初心者からすると、FXのやり方は難しそうに感じてしまうかもしれません。
興味はあるけど、自分にもできるのか不安…という方も多いでしょう。
「FXってどんな仕組み?やり方は?」
「FXを少額から始める方法は?」
「初心者でもできる稼ぎ方は?」
今回はこのような疑問にお答えしながら、FXのやり方を初心者向けに徹底的にわかりやすく解説!
FXの基本的なやり方・始め方や、デイトレードやスイングトレードといった稼ぎ方を網羅しています。
FXはスマホひとつでも手軽に始められますが、リスクもあるので、まずは少額からチャレンジして学んでいきましょう!
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関連記事:株を買うタイミングはいつ?初心者が知っておきたい株の買い方・売り方
FXとは?初心者向けにわかりやすく解説
そもそもFXとは何なのでしょうか?
FX(外国為替証拠金取引)とは、外国為替市場で、異なる通貨を売買する取引のこと。
簡単に言うと、お金をお金で買うことです。
実は各国のお金、つまり通貨の価値は、常に変動しています。
「今日は1ドル○円」「円高・円安」とニュースで言っているのを聞いたことがあるでしょう。
このように、世界の基軸通貨であるドルに対する円の価値も、常に変動しているのです。
この価格変動を利用して利益を狙うのが、FXの基本となります。
FXで稼ぐ仕組み
例えば、アメリカのお金であるドルと、日本のお金である円の関係を考えてみましょう。
ある日、1ドルが100円で買えるとします。
その後、アメリカの経済がすごくよくなったとき、1ドルを買うのに110円必要になるかもしれません。
つまり、ドルの価値が上がったわけですね。
そこで、FXの登場です。
ある日、あなたが1ドル100円のときに、100ドルを買ったとします。
このとき100ドル買うのにかかったお金は、100ドル×100円なので、1万円です。
そして、アメリカの経済が良くなって、1ドルが110円になったときにあなたの100ドルを売ると、1万1,000円が手に入ります。
つまり、1ドルあたり10円、今回は100ドル買ったので合計1,000円の利益が出たわけです。
これがFXの基本的な考え方です。
でも逆にアメリカの経済が悪くなって、1ドルが90円になったら、あなたの100ドルは9,000円になってしまいます。
このように、「高いときに買って、安いときに売る」ことで差益を出すのが、FXの基本的な仕組み・稼ぎ方です。
ただし予想とは反対の値動きをした場合、損をしてしまうので、必ず儲かるわけではありません。
FXは簡単?難しい?
FXにはさまざまな分析方法がありますが、通貨の値動きを正確に予想し続けるのは、プロでも難しいとされています。
だから、FXはリスクも高いんです。
FXは、パソコンやスマホから取引できるので、誰でも簡単に始められます。
しかしお金が増えるだけでなく、減る可能性もあるので、しっかりと勉強してから始めるようにしましょう。
FXの特徴「レバレッジ」と「証拠金」とは?
FXにはレバレッジというシステムがあります。
レバレッジとは、元々持っているお金以上の取引ができるシステムです。
たとえばレモネードを売る屋台を開きたいけど、お金が100円しかなくて、1個50円のレモンを2個しか買えないとしましょう。
でもレバレッジがあると、まるで1000円あるかのように、20個のレモンを買うことができるんです。
FXの世界では、このレバレッジを最大25倍まで使うことで、手元にあるお金よりも大きな取引ができます。
たとえば、あなたが持っているのが100円でも、レバレッジが25倍だと、まるで2,500円あるかのように取引が可能です。
この100円のことを、証拠金といいます。証拠金をFX会社に担保として預けると、証拠金に対して25倍までの取引が可能です。
資金が少なくても、大きな投資で大きな利益を狙えるので、FXは資金効率がいいというわけですね。
レバレッジ取引の注意点
でもここで注意が必要なのが、レバレッジはメリットでもありますが、リスクでもあるということ。
つまり取引がうまくいけば少額の資金で大きな利益を得られる反面、うまくいかなかった場合、大きな損失を被る可能性もあるんです。
たとえば1ドル100円のとき、1,000ドル(1,000通貨)を買うために必要なお金は、10万円です。
このとき1万円の元手に10倍のレバレッジをかけて、ドルを買ったとします。
しかし1ドルが80円になってしまうと、1,000ドル×-20円なので、損失は2万円です。
1万円の元手で始めたのに、元手を上回る損失が出てしまいました。
レバレッジを使うときは、リスクも考えて、注意深く活用する必要があります。
関連記事:FX初心者の失敗談と負ける人の5つの共通点とは?FXコピペも紹介
FXのリスク「ロスカット」とは?
ロスカット(強制決済)というのは、簡単に言うと「大きな損を防ぐための止めどき」のことです。
FX会社によって押される緊急停止ボタンのようなもので、取引がうまくいかずに損が増え続ける、「下り坂」を止めるために設けられています。
予想外の大損を防ぐためのシステムです。
FXで取引をしていると、為替の値動きが予想と違ってしまい、思っていた以上の含み損が出てしまうことがあります。
そんなとき、FX会社が定めている損失の限界額(ロスカットライン)に達したら、自動的に取引を終了させられてしまうのがロスカットなんです。
ロスカットはいつ実行される?
