今回はイギリス株(FTSE100)に投資する方法について解説します。
本記事でわかること:
- イギリス株に投資する方法
- 投資信託・ETF・CFDを徹底比較
- 結論=CFDがオススメ
イギリス株(FTSE100)は高配当が魅力で、インカム投資が好きな方に人気の投資先です。
しかもイギリス株は種類によってコスト面や流動性(取引のしやすさ)で大きな差があるためしっかり特性を理解しないと、思わぬ損をする可能性も…。
ぼくは疑い深い性格なので、投資対象の調査に手は緩めません。
そこで今回はそんなぼくが「イギリス株に投資する方法」を徹底検証した結果を解説します。
イギリス株投資に必要な情報をすべて集約したので、失敗したくない人はぜひ最後までご覧ください。
まずは手堅く基本の投資から始めるなら、松井証券で口座開設するのがオススメですよ。
気になるところまで読み飛ばす
関連:FTSE100配当生活!3万円から始める失敗しないCFD投資【配当利回り10%超えの実績公開】
イギリス株は【インデックス(株価指数)】が基本
まず大前提として、イギリス株はインデックス投資(株価指数)が基本です。
インデックスならイギリス市場全体に投資できるので、情報が少なくてもリスクを抑えつつ高利回りの投資ができますよね。
従ってイギリス株なら「株価指数一択」と考えてもらってOKです。
イギリス株価指数は5種類
インデックスは以下の5種類。
名称 | 特徴 |
FTSE 100 | ・ロンドン証券所(LSE)の時価総額上位100社で構成 ・FTSE100の銘柄だけでLSE時価総額80%を占める ・イギリスの代表的なインデックス |
FTSE 250 | ・LSE中型株250銘柄 |
FTSE 350 | ・FTSE100+FTSE250で算出 |
FTSE SmallCap Index | ・LSE小型株で構成 |
FTSE All-Share Index | ・LSE全ての銘柄の平均 |
代表的なのはFTSE100(フィッツィーワンハンドレッド)。
以下のような誰でも知ってる有名企業ばかりで信頼できるインデックスです。
▼FTSE100代表銘柄
- バーバリー・グループ
- ブリティッシュアメリカンタバコ
- ロールス・ロイス・ホールディングス
- ユニリーバPLC
記事の後半で紹介する投資信託やCFDもFTSE100を参照したものです。
なので正直FTSE100だけ覚えとけばOKです。
- イギリス投資はインデックスが基本
- FTSE100が代表指数
イギリス株(FTSE100)2つの魅力
ではFTSE100への投資方法比較に入る前に、改めてイギリス株の魅力について整理しておきましょう。
FTSE100:2つの魅力:
- 高配当「利回り4%超」
- 右肩上がりのインデックス
それぞれ過去実績を見ながら簡単に解説していきます。
魅力①:高配当「利回り4%超」
最大の魅力は利回りが超高いこと。
▼2020年9月時点の分配金実績
※iシェアーズコアFTSE100データ
最新1年の利回りは4.41%です。
他国代表インデックスと比較するとダントツで高利回りなのが分かります。
▼代表インデックスと比較
- NYダウ=2.5%
- 日経225=1.64%
- FTSE100=4.41%
※2020年9月時点の分配金利回り調査
もちろん配当利回りだけならFTSE100より高いETFはたくさんあります。
ですが、それらは配当利回りが高い銘柄メインで構成したインデックスですよね。
一方、FTSE100は純資産が高い銘柄で厳選してます。
つまり高配当に加えて株価指数自体も上昇傾向が強いという特徴があります。
魅力②:右肩上がりのインデックス
またFTSE100は右肩上がりの力強いインデックスです。
高配当かつ長期的な上昇トレンドなので「キャピタルゲイン+インカムゲイン」のダブル取りが狙えるのがFTSE100の強みですね。
- 配当利回りは4%超
- 長期的な上昇トレンド
- 落ちたら買っとけば儲かる投資先
ではここから本記事のメイン「どうやってイギリス株に投資するの?」ってとこを解説していきます。
イギリス株投資|3つの方法
▼イギリス株投資方法
種類 | 特徴 |
投資信託 | 非上場 |
ETF | ・国内ETFあり、売買高が少ない ・信託報酬がかかる |
CFD | ・コストが安い ・店頭取引のため純粋なインデックス価格で投資できる ・レバレッジが使えるのでリスク管理が重要 |
投資信託は選択肢がないので「ETFかCFDから選択する」ことになります。
ではここから比較検証のためにもう少しETFについて深堀します。
ETFは3種類
ETFは以下の3種類があります。
▼FTSE100連動型ETF
名称 | ティッカー | 直近配当 利回り | 種類 |
UBS ETF 英国大型株100 | 1389 | 3.32% | 国内ETF |
iシェアーズ・コア FTSE100 UCITS ETF | ISF | 4.33% | 海外ETF |
バンガード・FTSE100・UCITS ETF | VUKE | 1.50% | 海外ETF |
ETFとしてはISFが優秀ですが、調べたところ残念ながらネット証券では購入できませんでした。(2020年9月時点)
そのためETFだと1389に投資するしかないことが分かりました。
従ってここからの比較検証は以下の2つで行っていきます。
▼比較対象
- ETF:【UBS ETF 英国大型株100】
- CFD:GMOクリック証券【イギリス100】
なおCFDは特性上、証券会社による差は少ないのでぼくが愛用してるGMOクリック証券の条件で比較していきます。
イギリス株投資 CFDとETFを比較|4つのポイント
投資方法を検討する時に見るべきポイントは以下4つです。
見るべきポイント!
