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長期投資におすすめのETF13選!米国株・全世界株などの高配当ETFを厳選

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ETFを長期運用したいと思っても、どの銘柄を選べばいいのか、迷ってしまいますよね。

ETFには、日本株に分散投資するETFや、米国株に分散投資するETFなど、さまざまな種類があります。

過去のパフォーマンスが好調だったのは、どんな国や分野に投資するETFなのか知ったうえで、自分の長期運用計画に合ったETFを選びましょう。

今回は長期運用におすすめのETFをご紹介します。

過去のパフォーマンスや運用コストの安さ、将来性、分配金の利回りなどに注目して厳選しました。

人気の全世界株ETF・米国株ETFはもちろん、高配当ETFや、債券・不動産ETFなどもご紹介しています。

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関連記事:ETFのおすすめ銘柄まとめ!初心者必見の国内・米国ETFの魅力とは

目次

長期投資におすすめの米国株ETF・全世界株ETF6選

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長期投資におすすめのETFは、米国株に投資するETFです。

というのも、過去10年ほどを振り返ってみると、米国株のパフォーマンスが好調だから。

現在は「米国株一強」と言っても過言ではありません。

しかし長い歴史の中で、ずっと米国一強の時代が続いてきたわけではなく、今後は別の国が世界経済の中心となる可能性もあるでしょう。

「今後もしばらくは米国株一強」だと思うなら、米国株に投資しておき、世界経済の動向次第で買い換えをするのがおすすめです。

一方で、全世界株ETFに投資しておけば、他の国の成長を余すところなく取り込めます。

つまり、「これから別の国が成長し、米国が衰退するかもしれない」「生涯を通じて安定的に超長期投資したい」とお考えなら、全世界株ETFに投資するのもおすすめです。

全世界株ETFと米国株ETFの違い
  • パフォーマンスが好調な米国株ETFは長期投資におすすめ
  • 生涯を通じた超長期投資なら、全世界株ETFがおすすめ

おすすめの米国株ETF・全世界株ETF比較一覧表

特におすすめの米国株ETF・全世界株ETFを、いくつかご紹介します。

ETF名称略称価格種類構成銘柄目的
バンガード・トータル・ワールド・ストックETFVT$96.30全世界株ETF先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(TGPVA16U )と同等の投資成果を目指す
バンガード・トータル・ストック・マーケットETFVTI$220.06米国株ETF米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%CRSP USトータル・マーケット・インデックス(CRSPTMT)と同等の投資成果を目指す
バンガードS&P500 ETFVOO$406.95米国株ETF米国の主要業種を代表する500銘柄S&P 500指数と同等の投資成果を目指す
インベスコQQQトラストシリーズ1ETFQQQ$369.11米国株ETFナスダック証券取引所に上場している米国内外の非金融系大企業の時価総額上位100社ナスダック100・インデックス(XNDX)と同等の投資成果を目指す
バンガード・米国情報技術セクターETFVGT$432.89米国株ETF米国の情報技術セクターの小型株式~大型株式約360銘柄MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックス(M5US5ITI)と同等の投資成果を目指す
バンガード・米国増配株式ETFVIG$161.16米国株構成銘柄米国大型株式の中でも、配当が前年より増加している銘柄S&P USディビデンド・グローワーズ・インデックス(SPUDIGUP)と同等の投資成果を目指す
ポイント解説女性
米国高配当ETFは、後ほどご紹介します。

①バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

価格$96.30
種類全世界株ETF
構成銘柄先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄
目的FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(TGPVA16U )と同等の投資成果を目指す
このETFがおすすめな人
  • 世界中の株に分散投資したい人
  • 今後も資本主義が続き、世界経済は成長していくと考える人

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF、略して「VT」は、全世界の株式に投資できるETFです。

先進国から新興国まで、約9,400銘柄を投資対象としています。

具体的には米国株が59.1%、日本株が6.1%、イギリス株が4.1%という構成です。

分配金利回りは1.10%ほど。

そして経費率は0.07%と、非常に低めに設定されています。

全世界株ETFの定番!

