・単元未満株の手数料0円 充実のサービス |
SBI証券もNISAやiDeCo、ロボアドバイザーを通じて、気軽にほったらかし投資ができるネット証券です。
SBI証券は、オンライン証券のパイオニアとして、その名を広く知られています。
豊富な投資商品ラインアップと、手数料の低さが大きな魅力です。
国内株・単元未満株の手数料0円で、しかも単元未満株取引では、「スプレッド」と呼ばれる実質的なコストもかかりません。
投資信託の銘柄数は業界最多です。
また、スマートフォンアプリも充実しているため、いつでもどこでも手軽に投資が楽しめます。
もちろん無料で口座開設できるので、ぜひこの機会にSBI証券でほったらかし投資を始めてみてはいかがでしょうか。
\口座数&総合力No.1!/
関連記事:SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説
3.松井証券
総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 1,580件 |
株式以外 | FX 先物・オプション |
口座開設・取引までの日数 | 最短3日 |
特徴 | 使い勝手の良いツール お得な手数料 手厚いサービス |
投資初心者にとって、取引画面の使いやすさや、とっつきやすさは非常に大切です。
松井証券はその点において高い評価を受けています。
初心者に優しい丁寧なサポート体制が整っている点も、さすが100年の歴史を持つ老舗だと評判です。
また、セミナーやYouTubeを通じた情報提供も豊富で、投資の知識を深めたい初心者にはおすすめの証券会社といえます。
ぜひ松井証券のNISAやロボアドバイザーで、ほったらかし投資を楽しみながら、資産形成を行いましょう。
\無料ではじめる!/
関連記事:松井証券の評判・口コミまとめ!手数料や投資信託についても解説
ほったらかし投資のやり方|投資信託(つみたてNISA)の場合
ほったらかし投資のやり方をご紹介します。
ここでは、つみたてNISAを利用した投資信託のやり方を見ていきましょう。
- 金融機関で口座開設
- 本人確認とマイナンバーの確認
- 口座開設の通知を受け取る
- 入金
- 投資信託の銘柄選定
- 積立設定と注文の確定
STEP1.金融機関で口座開設
まずはじめに、つみたてNISAの取り扱いがある金融機関を選び、口座を開設します。
各金融機関によって提供されている投資信託の銘柄や、アプリの使い勝手が異なるため、自身のニーズに合ったものを選ぶことが大切です。
特に「SBI証券」や「楽天証券」は、手数料が安く投資信託の銘柄数も多いため、「どの会社を選べばいいかわからない」という方にもおすすめできます。
- 金融機関の公式サイトで、口座開設ボタンを押す。
- メールアドレスを登録する。
- 必要情報を記入する。このときNISA口座を「開設する」にチェックを入れる。
- マイナンバー確認書類をスマホで撮影して提出する。
STEP2.本人確認とマイナンバーの確認
口座開設の際には、本人確認書類とマイナンバーの確認書類の提出が必要です。
これはどの金融機関でも必要な手続きであり、正確な情報の提供が求められます。
スマホで撮影してアップロードする方法が手軽でおすすめです。
STEP3.口座開設の通知を受け取る
書類を提出した後は、審査を受けます。
提出書類に問題がなければ、審査はスムーズに進行することが多いです。
口座開設の通知が届いたら、送られてきたIDやパスワードを使って、初回ログインが可能になります。
STEP4.入金
初回ログインが完了したら、投資を開始するための資金を、証券会社の口座に入金します。
銀行やコンビニのATMで振り込むこともできますが、ネットのみで入金を完結させることも可能です。
ただ、どの金融機関からでもネット入金ができるとは限らないので、確認が必要となります。
投資初心者の方は、無理のない範囲で資金を設定することが重要です。
STEP5.投資信託の銘柄選定
入金が完了したら、NISAで積立する投資信託を選びます。
リスクとリターンを考慮しつつ、長期間保有することを前提に、適切な商品を選定しましょう。
どの投資信託でもNISAに対応しているわけではないので、絞り込み検索を活用してください。
STEP6.積立設定と注文の確定
投資信託を選定したら、積立金額と「月に1回」等の頻度を設定します。
自身のライフスタイルや経済状況に合わせて、無理なく続けられるプランを考えましょう。
最後に設定内容を確認し、注文を確定します。
これで、つみたてNISAを利用したほったらかし投資がスタートします。
関連記事:お金を増やす方法ランキング!状況・方法別にお金を増やす方法をご紹介!
ほったらかし投資は長期的な視点で資産形成したい人におすすめ!
ほったらかし投資は知識や経験がない人、また忙しくて投資に手間をかけられない人に向いている手法と言えます。
長期的な視点での資産形成を目指す方におすすめです。
それぞれのライフスタイルや投資目的に合わせて、最適な方法を選んでください。
また、ほったらかし投資を始めるなら楽天証券やSBI証券がおすすめです。
コメント