銅のCFD取引におすすめの証券会社・FX会社をご紹介します。
銅は、電気自動車や太陽光発電などの成長産業に使用されるため、需要が今後も拡大していくと予想されている金属です。
しかし金や銀と比較して、銅をCFDで取引できる業者は限られています。
「銅のCFD取引ができるおすすめの会社は?」
「銅のCFD取引ができる業者を比較したい」
と思っている方も多いでしょう。
この記事では、銅のCFD取引ができるおすすめの証券会社とFX会社について解説。
一覧表で比較しながら、それぞれの特徴を解説していきます。
また記事の後半では、銅にCFDで投資するメリット・デメリットもご説明します。
関連記事:CFDとは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説
銅のCFD取引におすすめの証券会社・FX会社比較5選
銅のCFD取引ができる証券会社・FX会社は、下記の5社です。
ロゴ | CFD取扱業者 | 銅CFDの 銘柄・商品名 | 銅CFDの 最低取引数 | CFD銘柄数 | CFD銘柄の 種類 | 取引手数料 | 取引時間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
GMOクリック証券 | 銅先物 | 0.1枚 | 162銘柄 | 外国株、株価指数、商品、バラエティ | 無料 | 朝8:00~翌7:00 | |
IG証券 | 銅、 NYHG銅※貴金属CFD・先物CFDの2種類 | 1ロット | 17,000銘柄以上 | FX、株式、株価指数、商品、債券、ETF | 無料 | 朝10:00~翌4:00、朝8:00~翌7:00 ※ベースメタルCFDと貴金属CFD・先物CFDで異なる | |
楽天証券(楽天CFD) | 銅 | 1ロット | 38銘柄 | 株価指数、商品 | 無料 | 朝8:00~翌6:55 | |
サクソバンク証券 | 米国・銅 | 500 | 約8,800銘柄 | 株式、株価指数、商品、ETF/ETN | 無料 | 朝8:01~翌7:00 ※現地時間18:01~17:00 | |
OANDA証券 | 銅 | 0.01ロット | 24銘柄 | 株価指数、商品 | 無料 | 朝8:00~翌6:59 |
気になる取引手数料は、上記のどの業者を選んでも無料となっています。
- GMOクリック証券…CFD取引の大手で、スプレッドも狭いので、幅広い人におすすめ。
- 楽天証券…株やNISAなど、他の投資も幅広くやりたい人におすすめ。
- IG証券、サクソバンク証券…CFDの銘柄数が豊富。
- OANDA証券…高機能ツールのMT4・MT5で取引ができる。
では、銅のCFD取引ができる証券会社・FX会社ごとの強みや特徴を、具体的に解説します。
関連記事:金(ゴールド)CFD取引におすすめの国内証券5選を徹底比較!本当に優秀な業者が見つかる
GMOクリック証券
口座開設・取引手数料 | 銅CFDの 銘柄・商品名 | 最小取引数量 | 取引時間 |
---|---|---|---|
無料 | 銅先物 | 0.1枚 | 8:00~翌7:00 |
レバレッジ倍率 | CFD取扱銘柄 | デモ口座 | 銘柄内訳 |
最大20倍 | 162銘柄 | 〇 | 外国株、株価指数、商品、バラエティ |
GMOクリック証券は、CFD取引の大手です。
外国株、株価指数、商品、バラエティの162銘柄をCFDで取引できます。
銅(銅先物/CME)のCFD取引も可能で、貴金属のCFD銘柄は他にも金スポット、銀スポットを取り扱っています。
以前は銅CFDの取り扱いがなかったのですが、近年追加されました。
0.1枚から少額資金でCFD取引が可能です。
スプレッドが狭い点や、ツールの使いやすさなども魅力となっています。
CFD初心者にも上級者にもおすすめの証券会社です。
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関連記事:GMOクリック証券の評判・口コミまとめ!人気のFXや手数料についても紹介
IG証券
口座開設・取引手数料 | 銅CFDの 銘柄・商品名 | 最低取引数量 | 取引時間 |
---|---|---|---|
無料 | 銅、 NYHG銅※貴金属CFD・先物CFDの2種類 | 1ロット | 朝10:00~翌4:00、朝8:00~翌7:00 ※ベースメタルCFDと貴金属CFD・先物CFDで異なる |
レバレッジ倍率 | CFD取扱銘柄 | デモ口座 | 銘柄内訳 |
