フィデリティ証券の評判・口コミからわかる、メリット・デメリットを解説します。
フィデリティ証券は日本でこそ知名度が低いですが、世界的に有名なアメリカの証券会社です。
しかしフィデリティ証券に関する情報は少なく、「本当にフィデリティ証券で口座開設して大丈夫かな…」「他の証券会社と比較してフィデリティ証券は良い?悪い?」と気になっている人も多いでしょう。
フィデリティ証券の強みが投資信託だと言われているのはなぜか、手数料は安いかなど、気になるポイントについてしっかりご紹介していきます。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
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フィデリティ証券の良い評判・口コミ
まずはフィデリティ証券の良い評判・口コミからご紹介します。
- 投資信託に特化していて長期の資産運用がしやすい
- ロボアドバイザー「ザ・ハイブリッド」が利用できる
- アドバイス担当者付きコースがあり投資初心者に親切
- 情報発信が多くて内容もわかりやすい
投資信託に特化していて長期の資産運用がしやすい
投資信託を安心して運用できる!
a1143(女性/40代)
★★★★★
5点
フィデリティ証券の口コミで特に多いのが、「投資信託を長期運用するのに向いている!」という意見です。
口コミの通り、フィデリティ証券は投資信託を通じて長期の資産形成をしてもらうことに力を入れています。
投資信託の購入時手数料は、どの銘柄を選んでも無料。
アセットクラス・投資対象地域・運用タイプのバリエーションに富んだ、約700本の銘柄を取り揃えています。
このうちつみたてNISAに対応しているのは、全部で42銘柄です。
- 指定インデックスファンド…37本
- 指定インデックスファンド以外のアクティブ運用ファンド等…5本
また次にご紹介する通り、ロボアドバイザーや専門の担当者が、投資信託の長期運用を手厚くサポートしてくれる点も好評です。
ロボアドバイザー「ザ・ハイブリッド」が利用できる
ザ・ハイブリットが優秀
伊藤(男性/60代)
★★★★★
5点
フィデリティ証券といえば、「ザ・ハイブリッド」が特徴であり強みです。
ザ・ハイブリッドとは、資産運用のプロ(人)とアルゴリズム(ロボ)が、利用者の資産をハイブリッド運用してくれるサービス。
簡単な質問に答えるだけで、実際の資産運用をすべておまかせできます。
利用者は投資する資金と、運用額に応じた手数料を払うだけでOKです。
他社にもこのような資産運用を丸投げできるロボアドバイザーサービスはありますが、ザ・ハイブリッドならアルゴリズムだけに頼らず、資産運用のプロのサポートが受けられます。
- AIだけに資産運用を任せず、プロが人の手でサポート
- 個人投資家が直接投資できないファンドを中心に投資
- 運用のリバランスも、必要に応じて毎月実施
- 手軽に1万円から積立投資が可能
関連記事:ロボアドバイザーのおすすめ20選を徹底比較!運用手数料が安く好成績なのはどこ?
ザ・ハイブリッドのコースは2種類
ザ・ハイブリッドには2つのコースがあります。
- ネット完結コース
- アドバイス担当者付きコース
ネット完結コースを選んでも、プロが常に資産運用を分析・モニタリングしてくれます。
なお他社の投資一任型ロボアドバイザーと同じく、ザ・ハイブリッドで資産運用をおまかせするには、次の通り手数料が必要です。
コース | 手数料(年率)※ |
---|---|
ネット完結コース | 0.92~0.98%程度 |
アドバイス担当者付きコース | 1.47~1.53%程度 |
※純資産総額に対して
アドバイス担当者付きコースがあり投資初心者に親切
専門家に相談できる
もやし(男性/60代)
★★★★★
5点
フィデリティ証券のザ・ハイブリッドでは、「アドバイス担当者付きコース」が用意されています。
専門家にライフプランを相談したり、運用状況や相場見通しを詳しく聞いたりできるコースです。
直接店舗に行く必要はなく、電話・メールなどでサポートを受けられます。
手数料はネット完結コースより高めですが、対応が丁寧だと評判です。
「オンラインで綿密なサポートを受けたい」「定期的に相談したい」という人におすすめとなっています。
情報発信が多くて内容もわかりやすい
情報提供が充実している!
