「IPO投資を始めたいけど、どこの証券会社が良いか分からない。」
「自分に合ったIPO投資ができる証券会社を知りたい。」
IPO投資を始めるにあたって、上記のような悩みを持っている方もいますよね。
IPO投資は人気のある投資方法なので、興味を持っている方も多いと思います。
そこで重要なのが証券会社ですよね。
今回はIPO投資におすすめの証券会社12社について詳しく紹介します。
それぞれの特徴や違い、目的に合わせたおすすめの証券会社も解説するので、自分に合った証券会社が見つかりますよ。
記事の後半ではIPO投資に関するよくある質問もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
ネット証券口座おすすめランキングTOP10!初心者に人気の証券会社を紹介
IPO投資におすすめの証券会社12選
今回紹介するIPO投資におすすめの証券会社は以下の12社です。
- SBI証券
- マネックス証券
- 松井証券
- SMBC日興證券
- 野村證券
- 岡三オンライン
- 大和証券
- 楽天証券
- SBIネオトレード証券
- auカブコム証券
- GMOクリック証券
- DMM株
IPO投資をするために証券会社を選ぶ際は以下のポイントが重要ですよね。
- IPO取扱実績
- 主幹事実績
- 抽選方法
- NISA口座対応の可否
- 事前入金の有無
上記の証券会社において、IPO投資に関する特徴と証券選びのポイントについて詳しく紹介します。
また、IPO投資においてIPO株を売却するときに大切な手数料についても解説するので、ぜひ自分に合った証券会社を見つけましょう。
①SBI証券
IPO取扱実績 | 122件 |
---|---|
主幹事実績 | 21社 |
抽選方法 | 完全平等抽選 : 60% 優遇抽選 : 40% |
NISA口座 | 可 |
事前入金 | 必要 |
SBI証券はIPO投資には外せない証券会社とも言われているネット証券です。
IPOの取扱実績が圧倒的に多く主幹事実績も多いので、IPO投資に強いですね。
毎年ほとんどのIPO銘柄を網羅しているので、申し込めない銘柄が少ないが特徴です。
また、NISA口座からIPO投資が行えるので、非課税制度をうまく利用したい方にもおすすめですよ。
SBI証券では、「IPOチャレンジポイント」という独自のサービスがあります。
「IPOチャレンジポイント」とは、IPOのブックビルディング後の抽選や配分に外れた場合、回数に応じてIPOチャレンジポイントがつく仕組みです。
次のIPOに参加する際に、IPOチャレンジポイントを使用することで当選確率を上げられます。
IPO投資では当選確率が非常に低いため、外れた場合に次に繋がるサービスがあるのは大きなメリットですね。
手数料には以下の選べる2つのプランがあり比較的安い設定になっているので、コストを抑えたIPO株の売却ができますよ。
- 現物スタンダードプラン
- 現物アクティブプラン
特に「現物アクティブプラン」では、100万円まで取引手数料が無料です。
ちなみに、現物スタンダードプランの100万円までの取引手数料は以下の通りです。
約定代金 | 取引手数料 |
---|---|
5万円 | 55円 |
10万円 | 99円 |
20万円 | 115円 |
50万円 | 275円 |
100万円 | 535円 |
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関連記事 : SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説
②マネックス証券
IPO取扱実績 | 65件 |
---|---|
主幹事実績 | 1社 |
抽選方法 | 完全平等抽選 : 100% |
NISA口座 | 可 |
事前入金 | 必要 |
マネックス証券は、コンピューターで無作為に抽選が行われる、完全平等抽選を採用しています。
そのため、初心者や資金力にかかわらず全ての人に公平なチャンスがある証券会社です。
IPO投資は当選確率が低い上に資金力などで優遇もあるので、公平な抽選は初心者から人気があります。
また、2018年のマネックス証券調べによると、IPOの引受件数実績においても全証券会社のうちトップ5と、実績もあります。
マネックス証券では、取り扱うIPOの情報をメールで知らせてくれる機能もあるので、申込忘れも防げます。