具体的には、あなたの純資産が一定の額よりも下がったとき、ロスカットが実行されます。
これを「証拠金維持率」といいます。
証拠金維持率はFX会社によって異なるので、確認しておきましょう。
FXでは、買った外貨の価値が下がったとき、リアルタイムで損失を補わなくてはなりません。
この損失は、FX口座に入金しているお金から支払われます。
たとえば、担保とは別に、FX口座に5万円入金しているとしましょう。
米ドルを1万通貨買ったとすると、米ドルが1円下がったら、口座から1万円が差し引かれる計算です。
つまり米ドルが1円下がるたびに、1万円が差し引かれるので、買った時点より5円下がったら口座残高が0円になってしまいます。
証拠金維持率が100%に規定されているFX会社では、ある特定の判定タイミングの段階で証拠金維持率が70%だった場合、不足分となる30%分の入金を求められます。
たとえば大手FX会社のGMOクリック証券では、足りなくなった分のお金を翌営業日の指定時間までに、FX口座へ入金しなければなりません。
これを「追証」といいます。
文字通り「追加で証拠金を出すこと」です。
この入金ができなかった場合、取引が強制終了となり、買ったドルが日本円に替えられてしまいます。
これがロスカット(強制決済)です。
自分がどれだけの損失を許容できるかを考えながら、証拠金維持率をしっかりとチェックすることが大切ですよ。
ロスカットの対策方法
- 口座にお金を多めに入金しておく
- 大きな取引は避け、少額投資する
- 最低取引単位が小さいFX会社を選ぶ
口座にお金を多めに入金しておく
まず一つ目は、「口座にお金を多めに入金しておく」ことです。
口座に入金しているお金が少ないと、為替レートが少し下がっただけで、簡単にロスカットされてしまいます。
そのため、多めに資金を用意しておくことは、ロスカットのリスクを回避する上でとても大切です。
大きな取引は避け、少額投資する
二つ目は、「大きな取引は避け、少額投資する」ことです。
少額投資なら、もし損をしても、それが大きなものになりにくいですよね。
特に初心者のうちは、低レバレッジで少額から取り組むようにしましょう。
最低取引単位が小さいFX会社を選ぶ
さらに、FXを始めるときは、最低取引単位が1通貨単位のFX会社を選ぶのがおすすめです。
「最低取引単位」というのは、通貨を売買するときに、一度に取引できる最小の量のことを指します。
最低取引単位はFX会社によって異なりますが、多くのFX会社では、最低1,000通貨単位もしくは1万通貨単位で取引しなければなりません。
つまり、1回最低1,000ドルか1万ドル買わなくてはならならないということ。
円でドルを買うとき、レバレッジ1倍だとすると、1ドル100円なら10万円もしくは100万円の資金が必要です。
つまり最低取引単位が大きいFX会社では、少額投資したくても、高いレバレッジをかけない限り難しいということ。
SBIFXトレードとMATSUI FXなら、1通貨単位、つまり1ドルから取引できます。
初心者にとってはとてもありがたいですね。
少額から始められるので、FXの世界に少しずつ慣れていけるでしょう。
また、最低取引単位が小さいというのは、取引の自由度が高いというメリットもあります。
自分の投資スタイルに合わせて、自由に取引ができるのです。
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関連記事:松井証券FXの評判・口コミを調査!100円から少額投資できて初心者におすすめ
FXのやり方・始め方!【初心者向け】
それでは早速、FXのやり方・始め方を、初心者向けに解説していきます。
特段難しいことはないですから、実際に行動しつつ参考にしてくださいね。
- FX会社を選ぶ
- 口座を開設する
- 資金を入金する
- 取引する通貨ペアを選ぶ
- 取引
- 決済
STEP1:FX会社を選ぶ
FX取引をするには、FX会社で口座開設をする必要があります。
申し込みはFX会社の公式サイトで完結させることが可能です。
「申し込みから最短即日で取引をスタートできる」と書かれているFX会社も多いですが、申し込みの後には審査があり、実際には数日~1週間程度かかることもあります。
審査に通ると、FX会社からログインID・パスワードが書かれた口座開設完了通知が簡易書留で届くという流れです。
FX会社は多数存在しますから、自分に合ったものを選ぶのにも一苦労。
迷ったら1通貨単位から少額投資できるMATSUI FXや、特に人気が高いFX大手のDMM FX・GMOクリック証券などがおすすめです。
後ほど、FX会社の選び方のコツをまとめているので、参考にしてください。
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関連記事:GMOクリック証券の評判・口コミまとめ!人気のFXや手数料についても紹介
STEP2:口座を開設する
まずは口座開設したいFX会社の公式サイトにアクセスします。
「口座開設はこちら」というボタンがあるので、そこから画面の指示に従って、氏名や住所などの必要な情報を入力していきましょう。
必要書類として本人確認書類とマイナンバー書類が必要になります。
事前に用意しておくとスムーズにやり取りできますね。
口座開設の流れ
口座開設の流れは以下の通り。
- 申し込みフォームで必要事項の記入
- 本人確認書類提出
- 審査
- 簡易書留でログインID・パスワードが届く
入力は最短5分程度で済みます。
本人確認書類一覧
本人確認書類として使えるのは、次のようなものです。
- 運転免許証
- 各種健康保険証
- パスポート
- 在留カード
- 住民基本台帳カード
- 印鑑登録証明書
- 住民票の写し
- 個人番号カード など
書類はスマホで撮影してWEBからアップロードできるFX会社が多く、便利ですよ。
STEP3:資金を入金する
口座開設が完了すると、ログインID・パスワードが書かれた口座開設完了通知が、簡易書留で届きます。
受け取り次第、FX会社の取引ページにログイン可能です。
パソコンの公式サイトや、スマホアプリからログインしてください。
ログインができたら、取引をするために、口座に資金を入金しましょう。
FX口座への入金方法
FX口座に入金する方法は、「口座振替」と「クイック入金」の2種類あります。
「口座振替」は、銀行の窓口やATMから振り込むタイプ、つまり普通の銀行振込です。
基本的にどの銀行からでも入金ができますが、口座に入金内容が反映されるまでにややタイムラグがある傾向です。
「クイック入金」は、入金が瞬時にFX口座へ反映される方法。
取引チャンスを逃す心配が減りますね。
基本的にはクイック入金がおすすめですが、クイック入金に対応していない金融機関も多いです。
どの銀行からクイック入金ができるかは、FX会社によって異なります。
入金手数料はかかる?
入金手数料はFX会社によって異なりますが、クイック入金なら、基本的に手数料が無料です。
口座振替で入金する場合は、振込元の金融機関で手数料が発生します。
クイック入金に対応している銀行口座を持っているなら、クイック入金がおすすめです。
何円入金すればいい?
最初はできるだけ少額投資からスタートして、低いリスクで取り組んでいくことをおすすめします。
とはいえ必要証拠金ギリギリの額しか入金していないと、少しレートが下がっただけで簡単にロスカットされてしまうので、余裕をもって多めに入金しておくことが大切です!