mika01(女性/30代)
★★★★★
4点
フィデリティ証券は情報発信に関する満足度も高いです。
「内容が分かりやすい」「こっちから電話をして聞いたときも、分かりやすく教えてくれる」と評判。
外資系の証券会社というと、なんとなく情報提供が少なそう・サポートが受けづらそうに感じるかもしれませんが、フィデリティ証券ならその心配は少ないでしょう。
関連記事:楽ラップの評判・口コミは?ウェルスナビと比較!メリット・デメリットを解説
フィデリティ証券の悪い評判・口コミ
「親切丁寧なフォローを受けながら資産形成できる」と評判がいいフィデリティ証券ですが、残念ながら悪い評判・口コミも。
特に投資信託以外の分野では、弱みが目立っています。
投資信託以外の投資をしようと思っている人は特に、下記の内容をよく確認しておきましょう。
- 手数料形態が特殊で高く感じる
- 取り扱い商品が少ない
- IPO株の取り扱いがない
- フィデリティ証券より投資信託やNISAの銘柄数が多い証券会社もある
手数料形態が特殊で高く感じる
手数料が高い…
azusamm(女性/40代)
★★★★★
3点
フィデリティ証券は手数料形態が特殊です。
日本の証券会社では、約定金額に応じて手数料が変化します。
いっぽうフィデリティ証券は、約定金額に関わらず約定代金が同じです。
フィデリティ証券の手数料
注文方法 | 手数料(税込) |
---|---|
ネット注文 | 1,500円 |
電話注文 | 5,000円 |
単元未満株 | 550円 |
日本の大手ネット証券は、「1日合計100万円までの約定なら手数料0円」としているところが多いです。
しかしフィデリティ証券では、どんなに少額の株取引でも、必ず手数料が発生します。
とはいえ高額取引をしても、1回1,500円(電話注文だと5,000円、単元未満株は550円)より高い手数料を取られることがないのはメリットです。
1銘柄をたくさん保有する人、株価が高い銘柄を売買する人にはおすすめの証券会社となっています。
しかし1銘柄につき100株しか保有しない人や、低位株を買っている人にとって、フィデリティ証券の手数料は割高になるかもしれません。
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関連記事:SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説
取り扱い商品が少ない
投資対象が少ない…
いわし02(男性/30代)
★★★★★
3点
- 株
- 投資信託(NISA)
- ETF/ETN
- REIT
フィデリティ証券では、上記の投資対象しか取り扱っていません。
信用取引、金・銀・プラチナ、CFD、オプション、FXなどは取り扱いがないので、注意してください。
IPO株の取り扱いがない
IPO投資ができない…
浅漬け(男性/40代)
★★★★★
3点
IPO投資ができないのもフィデリティ証券のデメリットです。
IPO投資とは、新しく上場した企業の株に投資することをいいます。
各証券会社の抽選に当たらなければ投資できませんが、成長企業に投資したい人から人気です。
フィデリティ証券では、IPO銘柄の抽選そのものがおこなわれていません。
IPOに興味がある投資家との相性は悪いでしょう。
投資信託やNISAの銘柄数がもっと多い証券会社もある
他社より投資信託やつみたてNISA対応銘柄が少ない…
ひよまる(女性/30代)
★★★★★
3点
先ほどご説明した通り、フィデリティ証券は約700銘柄の投資信託を取り揃えています。
しかし業界には、投資信託だけで2,000銘柄以上を取り揃えているネット証券も。
このような証券会社と比較すると、フィデリティ証券の銘柄ラインナップは、やや物足りなく感じられるかもしれません。
関連記事:大和証券の評判・口コミは?口座を持っているだけで管理手数料がかかる!?
フィデリティ証券がおすすめな人
フィデリティ証券の評判から、どんな人におすすめな証券会社なのか確認していきましょう。
フィデリティ証券がおすすめな人
- 投資信託で長期的に資産形成したい人
- プロのサポートを受けたい人
- 同じ銘柄の株をたくさん保有したい人
フィデリティ証券は投資信託を長期運用して、コツコツ利益を積み上げていきたい人におすすめです。
もともと投資信託の会社としてスタートしただけあって、「長期の資産形成が初心者でも安定してできる」と評判。
プロのサポートが受けられるのも心強いですね。
また、同じ銘柄の株をたくさん保有したい人にも向いています。
一度に高額の株取引をしても、ネット取引では、手数料が1,500円より高くなりません。
フィデリティ証券がおすすめではない人
- いろいろな銘柄を少額ずつ保有している人
- IPO投資・信用取引がしたい人
- 投資信託・株・ETF/ETN・REIT以外に投資したい人
フィデリティ証券ではどんなに少額の株取引でも、単元未満株なら550円~、100株ごとなら1,500円~の手数料がかかります。
いろいろな銘柄を少額ずつ保有している人が活発に売買すると、コストがかさむでしょう。
また投資できる対象が、投資信託・株・ETF/ETN・REITに限られているのもデメリット。
IPO投資や信用取引はできません。
「さまざまな投資方法にチャレンジしたい!」という人には、次にご紹介するSBI証券やマネックス証券のような、投資サービスを豊富に取り揃えている証券会社がおすすめです。
関連記事:日興フロッギーの評判は?利用者のクチコミから分かるメリット・デメリット
フィデリティ証券で口座開設する流れ
フィデリティ証券で口座開設する流れは、次の通りです。
- 公式サイトの申し込みページにアクセス
- 住所や電話番号など、必要事項を入力
- 本人確認書類とマイナンバー確認書類を撮影またはスキャンしてデータ送信
- 口座開設完了のお知らせを受け取る
- 取引開始
口座開設にかかる日数
フィデリティ証券では、最短2営業日で口座開設できます。
それ以上かかることもありますが、スピーディに対応してもらうことが可能です。
なお、他の証券会社だと「最短即日で口座開設が完了する」というところもあります。
関連記事:手数料が安いネット証券はどこ?それぞれの証券会社の特徴を徹底比較!