- 手数料・コスト
- 配当利回り
- 流動性(取引高)
- 資金効率(レバレッジ)
1つずつ見ていきます。
①:コストはどちらが安いか?
まずはコストから比較します。
結論を先にいうと、CFD取引が圧倒的に安いです。
▼手数料・コスト比較
種類 | 売買 手数料 | スプレッド | 信託 報酬 |
ETF | 約100円 | 無 | 0.2% |
CFD | 無 | 約30円 | 無 |
CFDはスプレッド約30円のみ。それ以外のコストはかかりません。
一方、ETFは売買手数料100円+信託報酬0.2%が必要…。
従ってコスト面ではCFDが圧勝ですね。
②:配当利回りはどちらが高いか?
次に重視したいのが配当利回りです。
結論として、配当利回りは引き分け。
ETF・CFDの2014~2018年の平均利回りを比較してみました。
▼配当利回り比較
種類 | 平均利回り |
ETF | 3.3% |
CFD | 3.5% |
同じFTSE100だから利回りが同じなのは当然ですね。
③:流動性(取引高)はあるか?
次に流動性です。
実はぼくがCFD投資を選んだ決定打は「ETFの流動性が低すぎたからです」
▼流動性比較
種類 | 流動性 |
ETF | 出来高が少なすぎて論外…。 |
CFD | 確実に取引可能 |
大事なポイントなので詳しく説明します。
まずETFは板取引なので買う人と売る人がいないと、正しい価格で売買が成立しません。
1日の出来高は100あればいい方…。(一般的なETFは2000~3000程度)
9380の次が9800と訳の分からない状態です…。つまり、
ETFは出来高が少なくて買いたい価格で買えないし、売りたい価格で売れない
一方でCFD取引はGMOクリック証券が取引相手です。
イメージとしては以下図の通り。その時点のインデックス価格で直接売買することが可能です。
▼CFDの解説図
つまりCFDを使えば常に正しい価格で取引できるってことですね。
正直このポイントだけでCFD一択なのがお分かり頂けると思います。
④:資金効率(レバレッジ)はどちらが良いか?
最後にレバレッジについても確認しておきましょう。
この点もCFDに軍配があがります。
▼資金効率(レバレッジ)比較
種類 | レバレッジ |
ETF (信用取引) | 3.3倍 |
CFD | 10倍 |
例えばFTSE100が6000ポンドの場合、本来は6000×130(ポンド円レート)=約80万円が必要です。
ここでレバレッジ10倍で投資した場合は8万円で投資可能。
この場合、本来より少ないお金で、同じ配当金額を得られるので利回りも単純に10倍になります。
ETF・CFD比較結果一覧
ここまでの比較結果を一覧表でまとめます。
▼CFD・ETF比較結果一覧
項目 | CFD | ETF |
手数料 コスト | ○ (30円) | × (100円+ 信託報酬0.2%) |
レバ レッジ | ○ (10倍) | △ (3.3倍) |
配当 利回り | ○ (3.5%) | ○ (3.3%) |
流動性 | ◎ 確実 | × 論外 |
結論としてはCFD取引がオススメです。
決め手は流動性ですね。
ETFだと価格変動も大きいですし、売りたい時に売れないというのは資産管理面でかなり不便ですよね…。
急な出費が必要になっても現金化できないとか困りますしね(^_^;)
【結論】CFD投資がおすすめ
結論です。CFD一択ですね…!