過去10年間の運用実績を見ると、元本は約2.05倍に増加。

配当を含むリターンは約2.46倍に達しています。

長期にわたる投資先として、非常に魅力的です。

安定性と投資先の幅広さから、「資本主義が続く限り、100年でも保有できる」「子供に対する最高の贈り物」として推奨する声も聞かれます。

分散投資による安定した長期運用を考えている人、放置型の長期運用を求める投資家には、特におすすめだと考えられますよ。

②バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)

価格$220.06
種類米国株ETF
構成銘柄米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%
目的CRSP USトータル・マーケット・インデックス(CRSPTMT)と同等の投資成果を目指す
このETFがおすすめな人
  • 米国の株式市場全体に分散投資したい人
  • 今後も米国が世界経済の中心だと予想する人

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)は、米国の株式市場全体に分散投資できるETF

CRSP USトータル・​マーケット・インデックスを基準としており、米国の大中小型株約4,000銘柄に、広く投資します。

もし10年前から投資していたとすると、元本は約3.0倍に成長した計算です。

分配金も考慮すると、約3.52倍のリターンが得られました。

「今後も米国が世界経済の中心であり続ける」と予測しているなら、かなりおすすめのETFといえます。

米国市場全体に投資するので、米国株ETFの中でも、リスクの分散度合いが高いです。

③バンガードS&P500 ETF(VOO)

価格$406.95
種類米国株ETF
構成銘柄米国の主要業種を代表する500銘柄
目的S&P 500指数と同等の投資成果を目指す
このETFがおすすめな人
  • 米国株の中でも、大型株に投資したい人
  • 極限までコストをおさえてS&P500に投資したい人

バンガード・S&P500 ETF、通称「VOO」は、米国の代表的な株価指数であるS&P500の動きを追従するETFとして知られています。

このETFを通じて、投資家はアメリカの主要な大型株500社に、手軽に分散投資が可能です。

実際は500社への投資ではない

なお、S&P500は「500」という名前がついているものの、具体的には508の銘柄を持っています。

これは、一部の企業が複数の株式を発行しているためです。

例としてはGoogleの親会社、AlphabetがClassAとClassCの2種類の株式を発行していることが挙げられます。

経費率はたった0.03%!

S&P500は非常に人気が高い投資対象です。

投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏も、「妻への遺産の9割をS&P500のインデックスファンドで運用する」という意向を示しています。

ETFの純資産ランキングにおいても、上位3つのETFは、すべてS&P500に連動するファンドです。

中でもVOOは、経費率が0.03%と非常に低いですよ。

分配金利回りは1.44%となっています。

過去10年間の成績を振り返ると、元本は約3.08倍。

配当を含めた場合、約3.79倍のリターンを達成しています。

投資初心者から上級者まで、幅広く推奨されるETF

関連記事:VOOとは?配当金や利回りは?VTI・QQQとの比較

④インベスコQQQトラストシリーズ1ETF(QQQ)

価格$369.11
種類米国株ETF
構成銘柄ナスダック証券取引所に上場している米国内外の非金融系大企業の時価総額上位100社
目的ナスダック100・インデックス(XNDX)と同等の投資成果を目指す
このETFがおすすめな人
  • 分配金より成長性を重視する人
  • 米国の成長企業に期待している人

インベスコQQQ ETF、通称「QQQ」は、米国の新興企業向け株式市場であるナスダック100の動きを追従するETFです。

ナスダック上場の非金融企業の中で、時価総額TOP100社の株式(実際には103の銘柄)に投資します。

ナスダックは、特にITやハイテク系企業が多く上場する市場です。

アップルやテスラなどの成長著しい企業の株式が、ナスダックに集まっていますよ。

コストは高めだが成長も期待できる

経費率は0.20%とやや高めですが、過去の成績を考慮すると、そのコストは十分に価値があると言えるでしょう。

元本は過去10年で約4.92倍、分配金を含めると約5.61倍のリターンを記録しています。

S&P500に投資するVOOは、過去10年間の成績が約3倍でしたが、QQQはそれを超えるリターンを叩き出しているのです。

将来においても、ナスダック市場の高い成長性は維持されるとの期待が持たれています。

ただ情報技術セクターが多いため、配当利回りは0.53%と低めです。

「分配金より成長性を重視する」という人におすすめですよ。

特に米国のITやハイテク系の企業に期待を持つ投資家にとって、QQQは魅力的な選択肢の一つです。

⑤バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)