自分で調べなくても情報が入ってくるため、普段忙しい方でも利用しやすいですね。
NISAからもIPOに参加できるので、非課税制度でお得に始めたい方も安心ですよ。
マネックス証券の手数料にも以下の選べる2つのコースがあります。
- 取引毎手数料コース
- 一日定額手数料コース
「一日定額手数料コース」では、約定金額が100万円以下であれば、1日何回取引しても550円の手数料です。
取引毎手数料コースは以下の通りです。
1注文の約定金額 | 手数料(税込) |
---|---|
10万円以下 | 110円 |
20万円以下 | 198円 |
30万円以下 | 275円 |
40万円以下 | 385円 |
50万円以下 | 495円 |
100万円以下 | 成行 1,100円 指値 1,650円 |
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関連記事 : マネックス証券の評判・口コミまとめ!米国株やIPOの人気についても解説
③松井証券
IPO取扱実績 | 56件 |
---|---|
主幹事実績 | 0社 |
抽選方法 | 完全平等抽選 : 70% |
NISA口座 | 可 |
事前入金 | 不要 |
松井証券は事前入金が不要なので、気軽に参加しやすいことが特徴です。
また、抽選方法において70%以上が完全平等抽選なので、初めての方や資金量に関係なく当選チャンスがあるのも嬉しいポイントですね。
NISA・ジュニアNISA口座からも申し込めるので、売却時の手数料を抑えたい方にもおすすめですよ。
松井証券の手数料は以下の通りです。
1日の約定代金合計金額 | 手数料(税込) |
---|---|
50万円まで | 0円 |
50万円から100万円まで | 1,100円 |
100万円から200万円まで | 2,200円 |
200万円を超えると、100万円増えるごとに1,100円が加算された手数料になります。
手数料の上限は110,000円です。
また、松井証券では未成年を含む25歳以下の方は約定代金にかかわらず手数料が無料です。
そのため無駄なコストを抑えて非常にお得に利用できるので、25歳以下の方はぜひ検討してみましょう。
手数料は意外と高く思ったように利益に繋がらない場合もあるので、安い証券会社選びは重要ですよ。
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関連記事 : 松井証券の評判・口コミまとめ!手数料や投資信託についても解説
④SMBC日興證券
IPO取扱実績 | 80件 |
---|---|
主幹事実績 | 26社 |
抽選方法 | 完全平等抽選 : 10% 最大5% : ステージ別抽選 |
NISA口座 | 可 |
事前入金 | 必要 |
SMBC日興證券は、大手証券会社でありIPOの取扱実績と主幹事実績ともにトップクラスの証券会社です。
特に主幹事になることが多いので、割当数も必然的に多くなりIPO投資を行いたい方には必須ですね。
また、SMBC日興證券では店頭とネットどちらでもIPO投資が可能です。
ネット取引の「ダイレクトコース」では、当選確率が上がる優遇特典があるので、おすすめですよ。
「ダイレクトコース」限定のIPO優遇特典では、預かり資産残高や信用取引建玉金額に応じた4つのステージ別で当選確率が変わります。
ステージ名 | 抽選票数 | 預かり資産残高 | 信用取引建玉金額 |
---|---|---|---|
ブロンズ | 1票 | 250万円以上 | 250万円以上 |
シルバー | 5票 | 1,000万円以上 | 1,000万円以上 |
ゴールド | 15票 | 3,000万円以上 | 3,000万円以上 |
プラチナ | 25票 | 5,000万円以上 | 5,000万円以上 |
上記の通り、預かり資金残高が高いほど当選確率は大幅に上がることがわかります。
また、新規口座開設から3ヶ月であれば、ブロンズとなるので当選確率が上がりますよ。
はじめたての方にもチャンスがあるのは嬉しいですね。
ちなみにダイレクトコースの手数料は以下の通りです。
ダイレクトコース
約定代金 | オンライントレード(PC/スマホ/自動音声) | オペレータ |
---|---|---|
~10万円 | 137円 | 1.07525%(最低2,337円) |
10万円~20万円 | 198円 | 1.07525%(最低2,337円) |