フィデリティ証券と比較したいおすすめのネット証券3選
フィデリティ証券より投資信託の銘柄数が多い、おすすめのネット証券をご紹介します。
株取引の手数料も安いです。
SBI証券
総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 2,632件 |
株式以外 | 債券 FX CFD 金/銀/プラチナ 先物・オプション 保険 |
口座開設・取引までの日数 | 最短翌営業日 |
特徴 | 圧倒的口座数 100万円まで手数料0円 充実のサービス |
SBI証券は投資信託の銘柄数がとにかく多いネット証券です。
つみたてNISA対象の銘柄も、フィデリティ証券より豊富に取り揃えています。
債券、金/銀/プラチナ、先物・オプションなど、フィデリティ証券では取り扱いがない金融商品に投資できるのも嬉しいですね。
さらに国内現物株取引では、1日の約定代金合計が100万円までなら、手数料は0円です。
1日の約定代金合計がおおよそ100万円以内に収まりそうなら、SBI証券を利用することで、コストを大幅に削減できるでしょう。
商品の豊富さと手数料の安さで評価されている、人気ナンバーワンのネット証券です。
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関連記事:SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説
松井証券
総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 1,580件 |
株式以外 | FX 先物・オプション |
口座開設・取引までの日数 | 最短3日 |
特徴 | 使い勝手の良いツール お得な手数料 手厚いサービス |
「ネット証券は手数料が安くて商品数も多いみたいだけど、サポート体制に不安がある」
そんな人におすすめなのが、松井証券です。
松井証券は大正時代から続く老舗で、顧客サポートがとても手厚いと評判。
フィデリティ証券のような資産運用の相談に乗ってくれるプランはありませんが、初心者でも手数料をおさえながら投資にチャレンジできます。
手数料は国内現物株取引の場合、1日の約定代金合計が50万円までなら無料です。
投資信託の銘柄数がフィデリティ証券より多いのも嬉しいですね。
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関連記事:松井証券の評判・口コミまとめ!手数料や投資信託についても解説
マネックス証券
総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 1,235件 |
株式以外 | 債券 FX 先物・オプション 金・プラチナ |
口座開設・取引までの日数 | 最短翌営業日 |
特徴 | 100円から始められる 米国株に強い お得なマネックスポイント |
マネックス証券は「1回の取引金額」に応じて手数料が決まるネット証券です。
少額投資の場合、マネックス証券のほうが手数料をおさえられる可能性があります。
また投資信託の銘柄数がフィデリティ証券より多い点や、債券や金・プラチナにも投資できる点も魅力です。
米国株に強いことでも有名で、海外銘柄の情報提供が充実しています。
米国株投資を考えている人、手軽に少額投資を始めたい人におすすめです。
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関連記事:マネックス証券の評判・口コミまとめ!米国株やIPOの人気についても解説
フィデリティ証券は長期の資産運用で評判がいい
フィデリティ証券は、初心者でもプロに資産運用をサポートしてもらえると評判の証券会社です。
「外資系だからといって、使いづらさを感じることもない」「むしろ対応が丁寧で好印象」という口コミが多いですよ。
しかし投資対象が大手ネット証券と比較して限られている点や、少額の株取引でも一律同じ手数料が適用される点はデメリットです。
とはいえ、全体的に肯定的な口コミが多く、つみたてNISAを利用して長期的に資産形成するのにおすすめの証券会社となっています。
気になった人は口座開設してみてくださいね。
コストの安さや投資信託の銘柄数を重視するなら、ネット証券最大手の楽天証券もおすすめです!
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