CFDはレバレッジが使えるので配当利回り10%を超えます。
残酷な現実ですが、10万や100万程度の資金を安全重視で運用してもぶっちゃけお金って増えません。
やはり経済的自由を目指して投資するわけですから、ぼくのように投資金が少ない方はCFDを使うことをオススメします。
ちなみにCFD投資にリスクがあるといっても、計画的に運用すれば現物投資とあまり変わらないリスクで大きなリターンを得ることは全然可能です。
FTSE100のCFD投資実績は以下の記事で詳しく解説してるので興味が湧いた方はぜひご覧ください。↓
関連:FTSE100配当生活!3万円から始める失敗しないCFD投資【GMO】
ではここから投資方法の比較検証結果にいきましょう。
CFD投資はGMOクリック証券がオススメ
CFD投資なら「GMOクリック証券」がオススメです。
- 手数料無料・コストが安い
- 株価指数CFD国内№1シェア!
- 取引ツールが秀逸!
FTSE100のCFD投資ができる証券会社は次の4社。
CFDができる証券会社:
- GMOクリック証券(オススメ)
- IG証券
- 岡三オンライン(くりっく株365)など
GMOクリック証券は国内№1シェアを誇る信頼性バツグンの証券会社です。
またサクソバンクやIGは少し玄人向けな面があるので、CFD初心者はGMOを使うのをオススメします。
またコスト面でもGMOが一番有利に投資できますので、悩む必要はありません。
関連:【評判】GMOクリック証券|【店頭CFD最強】メリット・デメリット!
IG証券のノックアウトオプションが使えると幅が広がる
金融市場の中心地ロンドンに拠点を置くIGグループの証券会社です。
グローバル企業なので銘柄数は1万以上と圧倒的。
IG証券がオススメな理由はノックアウトオプションが使えること。
ノックアウトオプションとは:
- 資金効率が高く少額トレードが可能
- 海外FX並みに短期間で一気に資金を増やすトレードができる。
- 株価指数、金、原油などメジャーなCFD銘柄もトレード可能
ノックアウトオプションの資金効率は国内最強です。
10万円以下の少額からでも大きな利益が狙えますよ。
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長期保有目的だとGMOに軍配が上がりますが、デイトレやスイングがメインの人にはIG証券をオススメします。
なので、CFD取引をするならGMOクリック証券とIG証券があれば銘柄数・投資手法・コスト・資金効率など、どこを切り取ってもこの2社で網羅できちゃいます…!
キャッシュバックもかなり熱くて1.5万円をほぼノーリスクでゲットできますよ(^^)/
関連:【評判】ノックアウトオプションは儲かる?10万円チャレンジの成績・戦略をブログ公開
【補足】GMOクリック証券とIG証券を使う理由
先ほどもGMOクリック証券とIG証券があればほぼ網羅できると言いました。
さらにもっと解説するとGMOクリック証券にも欠点があり、
売買規制がかかり取引不能に陥ることがあります(特に鉄火場と言われる株価が大きく動いている時)
IG証券は原則取引規制がないので、GMOクリック証券が取引できない時の予備口座として保有する人が多いです。
取引したい時にGMOクリック証券で規制があると機械損失になってしまいますよね…。
なので、ぜひGMOクリック証券とIG証券を一緒に口座開設しておくといざという時に困りませんよ…!
関連:【対策】GMOクリック証券の米国VIが売り規制!取引できない時の2つの代替手段
※なおCFD証券会社をおすすめランキングで比較検証していますのであわせて確認してくださいね。
株式投資を始めるなら!
イギリス株投資の前に、そもそも投資をやったことがない方ならまずは基本の株式投資を学んでおきましょう。
株式投資をこれから始めるのであれば、初心者でも安心できるネット証券で口座開設するのがオススメ。
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関連:【10社厳選】ネット証券会社おすすめランキング!初心者に人気の証券を紹介
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総合評価 | |
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コスト | |
信頼性 | |
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投資信託 | 1,580件 |
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まとめ:イギリス株に投資するならCFDがオススメ
今回はイギリス株(FTSE100)に投資するおすすめの方法について解説しました。
結論はCFDがオススメ
記事で解説したとおり、FTSE100は高配当かつ右肩上がりのインデックスのため、投資初心者にも自信を持ってオススメできる投資先です。
投資は時間を武器にお金を増やすものなので、興味が湧いた方はこのページを閉じたらすぐに次の行動に移りましょう。
次の行動とは「証券会社の口座を開く」→「FTSE100に投資する。」です。
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