20万円~30万円 | 275円 | 1.07525%(最低2,337円) |
30万円~50万円 | 440円 | 1.07525%(最低2,337円) |
50万円~100万円 | 880円 | 1.07525%(最低2,337円) |
関連記事 : SMBC日興証券の評判・口コミまとめ!手数料やメリット・デメリットも徹底解説
⑤野村證券
IPO取扱実績 | 64件 |
---|---|
主幹事実績 | 28社 |
抽選方法 | 完全平等抽選 : 10% |
NISA口座 | 可 |
事前入金 | 不要 |
野村證券は、IPOの取扱が業界内でトップクラスであり、豊富な銘柄がある証券会社です。
日本株式のIPO発行額は、2017年から3年連続で1位を獲得するなど、実績もあります。
大規模IPO案件で主幹事を務めることも多いので、割当数も多くなりますね。
野村證券では、店頭とオンラインの両方でIPOの取引が可能ですが、オンライン取引であれば完全平等抽選で行われるので、初心者にも公平の当選確率です。
また、オンライン抽選の場合は抽選参加時に前受金が必要ないので、誰でも気軽に参加できますよ。
オンラインサービスの利用なら、IPO抽選の申込がネットで完結できるので、忙しい方でも申込が簡単です。
購入資金を当選後に入金したい方にはぜひおすすめの証券会社です。
野村證券のオンラインサービスでの取引手数料は以下の通りです。
国内株式
1注文の約定代金 | 手数料 |
---|---|
~10万円 | 152円 |
~30万円 | 330円 |
~50万円 | 524円 |
~100万円 | 1,048円 |
5,000万円を超えた場合の手数料は一律78,571円です。
ちなみに、野村證券では支店での取引も可能で、支店だと手数料も異なるので事前にチェックしておきましょう。
関連記事 : 野村證券の評判・口コミまとめ!実際のメリット・デメリットを解説
⑥岡三オンライン
IPO取扱実績 | 47件 |
---|---|
主幹事実績 | 4社 |
抽選方法 | 完全平等抽選 : 100% |
NISA口座 | 可 |
事前入金 | 不要 |
岡三オンラインのIPO投資は、申し込み時に事前入金が不要なことが大きな魅力です。
また、原則完全平等抽選となっているので、全ての投資家に公平なチャンスが与えられます。
乱数による公平な抽選で1人1単元を配分しているので、全ての投資化の当選確率が同じです。
事前入金が不要で完全平等抽選なことから、多くの初心者や資金力の低い投資家から人気がありますよ。
さらに岡三オンラインでは、投資信託保有による信用優遇手数料コースが適用されます。
信用優遇手数料コースが適用されると、IPOの当選確率もアップするので、岡三オンラインを利用する場合は投資信託も同時に行うことがおすすめです。
申込手数料と事前入金がいらないため、気軽に参加しやすいですよ。
IPOの取扱銘柄も増えてきているので、今後にも期待ができます。
岡三オンラインの手数料は、以下の2つのプランから選べます。
- 定額プラン
- ワンショットプラン
定額プランでは、現物株式と信用取引どちらも100万円まで手数料が無料です。
ワンショットプランの現物株式手数料は以下の通りです。
1注文の約定代金 | 手数料(税込) |
---|---|
~10万円 | 108円 |
~20万円 | 220円 |
~50万円 | 385円 |
~100万円 | 660円 |
~150万円 | 1,100円 |
~300万円 | 1,650円 |
以降100万円増加ごとに | 330円ずつ増加(上限は3,300円) |
関連記事 : 岡三オンラインの評判・口コミまとめ!手数料やツールについても解説
⑦大和証券
IPO取扱実績 | 49件 |
---|---|
主幹事実績 | 16社 |
抽選方法 | 完全平等抽選 : 10% |
NISA口座 | 可 |
事前入金 | 必要 |
大和証券は、人気の高い大手証券会社です。
IPOの取扱銘柄数や主幹事実績では毎年上位に上がり、IPOに強いといわれています。
特にIPOの主幹事実績が豊富であり業界内でもトップを争います。
ネット取引であれば、優遇抽選がなく完全平等抽選なので資金量に左右されずに当選を狙えます。
申込から購入までオンライントレード上で完結させられるので、手軽に参加できるのも魅力ですね。
また、メールサービスでは抽選結果を教えてもらえるので、購入タイミングを逃しません。
