今回はFTSE100の今後の見通しについて解説していきます。
本記事の内容
対象:FTSE100今後の見通しを知りたいヒト
- イギリスってどんな国?
- FTSE100長期チャートを分析
- 結論:短期的には注意!長期的には成長が期待できる!
ぼくはFTSE100の株価指数CFD取引を実践していて、年利10%で運用しています。
FTSE100は50年以上右肩上がりで値上がり期待+高配当というコトで人気の資産運用です。
ただ、ぼくは不安症なので「FTSE100良いらしいよ!」という理由では決めれない性格…。
そのため投資を決定する前に…
「FTSE100が将来的に長期にわたって魅力的な投資先と言えるのか?」
という観点で徹底的に調査しました!
ぼくの結論としては、
▼ここがポイント!
FTSE100は短期的に下落の可能性はあるが、長期的には信頼して投資できる
です!
FTSE100の配当投資を検討中の人は必須の知識が盛り沢山なので、ぜひ最後までじっくりご覧ください。
FTSE100今後の見通し|イギリスってどんな国?
まずはイギリスという国の将来を考える上で必要な以下の情報を調べてみました。
▼調査項目!
- 人口の推移
- 出生率
- GDP(国内総生産)
- メイン産業
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①:人口の推移
まずは人口について。
- 人口:6600万人
- 世界第21位
注目したいのが増加率です。
▼イギリス人口の推移グラフ
ただし、これはEU離脱の原因になった移民の受け入れによるもの。
ブレグジット後もずっと人口増加が続くかは不透明なところもあります…。
が、少なくとも人口減少がつづいている日本より成長が期待できるのは間違いありません。
③:出生率
つづいて出生率を調べてみました。
- 1.8人(2018年実績)
- 日本は1.4人…。
日本と比べてはるかに出生率が高いですね。
この出生率の高さには次のことが関係しているといわれています。
- 移民が子供を産む年齢になった。
- 子育て向けのインフラが整っている。
移民による人口増加に加えて、子育て環境が整っており、今後も出生率は上がっていくでしょう。
当然ながら
子供が増える=人口が増える=GDPが増加
となり今後も経済規模が成長していくと予想できます。
③:GDP(国民総生産)
次に重要な経済指標であるGDPです。
▼イギリスのGDP!
- 2.828兆ドル(2018年実績)
- 世界第5位!
グラフでみるとわかりやすいですが伸び率がハンパないですね。
人口が増えつづけているので、これからも毎年成長していくと判断しています。
ちなみに日本は現在3位ではありますが、人口減少・出生率の低下、少子高齢化とネガティブポイントばかり…。
▼GDPランキング
④:メイン産業
あまり知られていませんが、イギリスは金融・不動産・情報通信などの高度サービス業といわれる分野が強いです。
特にロンドンは世界最大の金融センターと呼ばれるほど金融サービスは群を抜いてます。
2016年から話題になっているEU離脱ですが、実は金融サービス業にはそこまで大きな経済ダメージはないとする専門家の意見もあります。
理由は次の3つです。
- イギリスは金融サービス業がメイン産業
- 金融サービス業で利益を出している取引先はアメリカや中国。(ヨーロッパはむしろ赤字…。)
- お金の取引はEU離脱後も制約を受けない。
つまり
▼ここがポイント!
イギリスは自国サービスを海外に輸出して利益を出す国。=経済基盤が頑丈で安定している。
と判断できますね。
(少なくとも日本のように物品を輸入して、モノを作って海外に売るといった製造業をメインでやる国ではないようです。)
尚、ぼくのFTSE100投資戦略はFTSE100で配当生活を目指す!運用方法・メリット・デメリットをゼロから徹底解説!に分かりやすく解説しています。興味を持たれた方はぜひご覧ください。
FTSE100今後の見通しまとめ
今後の見通しをまとめました。
過去20年の最高値/最安値
イギリスという国について学んだところで、もう少し踏み込んでFTSE100のこれまでの値動きを解説します。
まず過去20年の最高値/最安値から行きましょう。
▼過去20年の最高値/最安値
項目 | FTSE 100 | 年月日 |
最高値 | 7903pt | 2018年 5月 |
最安値 | 3277pt | 2003年 3月 |
▼FTSE100チャート
過去20年の最安値はITバブル崩壊のあと、世界的に不景気が続いて2003年につけた3277pt…。
最高値は2018年5月はリーマンショック後の景気回復による世界的な経済拡大に伴って7903ptを記録しています。
2000年以降の長期チャートから暴落の歴史を確認!