価格$432.89
種類米国株ETF
構成銘柄米国の情報技術セクターの小型株式~大型株式約360銘柄
目的MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックス(M5US5ITI)と同等の投資成果を目指す
このETFがおすすめな人
  • 米国の情報技術セクターが成長すると予想する人
  • 情報技術セクターの中小型株にも投資したい人

「米国の情報技術セクターの成長に期待する」という方は、バンガード・米国情報技術セクターETF、通称「VGT」をチェックしてください。

VGTは、米国の情報技術セクターの小型株式~大型株式360銘柄に分散投資します。

分配金利回りは0.70%、経費率は0.10%。

10年前から投資していた場合、元本が約5.35倍、分配金を含めると約6.15倍のリターンを享受できた計算です。

かなり成長していることがわかりますね。

しかし、このような急成長が今後も続くかどうかは未知数です。

成長性が高い分野であるとはいえ、同じペースでの成長が期待できるかは、意見が分かれる点となっています。

⑥バンガード・米国増配株式ETF(VIG)

価格$161.16
投資先米国株
構成銘柄米国大型株式の中でも、配当が前年より増加している銘柄
目的S&P USディビデンド・グローワーズ・インデックス(SPUDIGUP)と同等の投資成果を目指す。
このETFがおすすめな人
  • 連続増配している米国株の安定性に期待する人

バンガード・米国増配株式ETF(VIG)は、米国企業の中で10年以上連続で増配している銘柄に投資を行うETFとして知られています。

これは財務の健全性や企業の経営方針が長期的な視野に基づいていることを示唆しており、その結果、長期投資に適していると言えるでしょう。

直近のチャートを見ると、一時的に下落している様子も見受けられますが、長期的には安定して上昇しています。

これは連続増配する企業の銘柄が持つ、株価を安定的に押し上げるポテンシャルを示していると言えますね。

高配当ETFではない

VIGは高配当ETFではありません。

投資家が配当利回りに期待してVIGに投資を考えたとしても、分配金利回りは1.56%となっています。

高配当株に投資する他のETFと比較して、この数字は低めに感じられるかもしれません。

VIGの主な魅力は、分配金の多さではないのです。

増配の継続性による、株価の安定的な成長に期待する点にあります。

関連記事:長期保有におすすめの米国株15選・米国株ETF4選!高配当株や成長株を厳選

長期投資におすすめの米国高配当ETF3選

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米国高配当ETFとは、配当利回りが高い米国株で構成されたETFのことです。

ポイント解説女性
米国企業は日本企業より、高い配当金を出す傾向があります。連続増配している企業も多いです。

高配当ETFは、保有しているだけで分配金を多めにもらえます。

長期投資で手堅く資産を増やしたい人におすすめです。

おすすめの米国高配当ETF比較一覧表

長期投資におすすめの米国高配当ETFをご紹介します。

ETF名称略称価格種類構成銘柄目的
バンガード・米高配当株式ETFVYM$106.44米国株ETF大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄。REITは含まないFTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス(TGPVAN)と同等の投資成果を目指す
iシェアーズ・コア高配当株ETFHDV$101.93米国株ETF配当水準が比較的高位の米国株式モーニングスター配当フォーカス・インデックス(MDYFT)と同等の投資成果を目指す
SPDR ポートフォリオ S&P 500高配当株式ETFSPYD$36.68米国株ETFS&P500インデックスを構成する銘柄のうち、配当利回り上位80銘柄S&P500高配当インデックス(SPXHDUP)に連動する投資成果を目指す

①バンガード・米高配当株式ETF(VYM)

価格$106.44
種類米国株ETF
構成銘柄大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄。REITは含まない
目的FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス(TGPVAN)と同等の投資成果を目指す
このETFがおすすめな人
  • 米国の高配当株に分散投資したい人
  • 分配金をたくさん受け取りたい人