STEP4:取引する通貨ペアを選ぶ
通貨ペアとは、取引する2国の通貨を指します。
例えば米ドルと日本円なら「米ドル/円」、ユーロと米ドルなら「ユーロ/米ドル」といった具合です。
他にも「メキシコペソ/円」や「豪ドル/ニュージーランドドル」などさまざまな通貨ペアが存在します。
FX会社によって扱う通貨ペアの種類は異なりますから、自分の目的の通貨ペアがあるかどうかは確認しておくと良いでしょう。
通貨ペアの見方
「米ドル/円」という表記の場合、米ドルを買うために円を使う、といった関係を表しています。
左側が「基軸通貨」、右側が「決済通貨」です。
例えば「米ドル/円」が100円なら、1ドル買うために100円かかるわけですね。
初心者におすすめの通貨ペアは?
- 米ドル/円
- ユーロ/米ドル
- ユーロ/円
FX初心者はいきなりハイリスク・ハイリターンな通貨ペアから始めるのではなく、リスクを抑えながら取引できる通貨ペアを選ぶのがおすすめです。
取引量が多く、流動性が高い通貨ペアの中から、値動きが安定しているものを選ぶといいでしょう。
この条件に当てはまるのが、上記3つの通貨ペアです。
中でも米ドル/円は、日本で最も人気のある通貨ペア。
値動きが穏やかな分、売買による利益が出しにくい場合もありますが、情報を得やすい・スプレッドが狭く低コストで取引できるといったメリットがあります。
迷ったらまずは米ドル/円から始めてみるのもおすすめです。
なおユーロ/米ドルは、世界で取引量が1位の通貨ペアとなっています。
関連記事:FX初心者におすすめの通貨ペアはどれ?定番人気ペアの特徴や違いを解説
STEP5:注文方法を選ぶ
口座と証拠金を用意して、通貨ペアを決めたらいよいよ取引です。
注文方法を選び、通貨ペアを選んで取引金額を入力、売りか買いを選べば取引成立です。
詳しく解説していきます。
注文方法は3つ
- 成行注文
- 指値注文
- 逆指値注文
FXでは上記3種類の注文方法が基本です。
「成行注文」は現在の為替レートで注文する方法で、今すぐ売る・買う時に選びます。
「指値注文」は取引価格を指定して、為替レートがその値になれば取引する注文方法です。
もちろん為替レートが指定した値にならなければいつまでたっても取引は成立しません。
「逆指値注文」は、 「価格が上昇し、指定した価格以上になれば買い」「価格が下落し、指定した価格以下になれば売り」とする注文方法です。
なんだか難しく感じられると思いますが、初心者はまず、成行注文や指値注文から慣れていきましょう。
STEP6:売るか買うか選ぶ
FXの世界では、「買いから入る」ことと「売りから入る」ことができます。
これはとても大切なポイントです。
ドル円の場合
- 買いから入る…安く買って高く売る。ドルが上がれば利益、ドルが下がれば損失。
- 売りから入る…高く売って安く買い戻す。ドルが上がれば損失、ドルが下がれば利益。
買いから入る場合
まず、「買いから入る」ことを考えてみましょう。
買い注文は、自分がその通貨が将来的に価値が上がると予想しているときに行います。
たとえば、1ドルが100円で買えるときに、ドルが高くなると予想してドルを買いました。
その後、予想通りに1ドルが110円になったとします。
それまで100円で買ったドルを、110円で売ることができますよね。
これで10円の利益が出るわけです。
売りから入る場合
次に、「売りから入る」について見てみましょう。
これはちょっと奇妙に思えるかもしれませんが、FXでは可能なのです。
売りから入るとは、自分がその通貨が将来的に価値が下がると予想しているときに行います。
たとえば、1ドルが100円の時に、ドルが安くなると予想してドルを売りました。
その後、予想通りに1ドルが安くなり、90円になったとします。
最初に100円で高く売ったドルを、後で90円で安く買い戻すことができるので、10円の利益が出ますよね。
このように、「買いから入る」か「売りから入る」かで、利益の出し方が変わります。
それぞれの戦略は、自分が通貨の価値がどう動くと予想しているかによって使い分けましょう。
「順張り」と「逆張り」
FXでは、価格が上昇の流れになっていることもあれば、下落の流れになっていることもあります。
相場の流れに従って「価格が上昇傾向だから買い、下落傾向だから売り」のポジション(未決済の通貨ペア)を持つ方法は、「順張り」です。
いっぽう相場の流れとは逆方向に振れることを期待してポジションを保有する方法は、「逆張り」と呼ばれます。
日本人は逆張り好きの傾向があると言われていますが、初心者はまず素直なやり方である順張りから始めるのがおすすめですよ。
STEP7:取引数量を決めて注文を確定する
あとは、その他の注文情報を設定して、注文を確定させます。
ここで入力するのは、取引数量や許容スリッページです。
取引数量の入力
FX取引では、取引数量を指定して注文を出します。
たとえば「ドルを100万円分買いたい」と金額指定をするのではなく、「10,000ドル分を円で買う」と数量を指定するやり方です。
1回あたり何通貨単位で注文できるかは、FX会社によって決まっており、これを「取引単位」といいます。
1通貨単位で取引できるFX会社なら、1ドル単位で注文可能ですが、1万通貨単位のFX会社では最低でも1回1万ドルの取引が必要です。
売買したい取引数量を入力すると、何円分の注文になるか表示されます。
Lot(ロット)とは?
取引数量の入力を「Lot数」でおこなう場合もあります。
Lot数とは、1,000通貨や10,000通貨といった、取引単位のことです。
たとえばA社では1Lot1,000通貨、B社では1Lot10,000通貨ということがあります。
許容スリッページとは?
