今回はCFD投資の必要資金の計算方法について紹介します。
本記事の内容:
- CFD投資の必要資金の計算式
- 代表銘柄で具体的に解説します。
CFD取引はサクッと世界中に投資できることで多くの投資家に愛用されています。
ただ始める時に悩むのが必要資金はいくらあればいいか?ですよね。
そこで今回は必要資金の計算方法を具体例と共に分かりやすく解説します。
ぜひ最後までじっくりご覧ください。
【CFD取引】必要資金の計算方法
では早速、計算方法から行きましょう。
例としてGMOクリック証券の計算式を紹介します。
(基本的にはどの証券会社も同じ)
必要資金を出すには以下の2つを計算する必要があります。
- 必要証拠金…保有に必要なお金
- 任意証拠金…損切ラインまで強制ロスカットさせないための資金
▼各証拠金のイメージ
▼CFD必要資金の計算式(GMOの場合)
必要資金の計算は上記のとおりです。
▼必要証拠金画像
つまり任意証拠金(含み損に耐えるための資金)だけ計算すればOKってことです。
では計算式だけ見てもなかなか理解しずらいと思うので、ここからは具体例を用いて解説していきます。
【具体例】代表7銘柄で必要資金を算出
▼代表7銘柄
- 日経225(日本225)
- NYダウ(米国30)
- FTSE100(イギリス100)
- VIX指数(米国VI)
- 金
- 原油
- 個別株(Amazon)
大事な部分なので、ここからの内容をしっかり理解してください。
①:日経225(日本225)
▼シミュレーション条件
- エントリー価格:20,000円で買い
- 損切ライン:18,000円
- 取引単位:10倍
- レバレッジ:10倍
- 通貨レート:1
「必要証拠金」
2万円×10÷10×1=20,000円
「任意証拠金」
2万-1.8万=2000円(ロスカット幅)
2000円×10×1=20,000円
「必要資金」
20000+20000=4万円/枚
必要資金は4万円/枚となります。
②:NYダウ(米国30)
▼シミュレーション条件
- エントリー価格:20000ドルで売り
- 損切ライン:25000ドル
- 取引単位:0.1倍
- レバレッジ:10倍
- 通貨レート(ドル円):100円
「必要証拠金」
20,000ドル×0.1÷10×100=20,000円
「任意証拠金」
25,000-20,000=5,000ドル(ロスカット幅)
5,000ドル×0.1×100=50,000円
「必要資金」
20,000+50,000=7万円/枚
③:FTSE100(イギリス100)
▼シミュレーション条件
- エントリー価格:6,000ポンドで買い
- 損切ライン:4,000ポンド
- 取引単位:0.1倍
- レバレッジ:10倍
- 通貨レート(ポンド円):140円
「必要証拠金」
6,000ポンド×0.1÷10×140=8,400円
「任意証拠金」
6,000-4,000=2,000ポンド(ロスカット幅)
2,000ポンド×0.1×140=28,000円
「必要資金」
8,400+28,000=3.64万円/枚
④:VIX指数(米国VI)
▼シミュレーション条件
- エントリー価格:20ドルで売り
- 損切ライン:70ドル
- 取引単位:10倍
- レバレッジ:5倍
- 通貨レート(米ドル円):100円
「必要証拠金」
20ドル×10÷5×100=4,000円
「任意証拠金」
70-20=50ドル(ロスカット幅)
50ドル×10×100=50,000円
「必要資金」
50,000+4,000=5.4万円/枚
⑤:金
▼シミュレーション条件
- エントリー価格:1700ドルで買い
- 損切ライン:1500ドル
- 取引単位:1倍
- レバレッジ:20倍
- 通貨レート(米ドル円):100円
「必要証拠金」
1700ドル×1÷20×100=8,500円
「任意証拠金」
1700-1500=200ドル(ロスカット幅)
200ドル×1×100=20,000円
「必要資金」
20,000円+8,500円=2.85万円/枚
⑥:原油
▼シミュレーション条件
- エントリー価格:20ドルで買い
- 損切ライン:10ドル
- 取引単位:10倍
- レバレッジ:20倍
- 通貨レート(米ドル円):100円
「必要証拠金」
20ドル×10÷20×100=1,000円
「任意証拠金」
20-10=10ドル(ロスカット幅)
10ドル×10×100=10,000円
「必要資金」
1,000円+10,000円=1.1万円/枚
⑦:個別株(Amazon)
▼シミュレーション条件
- エントリー価格:2400ドルで買い
- 損切ライン:2000ドル
- 取引単位:1倍
- レバレッジ:5倍
- 通貨レート(米ドル円):100円
「必要証拠金」
2400ドル×1÷5×100=48,000円
「任意証拠金」
2400-2000=400ドル(ロスカット幅)
400ドル×1×100=40,000円
「必要資金」
48,000円+40,000円=8.8万円/枚
ざっと書きましたが、CFD投資で必要な資金はこんな風に算出していきます。
大切なポイント「損切ラインを決めましょう」
必要資金の計算でも前提としていますが、「レバレッジ取引では損切ライン」を必ず設定しておきましょう。
やはりレバレッジはハイリスクにもなりえるので、損失をしっかり限定することが大切です。
資金管理は資産を守る盾ですので、ぜひこの機会に覚えておいてくださいね。
【朗報】GMOクリック証券なら任意証拠金は計算不要
ちなみGMOクリック証券なら任意証拠金は計算しなくてもOKです。
ロスカットレートを入力すれば自動計算してくれます。
▼任意証拠金の自動計算
これなら面倒な計算をしなくても、リスク管理できますね。
関連:【評判】GMOクリック証券|【店頭CFD最強】メリット・デメリット!
まとめ:証拠金計算を覚えて資金管理をしっかりしましょう!
今回はCFD取引の証拠金を計算する方法について解説しました。
以下、おさらいのイメージ図です。
そんなに難しくはないので、ぜひ一度計算して理解してみて下さいね。
癖づけておくと資金管理が上手くなりますよ。
なお、先ほど紹介した通りGMOクリック証券ならロスカットレートを入力するだけで必要資金が分かります。
ぼくもCFD取引で愛用してる証券会社なので、良ければ使ってみてくださいね。
口座開設は無料、維持管理費はかかりません。
資金管理を覚えて、資産を守りましょう!
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