VYMは、米国株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る大型株だけに投資するETFです。

近年の配当利回りは3%以上。

米国の高配当ETFの中でも、コストパフォーマンスが高いと評判です。

さらに投資先のセクターに偏りが少ないため、投資先の分散を重視する方にもおすすめ。

キャピタルゲインよりもインカムゲイン狙いの人におすすめの米国株ETFです。

②iシェアーズ・コア高配当株ETF(HDV)

価格$101.93
投資先米国株ETF
構成銘柄配当水準が比較的高位の米国株式
目的モーニングスター配当フォーカス・インデックス(MDYFT)と同等の投資成果を目指す
このETFがおすすめな人
  • 米国の高配当株の中でも、財務が健全な企業にだけ投資したい人
  • 分配金をたくさん受け取りたい人

iシェアーズ・コア高配当株ETF(HDV)は、ブラックロック社が運用する高配当株ETFとして知られています。

投資先は、財務が健全な米国の高配当銘柄約70~80社です。

このブラックロック社は、世界で最も大きな運用資産規模を持つ会社として、その名を轟かせています。

このため、HDVの経費率は非常に低く、たった0.08%です。

このETFの直近配当利回りは約3.0%と、他のETFに比べても高い水準にあります。

また、HDVが投資しているセクターの多くは、景気の変動に影響を受けにくく、需要や株価が安定しています。

約70~80社に分散投資してはいるものの、上位10銘柄が全体のほぼ半分を構成している点も特徴でしょう。

③SPDR ポートフォリオ S&P 500高配当株式ETF(SPYD)

価格$36.68
種類米国株ETF
構成銘柄S&P500インデックスを構成する銘柄のうち、配当利回り上位80銘柄
目的S&P500高配当インデックス(SPXHDUP)に連動する投資成果を目指す
このETFがおすすめな人
  • S&P500の高配当株に投資したい人
  • 高めのリスクを取って、非常に多くの分配金を受け取りたい人

SPDR ポートフォリオ S&P 500高配当株式ETF(SPYD)は、米国の高配当ETFです。

S&P500の中から、特に高い利回りを誇る約80社に投資します。

分配金利回りは5.89%ほどで、経費率は非常に低い0.07%です。

ポートフォリオのアクセントとしておすすめ

このETFは2015年10月にスタートしました。

歴史はまだ10年に満たない、若いファンドとなります。

5年前の投資成績を見ると、元本が約1.24倍、配当を含めて約1.62倍のリターンです。

特に2016年から2018年にかけては、S&P500の平均を上回る成績を示していました。

しかし2020年以降は、成長株式を中心とした他の指数に劣る動きを見せています。

とはいえ、高配当を利益を求める投資家にとっては、魅力的な選択肢として考えられるでしょう。

ただ、高配当ETFの中でも分配金利回りが高い分、高リスクを伴う可能性も。

投資ポートフォリオの中でのアクセントとして利用することを推奨します。

長期投資におすすめの米国債券・米国不動産ETF2選

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続いて、米国債券・米国不動産に投資するおすすめETFをご紹介します。

債券は株と比較して、安全性が高い投資先です。

リスクヘッジに活用できます。

不動産ETFも、ポートフォリオに組み込むことで、分散投資の効果を高めることができます。

おすすめの米国債券・米国不動産ETF比較一覧表

ETF名称略称価格種類構成銘柄目的
iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETFAGG$96.15米国債券ETF米国投資適格債券市場全体に幅広く投資ブルームバーグ米国総合債券インデックス(LBUSTRUU)と同等の投資成果を目指す
iシェアーズ 米国不動産 ETFIYR$84.00米国不動産ETF米国の不動産株・REITダウ・ジョーンズ米国不動産・キャップド・インデックス(DJUSRCUT)と同等の投資成果を目指す

①iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF(AGG)

価格$96.15
種類米国債券ETF
構成銘柄米国投資適格債券市場全体に幅広く投資
目的ブルームバーグ米国総合債券インデックス(LBUSTRUU)と同等の投資成果を目指す
このETFがおすすめな人
  • 債務不履行のリスクが低い債券に分散投資したい人
  • ポートフォリオのバランスを調整したい人

iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF、通称「AGG」は、米国の投資適格債券市場全体に投資するETFです。