FXの許容スリッページとは、注文した価格と実際に約定した価格のズレを、どこまで許容するかです。
為替相場は常に動いているので、相場が大きく変動した際に、スリッページが発生することもあります。
スリッページが発生すると、利益が減ったり、損失が拡大したりする可能性があります。
許容スリッページを設定することで、スリッページによる損失を抑えることができますよ。
許容スリッページを0に設定しておけば、リスクを回避できるので、よく分からないという初心者の方は「0」にしておきましょう。
STEP8:決済
損益を確定させる注文を、決済注文といいます。
FXの取引では、この決済注文を出さないかぎり損益が確定しません。
どのタイミングで決済するかで、利益を得るか損失を被るかが決まります。
相場が上昇しているタイミングで売りの決済注文をすれば利益が発生しますが、相場が下落しているタイミングで売りの決済注文をすれば損失が発生するわけです。
慎重にタイミングを見極めるようにしましょう。
関連記事:不労所得で月50万円を目指そう!サラリーマンも不可能じゃない【実績紹介】
FXの稼ぎ方|トレードスタイルを決めよう
ここまでFXの始め方について解説しました。
ただここまで見ただけだと、FXでどのように稼げばいいのかわかりませんよね。
FXにはデイトレードやスイングトレードなど、さまざまなトレードスタイルがあります。
ここではFXのトレードスタイルを紹介するので、自分にはどんなやり方が合っていそうか、考えてみてください。
FXの取引手法
取引手法 | 利益の上げ方 | 取引の間隔 | 重要なポイント |
---|---|---|---|
スキャルピング・デイトレード | 為替差益 | 数分 ~ 数時間 | スプレッド(手数料)、損切り |
スイングトレード | 為替差益 | 数日 ~ 数ヶ月 | スワップポイント、証拠金維持率 |
スワップ投資 (長期投資) | スワップポイント | 数ヶ月 ~ 数年 | スワップポイント、証拠金維持率 |
自動売買 | 為替差益 | 基本放置 | 自動売買のロジック、証拠金維持率 |
トレードスタイルによっては、選ぶべきFX口座も変わってくることでしょう。
それぞれの投資スタイルについてご紹介していきます。
スキャルピング・デイトレード
スキャルピングは、秒単位・分単位の短いスパンで売買を繰り返し、細かな為替差益を積み重ねていくスタイルです。
たとえばドル円を110円で買い、120円になったら売って、10円分儲ける…ということを繰り返します。
一方デイトレードとは、一日のうちに買いと売りの取引を完了させるトレーディング手法のこと。
為替差益を積み重ねていくスタイルである点は、スキャルピングと同じです。
スキャルピングやデイトレードでは、その日のうちに取引を完結させるので、ポジションを翌日に持ち越すことで生じるリスクを避けることができます。
市場は常に動いているので、トレードできない就寝中に何か大きなニュースが出て、価格が大きく動くことも。
スキャルピングやデイトレードでは、このようなリスクを避けられます。
「1日2時間」のように時間を決めて、短時間で勝負できるので、本業が忙しい人にも適しているトレードスタイルです。
スキャルピング・デイトレードでは、市場の動向を素早くキャッチし、すぐに判断することが求められます。
また、取引の回数が多くなるので、取引手数料がかさみやすいです。
そのためスキャルピングやデイトレードをするなら、1回の取引ごとにかかるコストである「スプレッド」が狭いFX会社がおすすめですよ。
スイングトレード
スイングトレードとは、数日から数週間といった中期的な視点で取引をするトレーディング手法のことです。
FXでは相場の流れのことを「トレンド」といいます。
細かな上下はあっても上昇の流れなら「上昇トレンド」、下落していく流れなら「下落トレンド」ですね。
相場に方向感がなく、トレンドが発生していないときは、「レンジ相場」「ボックス相場」などと呼びます。
スイングトレードは、このトレンドの流れを中期的な視点で先読みして、その方向へ順張りすることでより大きな値幅を狙いに行くスタイルです。
短期的な値動きはあまり関係がなく、頻繁にチャートへ張り付く必要はありません。
ただしスイングトレードでは、損切りの水準がやや広めになる傾向があります。
スワップ投資(長期投資)
FXで長期投資をするときは、スワップポイントによる利益を狙います。
スワップポイントとは、2つの通貨を交換する際に生じる金利差調整分のことです。
低金利の国の通貨を売って、高金利の国の通貨を買った場合、ポジションを保有し続けている間はその金利差分をスワップとして受け取ることができます。
しかしスワップポイントは日々変動するため、必ずしも利益を得られるとは限りません。
同じ通貨ペアでもスワップポイントはFX会社によって異なるため、スワップ投資をするなら、スワップ水準が高いFX会社を選ぶのがおすすめです。
またスワップ運用では、ロスカットされて強制退出になるのが一番のリスクといえます。
そのためFX口座へ多めに入金しておきましょう。
自動売買
FXの自動売買とは、あらかじめ設定した取引ルールに従って、コンピュータが自動で取引を行う方法のことです。
プログラムがルールに基づいて取引をするので、人間が感情に左右されることなく、冷静な判断で取引を行えるというメリットがあります。
自動売買には外為オンラインの「iサイクル2注文」やインヴァスト証券の「トライオートFX」といった、さまざまな種類があり、取引ルールはトレーダー自身が設定するものもあれば既存の設定から選ぶだけのものもあります。
また自動売買なら、24時間取引が可能なFX市場で、昼夜問わず取引を行えます。
寝ている間や仕事中でも、自動的に取引をおこなってくれるので、手動でおこなう「裁量取引」より効率的です。
しかし注意点としては、自動売買は設定したルール通りにしか動かないため、市場状況の急変に対応しきれないことがあります。
また、プログラム自体の設定や管理には知識が必要となることもあるので、「FXの知識がまったくなくても、自動売買なら簡単に誰でも稼げる」とは思わないほうが賢明です。
FX初心者が稼ぐためのコツ
ここからは、FX初心者が稼ぐためのコツを解説します。
具体的には以下の通りです。
- 価格の変動が落ち着いているメジャー通貨を選ぶ
- レバレッジをかけすぎない
- 決めておいた損切りのルールを守る
これらについてそれぞれ解説します。
価格の変動が落ち着いているメジャー通貨を選ぶ
通貨ペアは米ドル/円やユーロ/円のように、色々ありますよね。
初心者は米ドル/円のような、取引量が多く価格の変動が落ち着いている通貨ペアを選ぶのがおすすめです。
頻繁に取引されている流動性が高い通貨ペアは、「メジャー通貨」と呼ばれます。
メジャー通貨は価格の変動が落ち着いている傾向ですが、中には英ポンド/米ドルや英ポンド/円のような、比較的価格変動が激しいメジャー通貨も。
価格の変動幅が大きい通貨ペアは大きな利益を狙える一方で、リスクが大きくなってしまいます。
初心者のうちは、米ドル/円やユーロ/米ドルから始めるのがおすすめです。
マイナー通貨(新興国通貨)は初心者に不向き?