ちなみに、大和証券グループのCONNECTのIPOも人気があるので気になる方はぜひチェックしてみましょう。
大和証券の「ダイワ・コンサルティングコース」のインターネット手数料は以下の通りです。
約定代金 | 手数料 |
---|---|
最低手数料 | 2,090円 |
50万円 | 4,741円 |
100万円 | 9,482円 |
300万円 | 24,002円 |
500万円 | 38,522円 |
⑧楽天証券
IPO取扱実績 | 74件 |
---|---|
主幹事実績 | 0社 |
抽選方法 | 完全平等抽選 : 100% |
NISA口座 | 不可 |
事前入金 | 必要 |
楽天証券は、完全平等抽選なので、IPOに申し込んだ全ての投資家に公平なチャンスがあります。
そのため、初心者や資金力が少ない方にも人気が高いです。
年々IPOの取扱も増えているので、今後も期待できますよ。
取扱ツールも使いやすいと評判が良いので、IPO投資の初心者の方でも安心して申し込めるのも嬉しいですね。
楽天証券の手数料には以下の2つがあります。
- 超割コース
- いちにち定額コース
「いちにち定額コース」だと1日の約定代金の合計が100万円まで取引手数料が無料です。
超割コースの現物取引手数料は以下の通りです。
約定代金 | 取引手数料(税込) |
---|---|
~5万円 | 55円(税込) |
5万円~10万円 | 99円(税込) |
10万円~20万円 | 115円(税込) |
20万円~50万円 | 275円(税込) |
50万円~100万円 | 535円(税込) |
100万円~150万円 | 640円(税込) |
150万円~3,000万円 | 1,013円(税込) |
3,000万円超 | 1,070円(税込) |
楽天証券は手数料が安いと評判も良いので、コストを抑えたい方にもおすすめですよ。
※適用には手数料コース「ゼロコース」の選択が必要
関連記事 : 楽天証券の評判・口コミまとめ!ポイント投資や手数料も解説
⑨SBIネオトレード証券
IPO取扱実績 | 21件 |
---|---|
主幹事実績 | 17社 |
抽選方法 | 完全平等抽選 : 10% ステージ制抽選 : 90% |
NISA口座 | 可 |
事前入金 | 不要 |
SBIネオトレード証券は、購入代金なしで抽選に参加できることが大きなメリットです。
事前入金が必要ないので、誰でも気軽に参加しやすいですね。
また、抽選方式は取引実績や保有資産によって確率が変わるステージ制抽選と、完全平等抽選の混合抽選となっています。
完全平等抽選の枠もあるので、資金量が少ない方でも当選を期待できますよ。
IPO抽選優遇プログラムにおける条件や抽選票は以下の通りです。
ステージ | 抽選票 | 売買代金合計 | 保有現物株残高と保有投資信託残高の合計 |
---|---|---|---|
1 | 1票 | 3,000万円以上3億円未満 | – |
2 | 3票 | 3億円以上5億円未満 | 3億円以上5億円未満 |
3 | 5票 | 5億円以上10億円未満 | 5億円以上 |
4 | 10票 | 10億円以上30億円未満 | – |
5 | 20票 | 30億円以上 | – |
自分に該当するものがあるか確認してみましょう。
NISAからもIPOに参加できるので非課税制度を利用してコストを抑えられるのも嬉しいですね。
SBIネオトレード証券の手数料には以下の2つのプランがあります。
- 一律プラン
- 定額プラン
定額プランでは1日の約定代金合計額が100万円以下であれば手数料がかかりません。
一律プランの手数料は以下の通りです。
1注文毎の約定代金 | 手数料(税込) |
---|---|
5万円以下 | 50円 |
5万円超~10万円以下 | 88円 |
10万円超~20万円以下 | 100円 |
20万円超~50万円以下 | 198円 |
50万円超~100万円以下 | 374円 |
100万円超~150万円以下 | 440円 |
150万円超~300万円以下 | 660円 |
300万円超 | 880円 |
また、SBIネオトレード証券の手数料は業界最安水準で手数料満足度も非常に高いです。
売却手数料を抑えてIPO投資の利益を最大限にするためには、おすすめの証券会社ですよ。
関連記事 : SBIネオトレード証券の評判・口コミまとめ!手数料の安さが人気って本当?