最大12.5倍 | 17,000銘柄以上 | 〇 | FX、株式、株価指数、商品、債券、ETF |
CFD取引に強いことで知られるIG証券には、銅CFDの銘柄が3種類あります。
ベースメタルCFDの銅、NYHG銅、そして貴金属先物CFDのNYHG銅です。
銅以外にも、金、銀、プラチナ、パラジウム、ニッケル、アルミニウム、鉛、亜鉛、鉄鉱石など、さまざまな金属関連銘柄をCFDで取引できます。
また、CFD銘柄は全体で17,000種類以上。
他の大手証券会社では取引できないCFD銘柄も、IG証券なら取り扱いがあります。
IG証券の取引ツールは、マルチデバイス対応のPC版ツールと、スマホアプリの2種類です。
特にPC版ツールは高機能で、さまざまなテクニカル指標と描画ツールを使って分析できます。
さらにIG証券では、急な変動が起きたとしても、希望のレートで約定する「ノースリッページ注文」が使えます。
「銅以外だけでなく、さまざまなCFD取引にチャレンジしたい!」という方や、ノースリッページ注文で想定外の損失を避けたい方におすすめです。
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関連記事:IG証券ノックアウトオプションのメリット・デメリット!攻略方法完全ガイド
楽天証券(楽天CFD)
口座開設・取引手数料 | 銅CFDの 銘柄・商品名 | 最小取引単位 | 取引時間 |
---|---|---|---|
無料 | 銅 | 1ロット | 朝8:00~翌6:55 |
レバレッジ倍率 | CFD取扱銘柄 | デモ口座 | 銘柄内訳 |
最大20倍 | 38銘柄 | 〇 | 株価指数、商品 |
楽天証券は大手ネット証券の中でも、CFD取引に力を入れています。
楽天証券には高機能ツールMT4対応の「楽天MT4CFD」と、MT4非対応ですが銘柄数が多い「楽天CFD」の2種類があります。
銅のCFD取引ができるのは、「楽天CFD」だけです。
楽天CFDでは、銅のCFD取引(銅先物/COMEX)も可能です。
以前はCFDの取扱銘柄が少なめでしたが、近年銘柄数の強化がおこなわれました。
それでも他の証券会社よりラインナップが少ないですが、金や原油といった人気銘柄は一通りおさえているので、不足を感じにくいでしょう。
すでに楽天証券を使っている人や、NISAや株といった他の投資も幅広く実践したい人におすすめの証券会社です。
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関連記事:楽天証券の評判・口コミまとめ!ポイント投資や手数料も解説
サクソバンク証券
口座開設・取引手数料 | 銅CFDの 銘柄・商品名 | 最小取引サイズ | 取引時間 |
---|---|---|---|
無料 | 米国・銅 | 500 | 8:01~翌7:00 ※現地時間18:01~17:00 |
レバレッジ倍率 | CFD取扱銘柄 | デモ口座 | 銘柄内訳 |
最大20倍 | 約8,800銘柄 | 〇 | 株式、株価指数、商品、ETF/ETN |
サクソバンク証券では、銅のCFD取引だけでなく、銅ETFの現物取引も可能です。
サクソバンク証券が提供しているCFDの商品は約8,800銘柄で、充分すぎる選択肢が揃っています。
IG証券と比較するとやや少なめですが、それでも業界の中ではかなり多いです。
特筆すべきは、PC用のツールが最近改良され、その操作性と機能性が一層向上した点。
搭載されているテクニカル指標は62種類、描画ツールは22種類と、プロフェッショナルな取引に対応する十分な装備が整っています。
さらに株式CFDでは世界中で愛されている高機能ツール「TradingView」も使えます。
「銅のCFDだけでなく、ETFの取引もしたい」あるいは「高機能の取引ツールを利用したい」という方には、サクソバンク証券がおすすめです。
OANDA証券
口座開設・取引手数料 | 銅CFDの 銘柄・商品名 | 最低取引数量 | 取引時間 |
---|---|---|---|
無料 | 銅 | 0.01ロット※ | 8:00~翌6:59 |
レバレッジ倍率 | CFD取扱銘柄 | デモ口座 | 銘柄内訳 |
最大20倍 | 24銘柄 | 〇 | 株価指数、商品 |
※1ロットあたりの数量は25,000(MT5/MT4)
FXサービスで評価されているOANDA証券(オアンダ証券)もまた、銅のCFD取引が可能です。
商品CFDの銘柄は、銅、金、銀、原油、天然ガス、コーン、大豆、小麦、砂糖など計10銘柄。
貴金属からエネルギー、農産物まで、様々な種類の商品CFDが含まれています。