格付の高い政府系の債券に投資します。

なお投資適格債券とは、信用力が高く、債務不履行のリスクが低い債券のことです。

構成銘柄数は、驚異の10,256。

初心者でも投資しやすい、おすすめの債券ETFです。

また、分配金利回りは2.11%となっており、その経費率は0.04%と低めに設定されています。

近年のデータを見ると、もし10年前からAGGに投資を始めていた場合、元本が約0.92倍に減少したものの、配当も含めると1.18倍のリターンを享受しています。

債券の特性として利息を得ることで利益を上げるという点を考えると、これは十分に妥当なリターンと言えるでしょう。

AGGに投資するタイミング

重要な点として、金利が上昇すると債券価格は低下し、逆に金利が下がると債券価格は上昇することを理解する必要があります。

近年は金利が上昇しているので、AGGの価格は低下気味です。

AGGに投資するタイミングとしては、不適切であるとの声もあります。

しかし、将来的に金利低下の動きが見られた場合、その時点での投資を検討する価値は十分にあるでしょう。

②iシェアーズ 米国不動産 ETF(IYR)

価格$84.00
種類米国不動産ETF
構成銘柄米国の不動産株・REIT
目的ダウ・ジョーンズ米国不動産・キャップド・インデックス(DJUSRCUT)と同等の投資成果を目指す
このETFがおすすめな人
  • 米国不動産に投資したい人

米国不動産に投資したいなら、こちらのETFがおすすめ。

iシェアーズ米国不動産ETF、通称「IYR」は、米国の不動産関連企業の株に投資するETFです。

構成銘柄数は90、分配金利回りは1.67%、そして経費率は0.41%となっています。

過去10年の投資成果を見ると、元本は約1.60倍に成長しています。

ここに分配金を加えると、トータルリターンは約2.30倍です。

関連記事:インデックス投資とは?投資信託とETFの違いは?つみたてNISA対応のおすすめファンドを紹介

長期投資におすすめの日本株ETF2選

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日本国内のETFは、円で取引できます。

また、配当金の二重課税が発生しないため、「確定申告が面倒」という人にも適しているでしょう。

おすすめの日本株ETF比較一覧表

長期投資におすすめな国内株ETFをご紹介します。

ETF名称価格種類構成銘柄目的
NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信(1306)2,367.0円国内株ETF東京証券取引所に上場する銘柄TOPIXに連動
NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)32,940円国内株ETF東証プライムに上場している代表的な225銘柄日経平均株価に連動

①NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信(1306)

価格2,367.0円
種類国内株ETF
構成銘柄東京証券取引所に上場する銘柄
目的TOPIXに連動
このETFがおすすめな人
  • 国内の上場企業全体に分散投資したい人

日本株全体に分散投資したいなら、「NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信(1306)」がおすすめです。

こちらのETFは、TOPIXに連動しており、日本を代表する2,100社以上が組み込まれています。

このため、国内市場全体の動きをキャッチすることができますよ。

さらに、流動性の高さも特徴です。

②NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)

価格32,940円
種類国内株ETF
構成銘東証プライムに上場している代表的な225銘柄
目的日経平均株価に連動
このETFがおすすめな人
  • 日本を代表する大手企業に分散投資したい人

初めて国内ETFに投資を考えている方や、日本の主要企業の動向に焦点を当てたい方におすすめなのが、「NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)」です。

このETFは、日経平均株価に連動しています。

東京証券取引所のプライム市場に上場する、代表的な225銘柄の動きに注目したい方にぴったりです。

TOPIXと比べて、株価が高い銘柄の影響を強く受ける傾向があります。

長期投資に向かないETF

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次のような、長期投資に向かないと言われているETFもあります。