マイナー通貨と呼ばれる取引量が少ない通貨ペアは、価格の変動幅が大きい傾向にあります。
流動性が低い分、取引コストであるスプレッドも広く設定されている傾向が。
たとえば下記のようなマイナー通貨はボラティリティが高く、流動性が低いので、初心者に不向きです
- トルコリラ/円
- メキシコペソ/円
- 南アフリカランド/円
- ポーランドズロチ/円
- ノルウェー・クローネ/円
- スウェーデン・クローナ/円
レバレッジをかけすぎない
FXにはレバレッジという、自己資金以上に投資をおこなえるシステムがあります。
手元にある金額よりも大きい金額を動かせるようになるため、一見メリットが大きいように思えますよね。
しかしレバレッジをかけるということは、利益が大きくなりやすい分、損失も大きくなりやすいということ。
利益を出したいがためにリスクを背負うことはおすすめできないので、初心者は低いレバレッジから始めましょう。
決めておいた損切りのルールを守る
初心者にとって損切は難しいかもしれませんが、FXで儲けを出したいのであれば、損切りラインをしっかりと設定しておく必要があります。
FXの損切りラインとは、購入した通貨の価格がどこまで下落したら損失を確定させるか、あらかじめ決めておくことです。
損失をそれ以上拡大させないために重要となります。
損切りルールをあらかじめ決めておいても、実際の取引では感情が絡むため、きちんと損切りするのは意外と難しいものです。
新規エントリーのときに、損切りの注文をあらかじめ入れておくと、感情に振り回されない取引が可能となります。
関連記事:FXのスキャルピングにおすすめな通貨ペア3選!狙い目の時間帯も紹介
初心者におすすめのFX口座8選
どこでFXを始めればいいのかわからない初心者の方のために、オススメのFX口座を7つ厳選してご紹介します。
それぞれ異なる強みを持っていますから、気になるFX口座を開設してみてくださいね。
また1つに絞らなければならないわけではありません。
いくつか比べながら使っていくのも1つの手ですよ。
- DMM FX
- MATSUI FX
- GMOクリック証券
- セントラル短資FX
- インヴァスト証券「トライオートFX」
- アイネット証券「ループイフダン」
- マネースクエア「トラリピ」
- LIGHTFX
①DMM FX
総合評価 | |
---|---|
口座数 | 80万口座以上 |
取引単位 | 10,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | 米ドル/円:24円/日 メキシコペソ/円:24円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ポンド/円:1.0銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 21通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短当日 |
DMMFXは、最短1時間で取引がスタートできるところが魅力的です。
FX口座数は80万口座を突破しており、今すぐにでも始めたい方におすすめ。
全ての操作がスマホで完結するため、使いやすさも抜群です。
初心者でもわかりやすい操作感で、その日のうちに取引が行えます。
また最大200,000円のキャッシュバックキャンペーンがあるのも見逃せません。
各種手数料も無料ですから、安心してFX取引ができますよ。
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②GMOクリック証券
総合評価 | |
---|---|
口座数 | 734,140口座 |
取引単位 | 10,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | 南アフリカランド/円:85円/日 メキシコペソ/円:63円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 20通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短当日 |
安心感を求めるなら、FX取引高世界第1位のGMOクリック証券がオススメです。
スマホで「スピード本人確認」をすれば、最短当日から取引可能です。
スプレッドは業界最小水準、各種手数料も0円です。
取引コストの安さは利益にも直結してきますから、無視できない問題ですね。
スワップポイントが高水準なのも嬉しいポイント。
新規口座開設特典として、今なら最大30万円キャッシュバックしてもらえますよ。
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③MATSUI FX
総合評価 | |
---|---|
口座数 | 121,155口座 |
取引単位 | 1通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | トルコリラ/円:28円/日 メキシコペソ/円:220円/日 南アフリカランド/円:110円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 20通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短即日 |
サポート | 月~金7:00-24:00 |
MATSUI FXは、1通貨単位から取引できるので、低リスクであることを重視したい初心者におすすめです。
1,000通貨単位・1万通貨単位のFX会社と比較して、少額からFXを始められます。
またスプレッドが狭い点も魅力です。
さらにスマホアプリで表示できるテクニカル指標がかなり豊富なので、「スマホからでも深いチャート分析がしたい!」という方にも合っています。
初心者向けの解説記事や動画も豊富なので、FXを身近に感じられるでしょう。
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関連記事:松井証券FXの評判・口コミを調査!100円から少額投資できて初心者におすすめ
④セントラル短資FX
総合評価 | |
---|---|
口座数 | 201,606口座 |
取引単位 | 1,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | 南アランド/円:40円/日 メキシコペソ/円:77円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 英ポンド/円:0.6銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 25通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短翌日 |
少額投資ならセントラル短資FXがオススメです。
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関連記事:セントラル短資FXのメリット・デメリット完全ガイド!評価・口コミも徹底的にまとめました
⑤インヴァスト証券「トライオートFX」
総合評価 | |
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口座数 | 430,694口座 |
取引単位 | 1,000通貨 |
取引手数料 | 1万通貨未満:片道20円 |
スワップポイント | 米ドル/円:36円/日 南アランド/円:36円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.3銭 豪ドル/円:0.6銭 ユーロ/円:0.5銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 17通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短当日 |
初心者にオススメしたいFXとして、自動売買FXがあります。
インヴァスト証券の「トライオートFX」は、最短当日から取引できるスピード感のあるFX口座。
12戦中9勝という高い勝率を誇る自動売買が魅力的です。
最初に選べばあとは放置しているだけで自動で売買をしてくれるのですから、忙しい方も大助かりですね。
もちろん上級者向けの自動売買「ビルダー機能」も用意されています。
自分だけの自動売買を作れば、さらに効率よくFXが楽しめますよ。
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関連記事:【実績公開】トライオートFXのメリット・デメリット・評判を徹底解説!