⑩ auカブコム証券
IPO取扱実績 | 42件 |
---|---|
主幹事実績 | 4社 |
抽選方法 | 完全平等抽選 : 一定割合 |
NISA口座 | 可 |
事前入金 | 必要 |
auカブコム証券は、MUFGの三菱UFJモルガン・スタンレー証券が引き受けるIPOの申込が可能です。
そのため、IPOの取扱銘柄数の実績は安定しています。
三菱UFJフィナンシャルグループならではのメリットが大きいですね。
また、ウェブ上で手続きが可能なので、忙しい方でも簡単に申込ができます。
抽選方法は、一定割合を公正に行うので投資資金量が少ない方や初心者の方にも、当選可能性があります。
また、NISAからIPOに申し込めるのでコストを抑えてIPO投資の利益を最大限受け取れます。
auカブコム証券でNISA口座を開設すると、現物株式の手数料が最大5%割引されるNISA割があるので、おすすめですよ。
auカブコム証券の手数料は以下の2つのプランがあります。
- ワンショット手数料コース
- 1日定額手数料コース
「1日定額手数料コース」であれば、1日の合計約定代金が100万円以下まで手数料が無料です。
ワンショット手数料は以下の通りです。
約定代金 | 現物手数料(税込) |
---|---|
0円超~5万円以下 | 55円 |
5万円超~10万円以下 | 99円 |
10万円超~20万円以下 | 115円 |
20万円超~50万円以下 | 275円 |
50万円超~100万円以下 | 535円 |
100万円超 | 約定金額×0.099%(税込)+99円 |
上記の手数料は、プチ株やプレミアム積立以外の現物株式手数料です。
関連記事 : auカブコム証券の評判・口コミまとめ!手数料やツールも徹底解説
⑪GMOクリック証券
IPO取扱実績 | 1件 |
---|---|
主幹事実績 | 0社 |
抽選方法 | 完全平等抽選 : 100% |
NISA口座 | 可 |
事前入金 | 必要 |
GMOクリック証券は、完全平等抽選なので資金量や経験に関係なく、申し込んだ全ての投資家に同じく当選のチャンスがあります。
IPOの取扱実績は少ないですが、口座開設数も少ないため、ライバルが少ない穴場の証券会社と言えるでしょう。
また、GMOクリック証券のIPOの取扱があまり知られていないため、申込者も少ないことがあります。
口座開設数や申込者が多い大手の証券会社に比べて競争率も低くなるため、当選もしやすいでしょう。
大手の証券会社と同時に申し込むことがおすすめですよ。
また、NISAからも申し込めるので、非課税制度を利用して無駄なコストをカットできます。
初心者でも気軽に始めやすいので、ぜひ検討してみましょう。
GMOクリック証券の手数料には以下の2つのプランがあります。
- 1日定額プラン
- 1約定ごとプラン
1日定額プランであれば、1日の約定代金の合計が100万円まで無料で利用できます。
1約定ごとプランの現物取引手数料は以下の通りです。
約定代金 | 手数料 |
---|---|
~5万円 | 50円 |
~10万円 | 90円 |
~20万円 | 100円 |
~50万円 | 260円 |
~100万円 | 460円 |
~150万円 | 550円 |
~3,000万円 | 880円 |
3,000万円超 | 930円 |
GMOクリック証券の手数料は安いと評判も良いので、コストを抑えたい方におすすめですよ。
関連記事 : GMOクリック証券の評判・口コミまとめ!人気のFXや手数料についても紹介
⑫DMM株
IPO取扱実績 | 5件 |
---|---|
主幹事実績 | 0社 |
抽選方法 | 完全平等抽選 : 100% |
NISA口座 | 可 |
事前入金 | 不要 |
DMM株は、完全平等抽選なので初心者や資金量が少ない方にも当選可能性があるので、気軽に参加しやすいです。
また、事前入金が不要なことも嬉しいメリットですね。
IPOの取扱実績は少ないですが、事前入金が不要で抽選方法も平等なことから、IPO投資を始めたい多くの方に向いています。
また、NISA口座からも利用できるのでコストを抑えて最大限の利益を得られますよ。
抽選参加はスマホアプリから簡単に行えるので普段忙しい方でも、手軽に申し込めます。
当選すると、取引ツール、電話、メールで案内が来るので安心ですね。
DMM株の手数料は以下の通りです。
現物取引手数料
約定代金 | 手数料(税込) |
---|---|
5万円以下 | 55円 |