長期投資に向かないETF
  • 日本株の高配当ETF
  • レバレッジ型ETFやインバース型ETF

日本株の高配当ETF

「個別株で高配当投資をしているけど、ETFで代用できないか」
「米国株の高配当ETFだけではなく、日本株の高配当ETFにも投資してみようか」

このように考えている人もいるでしょう。

しかし、日本株の高配当ETFは、長期投資にあまりおすすめできません。

景気敏感な業種に寄りがち

日本株の高配当ETFは、投資先が景気敏感な業種に寄りがちです。

景気敏感な業種とは、たとえば総合商社や銀行、自動車業界などが含まれます。

ポイント解説女性
一方、生活に欠かせない食品やガスなどは、景気の変動に強いです。

投資家としては、景気に関係なく、安定した分配金を受け取りたいですよね。

しかし日本株の高配当ETFの銘柄構成を見てみると、景気敏感な業種の比率が高いです。

運用コストが高い

さらに、信託報酬も考慮に入れる必要があります。

日本株の高配当ETFの場合、運用コストが0.3%程度かかることも珍しくありません。

一方、米国株の高配当ETFであるHDVの経費率は非常に低く、たった0.08%です。

長期投資では、このコストの差も、リターンに影響を及ぼす可能性があります。

ポイント解説女性
要するに、日本株の高配当ETFは一見魅力的ですが、銘柄の構成やコスト面から、長期投資には必ずしも適していないと言えるでしょう。

レバレッジ型ETFやインバース型ETF

ETFの中でも、レバレッジ型ETFやインバース型ETFは、長期投資に向かないと言われることが多いです。

レバレッジ型ETFやインバース型ETF

レバレッジはてこ(梃)を意味します。

レバレッジ型ETFとは、日経平均株価やS&P500といった投資対象の値動きに対して、基準価額が「○倍」で動くように運用されるETFです。

市場が上昇するときに、より効率的に利益が期待できます。

一方、インバースは「逆の」「反対の」を意味します。

インバース型ETFは、日経平均株価やS&P500などの投資対象の値動きに対して、反対(逆)に基準価額が動くETFです。

市場が下落するときに価格が上昇し、利益を狙うことができます。

ポイント解説女性
レバレッジETFは「ブル(強気)型」、インバースETFは「ベア(弱気)型」とも呼ばれます。

しかし、本当にレバレッジ型ETFやインバース型ETFは、長期投資に向かないのでしょうか?

日経平均株価に連動するETFの中でも売買代金が大きい「NF・日経レバETF(1570)」と「NF・日経ダブルインバETF(1357)」を例に、検証してみたいと思います。

レバレッジ型ETF(ブル型

結論から言うと、レバレッジ型ETF(2倍)はリスクを受け入れることで、通常(値動きが1倍)のETFに長期投資するより、効果的な場合があります。

たとえばレバレッジ型ETFの「NF・日経レバETF(1570)」は、日経平均の2倍の値動きを目指すETFです。

過去のデータを基に「日経平均トータルリターン・インデックス」や「日経225ノーロードオープン」と比較すると、NF・日経レバETFは、高いパフォーマンスを発揮しています。

インバース型ETF(ベア型)

一方インバース型ETFは、長期の保有に適していないといえるでしょう。

短期または特定の局面での利用をおすすめします。

たとえばインバース型ETFの「NF・日経ダブルインバETF(1357)」は、日経平均の上昇に対して2倍の逆の動きをする特性を持っています。

しかし、その動きは常に2倍とは限りません。

特に日経平均が上下を繰り返す場面では、より大きな減少を示すことが明らかになっています。

ポイント解説女性
これはあくまで一例です。ETFに長期投資する際は、ご自身でしっかりと銘柄を吟味しましょう。

ETFの選び方

長期投資に適したETFの選び方を考える際、2つの要点が特に重要です。

ETFの選び方
  1. 運用コストが低い
  2. ベンチマークに近い運用成果が出せている

運用コストが低い

まず注目すべきは、「運用コストが低い」という点。

ETFは長期運用にも向いている金融商品ですが、その期間中に積み重ねる運用コストが高いと、利益を圧迫します。

ETFの運用コストとしては、「購入手数料」や「運用手数料」が挙げられ、これらが高いと手元の運用益が大きく削減される可能性が。

したがって、長期間の運用を視野に入れるなら、運用コストの低いETFを選ぶことが賢明です。

ベンチマークに近い運用成果が出せている

次に、「ベンチマークに近い運用成果が出せている」という観点。

多くのETFは、特定の指標(たとえば日経平均株価)をベンチマークとして、その動きに沿った運用を目指しています。

このベンチマークとの乖離率が小さいほど、ベンチマークに忠実に運用されている、優秀なファンドと評価できますよ。

ETFが適切に運用されているかどうかの手がかりとなります。

関連記事:配当・分配金利回りランキングTOP20!株・投資信託・ETFのデータを一挙紹介

長期投資はETF・投資信託・個別株のどれがおすすめ?