⑥アイネット証券「ループイフダン」
総合評価 | |
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口座数 | 9万口座以上 |
取引単位 | 1,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | 米ドル/円:8円/日 南アランド/円:106円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:2.0銭 豪ドル/円:4.0銭 ユーロ/円:3.0銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 24通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短2日後 |
アイネット証券のFX自動売買「ループイフダン」は、資産平均27%アップという実績を誇ります。
自動売買のメリットは、難しい知識を知らなくても運用ができる点。
24時間自動で取引してくれるため、仕事で忙しい方も安心です。
ややスプレッドは高めですが、その分スワップポイントが強いといえます。
自分で売買する回数よりも、圧倒的な売買回数で着実に利益を積み重ねていきましょう。
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関連記事:ループイフダンの必要資金はいくらから?初心者向にゼロから解説!
⑦マネースクエア「トラリピ」
総合評価 | |
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口座数 | – |
取引単位 | 1,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | 米ドル/円:1円/日 メキシコペソ/円:2円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:3.4銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 14通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短当日 |
トラリピは、トラップリピートイフダンの略称です。
マネースクエアの特許であり、自動売買の手法の1つ。
簡単に説明すると、広範囲で自動売買をいくつも設定し、より小さな利益を積み重ねていく方法です。
自動売買で難しいのは、どう設定するかという問題。
いくらになったら売りにするか、いくらになったら買いにするのか…。
初心者が決めるには難しいこの問題、トラリピならかなり幅広い範囲で設定して、リピート機能によって24時間利益を狙い続けることができるのです。
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関連記事:トラリピのメリット・デメリット・評判まで完全ガイド!設定と戦略まで超詳しく解説
⑧LIGHTFX
総合評価 | |
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口座数 | 4万口座以上 |
取引単位 | 1,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | 南アランド/円:91円/日 メキシコペソ/円:81円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 英ポンド/円:0.9銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 29通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短翌日 |
LIGHTFXは、スプレッドとスワップポイントに強いFX口座です。
南アフリカランド/円では10Lotあたり91円、メキシコペソ/円では10Lotあたり81円とかなり高い水準となっています。
初回入金額に制限がないのも嬉しいポイント。
自分の好きな金額から始められるため、少額投資にも向いています。
ツールも、PC・スマホともに高機能なものが揃っていますよ。
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初心者におすすめなFX会社の選び方
ここまで複数のFX会社を紹介しました。
どれもおすすめのFX会社ではありますが、結論どれを選べばいいのかわからないという方もいますよね。
そこでここからは、FX会社を選ぶ基準について紹介します。
具体的には以下の基準を参考にしてみてくださいね。
- スプレッドの狭さ
- スワップポイントの高さ
- 取引ツールの使用感
- 最小取引単位
- 通貨ペアの量
これらについてそれぞれ解説します。
スプレッドの狭さ
スプレッドの狭さは非常に重要です。
そもそもスプレッドとは、通貨ペアに設定されている為替レートのことです。
簡単に言ってしまえば、取引をするのに必要な手数料にあたりますね。
手数料は低ければ低いほどいいので、スプレッドも狭いものを選ぶのがおすすめ。
米ドル/円でいえば、0.2銭が最狭なので、0.2銭のFX口座を開設するのがいいですね。
スワップポイントの高さ
スワップポイントが高ければ、スワップポイント投資ができるようになります。
スワップポイントとは金利差分のことで、2か国間にある金利による利益がもらえることです。
つまり、スワップポイントが高ければ毎日数円ずつもらえるということ。
ただしスワップポイントを得るためには、ポジションを保有し続ける必要があるため、デイトレードをしたい方には関係がありません。
ある程度長期保有を検討しているのであれば、スワップポイントが高いFX会社を選んでみてくださいね。
取引ツールの使用感
FX会社によって使用する取引ツールが異なります。
それぞれ特徴や使い勝手が違うので、いろいろなFX口座の取引ツールを使ってみるのがおすすめです。
口座開設自体は全て無料なので、いろいろなFX口座を開設してみて取引ツールを触ってみるのもいいですね!
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最小取引単位
最小取引単位とは、いくらから投資を始められるかという単位です。
基本的に10,000通貨もしくは1,000通貨から投資できるFX口座が多いですね。
ただ1通貨から投資を始められる口座もあるので、自己資金が少ないのであれば1通貨から投資できるFX口座を選ぶのがおすすめです!
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通貨ペアの量
通貨ペアの量=取引できる対象が多いということになるので、幅広く挑戦したいと思っている方におすすめです。
逆に米ドル/円やユーロ/円しか投資する予定がないのであれば、通貨ペアの量は関係ありません。
自分の投資方法によって、通貨ペアの量を確認しましょう。
初心者向けのサービスの有無
まずはとにかく始めてみたい、ということであれば初心者向けのサービスが充実しているFX会社がオススメです。
電話でのサポートや、LINEでもサポートしてくれるFX会社など、手厚さで探してみましょう。
どんな風に取り引きをしたいのか、具体的に考えれば考えるほど選ぶべきFX会社が見えてきますよ。
キャンペーンの魅力度
多くのFX会社では、口座開設時など初心者向けのキャンペーンが展開されています。
キャッシュバックのキャンペーンも多いですから、比較検討してみましょう。
条件を満たさなければならない場合は、自分がその条件を達成できそうか考えてみてください。
いくら魅力的なキャンペーンでも、実際に特典を受け取れなければ意味はありませんよね。
情報コンテンツの量
FX会社によっては、情報コンテンツを用意しているところもあります。
初心者向けの情報コンテンツが充実しているかも見ておきたいポイント。
もちろんFXの勉強は、本やWEBがあればできますから、さまざまな方法で情報を吸収していくようにしましょう。
とはいえ、すぐに触れられる情報コンテンツがFX会社にたくさんあればありがたいですよね。
FXのレバレッジとは?レバレッジをかけるメリット・デメリットも解説
FX初心者が失敗しないためのポイント
なんとなく始めるよりも、きちんと考えながら始めたほうが上手くいく可能性は高いです。
FXは損をしてしまうリスクもあるのが現実。
やらなきゃよかった…なんてことにならないように、注意しておきたいポイントを確認しておきましょう。
- 基礎用語を学ぶ
- 投資のスタイルを決めておく
- 証拠金は多めに用意する
- 損切りラインを決めておく
- 少額で始める
- レバレッジは低く
- 分析方法を知る
- デモトレードで練習
基礎用語を学ぶ
FXを始めるのであれば、基礎用語について知っておくべきです。
FXで稼ぎたいと考えている場合、いろいろな書籍やサイトを参考にして、投資方法を学んでいくことになります。
そこで出てくる用語がわからないと、都度しらべることになるので効率的ではありません。
そのため、できるだけ基礎用語を学んでおくことがおすすめです!