株価指数も含めると、24銘柄をCFDで取引可能です。
CFDの総銘柄数は、IG証券やサクソバンク証券より少ないですが、銘柄が多すぎてもどれを選んだらいいか難しくなります。
厳選された銘柄に少額から投資できる点がメリットです。
評価が高い高機能ツールであるMT4とMT5が使える点も魅力でしょう。
特に、銅のCFD取引がMT5で可能な点は、注目に値します。
一部機能が制限されますが、ウェブブラウザ版のMT4でもCFD取引が可能です。
Macにも対応しています。
MT4やMT5を使って銅のCFD取引がしたいなら、オアンダ証券がおすすめです。
関連記事:銀(シルバー)のCFD取引におすすめな証券会社5選!低コストで少額投資できるのはここ
銅のCFD取引におすすめな業者の選び方
銅のCFD取引に適した証券会社やFX会社を選ぶ際、何を基準に選べばよいのか困惑する方も多いでしょう。
ここでは、銅のCFD取引におすめの業者を選ぶための重要なポイントをいくつかご紹介します。
- スプレッドが狭い
- 最低いくらから投資できるか
- 金や銀など貴金属関連の銘柄数は豊富か
- 取引ツールの機能性
①スプレッドが狭い
スプレッドが狭いことは、利益を最大化するうえで重要なポイントです。
CFD取引では、どの業者を選んでも、FXのようにスプレッドが必ず発生します。
銅にCFDで投資できる各社のスプレッドを比較しました。
CFD取扱業者 | 銘柄 | スプレッド | スプレッド方式 | 取引手数料 |
---|---|---|---|---|
GMOクリック証券 | 銅先物 | 1.50 | 変動制 | 無料 |
IG証券 | 銅 | 10(最小) | 変動制 | 無料 |
NYHG銅 | 20(最小) | |||
NYHG銅 | 40(最小) | |||
楽天証券(楽天CFD) | 銅 | 22 | 変動制 | 無料 |
サクソバンク証券 | 米国・銅 | 55 | 変動制 | 無料 |
OANDA Japan | 銅 | 20 | 変動制 | 無料 |
※IG証券は最小スプレッドを掲載。他社は調査時のスプレッドを掲載。
取引手数料は基本的にどの業者でも無料です。
②最低いくらから投資できるか
銅をはじめとした商品CFDの取引では、最大20倍までレバレッジを活用できます。
1回の取引に最低限必要な金額は、「そのときの銅の価格相場」や、「レバレッジの倍率」によって変動しますよ。
銅にCFDで投資できる各社の最低証拠金額を比較すると、次の通りです。
CFD取扱業者 | 最低証拠金額 | レバレッジ倍率 |
---|---|---|
GMOクリック証券 | 約280円 | 最大20倍 |
IG証券(円建て) | 約96,500円 | 最大20倍 |
IG証券(ドル建て) | 約140,000円 | 最大20倍 |
楽天証券(楽天CFD) | 約2,800円 | 最大20倍 |
サクソバンク証券 | 約21,500円 | 最大12.5倍 |
OANDA証券 | 約6,800円 | 最大20倍 |
少額投資したい人にはGMOクリック証券がおすすめとなっています。
※2024年1月調査時の相場をもとに計算しています。記載されている内容は調査時点のものであり、変動する可能性があります。
③金や銀など貴金属関連の銘柄数は豊富か
CFDで取引可能な商品の種類が多いと、投資の選択肢が広がり、自分の投資戦略に合った商品を選びやすくなります。
そのため銅だけではなく、各証券会社・FX会社が取り扱っている、金や銀などの貴金属関連の銘柄数も注目すべきポイントです。
業者名 | 銘柄数 (貴金属関連) | 貴金属関連銘柄 |
---|---|---|
IG証券 | 10種類以上 | 金、銀、銅、パラジウム、プラチナ、ニッケル、亜鉛、鉛、鉄鉱石、アルミニウムなど多数 |
GMOクリック証券 | 5種類 | 金スポット、銀スポット、銅先物、金ブル2倍ETF、金ベア2倍ETF |
サクソバンク証券 | 5種類 | 金、銀、銅、パラジウム、プラチナ |
楽天証券 | 5種類 | 金、銀、銅、パラジウム、プラチナ |
DMM CFD | 2種類 | 金スポット、銀スポット |
外貨ex byGMO | 2種類 | 金スポット、銀スポット |
OANDA CFD | 3種類 | 金、銀、銅 |
マネーパートナーズ | 2種類 | 金、銀 |
ゴールデンウェイ・ジャパン | 2種類 | 金スポット・銀スポット |
IG証券は、かなり幅広い金属関連銘柄にCFDで投資できます。
④取引ツールの機能性