10万円以下 | 88円 |
20万円以下 | 106円 |
50万円以下 | 198円 |
100万円以下 | 374円 |
150万円以下 | 440円 |
300万円以下 | 660円 |
300万円超 | 880円 |
DMM株の手数料は業界最安水準なので、コストを抑えたい方におすすめです。
また25歳以下の国内株式の現物取引手数料は、実質無料なので25歳以下の方に特におすすめですよ。
関連記事 : DMM.com証券の評判・口コミまとめ!メリット・デメリット完全ガイド
IPOで投資するときの証券会社の選び方
IPO投資をするのであれば、証券会社選びは重要なポイントです。
選ぶうえで、証券会社を比較して自分に合ったところがどこか考えてみましょう。
比較したいポイントをまとめました。
- IPO銘柄の取扱数で選ぶ
- 主幹事数で選ぶ
- 抽選方法で選ぶ
- 口座開設数で選ぶ
- 事前入金で選ぶ
IPO銘柄の取扱数で選ぶ
IPOを多く取り扱っている証券会社かどうか確認してみましょう。
多ければ多いほど、チャンスも多くなりますよね。
業界最大手はSBI証券となっています。
まずは銘柄数で比較してみましょう。
主幹事数で選ぶ
IPO株の割り当てが多い主幹事であるかどうかも要チェックポイント。
主幹事数が多い証券会社を選べば、抽選に当選する確率は上がります。
銘柄数だけでなく、主幹事数にも着目してみてくださいね。
抽選方法で選ぶ
証券会社によって、抽選方法は異なります。
完全平等抽選もあれば、70%以上が平等抽選という形式も。
またSBI証券のようにポイント制度が導入されているケースもあります。
気になる抽選方法がないか確認してみましょう。
口座開設数で選ぶ
IPOは抽選である以上、ライバルが多ければ多いほど競争率は激しくなり当選しにくくなります。
あえて口座開設数の少ない証券会社を選ぶのも一つの手といえるでしょう。
とはいえ、そもそもIPOの銘柄数がどれくらいあるかも確認しておきたいですね。
口座開設数が多い人気の証券会社と、口座開設数が少ない証券会社どちらも確保しておけると安心です。
事前入金で選ぶ
複数口座開設をして、たくさんの抽選に申し込もうと思うとそれなりの資金が必要になります。
そこで確認しておきたいのが、事前入金が必要かどうか。
事前入金不要であれば、当選してから資金を用意すればいいため申し込みやすいといえます。
事前入金不要な証券会社は以下の通り。
- 松井証券
- 岡三オンライン
- 野村證券
- SBIネオトレード証券
- DMM 株
複数の証券でIPO投資を行っていきたいなら、事前入金不要な証券会社はおさえておきましょう。
できるだけ効率よく投資を進めていきたいですね。
関連記事:IPO投資のデメリットって何?メリットやポイントも分かりやすく解説
目的別におすすめの証券会社
これまでIPO投資におすすめの証券会社を12社紹介しました。
しかし自分に合った証券会社がどれなのかよく分からないという方もいますよね。
そこでこのトピックでは上記で紹介した12社の証券会社から、以下の項目別におすすめを紹介します。
証券会社選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
- IPO取扱実績
- 主幹事実績
- 抽選方法
- NISA口座対応の可否
- 事前入金の有無
関連記事:IPO株の買い方を分かりやすく解説!買う際のポイントやおすすめ証券会社
IPO取扱実績
IPOの取扱実績が多いと、その分人気の銘柄や自分の求めている銘柄の取引も可能になります。
IPO投資を積極的に行いたい方は、まず見ておきたいポイントですね。
IPOの取扱実績が多い証券会社は以下の3社です。
証券会社 | IPO取扱実績 |
---|---|
SBI証券 | 122件 |
SMBC日興證券 | 80件 |
楽天証券 | 74件 |
特にSBI証券はIPOの取扱実績が圧倒的に多いので、IPO投資には欠かせませんよ。
取扱数で選ぶなら、まずSBI証券の口座を開設しましょう。
主幹事実績
IPO投資において、主幹事になるとIPOの中心的な役割を担います。
そのため、IPOの割当数も多くなり当選確率が他の証券会社に比べて高くなります。
IPO投資には主幹事数の実績も必須で見ておくようにしましょう。
IPOの主幹事数が多い証券会社は以下の3社です。
証券会社 | IPO主幹事数 |
---|---|
野村證券 | 28社 |
SMBC日興證券 | 26社 |