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長期投資の方法は、ETFだけではありません。

他にも投資信託、個別株などが考えられます。

長期投資するならETF・投資信託・個別株のどれがおすすめか、気になっている人も多いでしょう。

それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解し、自分の投資スタイルや目的に合わせて選択することが大切です。

ETFのメリット・デメリット

投資信託や個別株と比較して考えると、ETFには次のメリット・デメリットがあります。

ETFのメリット・デメリット
  • ひとつの銘柄を買うだけで、多くの銘柄に分散投資できる
  • 株のようにリアルタイムで売買できる
  • 信託報酬より運用コストが安い
  • つみたてNISAの対象銘柄が大和証券にしかない
  • 自動で再投資できない

ETFのメリット

ETFは、個別株の特性と投資信託の特性を合わせた商品です。

投資信託のように、ひとつの銘柄を買うだけで、多くの銘柄に分散投資できます。

かつ、個別株のようにリアルタイムで売買が可能です。

ETFのほうが信託報酬より運用コストは安い点も魅力ですね。

ETFのデメリット

「つみたてNISA」の対象となるETFは限定的です。

つみたてNISAとは?

投資で得た利益に対してかかる約20%の税金を、全額非課税にできる制度。

現時点で、大和証券を除く他の金融機関では、「つみたてNISA」の対象となるETFの取り扱いがありません。

とはいえ2024年から始まる新NISAでは、「成長投資枠」と「つみたて投資枠(積立投資枠)」の併用が可能です。

ポイント解説女性
従来のNISA制度では、一般NISAとつみたてNISAの併用ができませんでした。

2024年からは、すでにつみたてNISAをしている人も、「成長投資枠」でつみたてNISA対象外のETFも購入できるようになります。

ただ、ETFは基本的に自動で再投資できません。

複利効果を十分に享受するのが難しいというデメリットがあります。

投資信託のメリット・デメリット

ETFや個別株と比較して考えると、投資信託には次のメリット・デメリットがあります。

投資信託のメリット・デメリット
  • つみたてNISAで長期投資できる銘柄がたくさんある
  • 分配金を自動で再投資できる
  • 運用コストがETFより高め
  • 注文を出した時点で、取引される価格が分からない

投資信託のメリット

「つみたてNISAの制度を利用して長期投資したい!」という人には、投資信託が特におすすめです。

楽天証券・SBI証券といったさまざまな証券会社・金融機関が、つみたてNISAの対象銘柄をたくさん取り扱っていますよ。

また、投資信託では、分配金を自動で再投資できます。

複利の恩恵をしっかり受けることが可能です。

各証券会社が提携しているクレジットカードで自動積立すると、ポイントが効率よくたまるのもメリットですね!

投資信託のデメリット

一般的に、信託報酬よりETFのほうが運用コストは安いです。

近年は低コストな投資信託が増えてきたとはいえ、長期運用では、このコストの差が大きくなる場合もあります。

また、投資信託は注文を出した時点で、取引される価格が分かりません。

投資信託はリアルタイムで変動している価格で売買されるのではなく、1日1回算出される基準価額で取引するためです。

個別株のメリット・デメリット

個別株のメリット・デメリットは、次の通りです。

個別株のメリット・デメリット
  • 保有期間中のコストが0円
  • 株主優待がある
  • 多様な注文方法がある
  • 株価の大きな上下動が考えられる
  • 銘柄選びに時間や労力がかかる