取引を円滑に行うためには、取引ツールの機能性も重要です。
IG証券やGMOクリック証券、サクソバンク証券は、スマホとパソコンで取引できるツールを提供しています。
OANDA証券では、FXでも人気が高い高機能ツールのMT4とMT5が使えるため、中~上級者におすすめです。
関連記事:GMOクリック証券のCFD取引は国内シェア第1位!評判・やり方を徹底解説
銅相場の特徴
銅の値動きの特徴を見ていきましょう。
景気に敏感
銅相場は、景気の動向に非常に敏感です。
なぜなら銅は、家電や建造物、自動車、日用品などの製造に欠かせない産業用金属だからです。
- 金や銀より安価
- 電気を通しやすい
- 耐久性が高い
- 錆びにくい
- 熱伝導率が高い
- 見た目がきれい
- 殺菌作用がある
- リサイクルによって再利用できる
そのため、景気が良くなると銅の需要が高まり、価格が上昇します。
一方、景気が悪くなると銅の需要が低下し、価格が下落するのです。
相場が比較的短期間で転換する傾向にあります。
また、市場全体の生産量を調整する団体が存在しないことも、銅相場が市場景気を反映しやすい理由のひとつと言えるでしょう。
また当然ではありますが、銅の供給が減少すると価格が上昇し、供給が増加すると価格が下落します。
関連記事:サクソバンク証券CFDのメリット・デメリット・評判から口座開設方法まで完全ガイド
銅CFD取引のメリット
さまざまな投資対象の中で、銅を選ぶメリットは何でしょうか。
また、銅をCFDで取引するメリットも気になりますよね。
順番に見ていきましょう。
- 銅は需要増加が期待されている
- 需要に対して供給量が少ない
- トレンドを予測しやすい
①銅は需要増加が期待されている
銅は需要増加が期待されています。
需要増加が期待されている理由は、以下のとおりです。
- 世界的な人口増加や経済成長に伴い、銅の需要が高まっています。
- 電気自動車や再生可能エネルギーの普及に伴い、銅の需要が高まっています。
- 銅の供給は限られているため、銅の価格は上昇する可能性があります。
近年は、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を削減するための取り組み「脱炭素化」が活発です。
電気や熱の伝導性に優れ、耐食性にも優れている銅は、脱炭素化に欠かせない金属でもあります。
そのため、脱炭素化が進むにつれて、銅の需要は増加することが予想されているのです。
一方、地球上の銅の埋蔵量は、約8億トンと限られています。
銅の需要が供給を上回ると、銅の価格は上昇する可能性があるでしょう。
とはいえ、銅の代替金属が開発される可能性も考慮しておくべきです。
銅の需要が高い国
- 中華人民共和国:54.1%
- 欧州:14.5%
- アメリカ合衆国:7.1%
- 日本:3.8%
- インド:1.9%
中国は、世界最大の銅消費国です。
電気設備や建材、自動車などの製造に銅が大量に使用されています。
また、アメリカも銅の消費量が世界有数の国です。
②需要に対して供給量が少ない
銅の需要が拡大している一方で、銅の主要な生産国であるチリやペルーでは、生産量が減少しています。
さらに新型コロナウイルスによる供給不足や、脱炭素化に向けた需要拡大が重なり、銅の相場は上がっている状態です。
銅の供給量が多い国
- チリ:28.4%
- ペルー:10.3%
- 中華人民共和国:8.2%
- コンゴ民主共和国:8.0%
- アメリカ合衆国:6.1%
銅は南米で多く生産されています。
チリとペルーで地震や洪水、労働力不足などが発生すると、銅の供給が減少し価格が上昇しやすいです。
ちなみに、金やプラチナといった貴金属の産出国のほとんどは、アフリカの国々となっています。
③トレンドを予測しやすい
全世界の銅消費量の半分以上は、中国が占めています。
そのため、銅の相場予測には、特に中国の経済動向を注視することが有効です。
たとえば中国の経済成長が順調なら、建築や電子製品、自動車などの製造に伴い、銅の需要は増えると考えられますよね。
その結果、銅価格は上昇する傾向にあります。
逆に中国経済が減速すれば、銅需要が減少し、銅価格は下落します。
また、中国政府の政策変更や経済指標の発表なども、銅価格に影響を及ぼす重要なファクターです。
中国が新たに大規模なインフラ投資を発表すれば、銅需要は一気に増加し、銅価格は急騰する可能性があります。
このように、中国の動向を確認すれば、初心者でもトレンドを比較的予測しやすいですよ。
④下降トレンドでも売りから入れる