ここからは2000年以降の長期チャートより、FTSE100の傾向を確認していきます。
結論からいうと、FTSE100には次の傾向があります。
▼FTSE100の傾向!
- 世界的な金融危機で下落する。
- ただし、EU離脱などイギリス単独の経済不安には強い。
下のFTSE100チャートに過去の重要なイベントをマーキングしました。
- 2000年ITバブル崩壊
- 2008年リーマンショック
- 2015年チャイナショック
- 2016年EU離脱決定
上記の暴落について要点を絞って簡単にまとめていきます。
①:2000年ITバブル崩壊【過去20年最安値記録!】
▼2000年ITバブル崩壊データ
- 暴落前の高値:6739pt
- 暴落後の安値:3277pt
【過去20年最安値!!】 - 下落幅:約3500pt
▼ITバブルとは?
アメリカの実態のないインターネット関連企業に投資が集中して高騰した後に、短期間で急落した事象。その後、世界的に不況が発生…。
▼ITバブル要点!
- 2000年のITバブル崩壊でFTSE100も下落した
- 過去20年の最安値3277ptを記録(同時多発テロなどを受けて世界的不況が加速…。)
②:2008年リーマンショック
- 暴落前の高値:6200pt
- 暴落後の安値:3550pt
- 下落幅:約2500pt(約50%)
▼リーマンショックとは?
2008年9月に、アメリカのリーマン・ブラザーズが経営破綻して世界的な金融危機が発生した事象のこと。
▼リーマンショック要点!
- 2005年以降の最安値3460ptを記録
- リーマンショック発生から半年かけて最安値到達。
ちなみにぼくはリーマンショックを基準にレバレッジを設定しています。
FTSE100配当投資におけるレバレッジの考え方は関連記事を見てくださいね。
関連記事:FTSE100(イギリス100)積立はいくらから?暴落に強いプランをつくる!
③:2015年チャイナショック
- 暴落前の高値:7122pt
- 暴落後の安値:5499pt
- 下落幅:約1600pt(約20%)
▼チャイナショックとは?
2015年8月に起きた中国株の大暴落のこと。世界的な株安を引き起こした。
▼チャイナショック要点!
- 2010年以降で見るともっとも大きな下落。
- 少しリスクを取る場合はチャイナショック想定の運用も有
④2016年~EU離脱
- EU離脱決定前:6380pt
- EU離脱決定後:5788pt
- 下落幅:約600pt
▼EU離脱とは?
2016年6月23日の国民投票でEU離脱が決定。原因は増えすぎた移民の受け入れ拒否によるもの。
- 国民投票の翌日に一時的に600pt程度下落しすぐに回復
- そのあと2018年5月に7903pt【史上最高値】を記録
- EU離脱決定では大きな下落は発生していない。
FTSE100長期チャート分析まとめ
ここまでの内容をまとめます。
▼FTSE100値動きの歴史(過去20年分)
- 最高値:7903pt【2018年5月】
- 最安値:3277pt【2003年3月】
イベント | 下落幅 | 発生 年月日 |
①ITバブル崩壊 | 3500pt | 2000.8 |
②リーマンショック | 2500pt | 2008.9 |
③チャイナショック | 1600pt | 2015.8 |
④EU離脱 | 600pt | 2018.6 |
ということで冒頭の結論に戻りますが、FTSE100の傾向は次のように判断できます。
- 世界的な金融危機で下落する。
- EU離脱などイギリス単体の経済不安ではそれほど下落しない
- 過去20年ではイギリス発端で下落したことはない
- イギリス経済自体は非常に安定して成長を続けている。
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まとめ:FTSE100今後の見通し。短期的には下落、長期的には上昇が期待できる指数!
今回はFTSE100の今後の見通しついて解説しました。
結論として、
「短期的な下落は注意する必要があるが、長期的には信頼できる投資先!」
と判断しています。
本記事で解説したようにイギリスはまだまだ経済成長していく国。
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