個別株のメリット

個別株を保有する際のメリットとして、まず保有期間中に追加のコストが発生しない点が挙げられます。

ETFや投資信託では、保有期間中に信託報酬というコストがかかります。

長期投資では、このコストの負担が重くなりやすいといえるでしょう。

しかし個別株なら、コストは購入時・売却時の取引手数料のみ。

長期間保有する方には、コスト面での利点があります。

さらに、株を保有するだけで、株主優待を享受できるのも魅力です。

これは、投資の楽しみやモチベーションを高める要因となります。

また、指値や成行、逆指値といった多様な注文方法から選べるため、市場の動きに応じて自分の投資戦略を選択できるのも大きな利点です。

個別株のデメリット

一方、個別株のデメリットは、株価の大きな上下動が考えられる点です。

このリスクをおさえるには、投資先の分散が有効だとご存じの方も多いでしょう。

ETFや投資信託では、ひとつの銘柄を保有するだけで、複数の株に分散投資できます。

しかし個別株の場合、自分で業界や企業の情報を集めながらひとつひとつ株を選ぶので、時間や労力がかかる傾向です。

売買のタイミングも、慎重に見極めなくてはなりません。

関連記事:中国株・ETFのおすすめ!投資での注意点や人気銘柄をわかりやすく解説

ETFの長期投資におすすめの証券会社3選

ETFを長期運用するならどの証券会社がおすすめか、ご紹介します。

ETFの銘柄数や、取引コストの安さに注目しました。

ETFの長期投資におすすめの証券会社
  • 楽天証券
  • SBI証券
  • マネックス証券

楽天証券

総合評価
コスト
信頼性
NISA/つみたてNISA
投資信託2,634件
株式以外FX
CFD
ETF
金/銀/プラチナ
先物・オプション
保険
口座開設・取引までの日数最短2営業日後
特徴手数料が無料! ※適用には手数料コース「ゼロコース」の選択が必要
取扱商品が豊富!
初心者にも使いやすい!

楽天証券では、「手数料0円ETF」を提供しています。

国内株ETF、米国株ETFなど、対象となる175銘柄を手数料0円で購入可能です。

また、手数料が発生する取引では、楽天ポイントがもらえます。

この楽天ポイントで投資できるのも、

\新規口座開設数No.1!/

関連記事:楽天証券の評判・口コミまとめ!ポイント投資や手数料も解説

SBI証券

SBI証券

総合評価
コスト
信頼性
NISA/つみたてNISA
投資信託2,632件
株式以外債券
FX
CFD
金/銀/プラチナ
先物・オプション
保険
口座開設・取引までの日数最短翌営業日
特徴圧倒的口座数
100万円まで手数料0円
充実のサービス

SBI証券は、国内ETF115銘柄と米国ETF10銘柄を、手数料無料で売買できます。

さらに、証券総合口座を開設してから最大2ヵ月間は、ETFの取引手数料が無料!

まだSBI証券の口座を持っていない人は、お得にETFを購入するチャンスです。

\口座数&総合力No.1!/

関連記事:SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説

マネックス証券

マネックス証券

総合評価
コスト
信頼性
NISA/つみたてNISA
投資信託1,235件
株式以外債券
FX
先物・オプション
金・プラチナ
口座開設・取引までの日数 最短翌営業日
特徴100円から始められる
米国株に強い
お得なマネックスポイント

マネックス証券もETFの長期投資におすすめです。

「米国ETF買い放題プログラム」では、特定の米国ETF銘柄の買付手数料が無料となります。

今回ご紹介した米国ETFも多くが対象になっていますよ。

米国ETF中心のポートフォリオを組みたい人におすすめです。

\無料ではじめる!/

関連記事:マネックス証券の評判・口コミまとめ!米国株やIPOの人気についても解説

バランスの取れたポートフォリオでETFを長期運用しよう

長期投資におすすめなETFを、13選ご紹介してきました。

米国株ETF、全世界株式ETF、米国高配当ETFなどを組み合わせて、ポートフォリオのバランスを取るといいでしょう。

また、長期投資に向かないETFについても触れてきました。

この記事を参考に、賢明な投資選択を行っていただければと思います。

初心者におすすめ
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関連記事:インド株投資ができるETFは?おすすめ銘柄3選と証券会社を紹介!

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