銅相場は、上昇トレンドよりも、下降トレンドの期間のほうが長い傾向です。
「買い」からスタートする場合、上昇トレンドでは利益を狙いづらいですよね。
しかしCFDなら、「売り」からでも入れるため、銅が下降トレンドでも利益を狙えます。
下落相場の場合は、売りからスタートするのがおすすめです。
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関連記事:日経平均CFDのメリット・デメリットとは?日経平均先物取引との違い
銅CFD取引のデメリット・注意点
このようにメリットが多い銅のCFD取引ですが、デメリット・注意点もあります。
- ポジショントレードでは利益が少ないことも
- 金や銀と比較して取り扱っている業者が少ない
①ポジショントレードでは利益が少ないことも
銅相場は金相場より、相場転換のサイクルが短めであるという特徴を持っています。
銅CFDでポジショントレードをすると、価格の流れが意図しない方向に変わることで、期待通りの利益が出せなくなる可能性も。
なおポジショントレードとは、ある一定の期間ポジションを保有し、収益を上げることを目的とした取引のことをいいます。
デイトレードのように短期的な値動きを追うのではなく、数週間~数か月または数年単位の期間でポジションを保有する方法です。
ポジションを保有する期間が長いため、相場の大きな変動の影響を受けやすく、損失を大きくしてしまうこともあります。
②金や銀と比較して取り扱っている業者が少ない
銅CFDは、金CFDや銀CFDと比較して、取り扱っている業者が少ない傾向にあります。
銅CFDを扱っている業者が少ないことによるデメリットは、以下のとおりです。
- 取引ツールの選択肢が少ない
- 取引コストの競争がおこなわれにくい
銅CFDに投資を検討している場合は、これらのデメリットも十分に考慮しましょう。
関連記事:【CFD】金(ゴールド)投資のメリット・デメリット・評判徹底解説!急落時でも金なら上昇【資産を守る】
銅CFDの始め方・取引方法
銅CFDの取引方法について説明します。
注文までの基本的なフローは、どの会社でも共通です。
- 口座を開設
- ログインして取引資金をCFD口座に入金
- 銘柄を探して注文を出す
という順序で進めることになります。
STEP1.銅CFDの取り扱い会社で口座開設
まずは銅CFDの取り扱い会社で口座を開設します。
一般的には、口座開設と口座の維持に手数料はかかりません。
公式サイトの申込みフォームに必要事項を記入して、本人確認のための書類提出をオンライン上でアップロードします。
郵送でも提出可能ですが、オンラインで提出したほうが、口座開設完了までの時間は短くなる傾向です。
STEP2.会員ページにログイン
口座開設の審査に問題なく通過すると、ログインに必要な情報を受け取ることができます。
会員ページにログインするとき、たとえばIG証券では、メールアドレス/ユーザー名とパスワードの入力が必要です。
取引を開始する前に、取引資金をCFD口座へ入金します。
IG証券ではクイック入金機能を使えば、すぐに入金内容が取引システムへ反映されるので、おすすめです。
クイック入金は、会員ページから手続き可能で、三菱UFJ銀行や楽天銀行などが対応しています。
STEP3.注文する
資金が用意できたら、CFD銘柄の検索を行いましょう。
その業者が取り扱っている商品銘柄の一覧から、銅を選択すると、取引画面が表示されます。
また、検索窓を活用して、希望の銘柄を探すことも可能です。
注文を出す際は、買いあるいは売りを選択して注文方法を決め、取引するロット数を指定します。
入力した注文内容に基づいて、取引を維持するために必要な証拠金も表示されますよ。
関連記事:DMM.com証券CFD取引の評判・メリット・デメリットを徹底解説!
まとめ~銅CFDを始めるならGMOクリック証券がおすすめ~
銅のCFD取引が可能な、おすすめの証券会社・FX会社を紹介してきました。
銅CFDを始めるなら、CFD取引の大手であるGMOクリック証券が特におすすめです。
スプレッドが狭い、ツールが使いやすいなど、総合力で優れています。
ユーザーフレンドリーな取引環境は、初心者から経験豊富なトレーダーまで、幅広い投資家に対応していますよ。
また銘柄数の多さを重視したい人や、銅CFD以外のニッチな投資対象に注目している人には、IG証券もおすすめです。
関連記事:CFD取引おすすめ証券会社は?8社徹底比較ランキング
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