具体的に学んでおくべき用語をまとめておいたので、参考にしてください。
用語 | 意味 |
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レバレッジ | 実際に元手になる資金よりも多くの金額を取引できる手法のこと。最大で25倍のレバレッジを掛けられる。 |
スプレッド | 通貨を買う際の価格(買値)とその通貨を売る際の価格(売値)の差額のこと。 |
スワップポイント | 2国間の金利差のこと。毎日金利がもらえるイメージ。 |
ロスカット | 保有するポジションが特定の損失レベルに到達した時点で、そのポジションが自動的に清算される仕組み |
pips(ピップス) | 値動きの最小単位のこと。 |
もちろんこれ以外にも多くの用語があるので、実際にトレードを始める前に用語を学んでみてくださいね。
証拠金は多めに用意する
FX取引で意識しておきたいのが、ロスカットの可能性です。
ロスカットとは、ある程度の損失が発生しているときに、損失が大きくなりすぎる前に強制的に取り引きが終了するシステムのこと。
まだ今後上がるかも…と待っていたい場合でも、ロスカットにより結果がマイナスで確定してしまう可能性があるのです。
ロスカットは、証拠金の多さによって行われるかどうかが決まります。
損失に耐え切れないと判断されればロスカットされてしまうわけですね。
ロスカットを防ぐためにも、証拠金を多めに用意しておきましょう。
レバレッジにも要注意
FXのメリットの一つに、少ない資金でも高額の取引ができるレバレッジが挙げられます。
しかし損失も大きくなる可能性があるため、レバレッジをかけすぎてしまうとちょっとした損失でもすぐにロスカットが発生してしまう可能性が。
無茶な取引はしないようにしてくださいね。
損切りラインを決めておく
FX取引では、利益と損失をどれくらいで確定させるか見極めることがカギを握ります。
特に損失を確定させることは初心者にとっては難しい判断です。
損切りラインとは、まだ確定していない損失を「この水準に達したら決済する」と決めているラインのことです。
自動的に行われるロスカットのように、自分でもある程度ルールを決めて取引を行うわけですね。
FXの相場は激しく上下しています。
ある程度の振れ幅を予測しつつ、最低ラインを決めておくことで損失が大きくなりすぎることを防ぎましょう。
まだいける…と我慢しすぎて決済のタイミングを見失い、後戻りできなくなってしまうのは初心者あるあるです。
きっちり損切りができるようにしておいてくださいね。
関連記事:不労所得で月10万円達成する方法!注意点とコツもご紹介【初心者必見】
少額で始める
大きな損失を避けるためにも、少額から始めるようにしましょう。
特に初心者の場合、最初は失敗がつきものです。
大きな金額でいきなりチャレンジしてしまえば。取り返しがつかなくなってしまう可能性も。
少ない金額で取り組むため利益も小さくはなりますが、はじめは勉強だと思って取り組むようにしましょう。
レバレッジは低く
FXの魅力に「レバレッジ効果」があります。
最大25倍のお金で取引できるというものですが、大きな利益を狙える反面リスクも大きいです。
初心者のうちにいきなり高いレバレッジで挑めば、大きな損失を抱えかねません。
まずはリスクを小さくすること優先で、レバレッジも低くして取引するようにしてくださいね。
分析方法を知る
FXで利益を出すためには、相場がどのように動くか予想する必要がありますよね。
その予想を立てるための手法として、「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」があります。
- テクニカル分析
- ファンダメンタルズ分析
それぞれの分析を活用すれば、なんとなく勝つのではなく、きちんと根拠のある勝ちを得られます。
勝ち続けるためには、「勝つ方法」や「負ける要因」を知らなければなりません。
分析方法も勉強しておきたいですね。
テクニカル分析とは
テクニカル分析は、過去の値動きやパターンを分析して、今後の値動きを予測する方法です。
為替相場では同じようなパターンが繰り返されることが多いため、過去の動きを見てこれから何が起こるか予想しようというわけです。
一般的には、チャートにさまざまなテクニカル指標を表示させて分析します。
ファンダメンタルズ分析とは
一方、ファンダメンタルズ分析は、世界の経済状況や政治の動きなど、為替の価格に影響を与えるさまざまな要素を考える方法です。
例えば、アメリカの失業率が下がったというニュースがあったら、それはアメリカの経済が良くなっている証拠かもしれません。
その結果、ドルの価値が上がるかもしれないと予測するのがファンダメンタルズ分析です。
短期より中長期向けの分析方法となります。
デモトレードで練習
FX会社の中には、デモ口座が用意されているところもあります。
デモトレードでは、実際の資金を使わずに本番同様の取引が行えます。
いきなりお金を使うのが不安な方は、まずデモトレードで練習してみましょう。
取引ツールの使いやすさもわかりますから、デモ口座を駆使してFX会社を比較するのもおすすめです。
関連記事:AI外貨予測とは?的中率が高いと評判のauじぶん銀行のアプリを解説
初心者必見!FXのやり方に関してよくある質問
FXの初心者向けQ&Aをまとめました。
これから始める方にとって、FXは未知の領域です。
できるだけ知識を蓄えてからチャレンジしてくださいね。
Q.FXという言葉の意味は?