SBI証券 | 21社 |
上記の通り、主幹事数が多い証券会社は野村證券です。
野村證券は非常に人気のある大手の証券会社なので、主幹事を務める回数も多いですね。
野村證券の完全平等抽選は10%ですが、割当数が多いため、全ての方が当選を期待できますよ。
SBI証券とSMBC日興證券は、IPO取扱実績、主幹事実績共に上位なので、IPOに強い証券会社だと分かりますね。
抽選方法
抽選方法によって当選確率は大きく変わるので、事前に確認しておきたいですね。
インターネットでの主な抽選方法には以下の3つがあります。
- 完全平等抽選
- 平等抽選
- 優遇抽選
上記の中で、資金量に左右されず全ての方に平等な当選チャンスが与えられるのは、完全平等抽選のみです。
そのため、はじめたての方や投資資金が少ない方は、完全平等抽選を行っている以下の証券会社から選ぶと良いでしょう。
- 楽天証券
- 岡三オンライン
- マネックス証券
- GMOクリック証券
- DMM株
上記の5社は、完全平等抽選100%なので、IPOに申し込んだ全ての投資家が当選を期待できますよ。
NISA口座対応の可否
NISA口座からIPOに申し込めることで、IPO株の売却手数料をかけずにIPO投資の利益を最大限得ることができます。
IPO投資では、購入手数料がかかりませんが、売却手数料はある程度かかってしまいます。
そのため、NISA口座からの利用や、手数料が安い証券会社を選ぶことが大切です。
今回紹介した証券会社のうち、楽天証券以外の会社はNISA口座からIPOに参加できます。
もし自分の利用したい証券会社がNISA口座から参加できない場合は、手数料を把握しましょう。
証券会社によっては、自分の取引スタイルに合わせた選べる手数料プランがあるので、よりコストを抑えられるプランを選ぶことが重要です。
手数料は意外と負担になるので注意しましょう。
事前入金の有無
IPO投資では、証券会社によって購入資金が必要になるタイミングが異なります。
多くの証券会社では抽選時に資金が必要になりますが、当選後に用意すれば良い証券会社もあります。
事前入金が必要ないことで、資金を他の投資にも回しやすくなるのでおすすめです。
また、資金拘束の期間が長く、資金量が少ない場合、他の投資においてチャンスを逃してしまう可能性もあります。
初心者や資金量が少ない方は事前入金が必要ない証券会社だと気軽に参加できるので、おすすめです。
事前入金がいらない証券会社は以下の通りです。
- 野村證券
- 岡三オンライン
- 松井証券
- SBIネオトレード証券
- DMM株
関連記事 : 【10社厳選】ネット証券会社おすすめランキング!初心者に人気の証券を紹介
IPO投資では複数の証券会社から申し込むことがおすすめ!
IPO投資は人気の高い投資方法ですが、当選確率は低いため複数の証券会社から申し込むことがおすすめです。
1社のみに絞って参加しても当選確率を上げることは難しいです。
上記で紹介した目的別に、自分に合った証券会社をいくつか口座開設してみましょう。
また、口座開設にかかる時間は証券会社によって異なるので、余裕を持って申し込むことがおすすめです。
IPOは当選しにくい投資ですが、1度落選しても諦めずに継続させるようにしましょう。
関連記事:IPO株は儲かるって本当?リスクや仕組みも徹底解説
IPO投資に関するQ&A
このトピックではIPO投資に関するよくある質問について以下の4つについて紹介します。
- IPO投資のメリット・デメリットって何?
- IPO投資ってどうやって始めれば良いの?
- IPO投資の売るタイミングっていつ?
- IPO投資ってなんで人気なの?
- 必要な資金はいくら?
- 当選確率を上げるには?
- 証券会社によって銘柄に違いはある?
- 資金力がない場合は?
Q.IPO投資のメリット・デメリットって何?
IPOの主なメリットは以下の通りです。
- 勝率が高い
- 少額から投資可能
- 購入手数料が無料
- NISA口座からも参加できる
- 落選しても損失がない
IPOの主なデメリットは以下の通りです。
- 当選確率が低い
- 事前入金や資金拘束がある
- 公募価格割れの可能性がある
- 上場後の株価の動きが激しい
IPO投資の大きなメリットは勝率が高いこと、大きなデメリットは当選確率が低いことです。
IPO投資は人気のある投資方法ですが、メリットもデメリットもあるので、事前に両方把握した上で始めましょう。
Q.IPO投資ってどうやって始めれば良いの?
IPOの始め方は以下の通りです。
- 証券会社を選んで証券口座を作る
- スケジュールや目論見書を確認する
- ブックビルディングに申し込む
- 当選した後購入手続きを行う
- 購入したIPO株を売る
IPO投資は基本的に上記の流れで始めましょう。
ただし、購入金額の入金タイミングは、証券会社によって異なるので事前に確認が必要です。
多くの場合は、抽選の段階で事前入金が必要なことが多いですよ。
まずは、自分に合った証券会社を見つけて、口座を開設しましょう。
Q.IPO投資の売るタイミングっていつ?
IPO投資では基本的に「初値売り」で利益を出します。
IPO投資では購入金額である公募価格よりも、初値が上回ることが多いです。
そのため、初心者の方や投資の売買タイミングが難しいという方は、初値売りをしましょう。
初値売りをせずに保有することも可能なので、株価の上昇が見込める場合は保有することも1つの手です。
しかし、IPO投資では上昇後の株価の動きが激しいため、売るタイミングが難しくなります。
保有して売るタイミングを見極めることはリスクもあるので、注意しましょう。
Q.IPO投資ってなんで人気なの?
IPO投資は、基本的に儲りやすい投資方法なので多くの投資家から人気を集めています。
絶対に儲るとは限りませんが、過去のIPO投資からも勝率が非常に高いことが分かります。
また初心者でも簡単に利益を出せるので、全ての投資家にとって参加しやすいですね。
IPO投資が儲りやすい理由としては主に以下の通りです。
- 公募価格が低めの設定だから
- 買い手が多い投資だから
- 値上がりがしやすく大きな利益を得られる可能性が高いから
IPO投資は人気がありますが、始める際はリスクも考慮するように気をつけましょう。
Q.必要な資金はいくら?
銘柄にもよりますが、基本的には10~50万円程度必要となります。
購入手数料はかかりませんから、少額からでも取り組めますね。
また抽選時には口座残高0でも申し込める証券会社もあります。
すぐには資金が用意できない方は、まずは前受金が必要ないシステムの証券会社がおすすめですよ。
Q.当選確率を上げるには?
証券会社選びの時点で、当選確率を意識して選ぶようにしましょう。
確認しておきたいポイントは以下の通りです。
- 抽選がどれくらい平等か
- 口座開設数は多すぎないか
- 主幹事数はどうか
- IPO実績はどうか
ライバルの数がどれくらいなのか、IPO当選のチャンスがどれくらいあるのかが重要なポイント。
なんとなく申し込むのではなく、証券会社からこだわって選びたいですね。
Q.証券会社によって銘柄に違いはある?
違いはあります。
証券会社によって取り扱う銘柄数は異なりますから、気になる銘柄があるなら、どこの証券会社で扱われているのかは確認しておきたいですね。
特に希望の銘柄が決まっていないなら、取扱銘柄数が多いSBI証券などがオススメ。
またマネックス証券も比較的IPO銘柄は多めです。
口座は一つでなくても問題ありませんから、複数開設してチャンスを増やしましょう。
Q.資金力がない場合は?
抽選が完全平等である証券会社を選びましょう。
優遇抽選の場合、資金力がない投資家は不利です。
少しでも当選確率を上げるためにも、完全平等抽選かどうかを確認しておきたいですね。
それでいて、SBI証券でも抽選に参加してポイントを貯めておけば、今後の当選確率も上がるかもしれませんよ。
関連記事 : 株を買うタイミングはいつ?初心者が知っておきたい株の買い方・売り方
自分に合った証券会社を見つけてIPO投資を始めよう!
IPOにおすすめの証券会社はたくさんあります。
しかしそれぞれ特徴が異なるので、自分に合った証券会社を利用することが大切です。
抽選方法や購入代金の入金タイミングなど、あらゆる要件を見極めて慎重に選びましょう。
当選確率を少しでも上げるためには、複数の証券会社から申し込むことがおすすめです。
IPO投資では落選しても損失がないため、興味のある方はぜひ始めてみましょう。
落選しても諦めずに続けることが当選への第一歩ですよ。
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