FXは「Foreign eXchange」の略語です。
日本語で言えば、「外国為替証拠金取引」。
なんだか難しい言葉が並んでいますね。
カンタンに言ってしまえば、外貨を取引して利益を得ることが目的の金融商品がFXです。
「外国為替」が国境を越えて通貨の交換をすることを意味します。
続いて「証拠金取引」とは、担保となる現金を元に取引を行うということです。
Q.FXは何から始めるべき?
A.デイトレードがオススメです。
まずは少額で短期的に投資をして、とにかく経験を積んでいくとよいでしょう。
いきなり利益を生み出せるわけではありません。
どうすれば上手くいくのかを把握して、そのトレードを再現していくことこそが成功への道です。
自動売買も忙しい初心者にはオススメ。
トレードする暇はないけれど取り組みたい…、そんな時は自動売買を試してみてくださいね。
Q.どこで口座開設すべき?
A.初心者の方なら、GMOクリック証券やDMMFXといった総合力のあるFX会社がオススメです。
専門性の高いFX会社で口座開設をすると、使わない機能がほとんどで結局やらなくなってしまう可能性があります。
選択肢が多い総合力の高いFX会社なら、色々な方法を試しながら投資のスタイルを模索していけるのです。
初心者のうちは経験を積むことが何より大事。
専門的な知識がある程度ついてきたら、より自分に合ったFX口座を探すようにしましょう。
Q.FXの利益は確定申告が必要?
A.FXによる所得が20万円以上であれば、確定申告が必要です。
また年間収入が2000万円以上、給与を2カ所以上からもらっている方も確定申告をしなくてはなりません。
確定申告をしなければ、脱税行為として本来よりも多額の税金を支払わなければならないことになってしまいます。
利益がでたら確定申告のことを考えておきましょう。
またFXのトータル収支がマイナス、損失が多い場合も確定申告するのがオススメです。
繰越控除や損益通算といった制度で、支払う税金を減らせる可能性があります。
数十万円の差額になることもありますから、気になる方は要チェックですよ。
Q.FXは怖いもの?
A.投資のやり方次第でリスクの大きさは異なるため、怖いものであるとも怖くないものであるともいえます。
レバレッジを効かせればハイリスクになるため、結果によっては怖いものになってしまうでしょう。
しかし担保を沢山用意しておけば、リスクは小さくできます。
無茶な取引は自分の首を絞めるため、初心者のうちは手を出さないのが賢明です。
Q.スワップポイントって何?
A.2国間の金利差のことをいいます。
低金利通貨を売って高金利通貨を買うことで、金利差を利益として受け取れるのです。
例えばトルコの通貨は、政策金利18.0%です。
一方日本の政策金利は-0.1%。
18.1%もの金利差がありますね。
金利差による利益は小さいものの、毎日発生するためコツコツと積み上げていくのが醍醐味です。
とはいえ、逆に高い金利通貨を売って低い金利通貨を買えば、逆にスワップポイントを支払わなければならない事態にもなりえます。
FX会社ごとに取引する銀行が違うため、銀行の設定金利によってスワップポイントも変わります。
Q.スプレッドって何?
A.スプレッドとは、買値と売値の差額のことをいいます。
基本的に売値より買値のほうが高く、買ってすぐに売ったとしても利益は発生しません。
売値が買値よりも高くなるタイミングを狙う必要があるわけです。
つまり、買値と売値の差が狭いほうが利益を狙いやすいといえます。
だからこそ、FX会社はスプレッドの差が狭いことを売り文句にしているわけですね。
Q.お金を使わずに体験できたりはしないの?
A.FX会社の中には、デモ口座を用意しているところもあります。
仮想の通貨で本番同様のFX取引を行えます。
取引ツールの使い心地も確かめられるため、いきなりお金を使うのはちょっと…という方はデモ口座を開設しましょう。
まずはどんなふうに取引が進んでいくのかを実感し、ツールも使いやすいと感じたら口座開設をすればいいのです。
ダメなら他のFX会社のデモ口座を試してみましょう。
全てのFX会社がデモ口座を用意しているわけではありませんから、あるかどうかは確認してみてくださいね。
Q.学生でもFXを始められる?
A.満18歳以上であればFX口座を開設して、実際に投資を始められるようになっています。
ただし高校生の場合には、「SBI FXトレード」のみ口座開設が可能です。
「SBI FXトレード」は数百円から取引ができるFX口座なので、高校生でFXをやってみたいと思っている方にもおすすめです!
また満20歳未満の方がFX口座を開設する場合には、下記の2つを提出する必要があります。
- 満20歳未満の取引者における取引同意書
- 代理人(親権者など)の本人確認書類
親権者からの同意を得られない場合には、満20歳を超えてからのトレードがおすすめです。
Q.主婦におすすめのやり方は?
A.生活スタイルに合わせたトレード手法を選ぶのがおすすめです。
例えば、午前中にトレードの時間を取れるのであれば、為替相場が動きやすい午前9時から10時頃に絞って研究をするなどですね。
毎日コツコツ積み重ねることで、FXを長期間続けるサポートになりますよ。
生活リズムに合わせて、自分に合ったトレードスタイルを見つけるのがおすすめです。
Q.スマホだけでFXを始める方法はある?
A.FXアプリはほとんどのFX会社が用意しているので、スマホだけでトレードを始めることは簡単です。
ただし大きいモニターがあった方が、分析には向いています。
勉強を一からしたいのであれば、パソコンでのトレードをおすすめします。
また今のFXアプリは機能が豊富で、全く問題なくトレードをしてできるようになっています。
自分のスタイルに合わせて、利用するアプリを選んでみてくださいね。
関連記事:【初心者必見】おすすめ資産運用5選!少額から始められる方法をご紹介
まとめ:FX初心者のやり方は少額短期で
初心者なら、FXは少額かつ短期的に取り組むのがオススメ。
失敗した時のリスクを低くするために少額で、経験を積むために短期での取引を積み重ねていきましょう。
長期で高額の利益を狙おうとしても、初心者にはなかなか出来ることではありません。
今回オススメしたFX口座のなかから好きなものを開設し、さっそくFX取引を始めましょう。
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